#author("2019-01-17T01:49:29+09:00","","")
*オブジェクト [#object]
オブジェクトとは、1枚以上の[[カード]]で構成された''対象''を意味する用語である。
「1体のクリーチャー」「1つのカードの束」であるかのように扱うが、「1枚のカード」とは明確に区別される。
[[封印]]されているクリーチャーは、確かにそこに存在はしているが、そのクリーチャーは[[無視する]]ため対象に取ることができない。
オブジェクト=対象を意味するため、''封印されたクリーチャーはオブジェクトではない''。
一方、「付けられた封印」は対象に取ることができるためオブジェクトである。

-複数枚で構成されたクリーチャーオブジェクトを「カード」として選んだ場合は「このクリーチャーが選ばれた時」はトリガーしない。
--[[《朱雀神ガリョウ》]]が[[G・リンク]]していて[[《トンギヌスの槍》]]でいずれかを選択された場合は[[能力]]は発動しない。
--[[《超熱血 レッド・ブルマッスル》]]が[[《リバース・トーン》]]などで[[進化元]]が存在しない状態であれば[[《トンギヌスの槍》]]のような[[カード]]参照[[除去]]を受けても[[《デーモン・ハンド》]]等の通常の[[除去]]と処理は変わらない。しかし[[進化元]]が1体でも存在して[[《トンギヌスの槍》]]などで[[一番上>進化クリーチャーの一番上]]を選択された場合は[[能力]]は発動しない。
---それはあくまで[[クリーチャー]]オブジェクトの構成単位のうちの1枚が選ばれたにすぎないと見なされるため。

**オブジェクトの同一性 [#identity]
あるオブジェクトが[[ゾーン]]から離れた場合、そのゾーンで発揮されていたオブジェクトの性質は失われる。

-「ゲーム中一度」とある[[Dスイッチ]]や[[無月の門99]]は、一度バトルゾーンを離れてもう一度バトルゾーンに出たときは、物理的に同じカードだとしても別の新たなオブジェクトとして扱う。そのため再度「ゲーム中一度」を使用できる。
-[[《蛇手の親分ゴエモンキー!》]]で[[マナ召喚]]可能になったクリーチャーを一度[[マナ召喚]]し[[マナゾーン]]から離してしまうと、そのクリーチャーをそのまま[[マナ送り]]しても、再び[[マナ召喚]]できるようにはならない。

ある性質を持ったカードと、その性質を持っていないカードがルール上区別することができなくなる場合は、その性質は効力を失う。

-[[《聖霊左神ジャスティス》]]を[[解決]]する最中、見たカードが墓地に置かれる前に[[シャッフル]]された場合、見た5枚のうち唱えなかったカードは墓地に置かれない。
-[[《生命と霊力の変換》]]を唱えた後に[[《サイバー・N・ワールド》]]の[[cip]]を[[解決]]した場合、[[手札]]全体・[[山札]]全体が[[《生命と霊力の変換》]]の適用外となる。

[[カードタイプ]]を参照する[[継続的効果]]は、そのオブジェクトのカードタイプが変更されると、そのオブジェクトが影響範囲から外れる。

-[[《勝利のプリンプリン》]]で[[攻撃制限]]を受けた[[召喚酔い]]していない[[《最終龍理 Q.E.D.+》]]は、[[龍回避]]すると[[フォートレス]]になるので[[攻撃制限]]が取り払われる。同一ターンに再度[[龍解]]して攻撃に参加できる。
-[[《勝利のプリンプリン》]]で[[攻撃制限]]を受けた[[召喚酔い]]していない[[クリーチャー]]が一度[[封印]]され、そのままその[[封印]]が外された場合、[[バトルゾーン]]から一度消失してから戦線復帰したと見なされるので[[攻撃制限]]が取り払われる。
-[[《刀の3号 カツえもん剣》]]で[[スピードアタッカー]]を[[付与]]された[[召喚酔い]]中の[[《爆熱DX バトライ武神》]]は、[[龍回避]]すると[[フォートレス]]になるので[[スピードアタッカー]]を喪失する。同一ターンに再度[[龍解]]しても攻撃には参加できない。

[[召喚酔い]]の参照する「このカードはこれより前のターンにバトルゾーンに存在してたか否か」は別オブジェクトになっても失われない。

-同一[[ターン]]中に[[進化元]]と[[進化クリーチャー]]を同時に出し、[[進化クリーチャーの一番上]]が剥がれて[[進化元]]が残った場合、召喚酔いする。
--既にある[[進化元]]がない[[進化クリーチャー]]の下に[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]等で[[進化元]]を追加し、同じ[[ターン]]に[[進化クリーチャーの一番上]]が剥がれた場合も同様である。
-[[覚醒]]して[[召喚酔い]]が無くなった[[サイキック・クリーチャー]]が、同一ターン中に[[解除]]等、[[覚醒]]ではない[[裏返す]]処理を受けた場合、再び召喚酔いする。
-そのターンより前から[[ウエポン]]や[[フォートレス]]としてバトルゾーンに出ていたものが[[龍解]]した場合、[[召喚酔い]]しない。
--[[ウエポン]]や[[フォートレス]]として出した同一ターンに[[龍解]]条件を満たして[[裏返した>裏返す]]場合、そのクリーチャーは[[召喚酔い]]している状態となる。

