#author("2019-03-04T03:57:43+09:00","","") *【モルト &ruby(ネクスト){NEXT};】 [#we8def1f] [[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]で[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]を呼び出し、そのまま[[《超戦覇龍 ガイNEXT》]]へと[[龍解]]させて一気に[[1ショットキル]]を狙う[[デッキ]]。 |超戦龍覇 モルト NEXT WVC 火文明 (7)| |クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆/ドラグナー 9000| |マナ武装 5:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンに火のカードが5枚以上あれば、火のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)| |龍マナ武装 5:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、自分のマナゾーンに火のドラゴンが5体以上あれば、攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。| |W・ブレイカー| #hr |闘将銀河城 ハートバーン WVC 火文明 (5)| |ドラグハート・フォートレス| |バトルゾーンにある自分のドラゴンはすべて「スピードアタッカー」を得る。| |龍解:自分のドラゴンがアンタップされた時、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。| 2つの[[マナ武装]]を達成してしまえば[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]1枚でフィニッシュまで持って行ける、という奇襲性・突破力の高さを強みとする。 少しずつ制圧していく[[コントロール]]相手には一気に切り崩すことが可能。 [[ハンデス]]に対しては[[マッドネス]]を無理なく多く積めるのでその点では強いが、[[マナブースト]]によるリソース消費で[[手札]]がカツカツになりやすいという意味では弱いともいえる。 ただ少なくとも、[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]ありきで構築される[[デッキ]]なので、それを引っこ抜かれると脆いというのは確実に言えることである。 [[ドラゴン・サーガ]]終盤に登場して以降、[[新章デュエル・マスターズ]]辺りまで常に[[トップメタ]]争いに加わっていた強力な[[アーキタイプ]]である。 略称は「モルネク」「ネクスト」など。 **基本的な構成 [#u72fb535] 基本的には[[【モルト「王」】]]と同じく、[[火]]をベースに[[自然]]の[[マナブースト]]を加えた[[【準赤単】]]で構成され、そこに[[闇]]や[[光]]が[[タッチ]]される場合もある。 [[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]は[[マナ武装]]の条件は緩いが、それとは別に[[龍マナ武装]]も狙うため[[【連ドラ】]]のように[[ドラゴン]]がかなり多く投入される。 [[デッキ]]構成が似る[[【モルト「王」】]]などと比べて、あらゆる手段を用いて速度を重視した型が多い。 **主要カード [#n798af40] |[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]|[[コンセプト]]| |[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]|ドラゴン全てに[[スピードアタッカー]]付与| |[[《次元龍覇 グレンモルト「覇」》]]|準[[コンセプト]]| **候補クリーチャー [#a308c08d] |[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]※|[[文明]]の数だけ[[マナ]]を[[フリーズ]]| |[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]|[[【速攻】]]対策| |[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]|[[シールド焼却]]付与 [[《爆熱DX バトライ武神》]]を採用できた時期には[[革命チェンジ]]との[[ループ]]で相手の[[S・トリガー]]を気にせずフィニッシュできた。| |[[《リュウセイ・ジ・アース》]]|[[ハンデス]]対策。| |[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]|[[ハンデス]]対策。相手クリーチャーを[[タップイン]]させて自分クリーチャーは全員[[スピードアタッカー]]に。| |[[《熱血提督 ザーク・タイザー》]]|[[ハンデス]]対策。[[ヒューマノイド爆]]と[[コマンド・ドラゴン]]を回収| |[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]※|[[ガチンコ・ジャッジ]]で勝利すると[[エクストラターン]]| |[[《ボルバルザーク・エクス》]]※|打点増強や[[《爆熱DX バトライ武神》]]への[[龍解剤]]。 [[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の下では攻撃できないので注意| |[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]|[[コスト踏み倒し]]及び[[ライブラリアウト]]対策| |[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]|~| |[[《摩破目 ナトゥーラ・トプス/ストンピング・ウィード》]]|下面で[[マナブースト]]、上面の[[マッハファイター]]で[[除去]]も| |[[《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]|《ボルシャック・ドギラゴン》を回収しつつ龍マナ武装を達成しやすくする| |[[《熱血龍 メッタギルス》]]|[[カード指定除去]]を行う[[S・トリガー]][[ドラゴン]]| |[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]|[[強制バトル]]を行う[[S・トリガー]][[ドラゴン]]。[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]で[[スレイヤー]]を与えれば実質的な[[確定除去]]に。| |[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]※|[[革命チェンジ]]で登場する[[T・ブレイカー]]。[[ファイナル革命]]で[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]か[[《リュウセイ・ジ・アース》]]を[[手札]]か[[マナゾーン]]から[[バトルゾーン]]に出せる。| |[[《“龍装”チュリス》]]|革命チェンジ元。| |[[《ガイアール Re:》]]|出したターン限定の[[アンタップキラー]]。| |[[《伝説のレジェンド ドギラゴン》]]|出したターン限定の[[アンタップキラー]]。バトルに勝つと[[敗北回避能力]]発動| |[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]|[[革命チェンジ]]で登場する[[マナ送り]]付きの[[T・ブレイカー]]| |[[《龍星装者 “B-我”ライザ》]]|疑似《バトライ閣》| |[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]|[[革命0トリガー]][[ドラゴン]]| |[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]※|コスト5以上の[[火]][[コマンド]][[召喚]]で封印を外せる[[最終禁断フィールド]]| |[[《禁断〜封印されしX〜》]]※|《ボルシャック・ドギラゴン》からのカウンターを重視する場合に投入| **候補呪文 [#i4f2d7e2] |[[《メンデルスゾーン》]]|2ターン目に最大で2[[マナブースト]]| |[[《フェアリーの火の子祭》]]|[[手札]]の減らない[[マナブースト]]| |[[《ガチンコ・ルーレット》]]※|[[ガチンコ・ジャッジ]]に勝てば[[手札]]の減らない[[マナブースト]]| |[[《スクランブル・チェンジ》]]※|[[火]]のドラゴンを[[コスト軽減]]かつ[[スピードアタッカー]]を与える| |[[《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》]]|状況に応じて[[ドラゴン]]を踏み倒す| |[[《ドギラゴン・エントリー》]]|~| |[[《フェアリー・ギフト》]]※|[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]等を高速[[召喚]]| |[[《革命の鉄拳》]]|[[革命0トリガー]][[呪文]]| |[[《爆殺!! 覇悪怒楽苦》]]|強力[[スーパー・S・トリガー]]| |[[《ジ・エンド・オブ・エックス》]]|[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]対策| **候補ドラグハート [#c3f3d504] |[[《銀河大剣 ガイハート》]]|[[スピードアタッカー]]付与| |[[《無敵王剣 ギガハート》]]|[[スピードアタッカー]]付与、攻撃中に破壊されない。 [[龍解]]すると強力な[[ドラグハート・クリーチャー]]を[[超次元ゾーン]]から出せる[[《最強熱血 オウギンガ》]]に。| |[[《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》]]|パワー+3000で[[強制バトル]]| |[[《斬鉄剣 ガイアール・ホーン》]]|[[《熱血龍 ザンテツビッグ・ホーン》]]の状態で出せば[[《爆熱DX バトライ武神》]]への[[龍解剤]]になる他、[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]に[[ドラゴン]][[種族]]を[[付与]]する。