#author("2019-02-19T13:14:11+09:00","","") *【ミステリー・キューブ】 [#lcb6427b] [[【ミラクルとミステリーの扉】]]や[[【獰猛ブラスター】]]の流れを継ぐ[[コスト踏み倒し]]デッキで、[[《ミステリー・キューブ》]]や[[《ホーガン・ブラスター》]]を使用して[[フィニッシャー]]級の大型クリーチャーを早期に出すことを目指す。 かつては主要カードが軒並み[[殿堂入り]]したことでデッキ構築が難しくなったが、[[《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》]]の登場で最低限の[[リペア]]を果たし、その後[[《ミステリー・キューブ》]]の[[殿堂解除]]も相まって完全復活した。 殿堂解除直後の現[[双極篇]]環境では[[ファンデッキ]]止まりの扱いだが、今後の研究次第では再び[[環境]]入りするかもしれない。 |ミステリー・キューブ R 自然文明 (5)| |呪文| |S・トリガー| |自分の山札をシャッフルする。その後、上から1枚目をすべてのすべてのプレイヤーに見せる。それがクリーチャーであれば、バトルゾーンに出してもよい。クリーチャーでなければ、自分のマナゾーンに置く。| #hr |龍素記号Sr(エスアール) スペルサイクリカ SR 水文明 (7)| |クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 6000| |このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト7以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうした場合、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の手札に加える。| |W・ブレイカー| |このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。| #hr |カブトリアル・クーガ SR 自然文明 (8)| |クリーチャー:グランセクト 13000| |マッハファイター| |このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体、自分の手札に加えてもよい。残りをマナゾーンに置く。| |T・ブレイカー| |BGCOLOR(#ccd):| |ミステリー・ディザスター SR 自然文明 (5)| |呪文| |自分の山札をシャッフルし、その後、上から1枚目を表向きにする。それがクリーチャーならバトルゾーンに出す。それ以外なら、自分のマナゾーンに置く。| [[【ミラクルとミステリーの扉】]]と異なり、[[《ミステリー・キューブ》]]はめくった[[カード]]1枚がそのまま踏み倒されるため、[[《フェアリー・ライフ》]]等の軽量[[マナブースト]]は比較的少なめ。 反面、[[クリーチャー]]の数を絞らなくとも良いため、デッキの半分近くを8マナを超える大型[[クリーチャー]]とする構築も十分実用範囲内である。 このデッキタイプの優位を決定づけたのは[[DMR-13>DMR-13 「ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ」]]で墓地の呪文を[[コスト踏み倒し]]できる[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]の登場である。[[《ミステリー・キューブ》]]や[[《転生プログラム》]]を使い回すことで手数が増し、ランダム性の高かった踏み倒しが[[ブースト]]を絡めながら何度も繰り返されることになり、踏み倒しの成功率を高めることとなる。 [[踏み倒す>コスト踏み倒し]]大型クリーチャーの色のバランスをとり、[[《フェアリー・ミラクル》]]で高速[[マナブースト]]を狙う[[【5色フェアリー・ミラクル】]]とのハイブリッド型にしたタイプや、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]と相性のいい[[ランデス]]カードを投入した[[【サイクリカランデス】]]との折衷型、[[【連ドラ】]]型など、バリエーションは様々。 [[【獰猛ブラスター】]]で猛威を振るった[[《獰猛なる大地》]]と[[《希望の絆 鬼修羅》]]は、共に[[殿堂入り]]しため、いずれか、あるいは両方が搭載されないことも多い。 それどころか、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]との相性が抜群の[[《転生プログラム》]]を利用しやすいように構築し、故意に[[墓地]]の[[呪文]]を増やし、状況に応じて[[呪文]]を再利用できるようにしている型もあった。 最近では[[ツインパクト]]の登場によって、クリーチャーの踏み倒しもしやすくなり、墓地に呪文も溜めやすくなったりと至れり尽くせりだが、[[コスト踏み倒し]][[メタ]]にはくれぐれも気を付けなくてはならない。 **主要カード [#r4eeefb0] |[[《ミステリー・キューブ》]]|核| |[[《ホーガン・ブラスター》]]※|5枚目(殿堂入り時〜20191/21までは2枚目)の《ミステリー・キューブ》| |[[《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》]]|S・トリガーの抜けた《ミステリー・キューブ》。[[クリーチャー]]面を踏み倒しても強い| |[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]|《ミステリー・キューブ》の再利用| **候補カード・クリーチャー [#e57e6f5d] |[[《大河聖霊エル・ドラード》]]|[[攻撃強制>可能であれば攻撃する]]+[[手札補充]]+[[S・トリガー]]発射+巨大[[パワー]]| |[[《希望の絆 鬼修羅》]]※|大型を[[踏み倒す>コスト踏み倒し]]コンボパーツ《獰猛なる大地》と共に| |[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]※|[[ガチンコ・ジャッジ]]で[[エクストラターン]] | |[[《勝利天帝 Gメビウス》]]|2回攻撃できるスピードアタッカーのT・ブレイカー| |[[《龍世界 ドラゴ大王》]]|除去を行いながら強力な[[ロック]]をかける| |[[《逆襲の支配者 ニュー・ディアボロス》]]|全体除去の[[五色>5色レインボー]]カード| |[[《暴走龍 5000GT》]]|全体除去| |[[《スペリオル・シルキード》]]|~| |[[《偽りの王 モーツァルト》]]|~| |[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]|除去、ランデス、ブーストを同時に行えるフィニッシャー| |[[《古代楽園モアイランド》]]|呪文封じ 同系対策にも| |[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]|~| |[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]|[[ゼニス]] 召喚時cipは使えないが強力なシステムクリーチャー| |[[《知識の破壊者デストルツィオーネ》]]|cipで[[《ロスト・ソウル》]]| |[[《龍装者 ジスタジオ》]]|[[パワー12000以上]]に[[バトル]]以外での除去耐性| |[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]|同系対策・ライブラリアウトメタ| |[[《幻影 ミスキュー》]]|クリーチャー版《ミステリー・キューブ》| **候補カード・呪文 [#e57e6f5e] |[[《獅子王の紋章》]]|[[革命0トリガー]]で一時的に踏み倒す| |[[《獰猛なる大地》]]※|大型を[[踏み倒す>コスト踏み倒し]]コンボパーツ《鬼修羅》と共に| |[[《ガチンコ・ルーレット》]]※|相性のいいマナブースト | |[[《セブンス・タワー》]]※|~| |[[《フェアリー・ミラクル》]]|5色にするなら優秀マナブースト| |[[《ドンドン吸い込むナウ》]]|防御用[[S・トリガー]]呪文| |[[《ミサイル・バースト G》]]|~| |[[《反撃のサイレント・スパーク》]]|~| |[[《支配のオラクルジュエル》]]|~| |[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]※|[[《勝利のプリンプリン》]]を出して[[S・トリガー]]を盾に仕込む| **候補カード・ツインパクト[#e57e6f6d] |[[《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]|[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]][[メタ]]/[[マナブースト]]&[[マナ回収]]| |[[《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》]]|呪文封じ 同系対策にも| **候補カード・プレミアム殿堂 [#e57e6f5f] |[[《ミラクルとミステリーの扉》]]☒|山札から[[クリーチャー]]の踏み倒し。| |[[《転生プログラム》]]☒|核。&br;《サイクリカ》の選択肢を増やしながら確実に[[クリーチャー]]を踏み倒す| |[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]☒|各種[[呪文]]の踏み倒し。[[《転生プログラム》]]との組み合わせも| *弱点 [#t6e2bcca] [[呪文]]による[[コスト踏み倒し]]が中心となる構成上、[[呪文]][[メタ]]は天敵。 [[《お騒がせチューザ》]]、[[《拷問ロスト・マインド》]]、[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]、[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]、[[《悪魔神王バルカディアス》]]、[[《結界するブロークン・ホーン》]]などが代表的だろう。 他にも[[《巡霊者メスタポ》]]や[[《異端流し オニカマス》]]、[[《ポクチンちん》]]といったメタにも弱い。 