#author("2018-07-29T14:49:48+09:00","","")
*《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》 [#te4ffc5f]

|龍装艦 チェンジザ SR 水文明 (6)|
|クリーチャー:ドラゴンギルド/ムートピア 6000|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。|
|各ターン、コスト5以下の呪文を自分の手札からはじめて捨てた時、その呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。|
|六奇怪の四 〜土を割る逆瀧(さかだき)〜 SR 水文明 (4)|
|呪文|
|次の自分のターンのはじめまで、相手は各ターン1度しか、クリーチャーで攻撃もブロックもできない。|

[[DMRP-06>DMRP-06 「双極篇 第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!」]]で登場した[[ドラゴンギルド]]/[[ムートピア]]の[[ツインパクト]]。

[[クリーチャー]]面は[[cip]]と[[アタックトリガー]]で[[手札交換]]を行い、1[[ターン]]に1回制限だが[[ディスカード]]したコスト5以下の[[呪文]]をコスト踏み倒しで唱える[[能力]]を持つ。

[[呪文]]面は次の自分のターンの初めまで、相手が各ターン1度しか[[攻撃]]か[[ブロック]]ができないようにする[[効果]]を持つ。

この[[カード]]を運用する上でメインとなるのは[[クリーチャー]]面であろう。[[手札]]を[[捨てる]]という条件は[[水]]文明の動きと非常に噛み合っており、様々な工夫が考えられる。唱える[[呪文]]も[[コスト]]5以下のみという非常にゆるい条件であり、選択肢も多い。さらにこのカードそのものが呪文であるため、デッキ内の呪文の比率を下げないという、[[ツインパクト]]の性質を存分に活かしている。

呪文面もまた強力であり、疑似[[アンブロッカブル]]付与として利用しつつ[[1ショットキル]]失敗時の保険としての[[攻撃制限]]を活かすことができる。
-「各ターン」とあるので、唱えた自分のターンと、その次の相手のターン、果ては状況によって相手が得ることもある[[エクストラターン]]すべてに至るまで効果は有効である。

[[種族]]サポートにも恵まれており、総じて、器用な立ち回り方の出来るカードと言えよう。

-[[《勝利のプリンプリン》]]や[[《高飛車姫プリン》]]などはクリーチャーにかかる効果だが、《土を割る逆瀧》はターンとプレイヤーに、かつ回数でかかる効果であるため、後から出た[[クリーチャー]]にも[[ロック]]が及ぶ(2018/06/24暫定回答)。また、[[アンタップ]]によって本来なら1[[ターン]]に2度[[攻撃]]や[[ブロック]]ができる[[クリーチャー]]も、それぞれ1度しか行うことができない。

-[[バトルゾーン]]にこのクリーチャーが2体並んでいると、1回の[[ディスカード]]に2枚ともが反応するため、2回唱えることができる。2体並ぶことは稀であろうが、覚えておいて損はない。

-攻撃およびブロック1回は必ず発生されるため、あらかじめ[[ブロッカー]]や[[アンブロッカブル]]持ちを用意するなど、場に応じて使用することが望ましい。

-[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]との相性は抜群。攻撃時に[[革命チェンジ]]を宣言→このクリーチャーの1つ目の効果で呪文を捨て、2つ目の効果でそれを唱える→革命チェンジを処理、という手順を踏むことで、このカードのスペックをフルに活かしつつ、《ミラダンテXII》に繋げることができる。この呪文が、《ミラダンテXII》が触れることのできない、「すでに[[バトルゾーン]]にいるクリーチャー」を対象に取っているのも[[シナジー]]を形成している。
--ただし、《ミラダンテXII》の[[cip]]ではこのカードの呪文を唱えられない点には注意。

-デッキ単位で見ると、[[青黒緑シャコガイル]]と相性が良い。[[ニンジャ・ストライク]]によって[[召喚]]した[[《怒流牙 佐助の超人》]]で捨てた[[呪文]]を踏み倒すことで1ターンの密度を上げる、[[《獅子王の遺跡》]]を踏み倒すことで重量級[[マナ武装]]カードの起点作りを行う、終盤に[[《水上第九院 シャコガイル》]]の[[ドロー]]で引き当てた[[《悪魔の契約》]]を踏み倒してエクストラウィンに向かうなど、幅の広い運用が望める。

-種類こそ少ないが、条件を満たした後に唱えることで即座に回収される[[サイクロン]]呪文との相性が良い。回収条件であるクリーチャー召喚の後に回すマナが不要となる上に[[ディスカード]]となっても唱えることで即座に回収でき、大抵がコスト5以下のため、無駄がない。
--さらに[[《封魔ラベリーズ》]]があれば、コスト5圏内の呪文すべてが[[サイクロン]]となり、このカードの効果によって何度も使い回せる、文字通りの[[ループ]]が作れる。
//強いて言えば、呪文面が1ショットキルプランを取ることでフル[[スペック]]となるため、[[青黒緑シャコガイル]]のデッキコンセプトと不一致を来たすところが気掛かり。しかしそのようなデッキでは大抵クリーチャー面が主体として使われるため、これは大した短所にはならない。

-[[バトルゾーン]]に[[《蒼神龍ヴェール・バビロニア》]]、[[《龍素記号Bg ニュートン専用パンツァー》]]、そしてこのクリーチャーが各1体以上あり、手札に[[《法と契約の秤》>《ルソー・モンテス/法と契約の秤》]]、墓地に[[《終末の時計 ザ・クロック》]]があれば、[[相手]]の[[ターン]]のはじめに[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を[[リアニメイト]]して、事実上のエクストラターンを得ることが可能。
--この動きを繰り返し、自分の[[山札]]枚数を維持しつつ相手にはドローだけさせてターンスキップを食らわせることで相手を[[ライブラリアウト]]に持ち込むデッキを[[チェンジザロック]]と呼ぶ。

-元となった[[ドラゴン]]は[[《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》]]と思われる。一見安直な名前だが、[[クリーチャー]]面の《チェンジザ》と[[呪文]]面の《土を割る》を合わせて並べ替えると&bold(){《チェンジザ割る土》}となる、ツインパクトならではの面白いネーミングになっている。

-このイラストは一見すると、《龍装艦チェンジザ》が《土を割る逆瀧》に巻き込まれ沈んでしまっている図のように見えるが、よく見れば&bold(){《土を割る逆瀧》が迫り来るミサイルから《龍装艦チェンジザ》を守っている図}だと気づける。
--また、[[別のフレーバーテキスト>《スプ・モーニ》]]において、「六奇怪」とは[[水]][[文明]]を別の大きな存在が侵食するための事件だと発覚しているため、従来の[[ツインパクト]]のように[[呪文]]側を[[クリーチャー]]側の技と考えることは難しく、その点少し異質なイラストとも言える。

**関連カード [#tdd42410]
-[[《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》]]
-[[《六奇怪の一 〜還らぬ兵士〜》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#g8771ee4]
-[[DMRP-06>DMRP-06 「双極篇 第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!」]]&br;'''六奇怪を調査する者は皆、逆瀧に飲まれ消息を絶った。}

**収録セット [#c883fc78]
-illus.[[YOICHI ITO]]
--[[DMRP-06 「双極篇 第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!」]]

**参考 [#v4e567b5]
-[[ドラゴンギルド]]
-[[ムートピア]]
-[[ツインパクト]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[アタックトリガー]]
-[[ドロー]]
-[[ディスカード]]
-[[手札交換]]
-[[呪文]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[攻撃]]
-[[ブロック]]
-[[ロック]]