#author("2018-07-22T19:00:51+09:00","","")
*イニシエート(種族) [#m3131a4f]

[[DM-01>DM-01 第1弾]]から存在している、[[光]][[文明]]の[[種族]]。
[[ライトブリンガー]]の命を受け、「使い」として地上へ降り立つ[[光]]の主力部隊という設定。
モデルは勾玉であり芸術的なデザインが多い。

名前のルールは「〜の使徒〜」。[[進化]]すると「聖天使〜・〜キューラ」で、ヴァルキリーを崩したような名前となる。[[多種族]]の場合の[[冠詞]]は「聖者」。基本的にドイツ語調の名前であることが多い。

|雷光の使徒ミール C 光文明 (3)|
|クリーチャー:イニシエート 1000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。|

|聖天使グライス・メジキューラ R 光文明 (2)|
|進化クリーチャー:イニシエート 5500|
|進化−自分のイニシエート1体の上に置く。|
|自分のシールドがブレイクされる時、自分の手札を2枚捨ててもよい。そうした場合、そのシールドはブレイクされない。|

小型[[クリーチャー]]を中心に使いやすい[[カード]]が多く、相手[[クリーチャー]]を[[タップ]]して[[破壊]]していく[[タップキル]]戦術を得意とした。[[《雷光の使徒ミール》]]で[[タップ]]して[[《鎮圧の使徒サリエス》]]で殴り倒すのはかつてのイニシエートでは王堂の展開だった。

[[進化クリーチャー]]も充実しており、[[《聖天使クラウゼ・バルキューラ》]]は[[フィニッシャー]]として活躍。[[《聖天使グライス・メジキューラ》]]は[[聖拳編環境]]で[[ボルバル]]や[[青単]]への[[メタ]]となった。
[[ブロッカー]]を使う[[速攻]]ならば[[《聖天使グネス・パルキューラ》]]が軽くて使いやすい。

[[光]]の主力[[種族]]のもう片方である[[ガーディアン]]が守りを固めて[[バトルゾーン]]を制圧していくのに対して、イニシエートは[[攻撃]]的に動いていくのが得意である。

[[エピソード2]]以降では[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]や[[《剛厳の使徒シュライバー》]]を獲得。それらで[[呪文]]を妨害しながら軽量クリーチャーで攻めていけるのが持ち味である。[[《サイレンス トパーズ》]]は[[アウトレイジ]]だが、イニシエートデッキの[[フィニッシャー]]として活躍できる。

[[ガーディアン]]に劣らず[[軽量級]]は充実している。[[《光陣の使徒ムルムル》]]は[[ブロッカー]]の[[パワー]]を大きく底上げし、[[《涼風の使徒ラプド》]]は[[進化元]]に使いやすい1マナ[[ブロッカー]]。[[《希望の親衛隊ラプソディ》]]は貴重な1マナ[[バニラ]]であり、[[光]]入りの[[速攻]]で活躍する。

[[多色]]にも優秀なものが多い。[[《墓守の鐘ベルリン》]]は[[ハンデス]]への強烈な[[メタ]]となる。[[《無頼聖者スカイソード》]]と[[《腐敗聖者ベガ》]]は[[シールド追加]]に加え[[汎用性]]の高い[[能力]]を持つ。

幾多の変遷を経てきたが、相変わらず[[ウィニー]]が強い種族と言える。

-[[DM-01>DM-01 第1弾]]から[[DM-03>DM-03 第3弾「超戦士襲撃(マスター・オブ・デストラクション)」]]までのカードの[[フレーバーテキスト]]では、 大半に「〜の使徒よ、覚醒せよ。汝の〜は〜なり。」という常套句が書かれている。&br;また、[[DM-18>DM-18 「ベスト・チャレンジャー」]]で[[再録]]された[[《雷光の使徒ミール》]]と[[《希望の使徒トール》]]は、「〜の使徒よ、我等が敵を〜せよ。闇を〜の如く。」になっている。
--ちなみに、[[エピソード1]]の[[《アルプスの使徒メリーアン》]]は[[サイキック・セル]]の1つとして[[覚醒リンク]]が可能である。