とは言え何とか[[マナブースト]]さえ決まれば、それらを使う相手にも素の[[カードパワー]]で戦っていくことはできる。 [[《異端流し オニカマス》]]や[[《ポクチンちん》]]などは[[S・トリガー]]した際には反応しない抜け道もあるので、シールドの内容次第で有利に立てる。 [[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]も[[サーチ]]や[[手札]]からの踏み倒しは防げないため、完全な対策とは言えない。 とは言え動きが鈍る事には違いないため、何らかのメタで足止めをしている内に2体目を出すなどの対策を行いたい。 ---- -どのタイプにおいても、[[ビクトリー]]、[[スーパーレア]]、[[ベリーレア]]を何種類も複数積みする構成になるため、必然的に[[構築費用>カード資産]]が高くなってしまうのが難点である。またデッキが[[フォイル]]まみれになるので、カードの反りに注意。プレイによる傷みを気にするなら、[[スリーブ]]を2重、3重にすると良い。 -[[《ミステリー・キューブ》]]による[[コスト踏み倒し]]を主力とするが、[[呪文]]が踏み倒せないのが大きなネックとなっており、初期は[[クリーチャー]]と[[呪文]]の比率が課題とされていた。しかし[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]が登場すると、[[《ミステリー・キューブ》]]で呪文がめくれても次のターンこれに繋げて[[《ミステリー・キューブ》]]を再利用できるようになり、この課題も改善された。 -[[【エンペラー・キリコ】]]の消滅以降、環境において猛威を振るった[[【ミラクルとミステリーの扉】]]の[[リペア]]である[[【獰猛ブラスター】]]の更なる[[リペア]]として考案された[[デッキ]]であり、[[デッキタイプ]]としての[[【ミラクルとミステリーの扉】]]の最終形態でもある。以下のように関連カードの数々の[[殿堂入り]]、[[プレミアム殿堂]]を物ともせず、[[ドラゴン・サーガ環境]]まで[[メタゲーム]]の一角に居座り続けてきた。先達に負けず運要素が強く、うまくいけば序盤からゲームの優勢を決定づける重量級[[カード]]を踏み倒せてしまったため、その運ゲーと理不尽な強さを嫌うプレイヤーも少なくなかった。 **影響を受け殿堂入りとなったカード [#f7a1a7ee] -[[《ミラクルとミステリーの扉》]]※後に[[プレミアム殿堂]] -[[《ホーガン・ブラスター》]] -[[《獰猛なる大地》]] -[[《ガチンコ・ルーレット》]] -[[《ポジトロン・サイン》]] -[[《希望の絆 鬼修羅》]] -[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]] -[[《ミステリー・キューブ》]]※後の2019年1月21日を持って''[[殿堂解除]]'' -2015年3月14日付の[[《ミステリー・キューブ》]][[殿堂入り]]を以てとうとう環境から姿を消すこととなる。[[殿堂入り]]発表時には、「当然」といった声も多かった。 だが、2019年1月21日付で《ミステリー・キューブ》が[[殿堂解除]]となった為、この再びデッキを組むことができるようになった。しかし殿堂入りとなった当時と違い環境の高速化とコスト踏み倒しメタカードが豊富な為、このデッキが再び頭角を現すのは少し難しくなっている。 -[[DMRP-06>DMRP-06 「双極篇 第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!」]]期には[[《ミステリー・ディザスター》>《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》]]によるリペア型が[[チャンピオンシップ]]準優勝を記録している。 --これを皮切りに愛好家筋の中では使われるデッキとして定着。[[【チェイングラスパーループ】]]にも使われる[[自然]]の[[コスト踏み倒し]][[クリーチャー]]にデッキを寄せ、フィニッシャーをいわゆる「[[VAN>《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]][[モアイ>《古代楽園モアイランド》]][[ワルド>《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]」体制にした構築が1つの[[リペア]]型として成立したが、[[ファンデッキ]]の域を出ない。 -「全国大会2014デュエマ甲子園 日本一決定戦」レギュラークラス優勝などの実績を残している。 **参考 [#f30d0fa5] -[[デッキ集(一覧)]] -[[デッキ集/コスト踏み倒しコンボ]] -[[《ミステリー・キューブ》]] -[[《ホーガン・ブラスター》]] -[[《大河聖霊エル・ドラード》]] -[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]] -[[《転生プログラム》]] -[[《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》]] -[[【ミラクルとミステリーの扉】]] -[[【獰猛ブラスター】]]