#author("2020-01-12T23:20:50+09:00","","")
#author("2020-01-18T17:02:21+09:00","","")
*【ミステリー・キューブ】 [#lcb6427b]

[[【ミラクルとミステリーの扉】]]や[[【獰猛ブラスター】]]の流れを継ぐ[[コスト踏み倒し]]デッキで、[[《ミステリー・キューブ》]]や[[《ホーガン・ブラスター》]]を使用して[[フィニッシャー]]級の大型クリーチャーを早期に出すことを目指す。

かつては主要カードが軒並み[[殿堂入り]]したことでデッキ構築が難しくなったが、[[《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》]]の登場で最低限の[[リペア]]を果たし、その後[[《ミステリー・キューブ》]]の[[殿堂解除]]も相まって完全復活した。

殿堂解除直後の現[[双極篇]]環境では[[ファンデッキ]]止まりの扱いだが、今後の研究次第では再び[[環境]]入りするかもしれない。

|ミステリー・キューブ R 自然文明 (5)|
|呪文|
|S・トリガー|
|自分の山札をシャッフルする。その後、上から1枚目をすべてのすべてのプレイヤーに見せる。それがクリーチャーであれば、バトルゾーンに出してもよい。クリーチャーでなければ、自分のマナゾーンに置く。|

|龍素記号Sr(エスアール) スペルサイクリカ SR 水文明 (7)|
|クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 6000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト7以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうした場合、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の手札に加える。|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。|

|カブトリアル・クーガ SR 自然文明 (8)|
|クリーチャー:グランセクト 13000|
|マッハファイター|
|このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体、自分の手札に加えてもよい。残りをマナゾーンに置く。|
|T・ブレイカー|
|BGCOLOR(#ccd):|
|ミステリー・ディザスター SR 自然文明 (5)|
|呪文|
|自分の山札をシャッフルし、その後、上から1枚目を表向きにする。それがクリーチャーならバトルゾーンに出す。それ以外なら、自分のマナゾーンに置く。|

[[【ミラクルとミステリーの扉】]]と異なり、[[《ミステリー・キューブ》]]はめくった[[カード]]1枚がそのまま踏み倒されるため、[[《フェアリー・ライフ》]]等の軽量[[マナブースト]]は比較的少なめ。
反面、[[クリーチャー]]の数を絞らなくとも良いため、デッキの半分近くを8マナを超える大型[[クリーチャー]]とする構築も十分実用範囲内である。

このデッキタイプの優位を決定づけたのは[[DMR-13>DMR-13 「ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ」]]で墓地の呪文を[[コスト踏み倒し]]できる[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]の登場である。[[《ミステリー・キューブ》]]や[[《転生プログラム》]]を使い回すことで手数が増し、ランダム性の高かった踏み倒しが[[ブースト]]を絡めながら何度も繰り返されることになり、踏み倒しの成功率を高めることとなる。

[[踏み倒す>コスト踏み倒し]]大型クリーチャーの色のバランスをとり、[[《フェアリー・ミラクル》]]で高速[[マナブースト]]を狙う[[【5色フェアリー・ミラクル】]]とのハイブリッド型にしたタイプや、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]と相性のいい[[ランデス]]カードを投入した[[【サイクリカランデス】]]との折衷型、[[【連ドラ】]]型など、バリエーションは様々。

[[【獰猛ブラスター】]]で猛威を振るった[[《獰猛なる大地》]]と[[《希望の絆 鬼修羅》]]は、共に[[殿堂入り]]しため、いずれか、あるいは両方が搭載されないことも多い。
それどころか、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]との相性が抜群の[[《転生プログラム》]]を利用しやすいように構築し、故意に[[墓地]]の[[呪文]]を増やし、状況に応じて[[呪文]]を再利用できるようにしている型もあった。
[[双極篇]]以降は[[ツインパクト]]の登場によって、クリーチャーの踏み倒しもしやすくなり、墓地に呪文も溜めやすくなったりと至れり尽くせりだが、[[コスト踏み倒しメタ]]にはくれぐれも気を付けなくてはならない。

**主要カード [#r4eeefb0]
|[[《ミステリー・キューブ》]]|核|
|[[《ホーガン・ブラスター》]]※|5枚目(殿堂入り時〜20191/21までは2枚目)の《ミステリー・キューブ》|
|[[《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》]]|S・トリガーの抜けた《ミステリー・キューブ》。[[クリーチャー]]面を踏み倒しても強い|
|[[《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》]]|S・トリガーの抜けた《ミステリー・キューブ》。[[クリーチャー]]面を踏み倒しても強い|
|[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]|《ミステリー・キューブ》の再利用|


