#author("2018-11-20T13:29:47+09:00","","")
*《&ruby(キュー){Q};.&ruby(キュラー){Q};.&ruby(キュラックス){QX};./&ruby(ついそう){終葬}; &ruby(ファイブセンスダウン){5.S.D};.》 [#p956ce3a]

|Q.Q.QX. MAS 自然文明 (4)|
|クリーチャー:グランセクト 4000|
|5.S.D.:このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドのカードを手札に加えるかわりに、自身の山札の上から4枚目の位置に、横向きに刺す。|
|相手は、自身の山札の横向きのカードを手札に加えた時、ゲームに負ける。|
|相手は、自身の山札を見たり、順番を入れ替えたりできない。|
|このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、相手は自身の山札をシャッフルする。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|終葬 5.S.D. MAS 自然文明 (8)|
|呪文|
|相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそれを、自身の山札の上から4枚目の位置に、横向きに刺す。|
|このカードをバトルゾーンに出す。|

[[DMRP-07>DMRP-07 「双極篇 第3弾 †ギラギラ†煌世主と終葬のQX!!」]]で登場した[[グランセクト]]および[[自然]]の[[呪文]]の[[ツインパクト]]。

[[クリーチャー]]面は擬似[[シールド焼却]]とも呼べる新[[能力]][[5.S.D.]]を持ち、相手の[[シールド]]を[[ブレイク]]するかわりに相手の[[山札の上]]から4枚目に横向きに[[山札送り]]にする。勿論[[S・トリガー]]は使わせない。
そして相手がその[[山札]]の横向きの[[カード]]を[[手札]]に加えた時、相手がゲームに負けるという擬似[[エクストラウィン]]を持つ。
[[グランセクト]]には珍しい、コンボ特化型のクリーチャーである。

[[《巡霊者メスタポ》]]の上位と言える山札操作妨害能力があるので[[エクストラウィン]]を妨害されない。
さらに[[サーチ]]も封じることができる。

[[呪文]]面は相手の[[クリーチャー]]を[[5.S.D.]]のように[[山札の上]]から4枚目に横向きに[[山札送り]]にし、さらにこの[[ツインパクト]][[カード]]自身を[[コスト踏み倒し]]で[[バトルゾーン]]に出すという[[効果]]を持つ。
呪文面から使った場合、コストは倍かかってしまうが安全にエクストラウィンを狙えるメリットがある。

如何にして4枚目のカードを相手の手札に加えさせるかがカギになる。普通に3ターンも待つのではこのクリーチャーが破壊されるか、相手の総攻撃を受けて負けるかが目に見えている。
[[パワー]]は低いので[[火力]]、[[マッハファイター]]、[[アンタップキラー]]など敵は多い。
相手の山札を削るか、強引にカードを引かせて、反撃のスキを与えずエクストラウィンを決めるのがよいだろう。

呪文面を使う場合は、8マナ溜まる前に攻撃されても耐えられるように[[シノビ]]などの防御手段も合わせて積む必要があるだろう。
[[《ブラッディ・クロス》]] は1コストなので、こちらの呪文面の後に唱えることもできる。これにあらかじめ置いておいた[[《暴走機械オーバースキル》]]を合わせれば、そのまま勝利することが可能。

[[《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》]]は、[[クリーチャー]]面の[[ガードマン]]と[[セイバー]]でこの[[カード]]を守ることができ、呪文面では一度に2枚も[[山札]]を削れるため、特に相性がよい。あちらの[[フレーバーテキスト]]に[[5.S.D.]]に言及があり、[[デザイナーズコンボ]]となっている。
[[5.S.D.]]を発動させたターンの終わりに[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]で[[《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》]]を破壊すれば、[[《暴走機械オーバースキル》]]や[[《蒼神龍ヴェール・バビロニア》]]などのドロー誘発が出せるので、そのまま勝利できる。
-このクリーチャーと対面して4枚目に刺された場合、このように相手から山札を削られることに注意するのはもちろん、刺された次のターンで山札の上から2枚カードを移動させる効果([[《メンデルスゾーン》]]等)は控えたほうがよいだろう。横向きのカードが一気に1番上に来てしまうので、このクリーチャーや横向きのカードを処理できなかった場合自滅してしまう。

