#author("2019-04-13T01:12:24+09:00","","")
#author("2019-04-28T22:41:42+09:00","","")
*【モルト &ruby(ネクスト){NEXT};】 [#we8def1f]

[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]で[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]を呼び出し、そのまま[[《超戦覇龍 ガイNEXT》]]へと[[龍解]]させて一気に[[1ショットキル]]を狙う[[デッキ]]。

|超戦龍覇 モルト NEXT WVC 火文明 (7)|
|クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆/ドラグナー 9000|
|マナ武装 5:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンに火のカードが5枚以上あれば、火のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)|
|龍マナ武装 5:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、自分のマナゾーンに火のドラゴンが5体以上あれば、攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。|
|W・ブレイカー|
#hr
|闘将銀河城 ハートバーン WVC 火文明 (5)|
|ドラグハート・フォートレス|
|バトルゾーンにある自分のドラゴンはすべて「スピードアタッカー」を得る。|
|龍解:自分のドラゴンがアンタップされた時、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。|

2つの[[マナ武装]]を達成してしまえば[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]1枚でフィニッシュまで持って行ける、という奇襲性・突破力の高さを強みとする。

少しずつ制圧していく[[コントロール]]相手には一気に切り崩すことが可能。

[[ハンデス]]に対しては[[マッドネス]]を無理なく多く積めるのでその点では強いが、[[マナブースト]]によるリソース消費で[[手札]]がカツカツになりやすいという意味では弱いともいえる。
ただ少なくとも、[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]ありきで構築される[[デッキ]]なので、それを引っこ抜かれると脆いというのは確実に言えることである。

[[ドラゴン・サーガ]]終盤に登場して以降、[[新章デュエル・マスターズ]]辺りまで常に[[トップメタ]]争いに加わっていた強力な[[アーキタイプ]]である。

略称は「モルネク」「ネクスト」など。

**基本的な構成 [#u72fb535]
基本的には[[【モルト「王」】]]と同じく、[[火]]をベースに[[自然]]の[[マナブースト]]を加えた[[【準赤単】]]で構成され、そこに[[闇]]や[[光]]が[[タッチ]]される場合もある。
[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]は[[マナ武装]]の条件は緩いが、それとは別に[[龍マナ武装]]も狙うため[[【連ドラ】]]のように[[ドラゴン]]がかなり多く投入される。
[[デッキ]]構成が似る[[【モルト「王」】]]などと比べて、あらゆる手段を用いて速度を重視した型が多い。

**主要カード [#n798af40]
|[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]|[[コンセプト]]|
|[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]|ドラゴン全てに[[スピードアタッカー]]付与|
|[[《次元龍覇 グレンモルト「覇」》]]|準[[コンセプト]]|