-名前の由来は、おそらく英単語のinitiateだろう。意味は「〜を開始する」「〜を伝授する」など。名詞形はinitiationとなり、「加入」「伝授」「通過儀礼」という意味になる。

-[[背景ストーリー]]に合わせて[[不死鳥編]]で一度姿を消したものの、[[極神編]]で復活。

-[[DMR-05>DMR-05 「エピソード2 ゴールデン・エイジ」]]でフィーチャーされた[[種族]]の1つ。名前はキリスト教に関係のある人物や建造物から取られており、イラストにステンドグラスのような装飾が施されている。

-[[DMRP-01>DMRP-01 「デュエル・マスターズ 新1弾 ジョーカーズ参上!!」]]にて復活した。

**関連カード [#fe9fd1cb]
*イニシエートに関連する効果を持つカード [#m8b13797]
-[[《剛力の使徒イグナッチオ》]]
*イニシエートの進化 [#w1e13008]
-[[《聖天使ジーク・バリキューラ》]]
-[[《聖天使クラウゼ・バルキューラ》]]
-[[《聖天使カイザル・バジキューラ》]]
-[[《聖天使グライス・メジキューラ》]]
-[[《聖天使グネス・パルキューラ》]]([[ブロッカー進化]])

-[[《サイレンス トパーズ》]]
//アウトレイジですが、イニシエート進化なので便宜的にここに記しておきます。 

**参考 [#n0e2dc84]
-[[種族リスト]]
-[[《雷光の使徒ミール》]]
-[[《聖天使グライス・メジキューラ》]]

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&anchor(deck)
*イニシエート(デッキ) [#f30d93cd]

[[闘魂編]]から長らく、イニシエートは[[《雷光の使徒ミール》]]、[[《鎮圧の使徒サリエス》]]、[[《聖天使クラウゼ・バルキューラ》]]をメインに[[タップ&デストロイ]]を行うのが主流だった。

だが[[戦国編]]での[[インフレ]]により、小型で[[タップキル]]を行う意義が薄れ、イニシエートは長い冬の時代を迎える。

その後[[エピソード3]]で[[《サイレンス トパーズ》]]が登場。現在のイニシエートは[[白単]]の[[速攻デッキ>速攻]]として組まれることが多い。

|サイレンス トパーズ R 光文明 (4)|
|進化クリーチャー:アウトレイジ 6000|
|進化−自分のイニシエート1体の上に置く。|
|W・ブレイカー|
|誰も、自身のターン中、コスト4以上の呪文を唱えることができない。|

|剛厳の使徒シュライバー C 光文明 (3)|
|クリーチャー:イニシエート 3000|
|光以外の呪文を唱えるコストは2多くなる。|

序盤は1[[ターン]]目[[《涼風の使徒ラプド》]][[《希望の親衛隊ラプソディ》]]→2[[ターン]]目に[[《一撃奪取 アクロアイト》]]を[[召喚]]し、[[《サイレンス トパーズ》]]と繋げるのが黄金パターン。

**主要カード [#p7817020]
|[[《サイレンス トパーズ》]]|[[呪文]]を封じる[[フィニッシャー]]|

**クリーチャーの候補 [#w306fa55]
|[[《希望の親衛隊ラプソディ》]]|貴重な1マナ[[バニラ]]|
|[[《涼風の使徒ラプド》]]|1マナ[[ブロッカー]]|
|[[《一撃奪取 アクロアイト》]]|[[光]][[クリーチャー]]の[[コスト軽減]]|
|[[《剛力の使徒イグナッチオ》]]|イニシエートの数に応じて[[パンプアップ]]|
|[[《幻盾の使徒ノートルダム》]]|[[白単]]なら2マナ3000に|
|[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]|[[呪文]]の[[S・トリガー]]を封じる|
|[[《剛厳の使徒シュライバー》]]|[[光]]以外の[[呪文]]の[[マナコスト]]を2増やす|
|[[《雷光の使徒ミール》]]|[[cip]]で[[タップ]]|
|[[《聖天使グネス・パルキューラ》]]|[[cip]]で[[タップ]]する[[ブロッカー進化]]|
|[[《聖天使グライス・メジキューラ》]]|[[手札]]を捨てれば[[ブレイク]]を無効に|

