#author("2018-07-29T14:49:48+09:00","","")
#author("2018-07-29T14:52:05+09:00","","")
*《龍素記号Sr スペルサイクリカ》 [#j050aae6]

|龍素記号Sr(エスアール) スペルサイクリカ SR 水文明 (7)|
|クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 6000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト7以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうした場合、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の手札に加える。|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。|

[[DMR-13>DMR-13 「ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ」]]で登場した[[クリスタル・コマンド・ドラゴン]]。
[[コスト]]7以下の[[呪文]]を[[墓地]]から[[唱え>唱える]]、それを[[手札]]に戻す[[cip]][[能力]]を持つ。
また、[[置換効果]]によって[[破壊]]されるかわりに自分の[[山札]]一番下に送られる。

[[手札]]に戻す手間を挟むことなく、直接[[墓地]]の[[呪文]]を再利用できるのは非常に利便性が高い。さらにそれを手札に戻せるため、得られるアドバンテージはとても大きい。

相性が良いのは[[《焦土と開拓の天変》]]や[[《超次元フェアリー・ホール》]]等の5マナのブースト呪文。[[《ガンヴィート・ブラスター》]]や[[《英知と追撃の宝剣》]]や[[《超次元ガード・ホール》]]などの1枚で大量のアドバンテージを稼ぐ呪文とも組み合わせられる。[[カードパワー]]の高い[[呪文]]を連打するだけでも戦力の差をどんどん広げていけるだろう。

但し、[[墓地]]に[[呪文]]がなければ只の7マナ6000の[[W・ブレイカー]]となってしまうため注意が必要。[[《サイバー・N・ワールド》]]や[[《時空の封殺ディアス Z》]]などを使われるとせっかくの[[能力]]が活かせないので、[[ランデス]]や[[除去]]で対処したい。

[[DMR-23>DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」]]の発売以降は状況が一変。この[[カード]]が[[ビッグマナ]]に必ず入るカードではなくなりつつある。
その収録カードの1つである[[《時の秘術師 ミラクルスター》]]は、[[呪文]]を大量回収できる可能性があるだけでなく、[[ブロッカー]]、疑似[[マッドネス]]、[[革命チェンジ]]など他にも[[能力]]がてんこ盛りであり、色基盤や革命チェンジ元としても役に立つため、総じてこのカードより腐りにくいのが特徴である。
同じパックに収録される[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]は、呪文回収は付いておらず踏み倒す呪文が水文明限定になっているものの、5コストを支払うか[[S・トリガー]]で踏み倒すことでこのカードより簡単にバトルゾーンに出せる上に、盾0枚からのカウンターにも使える。

[[新章デュエル・マスターズ]]期には[[青黒ハンデス超次元]]に[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]と共に積んで重量級の呪文を[[手札]]や[[墓地]]からタダで使い回すプレイングが見られるようになった。[[《異端流し オニカマス》]]のおかげで青黒ハンデス超次元は終盤が強くなり、やや重めのこのカードも重要視されるに至っている。

序盤で[[ハンデス]]等によって墓地に送られた呪文を唱えて回収できるので、ある程度[[ハンデス]]に対する耐性も付くといえる。特にこのカードを握っている時に[[ピーピング]][[ハンデス]]された場合、呪文を捨てても回収されてしまうので相手はこのカードを優先的に捨てることが考えられる。そのように唱えたい呪文に対する身代わりとしても利用できる。