**候補クリーチャー [#a308c08d]
|[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]※|[[文明]]の数だけ[[マナ]]を[[フリーズ]]|
|[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]|[[【速攻】]]対策|
|[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]|[[シールド焼却]]付与 [[《爆熱DX バトライ武神》]]を採用できた時期には[[革命チェンジ]]との[[ループ]]で相手の[[S・トリガー]]を気にせずフィニッシュできた。|
|[[《リュウセイ・ジ・アース》]]|[[ハンデス]]対策。|
|[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]|[[ハンデス]]対策。相手クリーチャーを[[タップイン]]させて自分クリーチャーは全員[[スピードアタッカー]]に。|
|[[《熱血提督 ザーク・タイザー》]]|[[ハンデス]]対策。[[ヒューマノイド爆]]と[[コマンド・ドラゴン]]を回収|
|[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]※|[[ガチンコ・ジャッジ]]で勝利すると[[エクストラターン]]|
|[[《ボルバルザーク・エクス》]]※|打点増強や[[《爆熱DX バトライ武神》]]への[[龍解剤]]。 [[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の下では攻撃できないので注意|
|[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]|[[コスト踏み倒し]]及び[[ライブラリアウト]]対策|
|[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]|~|
|[[《摩破目 ナトゥーラ・トプス/ストンピング・ウィード》]]|下面で[[マナブースト]]、上面の[[マッハファイター]]で[[除去]]も|
|[[《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]|《ボルシャック・ドギラゴン》を回収しつつ龍マナ武装を達成しやすくする|
|[[《熱血龍 メッタギルス》]]|[[カード指定除去]]を行う[[S・トリガー]][[ドラゴン]]|
|[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]|[[強制バトル]]を行う[[S・トリガー]][[ドラゴン]]。[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]で[[スレイヤー]]を与えれば実質的な[[確定除去]]に。|
|[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]※|[[革命チェンジ]]で登場する[[T・ブレイカー]]。[[ファイナル革命]]で[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]か[[《リュウセイ・ジ・アース》]]を[[手札]]か[[マナゾーン]]から[[バトルゾーン]]に出せる。|
|[[《“龍装”チュリス》]]|革命チェンジ元。|
|[[《ガイアール Re:》]]|出したターン限定の[[アンタップキラー]]。|
|[[《伝説のレジェンド ドギラゴン》]]|出したターン限定の[[アンタップキラー]]。バトルに勝つと[[敗北回避能力]]発動|
|[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]|[[革命チェンジ]]で登場する[[マナ送り]]付きの[[T・ブレイカー]]|
|[[《龍星装者 “B-我”ライザ》]]|疑似《バトライ閣》|
|[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]|[[革命0トリガー]][[ドラゴン]]|
|[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]※|コスト5以上の[[火]][[コマンド]][[召喚]]で封印を外せる[[最終禁断フィールド]]|
|[[《禁断〜封印されしX〜》]]※|《ボルシャック・ドギラゴン》からのカウンターを重視する場合に投入|

**候補呪文 [#i4f2d7e2]
|[[《メンデルスゾーン》]]|2ターン目に最大で2[[マナブースト]]|
|[[《フェアリーの火の子祭》]]|[[手札]]の減らない[[マナブースト]]|
|[[《ガチンコ・ルーレット》]]※|[[ガチンコ・ジャッジ]]に勝てば[[手札]]の減らない[[マナブースト]]|
|[[《スクランブル・チェンジ》]]※|[[火]]のドラゴンを[[コスト軽減]]かつ[[スピードアタッカー]]を与える|
|[[《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》]]|状況に応じて[[ドラゴン]]を踏み倒す|
|[[《ドギラゴン・エントリー》]]|~|
|[[《フェアリー・ギフト》]]※|[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]等を高速[[召喚]]|
|[[《革命の鉄拳》]]|[[革命0トリガー]][[呪文]]|
|[[《爆殺!! 覇悪怒楽苦》]]|強力[[スーパー・S・トリガー]]|
|[[《ジ・エンド・オブ・エックス》]]|[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]対策|

**候補ドラグハート [#c3f3d504]
|[[《銀河大剣 ガイハート》]]|[[スピードアタッカー]]付与|
|[[《無敵王剣 ギガハート》]]|[[スピードアタッカー]]付与、攻撃中に破壊されない。 [[龍解]]すると強力な[[ドラグハート・クリーチャー]]を[[超次元ゾーン]]から出せる[[《最強熱血 オウギンガ》]]に。|
|[[《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》]]|パワー+3000で[[強制バトル]]|
|[[《斬鉄剣 ガイアール・ホーン》]]|[[《熱血龍 ザンテツビッグ・ホーン》]]の状態で出せば[[《爆熱DX バトライ武神》]]への[[龍解剤]]になる他、[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]に[[ドラゴン]][[種族]]を[[付与]]する。|
|[[《熱血剣 グリージーホーン》]]|[[《熱血龍 リトルビッグホーン》]]の状態で出せば[[《爆熱DX バトライ武神》]]への[[龍解剤]]に。[[装備]]したクリーチャーに[[アンタップキラー]]を与える。|
|[[《無敵剣 プロト・ギガハート》]]|除去耐性付与|
|[[《真聖教会 エンドレス・ヘブン》]]|自分のクリーチャーが破壊された時に[[シールド追加]]。[[龍解]]すると[[フリーズ]]能力と[[真・エスケープ]]を持つ[[《真・天命王 ネバーエンド》]]に|
|[[《恐龍界樹 ジュダイオウ》]]|パワー4000以下のクリーチャーの攻撃を[[ロック]]|
|[[《革命槍 ジャンヌ・ミゼル》]]|攻撃時に相手クリーチャー1体を[[タップ]]|