**呪文の候補 [#z10644db]
|[[《ヘブンズ・サンダー》]]|[[ブロッカー]]1体の[[攻撃]]制限を解除して[[W・ブレイカー]]に|
|[[《クイック・スパーク》]]|6マナ以下を全[[タップ]]|
|[[《スーパー・スパーク》]]|おなじみ全[[タップ]]|

基本的に[[ビートダウン]]となるが、他の色を絡めても、[[単色でも使える>白単]]のが強み。
単色ならば攻めも守りもこなせる[[《幻盾の使徒ノートルダム》]]を使うことが出来る。

速度は他の[[速攻]]に劣るが、《トパーズ》や《サグラダ》のおかげで[[呪文]]を封じて安全に攻めていけるのが長所。各種[[S・トリガー]]や[[超次元]][[呪文]]を封じることができるのは大きな[[メリット]]である。

また、軽量[[ブロッカー]]や[[スパーク]][[呪文]]が搭載できることから、[[速攻]]同士の[[ミラーマッチ]]に強いのも特徴となっている。

弱点は[[S・トリガー獣]]か。《トパーズ》を[[《アクア・サーファー》]]などで[[バウンス]]されると、次のターンで一気に崩されてしまうこともあるので過信は禁物である。

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**イニシエートデッキの変遷 [#k823205f]
***[[闘魂編]]期 [#x113b11a]

主力戦力の[[《聖天使クラウゼ・バルキューラ》]]、[[《聖天使カイザル・バジキューラ》]]が登場することでまとまった[[デッキ]]が作れるようになる。当時は[[アクアンホワイト]]の一種として活躍していた。

後半で第1期[[殿堂入り]]カードの発表、[[《光器ペトローバ》]]と[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]という[[種族]][[デッキ]]の軸を得て[[メタゲーム]]の上位に進む。


***[[聖拳編]]〜[[不死鳥編]]期 [#r156d40d]

[[聖拳編]]初期の[[ボルバルブルー]]がまだ登場せず、[[ボルバルステロイド]]が主流だった[[環境]]では、このタイプのイニシエート[[デッキ]]が抜群の強さで[[メタ]]を席捲していた。
主な理由として小型[[クリーチャー]]を止めきる[[《聖天使グライス・メジキューラ》]]、[[《無双竜機ボルバルザーク》]]を止められる[[《電脳聖者タージマル》]]の存在が大きい。

しかし、[[ボルバルブルー]]の流行や[[《炎槍と水剣の裁》]]で[[クリーチャー]]を裁かれる関係から一歩下がることになる。その後[[《円舞の使徒ラストル》]]以外には戦力になりうる[[クリーチャー]]が少なく、長い冬の時代を迎える。

***[[極神編]]期 [#yefdb315]
2007年9月15日の[[殿堂入り]]で[[《クローン・バイス》]]が[[殿堂入り]]となり[[ハンデス]]の主流が[[《ロスト・ソウル》]]に。
[[《炎槍と水剣の裁》]]の[[プレミアム殿堂]]入りもあり[[《円舞の使徒ラストル》]]が使いやすくなった。

加えて、[[DM-26 「極神編 第3弾 超絶VS究極(ドラゴニック・ウォーズ)」]]で[[《光陣の使徒ムルムル》]]と[[《腐敗聖者ベガ》]]が、[[DM-27 「極神編 第4弾 完全極神(パーフェクト・ヘヴン)」]]では[[《電磁聖者ウォルミル》]]が登場し戦力が大幅に向上した。