| |[[《熱血剣 グリージーホーン》]]|[[《熱血龍 リトルビッグホーン》]]の状態で出せば[[《爆熱DX バトライ武神》]]への[[龍解剤]]に。[[装備]]したクリーチャーに[[アンタップキラー]]を与える。| |[[《無敵剣 プロト・ギガハート》]]|除去耐性付与| |[[《真聖教会 エンドレス・ヘブン》]]|自分のクリーチャーが破壊された時に[[シールド追加]]。[[龍解]]すると[[フリーズ]]能力と[[真・エスケープ]]を持つ[[《真・天命王 ネバーエンド》]]に| |[[《恐龍界樹 ジュダイオウ》]]|パワー4000以下のクリーチャーの攻撃を[[ロック]]| |[[《革命槍 ジャンヌ・ミゼル》]]|攻撃時に相手クリーチャー1体を[[タップ]]| **候補サイキック・クリーチャー [#s4f06e9f] |[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|相手のマナをタップインさせる。| |[[《激相撲!ツッパリキシ》]]|自分の他のクリーチャーは自身の文明の数だけ1000[[パンプアップ]]。| ---- **このデッキタイプの変遷 [#y83240ff] ***ドラゴン・サーガ期 [#k76a6289] [[ドラゴン・サーガ]]終盤に[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]が登場したことで成立。 その後すぐに環境に上がってきた。 相手の[[S・トリガー]]からの反撃が不安な場合には[[《爆熱天守 バトライ閣》]]を出してドラゴンを大量展開して数で攻めることも可能であって、とにかく登場当初から爆発的な攻撃力が売りであった。 当時の弱点としては守りが薄いことが挙げられる。 龍マナ武装の対象になり実用性の高い[[S・トリガー]]は[[《熱血龍 メッタギルス》]]と[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]のたった2枚のみであった。 よって[[【速攻】]]に対して弱くなりがちで、環境においては[[【黒緑速攻】]]に滅法弱かった。 ***革命編期 [#k76a6289] [[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]が登場したことで多色[[デッキ]]に対してより強く出れるように。 またここにおいて[[革命0トリガー]]を持つ[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]及び[[《革命の鉄拳》]]を獲得したことにより守りの問題がほぼ解決し、同時にカウンター性能が大幅に向上した。 ただその一方で、より守りを[[クリーチャー]]に依存するようになり、[[《単騎連射 マグナム》]]の登場には苦しめられた。 総じて[[デッキ]]としての完成度が高まり、静かながらもシェアを集めていった時期である。 2016年9月15日をもって[[《フェアリー・ギフト》]]が[[殿堂入り]]。 ***革命ファイナル期 [#k76a6289] [[《スクランブル・チェンジ》]]の登場により、最速3ターン目にバトルゾーンをドラゴンで埋め尽くすことが可能となった。 通常の速攻にはない爆発力を発揮しながら、速攻と変わらない速度で攻めることができるようになり凶悪化。 さらにこの終期には[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]を獲得。 これ以降は、その効果で[[スレイヤー]]を与えることで、[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]などのコマンドを持つ[[効果バトル]]ドラゴンを実質的に、相手ターン中に出てくる確定除去、として運用することが可能となった。 ここまでの強化を経てついにこの年に行われた「デュエル・マスターズグランプリ- 4th」では優勝を果たしている。 同大会の入賞デッキ中の使用率は1位(そのシェアは4分の1を越えていた)、ベスト8進出者の内5人が使用と、極めて高い実績をだした。 2017年2月16日をもって[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]が[[殿堂入り]]。 2017年7月8日をもって[[《スクランブル・チェンジ》]]が[[殿堂入り]]。 ***新章デュエル・マスターズ期 [#k76a6289] この期では前期と比べて、[[ビートダウン]][[デッキ]]の中に早期に過剰打点を生成するデッキが少なくなっており、ギリギリの打点で[[1ショットキル]]を仕掛ける相手に対して打点計算を狂わせるために[[《光牙忍ハヤブサマル》]]を搭載するケースも見られるように。 また逆転要素として[[《爆殺!! 覇悪怒楽苦》]]を取り入れるケースも増えた。 ***双極篇期 [#k76a6289] 長く[[環境]]に居座るこの[[デッキ]]に対し、これ以上周辺パーツの規制をしても効果が薄いと判断されたのか、ついに2018年3月1日付でデッキの核となる[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]と[[《爆熱剣 バトライ刃》]]/[[《爆熱天守 バトライ閣》]]/[[《爆熱DX バトライ武神》]]とが[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]に指定された。 