#author("2018-08-12T20:43:32+09:00","","")
#author("2018-08-12T20:48:11+09:00","","")
*ゼン&アク [#c24ed8f4]

[[《究極神アク》]]と[[《超絶神ゼン》]]の[[G・リンク]]形態、およびそれらを[[切札]]に据えた[[デッキ]]。基盤を同じくそれらを[[《世紀末ゼンアク》]]さしかえた[[デッキ]]もここで扱う。

|究極神アク SR 水/闇文明 (7)|
|クリーチャー:ゴッド 9000+|
|マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。|
|W・ブレイカー|
|自分のゴッドが破壊される時、そのゴッドを墓地に置くかわりに自分の手札に戻してもよい。|
|G・リンク《超絶神ゼン》の左横|
|このクリーチャーがリンクしていて攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。|

|超絶神ゼン VR 光/自然文明 (7)|
|クリーチャー:ゴッド 8000+|
|マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。|
|ブロッカー|
|W・ブレイカー|
|G・リンク《究極神アク》の右横|
|このクリーチャーは、リンクしている時「Q・ブレイカー」を得、自分のターンの終わりにアンタップされる。|

この2体がG・リンクすると、以下のようになる。 

|超絶神ゼン/究極神アク 水/闇/光/自然文明 (7+7)|
|クリーチャー:ゴッド 17000|
|マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。|
|ブロッカー|
|Q・ブレイカー|
|自分のゴッドが破壊される時、そのゴッドを墓地に置くかわりに自分の手札に戻してもよい。|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。|
|自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。|

リンクすれば強力な[[ゴッド]]であるのは言うまでもないが、特筆すべき性質はその圧倒的制圧力である。17000という高い[[パワー]]に加えて[[除去]]耐性と[[ブロッカー]]を持ち、[[アタックトリガー]]での[[確定除去]]で盤面を奪いつつターンの終わりには[[アンタップ]]される。[[クリーチャー]]に[[攻撃]]した場合、[[バトル]]と[[アタックトリガー]]と[[ブロッカー]]で実に3体分の[[クリーチャー]]の[[攻撃]]を受け止めてしまう。
[[モヤシ]]効果で[[破壊]]では自力で立て直してしまう。[[確定除去]]を放つのもあって、レイトゲームには極めて強い。

半面で、実はワンショットといったフィニッシュ力には劣る。1度[[攻撃]]する事だけを想定するなら、[[確定除去]]1発と[[Q・ブレイカー]]だけであり、14[[マナ]]分と[[カード]]としては魅力に欠けるのがわかる。
運用する時は、この[[ゴッド]]のフィニッシュ力は1度のあれこれではなく、それより前の粘り強い攻防や、[[G・リンク]]時の盤面のまくり返しにあることを忘れないでおきたい。

総じて、レイトゲームに極めて強い、優秀な[[ゴッド]]のフィニッシャーである。

-[[背景ストーリー>第二十四弾〜第二十七弾背景ストーリー]]ではすべてを無に返す強大な力を持った[[ゴッド]]として登場。[[《悪魔神バロム・エンペラー》]]が率いる[[闇]]の軍勢と激突する。&br;争いの後に消滅したと思われていたが、[[神化編]]にて「神世界都市」と共に復活。再び5文明と対峙する。

-[[《ミラクルとミステリーの扉》]]と[[《リアルとデスの大逆転》]]の[[フレーバーテキスト]]から、ゼンとアクの思想は真逆である事が読み取れる。&br;真逆の思想を持つ彼らが何故[[G・リンク]]しているのか気になるところ。&br;また、収録されたパック名も「超絶VS究極」と、ゼンとアクが対立している事を示唆するようなものとなっている。

-[[《ゴッド・サーガ》]]のイラストにいるのはこの2体。

-[[DMC-57 「ザ・ゴッド・キングダム」]]の中心となる[[ゴッド]]。[[G・リンク]]時にイラストの中央に現れる巨大な[[クリーチャー]]が[[《創造神サガ》]]として[[カード]]化され、同[[デッキ]]中で[[シナジー]]を形成している。