いずれにせよ、[[カードパワー]]と[[汎用性]]はともに高く、[[重い]][[呪文]]を使う多くの[[デッキ]]タイプで採用を見込めるだろう。

**ループコンボ [#xad26024]

-先述のとおり、[[《フォース・アゲイン》]]とは[[コンボ]]できないが、[[《激沸騰!オンセン・ガロウズ》]]での出し入れは[[破壊]]ではないため、問題なく[[コンボ]]可能。1枚の[[カード]]で2枚[[呪文]]を踏み倒しつつ[[手札]]に戻るため、[[《ボルバルザーク・エクス》]]などを絡めて[[《ショック・ハリケーン》]]等を使いまわせば[[無限ループ]]が成立する。もう1枚の呪文の枠を[[《トンギヌスの槍》]]にすれば[[即死コンボ]]となる。その際には18[[マナ]]が必要となる。
-ちなみに[[《トンギヌスの槍》]]を[[《超次元ガロウズ・ホール》]]に変えると[[《ヴォルグ・サンダー》]]を無限に出せるようになる。[[《超次元ガロウズ・ホール》]]で[[《ボルバルザーク・エクス》]]を戻せるのでこちらの場合は14[[マナ]]で可能。


-[[殿堂ゼロデュエル]]の歴史を塗り替える[[カード]]として[[《母なる大地》]]との組み合わせが有力視されている。

#region(close,詳しくは以下)


**[[大地サイクリカ]] [#m5d57af6]

[[《母なる大地》]]で《スペルサイクリカ》を出すと、もう一度[[《母なる大地》]]を使って別の[[クリーチャー]]を踏み倒しつつ、[[《母なる大地》]]が[[手札]]に戻ってくるという、[[ラララオプティマス]]とほぼ同様の効能がより手軽に行えてしまう。あとは
+[[手札]]から[[《母なる大地》]]
+[[マナゾーン]]から《スペルサイクリカ》
+[[墓地]]から[[《母なる大地》]]
+[[マナゾーン]]から[[《黒神龍ザルバ》]]
+[[手札]]から[[《母なる大地》]]
+[[マナゾーン]]から《スペルサイクリカ》
+[[墓地]]から[[《母なる大地》]]
+[[マナゾーン]]から[[《ボルバルザーク・エクス》]]…
の[[無限ループ]]で勝ち確となる。その際は最低6マナ必要。 
また、[[マナ]]が十分にある(12マナ)場合は
+[[手札]]から[[《トンギヌスの槍》]]
+[[手札]]から[[《母なる大地》]]
+[[マナゾーン]]から《スペルサイクリカ》
+[[墓地]]から[[《母なる大地》]]
+[[マナゾーン]]から《スペルサイクリカ》
+[[墓地]]から[[《トンギヌスの槍》]]
+[[手札]]から[[《母なる大地》]]
+[[マナゾーン]]から《スペルサイクリカ》
+[[墓地]]から[[《母なる大地》]]
+[[マナゾーン]]から[[《ボルバルザーク・エクス》]]…
の[[無限ループ]]も可能となる。(→[[大地サイクリカ]])

----
#endregion

**その他 [#v96ac254]


-破壊される時に[[山札の下]]に送られる効果は[[《フォース・アゲイン》]]で使い回される事を危惧して付けられた効果だろう。しかしむしろそのせいで[[《転生プログラム》]]の性能を最大化することとなり、結局[[《転生プログラム》]]で使いまわされる結果を生むこととなった。(>[[転生サイクリカ]])

-墓地の呪文が1枚減るので、後続の呪文に対する[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]の影響を多少軽減することができる。当然ながら回収する呪文によっては[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]を除去することも可能。

-[[《ミステリー・キューブ》]]との相性は特筆すべきもの。そちらの[[効果]]で出た場合は再利用することができる。また、[[クリーチャー]]以外がめくれたとしても1マナ[[ブースト]]できるので、次のターンの[[マナチャージ]]すれば手札から[[召喚]]して[[唱える]]ことができる。前述の通りハンデスに対する耐久力を上げることも相性の良さに拍車を掛けている。

-[[《甲型龍帝式 キリコ3》]]との相性もよい。[[《超次元フェアリー・ホール》]]や[[《焦土と開拓の天変》]]を唱えて《キリコ³》の早期降臨をサポートし、[[バトルゾーン]]に残ったあとは[[進化元]]になる。