**候補サイキック・クリーチャー [#s4f06e9f]
|[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|相手のマナをタップインさせる。|
|[[《激相撲!ツッパリキシ》]]|自分の他のクリーチャーは自身の文明の数だけ1000[[パンプアップ]]。|

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**このデッキタイプの変遷 [#y83240ff]
***ドラゴン・サーガ期 [#k76a6289]
[[ドラゴン・サーガ]]終盤に[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]が登場したことで成立。
その後すぐに環境に上がってきた。

相手の[[S・トリガー]]からの反撃が不安な場合には[[《爆熱天守 バトライ閣》]]を出してドラゴンを大量展開して数で攻めることも可能であって、とにかく登場当初から爆発的な攻撃力が売りであった。

当時の弱点としては守りが薄いことが挙げられる。
龍マナ武装の対象になり実用性の高い[[S・トリガー]]は[[《熱血龍 メッタギルス》]]と[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]のたった2枚のみであった。
よって[[【速攻】]]に対して弱くなりがちで、環境においては[[【黒緑速攻】]]に滅法弱かった。

***革命編期 [#k76a6289]
[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]が登場したことで多色[[デッキ]]に対してより強く出れるように。

またここにおいて[[革命0トリガー]]を持つ[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]及び[[《革命の鉄拳》]]を獲得したことにより守りの問題がほぼ解決し、同時にカウンター性能が大幅に向上した。
ただその一方で、より守りを[[クリーチャー]]に依存するようになり、[[《単騎連射 マグナム》]]の登場には苦しめられた。

総じて[[デッキ]]としての完成度が高まり、静かながらもシェアを集めていった時期である。

2016年9月15日をもって[[《フェアリー・ギフト》]]が[[殿堂入り]]。

***革命ファイナル期 [#k76a6289]
[[《スクランブル・チェンジ》]]の登場により、最速3ターン目にバトルゾーンをドラゴンで埋め尽くすことが可能となった。
通常の速攻にはない爆発力を発揮しながら、速攻と変わらない速度で攻めることができるようになり凶悪化。

さらにこの終期には[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]を獲得。
これ以降は、その効果で[[スレイヤー]]を与えることで、[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]などのコマンドを持つ[[効果バトル]]ドラゴンを実質的に、相手ターン中に出てくる確定除去、として運用することが可能となった。

ここまでの強化を経てついにこの年に行われた「デュエル・マスターズグランプリ- 4th」では優勝を果たしている。
同大会の入賞デッキ中の使用率は1位(そのシェアは4分の1を越えていた)、ベスト8進出者の内5人が使用と、極めて高い実績をだした。

2017年2月16日をもって[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]が[[殿堂入り]]。
2017年7月8日をもって[[《スクランブル・チェンジ》]]が[[殿堂入り]]。

***新章デュエル・マスターズ期 [#k76a6289]
この期では前期と比べて、[[ビートダウン]][[デッキ]]の中に早期に過剰打点を生成するデッキが少なくなっており、ギリギリの打点で[[1ショットキル]]を仕掛ける相手に対して打点計算を狂わせるために[[《光牙忍ハヤブサマル》]]を搭載するケースも見られるように。
また逆転要素として[[《爆殺!! 覇悪怒楽苦》]]を取り入れるケースも増えた。

***双極篇期 [#k76a6289]
長く[[環境]]に居座るこの[[デッキ]]に対し、これ以上周辺パーツの規制をしても効果が薄いと判断されたのか、ついに2018年3月1日付でデッキの核となる[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]と[[《爆熱剣 バトライ刃》]]/[[《爆熱天守 バトライ閣》]]/[[《爆熱DX バトライ武神》]]とが[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]に指定された。
これによって[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]を主軸とした構築に特化させざるを得なくなり大きく弱体化。
ただ新殿堂レギュレーション発表と同時期に[[《“龍装”チュリス》]]を獲得しており、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]と合わせることでさらに速度を上昇させるタイプも現れた。