-[[《創造神サガ》]]などの[[クリエイター]]と[[シナジー]]を持ち、任意で[[G・リンク]]を解除することができる現時点で唯一の[[ゴッド]]。

-漫画「デュエル・マスターズFE」では、[[ヘヴィ・デス・メタル]]を狙ってインドを襲撃した[[ザキラ]]に対して大僧正が使用。しかし一度は[[G・リンク]]したものの、[[《デーモン・ハンド》]]と[[《暗黒王デス・フェニックス》]]の連続攻撃により1ターンで倒され、再び召喚されたアクもヘヴィ・デス・メタルの前に敗れ去る。ザキラに「何が究極神だ」と馬鹿にされてしまい、この初登場では散々な扱いである。&br;映画2作目の後日談で[[神月 ミカド]]が使用。[[《創造神サガ》]]の能力によってリンク状態が2体並び、切札勝舞のシールドとクリーチャーを全て破壊するが、[[《デュアルショック・ドラゴン》]]から進化した[[《超竜サンバースト・NEX》]]の活躍で勝舞の勝利に終わる。

-アニメ「ビクトリーV3」では[[ヨミ]]が使用。[[アタックトリガー]]で[[《百万超邪 クロスファイア》]]を[[破壊]]した際、漫画「SX」において[[創世神]]が[[《ボルシャック・クロス・NEX》]]を消滅させたように消し去り、[[勝太>切札 勝太]]に深い傷跡を遺した。

-リンク後の略称に関しては普通に左から読むと「アクゼン」だが、語呂の関係で「ゼンアク」と呼ぶ事が多い。コロコロや公式などではリンク後の呼称は「ゼンアク」で統一されている。

-おおせよしお作の漫画において、主人公のゼンアクの評価は「2体で1体なんてズルい」。[[ヘヴィ・デス・メタル]]や[[五元神]]などを無視しているような言い方だが、そもそも漫画が[[スーパーデッキ・サーガ]]の宣伝であるため仕方がないか。

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*ゼン&アク(デッキ) [#pc0f6509]
[[《究極神アク》]]・[[《超絶神ゼン》]]を軸に据えた[[デッキ]]。双方7[[コスト]]と重く、13〜14[[マナ]]あれば一気に[[G・リンク]]を狙えることも踏まえ、大量の[[マナブースト]]を基盤に構築するのが一般的。[[《世紀末ゼンアク》]]を扱う場合も、運用性の違いこそあれ度性質はほぼ同等で、必然的に構築理念も同等である。

[[《究極神アク》]]・[[《超絶神ゼン》]]の色である[[火]]抜き4色は極めて[[コントロール]]力が高く、[[マナブースト]]、[[ハンデス]]、[[ドロー]]、[[サルベージ]]といったものを自由に扱うことが出来る。一度[[マナ]]が溜まってしまえば状況に合わせてあらゆる札を使い分けることが出来、[[アドバンテージ]]の取り合いに極めて強い。
半面で[[火]][[文明]]のパワーカードを扱えないためフィニッシュ力には欠ける。また、各[[文明]]の[[コントロール]][[カード]]を自由に扱うには[[デッキ]]内の[[文明]]配分にも気を配らねばならない。
そこを補うのが[[《究極神アク》]]&[[《超絶神ゼン》]]であり、強烈かつ粘り強い[[フィニッシャー]]でありながらも色基盤として極めて優秀と来ている。

[[《究極神アク》]]・[[《超絶神ゼン》]]は周りの[[カード]]とシナジーが薄いため、必然的に[[デッキ]]は[[コントロール]]用の[[カード]]や[[グッドスタッフ]]で固められることになり、[[デッキ]]を回す過程で[[《究極神アク》]]・[[《超絶神ゼン》]]を立てて[[G・リンク]]を狙っていくのが基本となる。これは制圧力からくるレイトゲームに強い[[フィニッシャー]]である[[《究極神アク》]]&[[《超絶神ゼン》]]に非常にマッチした構想と言える。
構築自由度が極めて高く[[環境]]に適応しやすいのもあり、[[極神編]]以降から強力な[[デッキ]]タイプとして確立した。

