#author("2018-12-09T01:10:21+09:00","","") *【カイザー「刃鬼」】 [#q434e8c4] [[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]の[[コスト踏み倒し]]能力を活かした重量級デッキ。 [[エピソード2]]終期に登場し、その決定力の高さから革命編まで[[ビッグマナ]]の代表格として常に[[トップメタ]]の一角に居座り続けていた。 |「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」 ''≡V≡'' 無色 (11)| |クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/ゼニス 14000| |このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手のシールドを数え、その回数相手とガチンコ・ジャッジする。その後、こうして自分がガチンコ・ジャッジに勝った数、ハンターを1体、自分の墓地、マナゾーン、または手札からバトルゾーンに出す。| |T・ブレイカー| |エターナル・Ω| *基本的な構成 [#j8ad6482] [[マナブースト]]のための[[自然]]、優秀な[[ハンター]]を多く擁する[[火]]の2色を主要色とし、動きを安定させるために[[水]]を足すのが基本。 [[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]さえ出してしまえば余程の対手でなければ[[ガチンコ・ジャッジ]]で2〜3回は勝利できるため、そのまま[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]や[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]を場に踏み倒し、[[スピードアタッカー]]でそのままゲームエンドに持ち込むことができる。 そのためいかに早く「刃鬼」を出せる11[[マナ]]に辿りつくかがカギとなってくる。 [[ガチンコ・ジャッジ]]の勝筋の目安の1つとして、デッキの中に[[コスト]]6以上のカードを、いかに多く投入できるかがある。もちろん軽量[[マナブースト]]や[[ドロー]]をするカードとの割合を調整しながらのデッキ構築となるので、プレイヤーの手腕が試される。 環境に合わせて、後述のようにタッチで[[光]]や[[闇]]を投入するタイプも登場した。[[エピソード3]]〜[[ドラゴン・サーガ]]期の殿堂入りの影響をあまり受けておらず(ほぼ[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]のみ)、その間、常にメタゲームの一角を占める有力デッキであり続けていた。 -上記の通り無理に「刃鬼」とのシナジーにこだわらず優秀な[[カード]]を多く投入していくため、[[ハンター]][[デッキ]]としてより[[グッドスタッフ]]としての側面が強い。 --[[《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]の登場後は、[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]すら全抜きした[[ハンター]]軸の[[【轟破天九十九語】]]として新生するまでになっている。 **主要カード [#t707981f] |カード名|役割| |[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]|[[コンセプト]]| |[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]|[[ハンター]] 自軍[[スピードアタッカー]]化| |[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]|[[ハンター]] [[シールド焼却]]| |[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]※|[[ハンター]] [[エクストラターン]] | |[[《フェアリー・ライフ》]]|2[[コスト]][[マナブースト]]| |[[《ピクシー・ライフ》]]|~| |[[《ガチンコ・ルーレット》]]※|3[[コスト]][[マナブースト]] | |[[《セブンス・タワー》]]※|~| |[[《獅子王の遺跡》]]|多色マナ武装4で3マナブースト| |[[《フェアリー・シャワー》]]|[[マナブースト]] 兼 [[手札補充]]| |[[《ドンドン吸い込むナウ》]]|[[S・トリガー]]で[[バウンス]]と[[手札補充]]を兼ねる| **候補カード [#j2ee45c3] |カード名|役割| |[[《モエル 鬼スナイパー》]]|[[ハンター]] [[【速攻】]]、[[《龍覇 グレンモルト》]]対策| |[[《ボルシャック・スーパーヒーロー》]]|[[ハンター]] 全体[[火力]]| |[[《パクリオ》]]|[[ハンデス]]兼[[ガチンコ・ジャッジ]]回数増加| |[[《龍覇 M・A・S》]]|[[【速攻】]]対策 置き[[ドローソース]]| |[[《サイバー・N・ワールド》]]|[[手札補充]]| |[[《アクア・インテリジェンス 3rd G》]]|[[ハンター]] [[ガチンコ・ジャッジ]]補助| |[[《強奪者 テラフォーム》]]|[[マナブースト]] [[【墓地ソース】]]メタにも| |[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]|[[ハンター]] [[ブースト]]兼[[火力]]| |[[《ボルバルザーク・エクス》]]※|[[ハンター]] [[マナ]][[アンタップ]] | |[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]|[[ハンター]] [[シノビ]][[メタ]] [[ライブラリアウト]]対策| |[[《蒼龍の大地》]]|[[S・トリガー]]で[[マナゾーン]]から[[コスト踏み倒し]]&[[強制バトル]]| |[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]|全[[バウンス]]+強力な[[ロック]]効果| |[[《再誕の社》]]※|強力な2枚マナブースト | |[[《超次元フェアリー・ホール》]]|実質的な[[マナ]]回収 ブースト| |[[《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》]]|大型[[マナブースト]] 最速「刃鬼」を意識するなら| |[[《トンギヌスの槍》]]|汎用性の高い[[カード]][[除去]]| |[[《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]|マナからクリーチャーを踏み倒す| **[[超次元ゾーン]] [#zfebff87] |[[《アルプスの使徒メリーアン》]]|[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]で登場時盾を増やせる[[ブロッカー]]| |[[《勝利のプリンプリン》]]|タッチ光型防御の要| |[[《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》]]|[[マナ]]回収| |[[《魂の大番長「四つ牙」》]]|[[マナブースト]]| |[[《勝利のガイアール・カイザー》]]|[[アンタップキラー]]| |[[《紅蓮の怒 鬼流院 刃》]]|[[ビートダウン]]相手に対して強力な睨みに| |[[《龍波動空母 エビデゴラス》]]|除去されにくい置き[[ドローソース]]| |[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|相手の[[マナ]]を[[タップイン]]| |[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]|[[ビートダウン]]対策| ---- *タッチ光型 [#h55b5ea0] 通称「白刃鬼」。[[自然]]、[[火]]、[[水]]の三色に加えて、[[光]]を投入したタイプ。[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]や[[《光牙忍ハヤブサマル》]]、[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]など、主に[[ビートダウン]]に強いカードを投入し、[[ビートダウン]]耐性を上昇させている。また、[[《閃光のメテオライト・リュウセイ》]]の投入により、[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]から[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]と一緒に場に出し相手の[[クリーチャー]]をすべて[[タップ]]し、そこに攻撃することで安全に[[シールドを焼却>シールド焼却]]する芸当もできる。 [[革命編環境]]では[[【黒単ヘルボロフ】]]や[[【赤単速攻】]]、[[【モルト NEXT】]]に強い[[《調和と繁栄の罠》]]の存在からこちらのデッキタイプが主流になっていた。 [[《百族の長 プチョヘンザ》]]が、現在再録のない[[《調和と繁栄の罠》]]の補完をするような型も、[[環境]]で結果を残しつつあった。 決して一般的ではないが[[【ヘブンズロマネスク】]]に仕上げてカウンターによる[[ターボ]]を行ったり、大量に積んだ[[光]]の[[クリーチャー]]で[[《ミラクル・ミラダンテ》]]の[[革命0トリガー]]を安定して運用したりと、[[光]]の[[【クリーチャーコントロール】]]に寄せた構築もある。ただし、構築によっては[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]で呼び出すクリーチャーを[[マナ]]置きするのにやや工夫が必要になる。 **候補カード [#gae466fc] |カード名|役割| |[[《光牙忍ハヤブサマル》]]※|防御用[[シノビ]]| |[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]|~| |[[《青寂の精霊龍 カーネル》]]|防御札&《プチョヘンザ》の革命チェンジ元。《ダイハード》の[[シールド焼却]]対象内| |[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]|[[墓地]][[回収]] [[《調和と繁栄の罠》]]などと強烈なシナジー| |[[《タイム3 シド》]]|呪文メタ。ドラゴンなので《ダイハード》によってシールド焼却することができる| |[[《龍仙ロマネスク》]]|大型マナブースト | |[[《トップ・オブ・ロマネスク》]]|2マナブーストする[[ブロッカー]]| |[[《閃光のメテオライト・リュウセイ》]]|[[cip]]で[[スパーク]] 自軍に[[SA>スピードアタッカー]]付与| |[[《スローリー・チェーン》]]|[[S・トリガー]]で[[クリーチャー]]の[[攻撃]]を禁止| |[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]※|[[《勝利のプリンプリン》]]を出して[[シールド追加]]| |[[《調和と繁栄の罠》]]|[[クリーチャー]]の[[攻撃]]を禁止 単色デッキに対し[[効果]]を発揮| |[[《反撃のサイレント・スパーク》]]|[[S・トリガー]] ドローにもなる[[スパーク]]| |[[《アポカリプス・デイ》]]|条件つき全体除去| |[[《百族の長 プチョヘンザ》]]|相手[[クリーチャー]][[タップイン]]| |[[《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》]]|多色カードのマナ数を2倍に、[[Dスイッチ]]で《刃鬼》を[[マナ召喚]]する[[D2フィールド]]| |[[《魂と記憶の盾》]]※|軽量除去兼[[ガチンコ・ジャッジ]]回数増加 | ---- *タッチ闇型 [#d449dae0] 通称「黒刃鬼」。