#author("2018-08-17T10:30:29+09:00","","")
*ダイヤモンド状態 [#ve394d47]

何らかの理由で[[攻撃]]できない[[クリーチャー]]が[[攻撃]]できるようになった状態のこと。
[[《ダイヤモンド・カッター》]]や[[《ダイヤモンド・ソード》]]など、この[[効果]]を生成するものは[[カード名]]に「ダイヤモンド」とあるものが多いことから、「ダイヤモンド状態」と呼ばれるようになった。

|ダイヤモンド・ソード R 光文明 (3)|
|呪文|
|このターン、自分のクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃することができない効果はすべて無効になる。(召喚酔いや、「このクリーチャーは攻撃することができない」または「このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない」などの効果が無効になる。ただし、この効果によってクリーチャーを攻撃することは可能にならない)|

攻撃できない理由は「[[攻撃を制限する>攻撃できない]][[継続的効果]]」と「[[召喚酔い]]」がある。
攻撃できないクリーチャーを攻撃可能にする効果は次の3種類ある。
-攻撃を制限する[[継続的効果]]を無効にする
-攻撃を制限する能力を失わせる
-召喚酔い状態の如何にかかわらず攻撃できるようにする

これらのカードは主に[[ブロッカー]]が持つ「このクリーチャーは[[攻撃できない]]」「このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない」を無効化するために使われる。

-[[カード]]によって[[攻撃]]できるようになる目標や[[効果]]が及ぶ範囲が異なるので、[[テキスト]]をよく読むよう注意したい。

-&bold(){[[攻撃できない]]という[[継続的効果]]を無効にする特別な[[効果]]}なので、ダイヤモンド状態の[[クリーチャー]]に影響する[[攻撃できない]]効果を生成しても、[[攻撃]]できる。[[《スローリー・チェーン》]]が[[腐る]]のは大きい要素と言える。

-[[《偽りの名 オレワレオ》]]と[[《光器の裏技ディーヴァ・ライブ》]]、[[《天命王 エバーラスト》]]は例外で、「[[継続的効果]]を無効にする」のではなく、「[[能力]]を失わせる」のに過ぎない。ゆえに外部から[[攻撃できない]][[効果]]を[[付与]]される場合には無力となる。たとえば[[《勝利のプリンプリン》]]で身動きが取れなくなっている状況を、[[《ダイヤモンド・ソード》]]で打開することはできるが、[[《光器の裏技ディーヴァ・ライブ》]]では不可能。
--2015年度全国大会「デュエルマ☆スターカップ」日本一決定戦決勝トーナメントにおいてこの違いによるトラブルが発生している(一度決着が付いているため勝敗は変更なし)。以下のリストでダイヤモンド状態を生み出すカードがそれぞれ無効化できる範囲を覚えておくと良いだろう。
--また、「[[能力]]を失わせる」と言ってもテキストごとなかったことにはならない。例えば「クリーチャーは攻撃できない」能力を持つ[[《禁断》]]にこれらのタイプのダイヤモンド状態を与えても、攻撃できるのは自身の[[能力]]で制限を受けていた[[《禁断》]]のみで、他のクリーチャーが攻撃できるようにはならない。

*ダイヤモンド状態にするカード [#d449ae74]
|カード名|攻撃可能になるクリーチャー|攻撃できるようになる目標|無効になる攻撃制限(※)|
|[[《ダイヤモンド・カッター》]]|自軍全て|相手プレイヤー|効果、召喚酔い|
|[[《ブルータル・リベンジャー》]]|[[《ブルータル・リベンジャー》]]自身|適正な目標全て|効果、召喚酔い|
|[[《ダイヤモンド・ソード》]]|自軍全て|相手プレイヤー|効果、召喚酔い|
|[[《光神龍ダイヤモンド・グロリアス》]]|自軍全て(自身除く)|相手プレイヤー|効果、召喚酔い|
|[[《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》]]|自軍全て(自身除く)|相手プレイヤー|効果、召喚酔い|
|[[《ミラクル・ポータル》]]|一体|相手プレイヤー|効果|
|[[《森の指揮官コアラ大佐》]]|一体|適正な目標全て|効果、召喚酔い|
|[[《白騎士の開眼者ウッズ》]]|自軍[[ブロッカー]]全て|相手プレイヤー|効果、召喚酔い|
|[[《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》]]|自軍[[ブロッカー]]全て|適正な目標全て|効果|
|[[《偽りの名 オレワレオ》]]|自軍[[ブロッカー]]全て|相手プレイヤー|能力|
|[[《大行進・スパーク》]]|自軍[[ガーディアン]]全て|相手プレイヤー|効果|
|[[《ヘブンズ・サンダー》]]|自軍[[ブロッカー]]一体|適正な目標全て|効果|
|[[《光器の裏技ディーヴァ・ライブ》]]|自軍全て|適正な目標全て|能力|
|[[《天命王 エバーラスト》]]|自軍[[ブロッカー]]全て|適正な目標全て|能力|
|[[《奇石 トランキー/アイ・オブ・ザ・タイガー》]]|自軍[[ブロッカー]]全て|適正な目標全て|能力|

※注釈
+能力は「攻撃を制限する能力を失う」、効果は「攻撃を制限する効果が無効になる」、召喚酔いは「召喚酔いにかかわらず攻撃できる」をそれぞれ意味する。
+[[《ブルータル・リベンジャー》]]、[[《森の指揮官コアラ大佐》]]、[[《白騎士の開眼者ウッズ》]]ら3枚は、[[召喚酔い]]に特に言及されていないが[[召喚酔い]]も無効化されるという裁定が出されている。本来召喚酔いはルールであり、無効化されるには明文化される必要性がある。

**その他 [#ad5f8e96]
-[[Magic:The Gathering]]では召喚酔いを無効化する効果は存在せず、召喚酔いを克服する効果は「【速攻】(DMにおける[[スピードアタッカー]])を与える」とデザインされる。

-[[デュエル・マスターズ]]において、特定の能力を完全に無効化する能力は少ないが、このダイヤモンド状態を生み出す[[カード]]は、古くから存在し、戦略に影響を与え続けている。相手のカードの能力を無効化して妨害するようなカードは[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]と[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]くらいしかいない。

-[[スノーフェアリー]]の[[進化クリーチャー]]にも「ダイヤモンド」と付くが、ダイヤモンド状態とは特に関係ない。

**参考 [#ab7dc3e3]
-[[用語集]]
-[[《ダイヤモンド・ソード》]]