人によって構築や方針が大きく変わるため一概には言えないものの、[[マナブースト]]と[[ハンデス]]に力を入れたものが一般的でかつ強力。
ゼン&アクの運用性を高めたり選択を増やす[[マナブースト]]と、ジリ貧に持ち込むための[[ハンデス]]は必須ともいえる存在である。
構築自由度、カスタマイズ性能共に高く、[[環境]]や好みに合わせて細かな調整が出来るのが魅力。ビルディング・[[プレイング]]が直に響くため玄人向きの[[デッキ]]であるが、故に人気も高い。

[[《究極神アク》]]・[[《超絶神ゼン》]]のカラーである[[火]]抜き4色、[[火]]を加えた5色で組まれることが多いが、[[《大地と永遠の神門》]]を利用し[[《究極神アク》]]以外の[[水]]を排斥した3色構成も存在する。
[[《世紀末ゼンアク》]]を使用し[[自然]]を排斥する3色構成も可能であるが、[[コスト踏み倒し]]を基本とするため戦術は大きく異なる。
以下は[[火]]抜き4色の解説となる。5色の構築に関しては[[5色ゼンアク]]を参照。
以下は[[火]]抜き4色の解説となる。5色の構築に関しては[[【5色ゼンアク】]]を参照。

*主要カード [#ed964286]
|[[《超絶神ゼン》]]|[[コンセプト]]。単体では[[準バニラ]]の[[ブロッカー]]|
|[[《究極神アク》]]|[[コンセプト]]。[[ゴッド]]を[[モヤシ]]化|

|[[《世紀末ゼンアク》]]|[[コンセプト]]。上記2体セットと選択。大まかには[[G・リンク]]した上記と同じ性能|

*候補カード [#t26f5d63]
**単色 [#d5cbe2ec]
|[[《桜風妖精ステップル》]]|[[マナブースト]]|
|[[《青銅の鎧》]]|~|
|[[《霞み妖精ジャスミン》]]|[[マナブースト]]。[[《世紀末ゼンアク》]]と[[シナジー]]あり|
|[[《剛撃古龍 テラネスク》]]|手札補充、サーチを兼ねる強力[[マナブースト]]|
|[[《二角の超人》]]|[[cip]]で[[マナブースト]]と[[マナ回収]]。9[[コスト]]域へのアクセス手段としても優秀|
|[[《解体人形ジェニー》]]|[[ピーピング]][[ハンデス]]|
|[[《神炎の影グレイブ・ディール》]]|防御札|
|[[《威牙の幻ハンゾウ》]]|[[シノビ]]|
|[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]|3枚の[[ピーピング]][[ハンデス]]|
|[[《スペース・クロウラー》]]|[[サーチ]]|
|[[《バキューム・クロウラー》]]|置きドロソ。[[cip]][[クリーチャー]]が多くなるため|
|[[《アクア・サーファー》]]|防御札|
|[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]|[[cip]]で[[呪文]]を[[墓地]]から[[唱える]]|
|[[《クイーン・アマテラス》]]|[[デッキ]]の[[呪文]]を使い分ける[[グッドスタッフ]]。[[《大地と永遠の神門》]]も打てる|
|[[《黙示賢者ソルハバキ》]]|小回りの利く[[マナ回収]]|
|[[《光牙忍ハヤブサマル》]]|[[シノビ]][[《世紀末ゼンアク》]]と[[シナジー]]あり|
|[[《光牙王機ゼロカゲ》]]|[[シノビ]][[《世紀末ゼンアク》]]と[[シナジー]]あり|
|[[《粛清者モーリッツ》]]|[[タップ&デストロイ]]。[[ブレイク]]とは別の方向性のダメ押し|
|[[《魔光王機デ・バウラ伯》]]|[[呪文]]の[[サルベージ]]|
|[[《迎撃の守護者エビンビー》]]|[[タップ&デストロイ]]。[[ブレイク]]とは別の方向性のダメ押し|
|[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]|置きドロソ。[[ハンデス]]で[[手札]]をズタズタにした後など|
|[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]|[[cip]]で[[シールド交換]]。盾埋め対策にも|
|[[《閃光の守護者ホーリー》]]|防御札。[[タップ&デストロイ]]|
|[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]|[[呪文]][[ロック]]。サブ[[フィニッシャー]]|
|[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]|~|