これ以降は[[《爆熱剣 バトライ刃》]]を実質搭載できなくなったため、空いた超次元ゾーンの1枠に[[《次元龍覇 グレンモルト「覇」》]]からの[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]への革命チェンジと相性が良い[[サイキック・クリーチャー]]を搭載するケースが見られるようになった。

その後[[《武闘世代 カツキングJr.》]]、[[《龍仙ロマネスク》]]など、[[光]]を含むパワーカードや革命チェンジ獣を搭載した[[白赤緑]]カラーがよく見られるように。
[[DMRP-05>DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]期になるとこの型が[[チャンピオンシップ]]優勝をポツポツと果たすなど一定のリペア成功を果たした。

だが、それ以降は優勝報告も絶え、さらなる[[環境]]の高速化と《バトライ閣》の喪失が響き、ついに[[環境]]争いの座から陥落した。
このまま環境から完全に去るかと思われたが、その後も[[《龍装車 マグマジゴク/地獄スクラッパー》]]を投入した【モルト NEXT】の入賞が報告されるなど、[[地雷]]としてのポテンシャルはまだ残している。
コンセプトでもある[[フィニッシャー]]の《モルト NEXT》と《ハートバーン》自体には規制がかかっていないのは不幸中の幸いと言えるだろう。
[[DMRP-08>DMRP-08 「双極篇 第4弾 超決戦!バラギアラ!!無敵オラオラ輪廻∞」]]で登場した[[《龍星装者 “B-我”ライザ》]]を疑似《バトライ閣》として投入した形も登場している。
同じ頃、革命チェンジを主軸とし、封印を積極的に外す戦略が流行り、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]登場前のように[[《禁断〜封印されしX〜》]]型に回帰する傾向が生まれた。

そして2019年3月1日をもって[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]が[[殿堂入り]]。
これはただでさえ弱体化していたこの[[デッキ]]にとって非常に厳しい追い討ちとなった。

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**その他 [#tb2b6b3e]

-この[[デッキ]]タイプに関連して数多くの[[カード]]が[[殿堂入り]]となった。具体的には[[《フェアリー・ギフト》]]、[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]、[[《スクランブル・チェンジ》]]、[[《爆熱天守 バトライ閣》]]、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]の計5枚。

-[[ダブルビクトリー]]の[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]と[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]を始め、既に販売を終了している[[DMD-20>DMD-20 「スーパーVデッキ 勝利の将龍剣ガイオウバーン」]]の収録[[カード]]、[[最終禁断レジェンドカード]]の[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]といった、高[[レアリティ]]・[[再録]]されていない入手困難な[[カード]]をふんだんに使用するため構築難易度が極めて高い。今から組もうと思えば構築費用が10万を超えかねず、ある意味[[資産ゲー]]の権化とも言える[[デッキタイプ]]である。&br;現在は[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]を始めとした高額な主要カードが[[DMX-26>DMX-26 「ファイナル・メモリアル・パック 〜DS・Rev・RevF編〜」]]にて軒並み[[再録]]される為、幾分かは構築が楽になると思われる。
--しかし、そのように大体のパーツがポツポツと再録される一方で必須パーツであった[[《爆熱剣 バトライ刃》]]は再録の気配は全くなかった。ビクトリーカードで、かつ再録の厳しそうな3D龍解カードであるため、シングル価格は上がる一方で、このデッキを組む上での重大なネックとなっていた。しかし前述したように、後に[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]との[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]が発表され、この問題は間接的ながら解消された。

**参考 [#k00394d0]
-[[デッキ集(一覧)]]
-[[デッキ集/ビートダウン]]
-[[デッキ集/1ショットキル]]
-[[【準赤単】]]
-[[【モルト「王」】]]