#author("2018-07-11T07:03:03+09:00","","")
*デッキビルディング [#a73e7828]

[[デッキ]]を組むこと、構築すること。
その[[デッキ]]をどういったものにするかはあらかじめ[[コンセプト]]を定め、それを活かす構成にする必要がある。(>[[デッキ集]]を参照)

個々人の[[カード資産]]差や[[コンボ]]発想のセンス等が問われ、[[プレイヤー]]の腕が試される瞬間である。

デッキビルディングは上級者でも骨の折れる作業なので、じっくりと時間をかけて行い、納得のいく構成になるようにするのが望ましい。

-デッキビルディングの定石とされる事項を以下にまとめる。以下の点に留意すると安定したデッキになり易い。

***使用する[[フィニッシャー]]や[[コンセプト]]を絞る [#ie018ff8]
例えば、[[進化GV]]の[[《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》]]や[[究極進化]]の[[《神羅ドラグ・ムーン》]]が同じ[[デッキ]]に共存していては、[[事故]]が起きることは明白だろう。

また、漫画の[[切札 勝舞]]は[[速攻]][[デッキ]]に[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]や[[《バルキリー・ドラゴン》]]を入れていることがあった。だが、[[速攻]][[デッキ]]にこのような[[コスト軽減]]、[[コスト踏み倒し]]の[[能力]]を持たない[[ファッティ]]を入れて活躍されるのは無理がある。

それぞれのカードの性質を見極め、そのカードが最も活きるような構成を心掛けるべきである。時には、同じ[[デッキ]]に何種類も[[フィニッシャー]]を入れるのを諦めて素直に別の[[デッキ]]を作成するのも手だろう。

***[[カードプール]]を把握する [#fe5dc24c]
[[コンセプト]]が決まった場合、そのコンセプトに見合ったカードをいくつか組み合わせていくとよい。そのためには、現在使用可能なカードにどのようなものがあるのかきちんと把握するべきだろう。デッキレシピ投稿サイトなどでいくつかのレシピを見ながら相性のいい[[カード]]を調べていくと効率がいい。

***[[文明]]のバランスに気を付ける [#ifa87dee]
投入する[[文明]]の枚数が少ないと[[色事故]]が起きる可能性が高まる。[[5色デッキ]]や、[[タッチ]]を利用する[[デッキ]]でないならば、4色以上の構築は避けるべきである。また、序盤に[[マナブースト]]や[[ドローソース]]を使いたい場合、少なくとも[[デッキ]]の5分の2、15枚程度はその[[文明]]のカードを入れなければならない。[[多色]][[カード]]を数枚挿したり、[[S・トリガー]]の枠を調整するなど、[[事故防止]]に努めたい。

***[[マナカーブ]]に気を配る [#yc8a47e9]
[[重い]][[フィニッシャー]]を積み過ぎると序盤の[[事故]]の確率が高まり、[[軽い]]カードが多いとデッキ全体の[[カードパワー]]が低くなって終盤に押し負けてしまう。[[重量級]]と[[軽量級]]のバランスを取ることを心掛けたい。ただし[[連ドラ]]や[[ビッグマナ]]のような[[ファッティ]]ばかりのデッキや、[[速攻]]のような[[ウィニー]]ばかり採用するものもあるので一概には言えないことではある。

***軽いカードはまとまった枚数を投入する [#d5f7fa1f]
例えば[[マナブースト]]の[[《フェアリー・ライフ》]]や[[ドローソース]]の[[《エナジー・ライト》]]は、その性質上序盤で使いたいカードである。これらのカードを安定して序盤に使用するならば、当然3、4枚入れなければうまく引いてくることはできない。

***手札補充を利用する [#t69f0c3b]
[[ドロー]]の手段が限られている[[デュエル・マスターズ]]では、[[カード]]を毎ターン使用しているとすぐに[[手札]]が尽きてしまう。[[今引き]]状態では[[テンポアドバンテージ]]が削がれてしまうので、[[手札]]を回復する手段を用意しておきたい。また、何らかの[[サーチ]][[カード]]を利用することで、自分の戦略をより円滑に進めやすくなる。

[[手札補充]]は[[水]]の[[ドローソース]]が代表的だが、[[闇]]は[[クリーチャー]]の[[サルベージ]]、[[光]]は[[呪文]]の[[サルベージ]]など[[手札補充]]は各[[文明]]に存在する。