最速は2ターン目に[[《ヘブンズ・フォース》]]でクリーチャー面を出し、3ターン目にアタックして山札送り。4ターン目に[[《ガード・ビジョン》]]で横向きのカードを一番上に持ってくるコンボである。この場合は早出しに特化させるので、他のカードも軽量で固めた方が無難である。3ターン目には[[《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》]]など、クリーチャー面を守るカードを出しておけば、さらに勝利に近づくだろう。

[[エクストラウィン]]に目がいくが、[[シールド焼却]][[能力]]を持つ最軽量[[クリーチャー]]で有ることから、小型の[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]として[[【ボルメテウスコントロール】]]のような[[デッキ]]を組むのも良いだろう。[[自然]]には[[パワー]]強化や[[ブレイク]]数増加のカードが多いので、上手く強化してやりたい。[[ビートダウン]]では焼却のついでにエクストラウィンが付くので、相手の除去に対するデコイにもなれる。

**ルール [#a7a3be30]
-このクリーチャーが相手のシールドを複数枚[[ブレイク]]した場合、山札の4枚目位置にあるカードの上に、ブレイクしたシールドを好きな順で重ねる。

-あくまで特殊勝利条件が「山札の横向きのカードを手札に加えた時」であり、サーチとデッキ内のカード移動以外は制限されていないのでデッキのカードを上から墓地送りやシールド追加などで横向きカードを処理することで文字通り解毒(敗北回避)が可能であり実際にアニメでもキラがこの方法で敗北を回避している。
--実際のデュエマにおいて卑近な対策を挙げれば、[[《ヴォルグ・サンダー》]]を自分に向かって打つことだろう。

-[[《龍世界 ドラゴ大王》]]などの効果で《終葬 5.S.D.》を唱えても[[コスト踏み倒し]]ができず、[[バトルゾーン]]に《Q.Q.QX.》が不在の状態で相手が横向きの[[カード]]を引いても、敗北条件は満たされず、何も起こらない。

-横向きに刺された[[カード]]が[[バトルゾーン]]や[[マナゾーン]]に置かれる時、その位相を維持して[[タップイン]]して置かれるということはない。

-[[シャッフル]]も「カードの順番を入れ替える効果」に当たるため、効果の発生源を問わず相手は[[山札]]を[[シャッフル]]できない。
[[《サイバー・N・ワールド》]]のような「[[山札]]に戻し[[シャッフル]]する」[[能力]]を使った場合、''相手が望む順番で[[山札]]の好きな場所に戻す''。

-《Q.Q.QX.》の能力が失われている状況において、山札の順番を入れ替えた場合、入れ替えたカードを山札に戻した場合は、横向きのカードは縦向きに戻す事ができる。(2018/11/14事務局正式回答)

-《Q.Q.QX.》の[[山札]]を[[見る]]を見たり順序を入れ替えたりすることを禁止する能力は山札操作の効果を発動するプレイヤーに対してではなく、山札操作を実行するプレイヤーへ発揮される。例えば、自分が[[《7777777》>《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]を唱えた場合、山札操作の実行者は相手なので、相手は山札の順序を入れ替えることができない。(2018/11/14事務局正式回答)
--《Q.Q.QX.》の持ち主が[[《アクア・ベララー》]]などで相手の[[山札]]を見る事はできる。これは、山札操作の実行者が《Q.Q.QX.》の持ち主だからである。

-呪文面の効果によってバトルゾーンに出る場合、唱えた時点であった[[ゾーン]]からバトルゾーンに出す。例えば墓地から呪文面を唱えた場合、墓地からバトルゾーンに出す扱いになる。(2018/11/14事務局正式回答)

-一部の処理は裁定待ちである。
#region(裁定待ちの一例)
--[[G・ブレイカー]]などを得て自分のシールドをブレイクした場合、そのカードはどこに加えられるのか。
--プレイヤーが「勝つ」時に使用できる[[《完全防御革命》]]で[[エクストラウィン]]を回避することはできるのか。
#endregion

**その他 [#ue856e4e]

-モデルは蜂(ハチ)だろう。また、カード名の元ネタはアメリカの秘密結社「クー・クラックス・クラン(KKK)」と思われる。能力も蜂毒から来ており公式の解説では横向きのカードの事を「ギロチン化」と中々物騒な単語で呼んでいる。