[[自然]]、[[火]]、[[水]]の三色に加えて、[[闇]]を投入したタイプ。[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]や[[《ガチンコ・ジョーカー》]]、[[《ロスト・ソウル》]]などの強力な[[ハンデス]]を搭載することで、[[コントロール]][[デッキ]]への対応力が向上。[[アドバンテージ]]の塊である[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]を出せば、[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]に楽に繋げることができる。強力な[[超次元]]メタであり[[【イメンループ】]]に強い[[《希望の親衛隊ファンク》]]を投入できるのも長所。又、[[進化]]ではあるものの1枚[[《悪魔神バロム・ハンター》]]を忍ばせる事も出来るのが特徴。 **候補カード [#u3a935a5] |カード名|役割| |[[《威牙の幻ハンゾウ》]]※|[[シノビ]] | |[[《希望の親衛隊ファンク》]]|[[超次元]]・[[【速攻】]]メタ| |[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]|[[ハンデス]] 兼 [[マナブースト]]| |[[《ロスト・ソウル》]]|大型[[ハンデス]]| |[[《ガチンコ・ジョーカー》]]|~| |[[《拷問ロスト・マインド》]]|~| |[[《悪魔神バロム・ハンター》]]|[[ハンター]]以外を全て抹殺| |[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]|[[確定除去]] 兼 [[ランデス]] 兼 [[マナブースト]]| |[[《裏切りの魔狼月下城》]]※|多色マナ武装4で3枚[[ハンデス]]| |[[《テック団の波壊Go!》]]|[[S・トリガー]]・コスト5以下のカードを全て[[バウンス]]orコスト6以上のクリーチャーを除去| ---- *タッチ光闇型 [#j8607cb3] 通称「5色刃鬼」。[[自然]]、[[火]]、[[水]]の三色に加えて、[[光]]と[[闇]]を一緒にタッチしたデッキ。それまで[[《フェアリー・ミラクル》]]の[[マナ加速]]力に着目して5色で組まれることもたまにあったが、[[《獅子王の遺跡》]]の登場以降は本格的にこのタイプのデッキが組まれるようになった。[[光]]と[[闇]]を一緒にタッチする関係上、4色以下のタイプでは見られない、光と闇を併せ持ったカードの採用が多い。 **候補カード [#p218060f] |カード名|役割| |[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]|5色で組む意義であり、カウンターの要| |[[《フェアリー・ミラクル》]]|このデッキの生命線| |[[《墓守の鐘ベルリン》]]|[[ハンデス]][[メタ]]| |[[《超次元ガード・ホール》]]|[[除去]]付き[[超次元]][[呪文]]| |[[《支配のオラクルジュエル》]]|強力な[[S・トリガー]]| |[[《天使と悪魔の墳墓》]]|選ばない[[除去]]・[[ランデス]]| |[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]|多色以外の呪文を封殺| ---- -環境でも活躍する強力なデッキではあるが、フィニッシャーを中心に[[ビクトリー]]や[[スーパーレア]]が多く、構築費用がかかるのが欠点。特に、できる限り[[プロモーション・カード]]で統一しようとすると、車が買えるほどの金員が必要となる。ブガッティに乗ろうが何に乗ろうが、自由であるとしか言いようが無い。 -[[公認グランプリ]]・[[チャンピオンシップ]]サポートシステムの景品は、このデッキタイプの必須カードから選ばれる傾向がある。このことがフルプロモ仕様化の難易度を格段に高めている。 -弱点としては[[ビッグマナ]]系統のデッキであるため、[[《天使と悪魔の墳墓》]]には特に気を付けたい。スペースの都合上高コストクリーチャーは枚数が少なく被害も少なく済むが、軽量ブーストがマナゾーンに溜まってしまった場合には被害が大きくなってしまう。 -特に革命編環境以降、[[【モルト NEXT】]]などによく投入されている[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]は天敵。[[《解体人形ジェニー》]]や[[《パクリオ》]]を始め、軽量[[ピーピング]][[ハンデス]]で対処する等、[[デッキ]]ビルディングに工夫を加えたいところ。 -[[ファッティ]]が多く積まれている上に自分からシールドを削っていく[[【ブライゼシュート】]]は「刃鬼」を無力化させる天敵といえ、かつこれに搭載されていることが多い[[《偽りの王 モーツァルト》]]存在下では[[ドラゴン]]は攻撃できないため、「刃鬼」または[[ドラゴン]]に頼らない勝ち筋も必要。 --対策としては[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]が最適。相手の[[バトルゾーン]]をリセットしつつ再登場を防ぐことが出来、安全にフィニッシュに持ち込める。 -このカイザー「刃鬼」を含む[[【ターボゼニス】]]は、元来デッキ構築の自由度が高いデッキタイプなので、新旧のカードプールを見直すことで、また新たな[[コンボ]]や戦術が発見される期待値は高いといえるだろう。 -「デュエル・マスターズ[[グランプリ>公認グランプリ]]3rd」では長年、トップメタに居座り続けたこのデッキも、環境の異常なまでの高速化に追いつけずベスト64入りを逃した。これ以降、環境からは姿を消した。 **参考 [#vad62b12] -[[デッキ集(一覧)]] -[[デッキ集/ターボ・ビッグマナ]] -[[デッキ集/種族デッキ]] -[[デッキ集/コスト踏み倒しコンボ]] -[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]