#author("2018-10-01T12:08:58+09:00","","")
*《&ruby(キュー){Q};.&ruby(キュラー){Q};.&ruby(キュラックス){QX};./&ruby(ついそう){終葬}; &ruby(ファイブセンスダウン){5.S.D};.》 [#p956ce3a]

|Q.Q.QX. MAS 自然文明 (4)|
|クリーチャー:グランセクト 4000|
|5.S.D.:このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドのカードを手札に加えるかわりに、自身の山札の上から4枚目の位置に、横向きに刺す。|
|相手は、自身の山札の横向きのカードを手札に加えた時、ゲームに負ける。|
|相手は、自身の山札を見たり、順番を入れ替えたりできない。|
|このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、相手は自身の山札をシャッフルする。|
|終葬 5.S.D. MAS 自然文明 (8)|
|呪文|
|相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそれを、自身の山札の上から4枚目の位置に、横向きに刺す。|
|このカードをバトルゾーンに出す。|

[[DMRP-07>DMRP-07 「双極篇 第3弾 †ギラギラ†煌世主と終葬のQX!!」]]で登場した[[グランセクト]]および[[自然]]の[[呪文]]の[[ツインパクト]]。

[[クリーチャー]]面は擬似[[シールド焼却]]とも呼べる新[[能力]][[5.S.D.]]を持ち、相手の[[シールド]]を[[ブレイク]]するかわりに相手の[[山札の上]]から4枚目に横向きに[[山札送り]]にする。勿論[[S・トリガー]]は使わせない。
そして相手がその[[山札]]の横向きの[[カード]]を[[手札]]に加えた時、相手がゲームに負けるという擬似[[エクストラウィン]]を持つ。
[[グランセクト]]には珍しい、コンボ特化型のクリーチャーである。

[[《巡霊者メスタポ》]]の上位と言える山札操作妨害能力があるので[[エクストラウィン]]を妨害されない。
さらに[[サーチ]]も封じることができる。
逆に自分も相手の山札を操作できなくなるので、この点はデメリットにもなっている。

[[呪文]]面は相手の[[クリーチャー]]を[[5.S.D.]]のように[[山札の上]]から4枚目に横向きに[[山札送り]]にし、さらにこの[[ツインパクト]][[カード]]自身を[[コスト踏み倒し]]で[[バトルゾーン]]に出すという[[効果]]を持つ。
呪文面から使った場合、コストは倍かかってしまうが安全にエクストラウィンを狙えるメリットがある。

如何にして4枚目のカードを相手の手札に加えさせるかがカギになる。普通に3ターンも待つのではこのクリーチャーが破壊されるか、相手の総攻撃を受けて負けるかが目に見えている。
[[パワー]]は低いので[[火力]]、[[マッハファイター]]、[[アンタップキラー]]など敵は多い。
相手の山札を削るか、強引にカードを引かせて、反撃のスキを与えずエクストラウィンを決めるのがよいだろう。

[[《ブラッディ・クロス》]] は1コストなので、こちらの呪文面の後に唱えることもできる。
これにあらかじめ置いておいた[[《暴走機械オーバースキル》]]を合わせれば、そのまま勝利することが可能。
クリーチャー面を守る手段があれば、次のターンでの[[《黒神龍ザルバ》]]も選択肢に入る。

[[《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》]]は、[[クリーチャー]]面の[[ガードマン]]と[[セイバー]]でこの[[カード]]を守ることができ、呪文面では一度に2枚も[[山札]]を削れるため、特に相性がよい。あちらの[[フレーバーテキスト]]に[[5.S.D.]]に言及があり、[[デザイナーズコンボ]]となっている。
[[5.S.D.]]を発動させたターンの終わりに[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]で[[《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》]]を破壊すれば、[[《暴走機械オーバースキル》]]や[[《蒼神龍ヴェール・バビロニア》]]などのドロー誘発が出せるので、そのまま勝利できる。

[[エクストラウィン]]に目がいくが、[[シールド焼却]][[能力]]を持つ最軽量[[クリーチャー]]で有ることから、小型の[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]として[[【ボルメテウスコントロール】]]のような[[デッキ]]を組むのも良いだろう。[[自然]]には[[パワー]]強化や[[ブレイク]]数増加のカードが多いので、上手く強化してやりたい。[[ビートダウン]]では焼却のついでにエクストラウィンが付くので、相手の除去に対するデコイにもなれる。