**その他 [#o7676b11]
***なるべく[[同型再販]]を使用する [#i32820de]
相手に[[《天使と悪魔の墳墓》]]を使われることを想定し、同じ性能ならばなるべく別の名前のカードを使用するのがよい(>[[墳墓避け]])。例えば、[[ラムダビート]]で[[《幻緑の双月》]][[《シビレアシダケ》]][[《大冒犬ヤッタルワン》]]をそれぞれ2枚ずつ採用するなど。もちろん、[[種族デッキ]]など[[種族]]の統一を重視する場合はその限りではない。

***[[呪文]]に依存し過ぎない [#b9496fb5]
[[呪文]]に対する[[メタカード]]は多い。[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]や[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]などの[[呪文]][[メタ]]に引っかかって何もできなくなったり、[[《ヴォルグ・サンダー》]]で大量に[[山札]]を削られる可能性がある。[[デッキ]]の[[クリーチャー]]比率をなるべく高めるか、[[呪文]]以外の[[除去]]を用意するなど、なんらかの対抗手段を用意するのが望ましい。

***[[サイキック・クリーチャー]]に依存しすぎない [#c214c58f]
[[呪文]]と同じく、[[サイキック・クリーチャー]]への[[メタカード]]も多い。下手をすれば[[《暴走龍 5000GT》]]や[[《猛虎ライガー・ブレード》]]で[[フィニッシャー]]を一掃されてしまうこともある。通常[[クリーチャー]]の[[フィニッシャー]]も用意するか、それら[[メタカード]]への対策を怠らないようにしたい。

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**その他 [#f9a0593e]
-[[デッキ]]を組む際には、[[殿堂入り]]以外の[[ルール]]にも注意。[[ブロック構築]]など、使用できるカードに制限がある場合もある。[[デュエル・マスターズ公式HP]]で告知されているので、[[公式大会]]や[[公認大会]]、[[公認グランプリ]]に出る際には[[使用禁止カード]]を確認するようにしたい。

-著しく完成度の低い[[デッキ]]は[[ジャンクデッキ]]と呼ばれる。[[ジャンクデッキ]]にならないようにするためにも、デッキビルディングには気を配りたい。

-公式ルールで[[殿堂レギュレーション]]に則っている必要があるのはこのデッキビルディングの段階であり、ゲーム開始後に[[《カモン・ビクトリー》]]で[[《無双竜機ボルバルザーク》]]を持ってきた場合は違反にはならない。もっとも、運次第なので狙って行うのはかなり難しい。

-[[デッキ]]にメインとなる[[文明]]以外のカードを少しだけ入れることを「[[タッチ]]」という。多くの[[文明]]のカードを採用することは動きの多様化につながるが、同時に[[事故]]の確率が高まるので、デッキの構築に慣れた上級者向けのテクニックである。

-[[アーキタイプ]]ではないデッキを1から組む場合は、[[コンセプト]]となった[[カード]]または[[コンボ]]と相性のいいカードを探し、いくつか組み合わせていくといい。

-[[デッキ]]の構築費用を抑えたい場合、あらかじめ[[プロキシ]]でテストプレイを行うとよい。本当に必要な枚数を把握してから買い揃えていくことで、余計な出費を減らすことができる。

-[[ガチデッキ]]を組む場合、[[メタデッキ]]をコピーしたもの(>[[コピーデッキ]])を試しに回してみることも有効である。実際の使用感覚を知ることで、適切なカードの選択や、弱点・欠点を知ることができるからである。

-初心者のうちは[[カードプール]]や[[プレイング]]を把握できていない事が多いので、[[コピーデッキ]]を組むか、他人に[[デッキ]]を組んでもらうとよい。[[構築済みデッキ]]を購入するのも手。また、[[デュエル・マスターズ公式HP]]では[[DMデッキ開発部]]で最新弾のカードを使ったデッキを紹介しているので、そちらを参考にするのもいいだろう。

//どなたか追記お願いします。
**参考 [#rd54bf07]
-[[用語集]]
-[[デッキ]]
-[[マナカーブ]]
-[[タッチ]]
-[[事故防止]]
-[[ジャンクデッキ]]