**多色 [#h2272e7f]
|[[《デュエマボーイ ダイキ》]]|[[モード]]で[[ドロー]]か[[マナブースト]]|
|[[《飛散する斧 プロメテウス》]]|[[マナブースト]] 兼 [[マナ回収]]|
|[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]|[[マナブースト]]&[[ハンデス]]|
|[[《無頼聖者スカイソード》]]|[[マナブースト]]&[[シールド追加]]|
|[[《青寂の精霊龍 カーネル》]]|防御札|
|[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]|[[多色]][[クリーチャー]]が多いなら|
|[[《天罪堕将 アルカクラウン》]]|[[《究極神アク》]]・[[《超絶神ゼン》]]構築の候補。ならではのサブ[[フィニッシャー]]|

**呪文 [#m22ed1ac]
|[[《フェアリー・ライフ》]]|[[マナブースト]]|
|[[《超次元フェアリー・ホール》]]|[[マナブースト]]を持つ[[超次元]][[呪文]]|
|[[《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》]]|[[マナブースト]]or[[除去]]|
|[[《獰猛なる大地》]]|[[マナゾーン]]から踏み倒し。[[殿堂入り]]|
|[[《ゴッド・サーガ》]]|[[マナゾーン]]から[[ゴッド]]2体を踏み倒し|
|[[《ガチンコ・ジョーカー》]]|粘り強い[[ハンデス]]|
|[[《ロスト・ソウル》]]|全[[ハンデス]]。得意な泥仕合へ引率したり、殴った後に疑似[[フィニッシャー]]としても|
|[[《ガンヴィート・ブラスター》]]|[[ハンデス]]と[[除去]]を放つパワーカード。《ロスト・ソウル》より汎用性に優れるがフィニッシュ力はなない|
|[[《エナジー・ライト》]]|[[ドロー]]|
|[[《王立アカデミー・ホウエイル》]]|~|
|[[《超次元シャイニー・ホール》]]|[[タップ&デストロイ]]の[[超次元呪文]]。[[ブレイク]]とは別の方向性のダメ押し|
|[[《超次元マザー・ホール》]]|[[《超絶神ゼン》]][[《世紀末ゼンアク》]]を踏み倒せる[[超次元呪文]]|
|[[《ゴッド・ブリンガー》]]|[[ゴッド]]の大敵、盾埋めへの究極のメタ|

|[[《魂と記憶の盾》]]|[[シールド]]への軽量[[除去]] [[殿堂入り]]|
|[[《天使と悪魔の墳墓》]]|[[ハイランダー]]構築の[[切り札]]|
|[[《陰謀と計略の手》]]|[[超次元]]メタ|
|[[《大地と永遠の神門》]]|[[マナゾーン]]または[[墓地]]から[[ゴッド]]を出す|
|[[《アルカディア・スパーク》]]|多色[[S・トリガー]]防御札|
|[[《支配のオラクルジュエル》]]|~|

**超次元クリーチャー [#jfd72c16]
|[[《時空の喧嘩屋キル》]]|[[パワー]]6000異常の[[クリーチャー]]で[[覚醒]]。強力な打点|
|[[《時空の鬼若コーシロウ》]]|[[アタックトリガー]]で[[マナゾーン]]から[[コスト踏み倒し]]|
|[[《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》]]|[[マナ回収]]|
|[[《魂の大番長「四つ牙」》]]|更なる[[マナブースト]]。[[《超次元フェアリー・ホール》]]から出せる[[《時空の喧嘩屋キル》]]の[[覚醒]]要因にも|
|[[《勝利のプリンプリン》]]|攻防優秀な汎用[[サイキック・クリーチャー]]|
|[[《勝利のガイアール・カイザー》]]|~|