**候補カード・クリーチャー [#e57e6f5d]
|[[《大河聖霊エル・ドラード》]]|[[攻撃強制>可能であれば攻撃する]]+[[手札補充]]+[[S・トリガー]]発射+巨大[[パワー]]|
|[[《希望の絆 鬼修羅》]]※|大型を[[踏み倒す>コスト踏み倒し]]コンボパーツ《獰猛なる大地》と共に|
|[[《希望の絆 鬼修羅》]]|大型を[[踏み倒す>コスト踏み倒し]]コンボパーツ《獰猛なる大地》と共に|
|[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]※|[[ガチンコ・ジャッジ]]で[[エクストラターン]] |
|[[《勝利天帝 Gメビウス》]]|2回攻撃できるスピードアタッカーのT・ブレイカー|
|[[《龍世界 ドラゴ大王》]]|除去を行いながら強力な[[ロック]]をかける|
|[[《逆襲の支配者 ニュー・ディアボロス》]]|全体除去の[[五色>5色レインボー]]カード|
|[[《暴走龍 5000GT》]]|全体除去|
|[[《スペリオル・シルキード》]]|~|
|[[《偽りの王 モーツァルト》]]|~|
|[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]|除去、ランデス、ブーストを同時に行えるフィニッシャー|
|[[《古代楽園モアイランド》]]|呪文封じ 同系対策にも|
|[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]|~|
|[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]|[[ゼニス]] 召喚時cipは使えないが強力なシステムクリーチャー|
|[[《知識の破壊者デストルツィオーネ》]]|cipで[[《ロスト・ソウル》]]|
|[[《龍装者 ジスタジオ》]]|[[パワー12000以上]]に[[バトル]]以外での除去耐性|
|[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]|同系対策・ライブラリアウトメタ|
|[[《クイーン・アマテラス》]]|各種[[呪文]]の踏み倒し。&br;調整でコストが重くなったが、[[《ミステリー・キューブ》]]自体を踏み倒せるようになった|
|[[《幻影 ミスキュー》]]|クリーチャー版《ミステリー・キューブ》|


**候補カード・呪文 [#e57e6f5e]
|[[《獅子王の紋章》]]|[[革命0トリガー]]で一時的に踏み倒す|
|[[《獰猛なる大地》]]※|大型を[[踏み倒す>コスト踏み倒し]]コンボパーツ《鬼修羅》と共に|
|[[《ガチンコ・ルーレット》]]※|相性のいいマナブースト |
|[[《セブンス・タワー》]]※|~|
|[[《フェアリー・ミラクル》]]|5色にするなら優秀マナブースト|
|[[《ドンドン吸い込むナウ》]]|防御用[[S・トリガー]]呪文|
|[[《ミサイル・バースト G》]]|~|
|[[《反撃のサイレント・スパーク》]]|~|
|[[《支配のオラクルジュエル》]]|~|
|[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]※|[[《勝利のプリンプリン》]]を出して[[S・トリガー]]を盾に仕込む|

**候補カード・ツインパクト[#e57e6f6d]
|[[《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]|[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]][[メタ]]/[[マナブースト]]&[[マナ回収]]|
|[[《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》]]|呪文封じ 同系対策にも|

**候補カード・プレミアム殿堂 [#e57e6f5f]
|[[《ミラクルとミステリーの扉》]]☒|山札から[[クリーチャー]]の踏み倒し。|
|[[《転生プログラム》]]☒|核。&br;《サイクリカ》の選択肢を増やしながら確実に[[クリーチャー]]を踏み倒す|
|[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]☒|各種[[呪文]]の踏み倒し。[[《転生プログラム》]]との組み合わせも|

*弱点 [#t6e2bcca]
[[呪文]]による[[コスト踏み倒し]]が中心となる構成上、[[呪文メタ]]は天敵。
[[《お騒がせチューザ》]]、[[《拷問ロスト・マインド》]]、[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]、[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]、[[《悪魔神王バルカディアス》]]、[[《結界するブロークン・ホーン》]]などが代表的だろう。
他にも[[《巡霊者メスタポ》]]や[[《異端流し オニカマス》]]、[[《ポクチンちん》]]といったメタにも弱い。