-[[殿堂入り]]しているが、[[《アクア・メルゲ》]]との相性もそこそこ良い。場に出ながら墓地に唱えたい呪文を置け、さらにドローできる。出したはいいが墓地に唱えたい呪文が無いという問題を解決してくれるであろう。また、[[ドラゴン・サーガ]]でフィーチャーされている種族[[リキッド・ピープル]]でもある。

-かなりもったいない使い方だが、[[《ヒラメキ・プログラム》]]を唱えれば手札消費0〜1枚で8[[コスト]][[クリーチャー]]に繋げられる。このカードは墓地に行かないので、その気になれば何度でもできるのが利点。[[《シンカイサーチャー》]]で[[《ヒラメキ・プログラム》]]を[[サーチ]]できるようにするとより確実である。

-水のコマンドなので完全に相手の行動をロックした後は[[《S級宇宙 アダムスキー》]]に侵略して安全なフィニッシュに向かうという使い方もできる。7マナと侵略元としては重いが、相手の行動を[[ロック]]できたころにはそれも[[デメリット]]とはならないだろう。

-相手を[[ロック]]する呪文と組み合わせると、相手は何もできない一方でこちらは着実に2打点が増えるため、[[中速]][[ビートダウン]]の主戦力として考えることもできる。[[ザ・ユニバース・ゲート]]での《サイクリカ》はまさにこの考え方に則っている。第1回[[公認グランプリ]]では[[《シヴィル・バインド》]]と[[《調和と繁栄の罠》]]を繰り返し使って安全を確保しながら《サイクリカ》で盾をジリジリと削りに行く「サイクリカビート」がTOP8に入賞している。

-[[DMR-13>DMR-13 「ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ」]]の[[スーパーレア]]の中でも屈指の[[汎用性]]を持ち、多くの[[メタデッキ]]で採用され続けた為[[シングルカード]]相場も高止まり状態が続いていた。が、[[DASHゴールデンリスト]]解禁後の[[DMX-24>DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」]]で早速[[再録]]。相場はようやく下落の兆しを見せた。&br;とはいえ、[[DMX-24>DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」]]は[[エキスパンション]]自体の単価が高く、《サイクリカ》自身複数採用が多い為、未だに他の[[スーパーレア]]と比べて高い水準ではある。

-「Sr」はレアリティが[[スーパーレア]]であることにちなんだものだろう。&br;また、呪文(spell)を再生利用(recycle)する能力ともかけられているのかもしれない。

-アニメ「VS」では[[べんちゃん]]が[[サソリ]]戦で使用。[[《幾何学艦隊ピタゴラス》]]を唱えた。

**関連カード [#t254b466]
-[[《龍素記号Mm スペルサイケデリカ》]]
-[[《龍素知新》]]
-[[《龍装艦 スペルエビート》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#e8498904]
-[[DMR-13>DMR-13 「ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ」]]&br;'''龍素実験中に偶然発見された龍素記号Sr。その結晶体であるスペルサイクリカは、失った知識を取り戻す力を持っていた。}
-[[DMR-13>DMR-13 「ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ」]]&br;'''龍素実験中に偶然発見された龍素記号Sr。その結晶体であるスペルサイクリカは、失った知識を取り戻す力を持っていた。'''

**収録セット [#h6d2d3f5]
-illus.[[Murakami Hisashi]]
--[[DMR-13 「ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ」]]
--[[DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」]]
--[[DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]](ウルトラゴールデンカード)

**参考 [#bf7bf46f]
-[[クリスタル・コマンド・ドラゴン]]
-[[cip]]
-[[コスト]]
-[[呪文]]
-[[墓地]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[唱える]]
-[[置換効果]]
-[[手札]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[破壊置換効果]]
-[[山札の下]]
-[[ミステリー・キューブ]]
-[[転生サイクリカ]]
-[[大地サイクリカ]]
-[[サイクリカランデス]]
-[[ザ・ユニバース・ゲート]]