[[《究極神アク》]]・[[《超絶神ゼン》]]・[[《世紀末ゼンアク》]]いづれも[[モヤシ]]や[[ブロッカー]]などの性質以外の効果を持たず、[[バトル]]参加するまえに[[除去]]されるとそのままテンポロスになる。半面、[[バトル]]に参加出来れば3体分の働きにより、盤面を制圧した上で打点が確保され、勝利は確固たるものになる。
故に、簡潔に言えば彼らを[[バトル]]に参加できるようなゲームを構築を目指すことになる。

ゼン&アクの運用性を高めたり選択を増やす[[マナブースト]]を基本とし、得意なレイトゲームに持ち込むために[[ハンデス]]で試合を泥沼化させる。[[アドバンテージ]]合戦は赤抜き4色の十八番であり、消耗させながら[[攻撃]]の芽を積んでいく。隙を狙ってゼン&アクを立てて盤面を抑え、ダメ押しの一手とすることで勝利を目指す。
フィニッシュ級の打点が出るまでに時間がかかるのが難点だが、レイトゲームの強さと対処能力の高さ、[[攻撃]]に移った時の下手な反撃をゆるさない手堅い一撃が強み。

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**[[《究極神アク》]]・[[《超絶神ゼン》]]で組む場合 [#q258f082]
[[《世紀末ゼンアク》]]と比較すると運用性こそ悪いが、[[G・リンク]]したときは[[リンク解除]]に置ける除去耐性で強烈なゴリ押しを見せる。能力こそ同じだが、除去耐性を盾にした居座り能力と[[Q・ブレイク]]により、圧力は[[《世紀末ゼンアク》]]より見た目以上に圧倒的に高い。
一気[[リンク]]による奇襲も大きな違い。これによって突然盤面を返したり、[[シールド]]を強襲して逆転したりなどが可能。
[[G・リンク]]の難易度が壁であるが、上記した強襲や[[ゴッド]]の単体運用など、出来ることは[[《世紀末ゼンアク》]]よりはるかに多く、同時にあらゆる盤面からそれだけ多くの勝機を拾いに行ける。構築範囲やプレイングは多岐にわたり、ポテンシャルも高い。

半面[[《究極神アク》]]・[[《超絶神ゼン》]]共に単体では極めて器用貧乏な置物であり、隙を狙わなければ立てるのは難しい。しかし、だからと言って一気[[G・リンク]]ばかりに固執しているとそれこそ[[ゼニス]]の下位互換になりかねない。やはり、[[《究極神アク》]]・[[《超絶神ゼン》]]それぞれ単体で参照できることを生かしていくべきだろう。

具体的には、小回りが利くことを重要視しておきたい。[[《究極神アク》]]・[[《超絶神ゼン》]]だけを立てる動きは極めて貧弱だが、[[マナ]]を溜めた後半[[除去]]や[[ハンデス]]と同時に立てればかなりの圧力になる。ゲーム中盤の[[コントロール]]合戦の延長戦で行えば高い安定感を発揮できる。
また、稀有ではあるが中盤に相手の隙が出来た時、7[[コスト]]で立てれることでそのチャンスを逃さない。出来ることがなくてもひとまず[[《究極神アク》]]を立てるといった動きが出来るため、[[《世紀末ゼンアク》]]構築より小回りが利く。

また[[《戦鬼の覚醒者ダンジューロウ》]]や[[《天罪堕将 アルカクラウン》]]での[[コスト踏み倒し]]ギミックで[[G・リンク]]を狙えるのも、分かれているが故の利点だろう。[[《天罪堕将 アルカクラウン》]]に関しては、ピン以外にも特化させる構築も十分あり得る。