とは言え何とか[[マナブースト]]さえ決まれば、それらを使う相手にも素の[[カードパワー]]で戦っていくことはできる。
[[《異端流し オニカマス》]]や[[《ポクチンちん》]]などは[[S・トリガー]]した際には反応しない抜け道もあるので、シールドの内容次第で有利に立てる。

[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]も[[サーチ]]や[[手札]]からの踏み倒しは防げないため、完全な対策とは言えない。
とは言え動きが鈍る事には違いないため、何らかのメタで足止めをしている内に2体目を出すなどの対策を行いたい。


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-どのタイプにおいても、[[ビクトリー]]、[[スーパーレア]]、[[ベリーレア]]を何種類も複数積みする構成になるため、必然的に[[構築費用>カード資産]]が高くなってしまうのが難点である。またデッキが[[フォイル]]まみれになるので、カードの反りに注意。プレイによる傷みを気にするなら、[[スリーブ]]を2重、3重にすると良い。

-[[《ミステリー・キューブ》]]による[[コスト踏み倒し]]を主力とするが、[[呪文]]が踏み倒せないのが大きなネックとなっており、初期は[[クリーチャー]]と[[呪文]]の比率が課題とされていた。しかし[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]が登場すると、[[《ミステリー・キューブ》]]で呪文がめくれても次のターンこれに繋げて[[《ミステリー・キューブ》]]を再利用できるようになり、この課題も改善された。

-[[【エンペラー・キリコ】]]の消滅以降、環境において猛威を振るった[[【ミラクルとミステリーの扉】]]の[[リペア]]である[[【獰猛ブラスター】]]の更なる[[リペア]]として考案された[[デッキ]]であり、[[デッキタイプ]]としての[[【ミラクルとミステリーの扉】]]の最終形態でもある。以下のように関連カードの数々の[[殿堂入り]]、[[プレミアム殿堂]]を物ともせず、[[ドラゴン・サーガ環境]]まで[[メタゲーム]]の一角に居座り続けてきた。先達に負けず運要素が強く、うまくいけば序盤からゲームの優勢を決定づける重量級[[カード]]を踏み倒せてしまったため、その運ゲーと理不尽な強さを嫌うプレイヤーも少なくなかった。

**影響を受け殿堂入りとなったカード [#f7a1a7ee]
-[[《ミラクルとミステリーの扉》]]※後に[[プレミアム殿堂]]
-[[《ホーガン・ブラスター》]]
-[[《獰猛なる大地》]]
-[[《ガチンコ・ルーレット》]]
-[[《ポジトロン・サイン》]]
-[[《希望の絆 鬼修羅》]]
-[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]
-[[《ミステリー・キューブ》]]※後の2019年1月21日を持って''[[殿堂解除]]''

-2015年3月14日付の[[《ミステリー・キューブ》]][[殿堂入り]]を以てとうとう環境から姿を消すこととなる。[[殿堂入り]]発表時には、「当然」といった声も多かった。
だが、2019年1月21日付で《ミステリー・キューブ》が[[殿堂解除]]となった為、この再びデッキを組むことができるようになった。しかし殿堂入りとなった当時と違い環境の高速化と[[コスト踏み倒しメタ]]カードが豊富な為、このデッキが再び頭角を現すのは少し難しくなっている。

-[[DMRP-06>DMRP-06 「双極篇 第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!」]]期には[[《ミステリー・ディザスター》>《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》]]によるリペア型が[[チャンピオンシップ]]準優勝を記録している。
--これを皮切りに愛好家筋の中では使われるデッキとして定着。[[【チェイングラスパーループ】]]にも使われる[[自然]]の[[コスト踏み倒し]][[クリーチャー]]にデッキを寄せ、フィニッシャーをいわゆる「[[VAN>《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]][[モアイ>《古代楽園モアイランド》]][[ワルド>《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]」体制にした構築が1つの[[リペア]]型として成立したが、[[ファンデッキ]]の域を出ない。

-「全国大会2014デュエマ甲子園 日本一決定戦」レギュラークラス優勝などの実績を残している。

**参考 [#f30d0fa5]
-[[デッキ集(一覧)]]
-[[デッキ集/コスト踏み倒しコンボ]]
-[[《ミステリー・キューブ》]]
-[[《ホーガン・ブラスター》]]
-[[《大河聖霊エル・ドラード》]]
-[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]
-[[《転生プログラム》]]
-[[《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》]]

-[[【ミラクルとミステリーの扉】]]
-[[【獰猛ブラスター】]]