**オブジェクトの下 [#under_the_object]
基本的にはオブジェクトの下にカードは、[[特性]]を参照する必要がない限り、すべての特性はないもの(数字の場合はゼロ)として扱われる。
[[能力]]により下のカードの特性を参照する必要がある場合は除く。

-[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]がバトルゾーンを離れるとき、オブジェクトの下の種族と[[特殊タイプ]]を見てバトルゾーンに残る2つのクリーチャーオブジェクトが選択される。
-[[《究極銀河ユニバース》]]がメテオバーンを使うとき、オブジェクトの下の種族は参照される。
--なお、[[《ユニバース・ラピア》]]の[[効果]]対象はオブジェクトではなくカードであるため、[[進化元]]の種族にフェニックスは追加されている。それにより、フェニックスではない[[進化元]]から[[エクストラウィン]]するコンボは可能である。
-[[《不夜城艦 クランヴィア》]]の[[アタックトリガー]]は、オブジェクトの下のカードが持つ[[文明]]とカードタイプを参照して[[解決]]する。

クリーチャーに[[クロス]]された[[クロスギア]]はオブジェクトの下のカードではない。
そのため[[メテオバーン]]で[[墓地]]に置くカードにクロスギアを選ぶことはできない。

[[NEOクリーチャー]]は、オブジェクトの下にカードがない場合は[[特殊タイプ]]が「NEO」のクリーチャーとして扱い、オブジェクトの下にカードがある場合は「NEO進化」のクリーチャーとして扱う。

***シールド [#shield]
シールドカード、シールドオブジェクトが同時に2枚以上手札に加わる場合は、まずは対象となったシールドの構成を確認し、発動させる場合は[[S・トリガー]]や[[S・バック]]の発動を宣言する。
その後、一旦それらをすべて手札に加えてから1枚ずつ[[プレイ]]する。

-S・トリガーで[[《星龍の記憶》]]を唱えた場合、すでに手札に加わったカードはS・トリガーを得ることはできない。
-S・バックは対象となるカードを手札に加える代わりに捨てることがコストなので、シールドオブジェクトではなくシールドカード1枚を捨てれば良い。

[[ブレイク]]に関する[[キーワード能力]]は「(このクリーチャーはシールドをX枚ブレイクする)」と書かれてあっても「X枚」を「Xつ」としてプレイする。

複数枚で構成されたオブジェクトを、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く場合、1枚1枚が別々の新しいシールドとしてシールドゾーンに置かれる。

-ただし[[《魂と記憶の盾》]]や[[《パニック・ルーム》]]をはじめ、単体の[[シールド送り]]は[[進化クリーチャー]]を対象に選べないものが多い。

指示がある場合は1つのシールドオブジェクトとしてシールドゾーンに置かれる。

-[[《断罪スル雷面ノ裁キ》]]と[[《Dの天牢 ジェイルハウスロック》]]が該当する。

**リンク [#link]
カードが隣り合わせになって1つのオブジェクトになっているもの。
詳細は「[[リンク]]」を参照。

**その他 [#other]
カードを重ねて1つのオブジェクトとして扱わないゾーンでは、1枚のカードが1つのオブジェクトと同義になる。

-「[[手札]]」「[[山札]]」「[[マナゾーン]]」「[[墓地]]」「[[超次元ゾーン]]」のカードが該当する。
--[[シールドオブジェクトになった未開封パック>《Spread Joy to the World!》]]がそれらのゾーンに移動したときは例外。

テキストが指定する「挙動」や「単位」には注意したい。

[[《スーパー獅子幻獣砲》]]なら
|バトルゾーンにある相手の、コスト4以下のカードを1枚選ぶ。それがクリーチャーであれば破壊し、それ以外なら持ち主の墓地に置く。|
「[[破壊]]」という用語は「バトルゾーンにあるクリーチャーオブジェクトを墓地に置くこと」であるため、それがクリーチャーであればカード指定除去にはならない。

[[《ザ・ユニバース・ゲート》]]なら
|自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中にフェニックスがあれば、1体につき1ターン、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。(表向きにしたカードの順番を元通りの順序で山札の上に戻す)|
カードの単位が「体」であるため、[[《ユニバース・ラピア》]]で「体」と数えないカードタイプにフェニックスを追加させても、そのカードはカウントされない。

**参考 [#reference]

-[[クリーチャー]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[進化クリーチャーの一番上]]
-[[退化]]
-[[NEOクリーチャー]]
-[[クロスギア]]
-[[進化クロスギア]]
-[[特殊タイプ]]

-[[進化クリーチャーの下]]
-[[クリーチャーの下]]
-[[フィールドの下]]

-[[シールド]]
-[[シールドカード]]
-[[S・トリガー]]
-[[S・バック]]
-[[サバキZ]]
-[[城]]
-[[シールド・プラス]]
-[[裁きの紋章]]
-[[シールド・ゴー]]

-[[リンク]]
-[[セル]]
-[[コア]]

-[[特性]]

-[[カード指定除去]]