[[デッキ]]を回すために採用する[[コントロール]][[カード]]に関してだが、[[火]]抜き4色の根本的問題ともいえる[[カードパワー]]不足には常に付きまとわれることになるため、採用する[[コントロール]][[カード]]も、汎用性よりも[[カードパワー]]を重視するとよい。具体的には、[[クリーチャー]]であることが望ましい。
[[《究極神アク》]]&[[《超絶神ゼン》]]の強みは、攻防一体の圧倒的盤面制圧力であり、ゼン&アク単騎では攻めきるのは難しく返されてしまう可能性も高い。[[Q・ブレイク]]という中途半端な[[ブレイク]]数から考えて、確固たる盤面で[[攻撃]]出来るようにするためにも、いざという時に殴り切るためにも打点が必要となる。ここが不足すると、相手へのクロックや圧力が大きく下がることになる。初期[[シールド]]であれば、ゼン&アク+[[ウィニー]]が2体いるだけでリーサルとなる。
よって、汎用[[呪文]]よりは能力を持った[[クリーチャー]]の方が採用するには適当と言える。[[《究極神アク》]]・[[《超絶神ゼン》]]も最悪単体でも打点となるため、[[G・リンク]]出来なくても殴り切る選択も生まれてくる。
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**[[《世紀末ゼンアク》]]で組む場合 [#t93a100d]
[[G・リンク]]が不要であるため、盤面に出た瞬間から相手に高い圧力がかかるのが大きな魅力。片割れが揃わないなどの事故も起こらず、故に完成形を運用できる場面も多いことから、盤面制圧の役割遂塗力は極めて高い。[[コスト]]も比較的手軽で、運用性と安定性ならば本家[[ゼン&アク]]をはるかに上回る
ただし、[[バトル]]に参加できない事には置物同然なのは本家と一切変わらないため、手軽に出せるとは言えど一筋縄にはいかないのは同じ。[[コスト]]が重く中盤の隙を生かせないため、その分中盤を厚くしておきたい。
また、[[リンク解除]]がない分、殴る意味でも抑える意味でもフィニッシュ力は本家に見た目以上に大きく劣る。そこの差異も考慮しておきたい。

[[デッキ]]に打点を多く積みたいのも本家同様だが、[[T・ブレイカー]]であるため打点も中堅クラスのものが望ましい。とはいえ本家構築より7[[コスト]]枠が大きく空くことになるため、あまり困ることはないだろう。むしろ、[[《二角の超人》]]や[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]など強力な7[[コスト]]のパワーカードを大量に導入できるのが、[[《世紀末ゼンアク》]]構築の大きな魅力である。
また、逆に考えれば、[[《世紀末ゼンアク》]]で2回[[攻撃]]する効率がいいともいえる。いづれにせよ、[[ダイレクトアタック]]用の[[ウィニー]]があるとクロックがかかるので欲しいところ。

[[リンク解除]]がないため見た目よりゴリ押しが利かず、守りもはるかに柔い。1回の[[除去]]で本当にあっさりどかされてしまうため、生き残った時にフィニッシュまでもっていくような手がないと詰めに行けず、つらい展開になりがちである。意外と響く弱点なので、強めに意識しておきたいところ。
[[タップ&デストロイ]]は有効な手段。本家と違い完成形を場に置いておきやすい上に、[[リンク]]が不要な分生き残った際1ターン分[[コスト]]がまるまる使えることから成功率が高い。盤面を制圧してしまえば、相手は押し切るのが絶望的となる。
欲張りではあるがサブ[[フィニッシャー]]に[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]系の[[呪文ロック]]をいれるのも有用。[[《世紀末ゼンアク》]]が盤面を抑えるのに対して[[呪文ロック]]は干渉を封じるため、[[フィニッシャー]]として役割を補完している上に、並べば完全[[ロック]]にも等しい凶悪なフィニッシュ力を発揮する。上記した中堅クラスの打点でもある。
普通に[[《世紀末ゼンアク》]]を複数並べるのも手段である。いづれも本家より手軽になったが故の戦略である。

