#author("2018-08-12T15:05:22+09:00","","")
*シールド焼却 [#rfdc3040]

[[シールド]]を直接[[墓地]]におくる[[効果]]の俗称。

漫画などにおいて「シールドを焼き尽くす」と表現されたことに由来している。

シールド焼却は[[《冥府の覇者ガジラビュート》]]の[[cip]]などの[[単発的効果]]によるものと、[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]などの[[ブレイク]]時の[[置換効果]]によるものがある。

|ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン SR 火文明 (7)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 7000|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに持ち主の墓地に置く。|

|冥府の覇者ガジラビュート VR 闇文明 (6)|
|クリーチャー:デーモン・コマンド 3000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のシールドを1枚選び、持ち主の墓地に置く。(その「S・トリガー」は使えない)|

[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]や[[《「祝」の頂 ウェディング》]]などの[[置換効果]]によるシールド焼却は、[[シールド]]を[[ブレイク]]する際に適用され、[[ブレイク]]する[[シールド]]を[[手札]]に加える代わりに[[墓地]]に送ってしまう。

相手は[[手札]]が増やせず[[S・トリガー]]も[[S・バック]]も使えないため、[[シールド]]による相手の逆転の機会はほとんど無くなると言っていい。そのため、通常の[[ブレイク]]とは比較にならない[[アドバンテージ]]を得ることができる。

[[ブレイク]]時に[[墓地]]送りにするタイプが[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]の登場によって大きく取り上げられ、その後一部の大型[[クリーチャー]]も持つようになった。それらは例外なく強力な[[フィニッシャー]]として使用されており、名前に「[[ボルメテウス]]」を冠することが多い。

[[ブレイク]]時以外のシールド焼却には、[[《冥府の覇者ガジラビュート》]][[《偽りの星夜 ブラック・オブ・ライオネル》]]などの[[cip]]や[[《インビンシブル・フォートレス》]][[《超銀河弾 HELL》]]などの[[呪文]]がある。

[[置換効果]]による焼却と比べると、[[ブレイク]]という手間をかけなくてもいいので比較的扱いやすい。ただし[[《GF隊総大将 無敵ング》]]のような[[重い]][[カード]]もあるので、一長一短と言える。

いずれにしても、相手の[[シールド]]を安全に処理できるのは言うまでもなく強力。[[コントロール]]を使う際には考慮に入れたい戦術である。

-[[置換効果]]による[[ブレイク]]時のシールド焼却は、[[《魔聖デス・アルカディア》]]のような[[シールド]]を[[コスト]]にする[[能力]]や、[[《無敵城 シルヴァー・グローリー》]]などの[[城]]の身代わり[[効果]]を無視することができる。これは、[[置換効果]]は[[アクティブ・プレイヤー]]から先に適用し、1度に2つの[[置換効果]]を適用できない[[ルール]]があるためである。&br;ただし、何らかの理由で相手の[[ターン]]に[[ブレイク]]が発生する場合には、相手が優先権を持つため逆に[[置換効果]]が適用できなくなってしまう。

-以前は、[[墓地]]送りによる[[シールド焼却]]は、完璧に安全な[[シールド]]の処理方法であったのだが、[[《疾封怒闘 キューブリック》]]の登場により、[[バウンス]]で一時的に凌がれる可能性が出た。
--[[ブレイク]]による[[シールド焼却]]は[[常在型能力]]であるとの裁定が出ているため、[[2017年3月25日ルール改訂]]以前は、万が一、1つ目の[[シールド]]が[[《疾封怒闘 キューブリック》]]で、[[ブレイク]]中の主体が[[バウンス]]された場合、残りの[[シールド]][[ブレイク]]では焼却することができず、すべて通常[[ブレイク]]になってしまうことになっていた。ルール改訂後は同時ブレイクとなったため、《キューブリック》能力は[[S・トリガー]]で出てくる[[《アクア・サーファー》]]の[[cip]]解決タイミングで解決されることとなり、このような挙動を取ることは不可能になった。