これによって[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]を主軸とした構築に特化させざるを得なくなり大きく弱体化。 ただ新殿堂レギュレーション発表と同時期に[[《“龍装”チュリス》]]を獲得しており、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]と合わせることでさらに速度を上昇させるタイプも現れた。 これ以降は[[《爆熱剣 バトライ刃》]]を実質搭載できなくなったため、空いた超次元ゾーンの1枠に[[《次元龍覇 グレンモルト「覇」》]]からの[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]への革命チェンジと相性が良い[[サイキック・クリーチャー]]を搭載するケースが見られるようになった。 その後[[《武闘世代 カツキングJr.》]]、[[《龍仙ロマネスク》]]など、[[光]]を含むパワーカードや革命チェンジ獣を搭載した[[白赤緑]]カラーがよく見られるように。 [[DMRP-05>DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]期になるとこの型が[[チャンピオンシップ]]優勝をポツポツと果たすなど一定のリペア成功を果たした。 だが、それ以降は優勝報告も絶え、さらなる[[環境]]の高速化と《バトライ閣》の喪失が響き、ついに[[環境]]争いの座から陥落した。 このまま環境から完全に去るかと思われたが、その後も[[《龍装車 マグマジゴク/地獄スクラッパー》]]を投入した【モルト NEXT】の入賞が報告されるなど、[[地雷]]としてのポテンシャルはまだ残している。 コンセプトでもある[[フィニッシャー]]の《モルト NEXT》と《ハートバーン》自体には規制がかかっていないのは不幸中の幸いと言えるだろう。 [[DMRP-08>DMRP-08 「双極編 第4弾 超決戦!バラギアラ!!無敵オラオラ輪廻∞」]]で登場した[[《龍星装者 “B-我”ライザ》]]を疑似《バトライ閣》として投入した形も登場している。 同じ頃、革命チェンジを主軸とし、封印を積極的に外す戦略が流行り、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]登場前のように[[《禁断〜封印されしX〜》]]型に回帰する傾向が生まれた。 そして2019年3月1日をもって[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]が[[殿堂入り]]。 これはただでさえ弱体化していたこの[[デッキ]]にとって非常に厳しい追い討ちとなった。 ---- **その他 [#tb2b6b3e] -この[[デッキ]]タイプに関連して数多くの[[カード]]が[[殿堂入り]]となった。具体的には[[《フェアリー・ギフト》]]、[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]、[[《スクランブル・チェンジ》]]、[[《爆熱天守 バトライ閣》]]、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]の計5枚。 -[[ダブルビクトリー]]の[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]と[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]を始め、既に販売を終了している[[DMD-20>DMD-20 「スーパーVデッキ 勝利の将龍剣ガイオウバーン」]]の収録[[カード]]、[[最終禁断レジェンドカード]]の[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]といった、高[[レアリティ]]・[[再録]]されていない入手困難な[[カード]]をふんだんに使用するため構築難易度が極めて高い。今から組もうと思えば構築費用が10万を超えかねず、ある意味[[資産ゲー]]の権化とも言える[[デッキタイプ]]である。&br;現在は[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]を始めとした高額な主要カードが[[DMX-26>DMX-26 「ファイナル・メモリアル・パック 〜DS・Rev・RevF編〜」]]にて軒並み[[再録]]される為、幾分かは構築が楽になると思われる。 --しかし、そのように大体のパーツがポツポツと再録される一方で必須パーツであった[[《爆熱剣 バトライ刃》]]は再録の気配は全くなかった。ビクトリーカードで、かつ再録の厳しそうな3D龍解カードであるため、シングル価格は上がる一方で、このデッキを組む上での重大なネックとなっていた。しかし前述したように、後に[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]との[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]が発表され、この問題は間接的ながら解消された。 **参考 [#k00394d0] -[[デッキ集(一覧)]] -[[デッキ集/ビートダウン]] -[[デッキ集/1ショットキル]] -[[【準赤単】]] -[[【モルト「王」】]]