[[コスト踏み倒し]]に関して、所謂7[[コスト]]以下のそれには該当しないものの、代わりに[[光]]の[[ブロッカー]]として[[コスト踏み倒し]]が出来る。[[《超次元マザー・ホール》]]での踏み倒しは本家以上に凶悪であり、既存構築では安定性には欠けるが研究の余地が大いにあるだろう。

[[《大地と永遠の神門》]]がなく[[サルベージ]]が利かないため、[[ハンデス]]や盾埋めで全滅しないように注意。[[サルベージ]]手段を用意するか、多めに積むか、[[プレイング]]で強く意識するなど気を付けておくべきである。



解説こそするものの明確な組み方は存在しないため、[[環境]]やデッキビルダーの好みに合わせて千変万化のカスタマイズが出来るのが、真の[[ゼン&アク]]の魅力である。対戦を重ねて各自自由に内容を変更・調整するとよいだろう。

-[[G・リンク]]した[[《究極神アク》]][[《超絶神ゼン》]]が[[シールド]]を[[ブレイク]]する時必ずしも[[Q・ブレイク]]する必要はなく、彼らがもともと持っている[[W・ブレイク]]の方を使うこともできる。[[確定除去]]だけを使いたいが[[シールド]]しか攻撃対象がない時に有用。

-継戦能力を武器にする[[クリーチャー]]全体に言えることだが、[[封印]]や[[フリーズ]]といった類の能力には注意。しかし[[ゼン&アク]]は4色も持っているので、何等かの[[コマンド]]を出せば簡単に[[封印]]は解除できる。

-[[《究極神アク》]]と[[《超絶神ゼン》]]が[[マナ]]に揃うだけで万全の[[マナ]]基盤が完成する。実際それが明確な採用理由であることもあって、「[[マナゾーン]]で[[G・リンク]]するのが仕事」と評されることもある。

-[[ゴッド]]全般に言えることがだ、[[シールド送り]]には注意。[[モヤシ]]も役に立たず、下手をすれば完全にフィニッシュ手段を失いかねない。

-[[火]]をタッチして[[【5色フェアリー・ミラクル】]]にした型も存在する。こちらは[[火力]]といった[[除去]]やAOEにすぐれ、様々なパワーカードを採用することが出来る。中身も徹底的[[コントロール]]合戦といった趣旨からパワーカードの行使といった面を持ち合わせるようになり、性質もそれなりに代わってくる。詳しくは[[5色ゼンアク]]を参照。
-[[火]]をタッチして[[【5色フェアリー・ミラクル】]]にした型も存在する。こちらは[[火力]]といった[[除去]]やAOEにすぐれ、様々なパワーカードを採用することが出来る。中身も徹底的[[コントロール]]合戦といった趣旨からパワーカードの行使といった面を持ち合わせるようになり、性質もそれなりに代わってくる。詳しくは[[【5色ゼンアク】]]を参照。

-かつては[[《インフェルノ・ゲート》]]や[[《インフェルノ・サイン》]]を利用した[[リアニメイト]]タイプも存在したが、[[殿堂入り]]によって消滅した。

-ゼン&アクの専用サポートカードに[[《創造神サガ》]]と[[《破壊神サガ》]]がある。[[G・リンク]]を解除することで勝負を決定づけられる程の[[効果]]を生み出すが、やや[[オーバーキル]]気味なため、採用が見送られることが多い。

-この[[デッキ]]を市販化したのが[[DMC-57 「ザ・ゴッド・キングダム」]]である。ゼンアク3枚ずつに加えて[[《創造神サガ》]]や[[《大地と永遠の神門》]]が入っており、ベースにするには理想的。《神門》は他の[[ゴッド]][[デッキ]]にも転用可能である。

**参考 [#d868ff24]
-[[ゴッド]]
-[[G・リンク]]
-[[デッキ集]]
-[[《究極神アク》]]
-[[《超絶神ゼン》]]
-[[《世紀末ゼンアク》]]
-[[5色ゼンアク]]
-[[【5色ゼンアク】]]