**ルール [#a7a3be30]
-このクリーチャーが相手のシールドを複数枚[[ブレイク]]した場合、山札の4枚目位置にあるカードの上に、ブレイクしたシールドを好きな順で重ねる。

-[[《龍世界 ドラゴ大王》]]などの効果で《終葬 5.S.D.》を唱えても[[コスト踏み倒し]]ができず、[[バトルゾーン]]に《Q.Q.QX.》が不在の状態で相手が横向きの[[カード]]を引いても、敗北条件は満たされず、何も起こらない。

-横向きに刺された[[カード]]が[[バトルゾーン]]や[[マナゾーン]]に置かれる時、その位相を維持して[[タップイン]]して置かれるということはない。

-[[シャッフル]]も「カードの順番を入れ替える効果」に当たるため、効果の発生源を問わず相手は[[山札]]を[[シャッフル]]できない。
[[《サイバー・N・ワールド》]]のような「[[山札]]に戻し[[シャッフル]]する」[[能力]]を使った場合、''相手が望む順番で[[山札]]の好きな場所に戻す''。

-モデルは蜂(ハチ)だろう。

-《Q.Q.QX.》の持ち主が[[《アクア・ベララー》]]などで相手の[[山札]]を見る事はできる。

-デュエマ史上、類を見ない特殊な動きをするので細かな処理は裁定待ちである。
#region(裁定待ちの一例)
--[[G・ブレイカー]]などを得て自分のシールドをブレイクした場合、そのカードはどこに加えられるのか。
--プレイヤーが「勝つ」時に使用できる[[《完全防御革命》]]で[[エクストラウィン]]を回避することはできるのか。
#endregion

**その他 [#ue856e4e]

-[[双極篇環境]]での一番の有利対面は[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]である。[[ジョラゴン・ビッグ1]]を発動するための[[ディスカード]]を伴う[[ドロー]]を牽制できる上に、中盤以降に引いた[[《ジョジョジョ・ジョーカーズ》]]を[[腐らせる>腐る]]ことができる。

-「自分はゲームに勝つ」能力ではなく「相手はゲームに負ける」能力である。意味合いは同じだがこの表記は初めてである。それまで「[[ゲームに負ける>特殊敗北条件]]」能力は[[《無双竜機ボルバルザーク》]]や[[《神帝スヴァ》]]のように、自分に対して適応されるものだった。

-全くの余談だが、[[《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》]]とは異なりルビの「ファイブセンスダウン」は“5.S.D.”にまたがって振られている。

-アニメ「デュエル・マスターズ!」23話では[[ハニーQ]]が[[ゲジスキー]]戦で《終葬 5.S.D.》を唱える。続きとなる24話で[[《牙修羅バット》>《牙修羅バット/真血染める闇牙》]]を山札へ送り呪文効果でそのまま《Q.Q.QX.》をバトルゾーンに出す。
--23話では《終葬 5.S.D.》を唱えた時に雷が鳴り響き、[[カブト鬼]]、[[でんでん]]、[[トテント]]、[[トンボ]]の4人はおろか、人間界にいる[[切札 ジョー]]や[[うららか もも]]も雷に反応していた。
--24話では[[ゲジスキー]]の[[《牙修羅バット》>《牙修羅バット/真血染める闇牙》]]を除去した。
カードを引くたびにハニーQがレイピアで斬りかかり、黒百合の花弁が1枚散り、ゲジスキーの感覚が徐々に失われていく描写がされていた。

**関連カード [#h435cc9b]
-[[《巡霊者メスタポ》]]
-[[《霊騎ガリウム》]]
-[[《S.Q.QX/5.S.U.》]]

**収録セット [#se5beb5e]
-illus.[[MITSUAKI MATSUMOTO]]
--[[DMRP-07 「双極篇 第3弾 †ギラギラ†煌世主と終葬のQX!!」]]

**参考 [#ue66f351]
-[[グランセクト]]
-[[5.S.D.]]
-[[シールド焼却]]
-[[山札送り]]
-[[特殊敗北条件]]
-[[エクストラウィン]]
-[[山札]]
-[[見る]]
-[[離れる]]
-[[シャッフル]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[ツインパクト]]