-同弾収録の同じマスターカードの[[《煌世主 サッヴァーク†》]]はこのカードの天敵であり、横向きのカードがドラゴンTブレイカーで処理され場から離れない能力で5.S.D.でのボトム送りを無効にされ、更に普通にアタックしてシールドに干渉しようとすればサッヴァーク†が踏み倒しされブロックにより一方的に破壊されるなどとことん相性が悪い。

-[[双極篇環境]]での一番の有利対面は[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]である。[[ジョラゴン・ビッグ1]]を発動するための[[ディスカード]]を伴う[[ドロー]]を牽制できる上に、中盤以降に引いた[[《ジョジョジョ・ジョーカーズ》]]を[[腐らせる>腐る]]ことができる。

-「自分はゲームに勝つ」能力ではなく「相手はゲームに負ける」能力である。意味合いは同じだがこの表記は初めてである。それまで「[[ゲームに負ける>特殊敗北条件]]」能力は[[《無双竜機ボルバルザーク》]]や[[《神帝スヴァ》]]のように、自分に対して適応されるものだった。

-全くの余談だが、[[《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》]]とは異なりルビの「ファイブセンスダウン」は“5.S.D.”にまたがって振られている。

-アニメ「デュエル・マスターズ!」では[[ハニーQ]]が使用。《終葬 5.S.D.》を唱えた時には雷が鳴り響き、人間界にいる[[切札 ジョー]]や[[うららか もも]]も雷に反応していた。対戦相手がカードを引くたびに[[ハニーQ]]がレイピアで斬りかかり、黒百合の花弁が1枚散り、対戦相手の感覚(嗅覚、聴覚、声、視覚)が徐々に失われていくといった描写がされていた。

**関連カード [#h435cc9b]
-[[《巡霊者メスタポ》]]
-[[《霊騎ガリウム》]]
-[[《S.Q.QX/5.S.U.》]]

**収録セット [#se5beb5e]
-illus.[[MITSUAKI MATSUMOTO]]
--[[DMRP-07 「双極篇 第3弾 †ギラギラ†煌世主と終葬のQX!!」]]

**参考 [#ue66f351]
-[[グランセクト]]
-[[5.S.D.]]
-[[シールド焼却]]
-[[山札送り]]
-[[特殊敗北条件]]
-[[エクストラウィン]]
-[[山札]]
-[[見る]]
-[[離れる]]
-[[シャッフル]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[ツインパクト]]
-[[マスターカード]]
-[[ガイアハザード]]

-[[ハニーQ]]
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公式Q&A
Q.ブレイクするシールドが表向きだったり、複数枚重ねられている場合はどうなりますか?
A.カードを山札に加える時は指示がない限り一度裏向きにします。複数枚あった場合、それぞれのカードを上から4枚目の位置に置きます。(重ねた結果、5枚目、6枚目のカードとなるものも出てきます。)

Q.「相手は、自身の山札を見たり、順番を入れ替えたりできない。」とありますが、どういうことですか?
A.[[《トレジャー・マップ》]]のような山札を見るように指示があるカードで山札を見ることができません。この場合、山札を見ることができないのでその中のカードを手札に加えることもできません。また、山札の中の順番は変わらないので、シャッフルするように指示があってもシャッフルすることはできません。

Q.順番を入れ替えることができないとき、山札にカードを加えることはできるのですか?
A.はい、新たに加わるカードはもともとあったデッキの順番に含まれていないので加えることが可能です。5.S.D.のように位置が指定されている場合はそこに置きます。「加えてシャッフルする」といったような位置が特定できない場合は任意の場所に加えます。

Q.《Q.Q.QX.》が2体ある状態で、1体が破壊された場合どうなりますか?
A.相手はシャッフルしようと試みますが、もう片方の《Q.Q.QX.》の効果で山札の順番を入れ替えることができないのでそのまま変わりません。

Q.《終葬 5.S.D.》でこのカードをバトルゾーンに出すとありますが、呪文をバトルゾーンに出すのですか?
A.ツインパクトはクリーチャーと呪文の両方の特性を持つカードです。呪文側でカードとして出す指示がある場合、バトルゾーンに出てクリーチャーとして存在することになります。

Q.自身の場に《Q.Q.QX.》がいる状態で[[《アクア・ベララー》]]などの「いずれかのプレーヤーの山札を見る」効果で相手を指定した場合、相手の山札を見ることはできますか?
A.はい、《Q.Q.QX.》の山札を見たり、順番を入れ替えたりできない効果は相手が使用するカードのみが対象になります。