優秀な[[多色]][[クリーチャー]]が増えたことにより[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]や[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]を投入して[[ロック]]性能を持ったタイプも登場。特に[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]は得意の[[クリーチャー]]制圧と合わせることによって高い[[効果]]を発揮した。

***[[戦国編]]期 [#q5e0acd7]
[[《邪眼皇ロマノフI世》]]や[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]などの[[《聖天使クラウゼ・バルキューラ》]]での対処が困難な[[クリーチャー]]が増えたことにより厳しい状況に陥る。
小型[[クリーチャー]]についても、[[パワー]]2000〜4000の[[クリーチャー]]の増加で今までの[[サリエス>《鎮圧の使徒サリエス》]]→[[ミール>《雷光の使徒ミール》]]の流れが通用しにくくなった。さらに、追い打ちをかけるかのように[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]の[[殿堂入り]]で回収能力もがた落ちした。
以上のような状況で[[デッキ]]の強みが活かせず、[[メタゲーム]]から退くことになる。

***[[覚醒編]]期 [#c77b2016]
[[《涼風の使徒ラプド》]]が登場し、ついに[[イニシエート]]にもコスト1のカードが存在することとなった。さらに[[《聖天使グネス・パルキューラ》]]が登場したことにより[[ブロッカー]]速攻と道ができた。
だが、[[《爆竜 GENJI・XX》]]が登場したことで[[ブロッカー]]冷遇環境となり、再び冬の時代に入ってしまう。

**[[エピソード1]]期 [#u072f863]
[[サイキック・クリーチャー]]に出しやすい小型ブロッカーの[[《アルプスの使徒メリーアン》]]が登場、[[《超次元サプライズ・ホール》]]を守りに用いることができるようになった。
だがこの頃も[[シューティングガイアール]]が流行り、[[ブロッカー]]の多い[[イニシエート]]が活躍できる[[環境]]ではなかった。

また[[《墓守の鐘ベルリン》]]が登場。2マナ3000の[[呪文]][[アンタッチャブル]]かつ[[ハンデス]]メタにもなった為、こちらはデッキを問わず広く使われた。

**[[エピソード2]]期 [#we5be30c]
種族プッシュのエキスパンションで、[[イニシエート]]もフィーチャーされることに。
弾が進むごとに同じ古参種族である[[ガーディアン]]がかなり強化されていくに対し、[[イニシエート]]は毎弾に1,2体程度であったが、[[《予言者クルト》]]以来のデメリットのない1マナ500のクリーチャーである[[《希望の親衛隊ラプソディ》]]、他にイニシエートが2体以上いれば[[W・ブレイカー]]に化ける3マナの[[《剛力の使徒イグナッチオ》]]、呪文の[[S・トリガー]]を封じる[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]と少しずつ強化されていった。

**[[エピソード3]]期 [#tf5e8da0]
光以外の呪文のコストを2上げる[[《剛厳の使徒シュライバー》]]とコスト4以上の呪文を禁止する[[アウトレイジ]]でありながら[[イニシエート]]を進化元にする[[《サイレンス トパーズ》]]の登場により、[[イニシエート]]に春が訪れる。その2体の登場により[[呪文]]を用いるデッキにはかなり優勢に戦うことができる。その反面、クリーチャーメインだとロックできるものがなにもないので滅法弱くなる。[[環境]]次第では[[地雷]]として十分期待できるだろう。実際、[[バニラ]][[リキッド・ピープル]]と組み合わせたデッキが結果を残している。

**[[ドラゴン・サーガ]]期 [#g0fe2938]
その名の通りドラゴンメインのエキスパンションである為、新規カードは一切ない。
一応[[ドラゴン・サーガ]]内で[[《光陣の使徒ムルムル》]]、[[《剛厳の使徒シュライバー》]]、[[《聖天使グネス・パルキューラ》]]、[[《幻盾の使徒ノートルダム》]]の4体の[[イニシエート]]が再録された。

**参考 [#f9df4628]
-[[デッキ集]]
-[[《聖天使クラウゼ・バルキューラ》]]
-[[《サイレンス トパーズ》]]