-[[《真実の名 ボルメテウス・ゼロ・ドラゴン》]]と[[《トンギヌスの槍》]]は[[シールド]]を[[墓地]]ではなく[[山札の下]]に送るが、この[[効果]]もシールド焼却の一種と捉えることができる。[[山札の下]]に送られた[[カード]]は[[シャッフル]]か[[サーチ]]でもしない限りその[[デュエル]]中は使用できず、上記の[[バウンス]][[能力]]にも引っかからないのでより安全な処理と言える。また、この処理で[[山札の下]]に送られる[[カード]]の中身は[[各プレイヤー]]共に見ることはできず、[[裏向き]]のまま[[山札の下]]に送られる。

-[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]や[[《禁術のカルマ カレイコ》]]が[[バトルゾーン]]にいる状態で[[《超次元の手ホワイト・ブラックホール》]]や[[《アイズ・カノープス》]]で[[シールド交換]]を行うと、実質的なシールド焼却の[[コンボ]]になる。

-漫画では[[切札 勝舞]]が[[不亞 幽]]との[[デュエル]]でシールド焼却を披露。[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]の[[能力]]を利用して見事に[[《バースト・ショット》]]の[[シールド]]を[[墓地]]に送った。

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**シールド焼却能力を持つ主な[[カード]] [#t576ea8a]

***[[置換効果]] [#nb40f3c7]
-[[ブレイク]]時
--[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]
--[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]
--[[《ボルメテウス・レッド・ドラグーン》]]
--[[《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》]]
--[[《ボルメテウス・蒼炎・ドラゴン》]]
--[[《暗黒王デス・フェニックス》]]
--[[《暗黒凰ゼロ・フェニックス》]]
--[[《「祝」の頂 ウェディング》]]
--[[《神青輝 P・サファイア》]](条件付き)
--[[《真実の名 ボルメテウス・ゼロ・ドラゴン》]]([[山札の下]]に送る)
--[[《超竜Bクリムゾン》]]([[ファイアー・バード]]全員、条件あり)
--[[《封魔ダンリモス》]]([[グランド・デビル]]全員、条件付き)
--[[《混沌の覇者ディス・ガジラ》]](条件付き)
--[[《緑神龍ダグラドルグラン》]]([[アクセル]]能力で[[マナ送り]])

***単発的効果 [#n63b3867]
-[[cip]]能力
--[[《冥府の覇者ガジラビュート》]]
--[[《コアクラッシュ・リザード》]]
--[[《超銀河竜 GILL》]]
--[[《凶刻の刃狼ガル・ヴォルフ》]](条件付き)
--[[《楯神の賢者レオルド》]]([[スリリング・スリー]]、条件付き)
--[[《「呪」の頂 サスペンス》]](条件付き)
--[[《GF隊総大将 無敵ング》]](条件付き)
--[[《偽りの星夜 ブラック・オブ・ライオネル》]]
--[[《革命龍 ガビュート》]]
--[[《熱き侵略 レッドゾーンZ》]](条件付き)
//--[[《死鬼者デスワルツ》]](各[[プレイヤー]])
--[[《リベンギオス・ドラグーン》]](条件付き)
-[[pig]]能力
--[[《悪魔霊騎グエム》]]
-[[アタックトリガー]]
--[[《魅惑のダンシング・エイリアン》]](条件付き)
--[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]
//--[[《晶鎧亜スペクトライト》]](条件付き)
-その他能力
--[[《海王龍聖ラスト・アヴァタール》]](各[[プレイヤー]]、[[シールド追加]]時)
--[[《パラボラ・ボラッピ》]](自分の[[進化クリーチャー]][[召喚]]時、条件付き)
--[[《古代楽園モアイランド》]](バトルに勝った時、[[シールド]]3つ分を可能な限り[[マナ送り]])
-[[呪文]]
--[[《インビンシブル・フォートレス》]]
--[[《生命剥奪》]](条件付き)
--[[《崩壊と灼熱の牙》]](条件付き)
--[[《執拗なる鎧亜の牢獄》]](条件付き)
--[[《超銀河弾 HELL》]](条件付き)
--[[《トンギヌスの槍》]]([[シールドカード]]1枚を[[山札の下]]に)
--[[《オールデリート》]]([[シールドカード]]すべて、つまり[[シールド]]すべてを[[山札の下]]に)
//--[[《地震と火事の雷親父》]]([[O・ドライブ]]、条件付き)
//かなり多いので代表的なものだけ選出しました。
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**参考 [#i5256cef]
-[[用語集]]
-[[シールド]]
-[[置換効果]]
-[[ボルメテウス]]