#author("2019-08-17T00:01:18+09:00","","")
#author("2019-08-28T20:25:38+09:00","","")
*《&ruby(でんせつ){伝説};の&ruby(きんだん){禁断}; ドキンダム&ruby(エックス){X};》 [#aefb06b9]

|伝説の禁断 ドキンダムX KDL 火文明 (99)|KNDN LEGEND DKDMX KDL Fire (99)|
|禁断クリーチャー:(種族なし) 99999|KNDN Creature 99999|
|T・ブレイカー|Triple Breaker|
|このクリーチャーが禁断解放した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印をひとつ付ける。|When this card is flipped to this creature side, your opponent puts a seal on each of his creatures.|
|コスト4以下の呪文によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。|Whenever a spell that costs 4 or less would cause your opponent  to choose a creature, he can't choose this one.|
|このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。|If this card is anywhere other than the battle zone, you lose the game.|
|>|BGCOLOR(white):禁断解放前⇒[[《禁断〜封印されしX〜》]]|
|>|''※殿堂入り''|
※[[カード名]]の「エックス」の表記は、実際のカードでは[[禁断文字]]、公式カードリストでは「X」

[[DMR-19>DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」]]で登場した[[火]]の[[禁断クリーチャー]]。
[[T・ブレイカー]]に加え、[[禁断解放]]した時、相手の[[クリーチャー]]全てに[[封印]]をひとつ付ける[[トリガー能力]]、相手がマナコスト4以下の[[呪文]]でこのクリーチャーを対象にとることを禁止する[[常在型能力]]、バトルゾーン以外のゾーンに存在する場合、[[特殊敗北条件]]を得る[[状況誘発]]の[[常在型能力]]を持つ。

[[禁断クリーチャー]]というだけあって過去最高の[[コスト]]に[[パワー]]、さらに派手なフレームが印象的な[[カード]]。
[[封印]]によって相手の[[クリーチャー]]の[[能力]]は全て無効化され、[[バトルゾーン]]にいないものとして扱う。[[封印]]の解除は解除したい[[クリーチャー]]と同[[文明]]の[[コマンド]]を出すことによってできるが、[[コマンド]]を搭載していない[[デッキ]]であればゲーム中は一切使えないものとなってしまう。
また[[封印]]は1体につき、[[山札]]を1枚用いなければならない。相手の[[クリーチャー]]が多ければ多いほど[[山札]]の消費数は増える為、[[ライブラリアウト]]を狙うこともできる。

その強力な[[除去]][[能力]]を持つ反面、その[[封印]]を解放してしまったら最後、この[[クリーチャー]]を[[除去]]されてしまうと強制的にゲームに負けてしまうという致命的な[[デメリット]]が存在する。

一応[[アンタッチャブル]]を持っているものの、[[コスト]]4以下の相手の[[呪文]]と守れる範囲はやや狭く、あまり信用できるものではない。
[[《デーモン・ハンド》]]や[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]のような採用率の高い[[除去]]では普通に選ばれ、破壊されてしまう。その為[[T・ブレイカー]]を持っているものの、この[[クリーチャー]]で[[シールド]]を[[ブレイク]]させるとなると[[S・トリガー]]が非常に怖い。
隣に[[《禁断C マーモ》]]を置いておくか、[[シールド]]がない相手の駄目押しに使うとよい。
特に[[【レッドゾーン】]]であれば、この[[クリーチャー]]の[[封印]]を解く頃には[[シールド]]がほぼない状況まで追いつめられるはずである。
[[シールド]]を割って増えた[[手札]]によって[[ブロッカー]]を大量展開された時にこの[[クリーチャー]]を[[禁断解放]]させて丸ごと[[封印]]してトドメを刺してやるとよい。

相手の[[ターン]]を跨いでしまうと[[除去]][[カード]]を使われてしまいあっさりとゲームに負けてしまう可能性が高いため、[[《禁断C マーモ》]]がいたとしても[[禁断解放]]した[[ターン]]で決着を付けるべきだろう。

**ルール [#ja46d879]

-[[禁断解放]]前の[[《禁断〜封印されしX〜》]]の面で[[封印]]を外すのは[[強制]]な為、[[封印]]を1枚残して相手の[[シールド]]が無くなったのを見計らって[[禁断解放]]することはできない。

-[[《禁断〜封印されしX〜》]]はゲーム開始時から既に[[バトルゾーン]]にあるので、''「バトルゾーンに出た」という概念そのものがない''。したがって''どのタイミングで[[禁断解放]]しても[[召喚酔い]]することはない''。
--先攻1ターン目だろうとなんだろうと、[[《ラッキー・ダーツ》]]から[[《オールデリート》]]を引き当てるだけで、相手も[[《禁断〜封印されしX〜》]]を採用していなければそのまま勝てる。

-[[《禁断》]]よろしく、《ドキンダムX》も無種族である。したがって[[《邪脚護聖ブレイガー》]]では身代わりができない。
--そのためか名称を参照する[[ウルトラ・セイバー]]として新たに[[《禁断C マーモ》]]が用意されることとなった。

-[[特殊敗北条件]]が[[トリガー]]ではなく[[状況誘発]]で参照されるため、[[《神帝スヴァ》]]では可能だった[[進化]]してから離すという技は使えない。

-[[常在型能力]]による敗北回避等と併用すれば、[[バトルゾーン]]以外の場所にあっても敗北は阻止できる。
--[[マナゾーン]]にある場合、[[マナ数]](マナ・シンボル)がないため、[[マナコスト]]は払えない。一方で[[文明]]は支払う事が可能のため、扱いは[[5色レインボー]]に近い。

-[[カード]]としては[[クリーチャー]]面を持つため、たとえクリーチャーではない裏面の[[《禁断〜封印されしX〜》]]を指定しても[[《クイーン・アマテラス》]]の[[cip]]のような「[[クリーチャー]]ではない[[カード]]」を指定する効果の対象にはならない。
--仮に他の何らかのカードで[[サーチ]]できるにしても、まず[[特殊敗北条件]]を[[敗北回避能力]]持ちカードで何とかしなければならない。

-敗北回避能力を発動させた状態でドキンダムXを手札に戻した場合、[[《禁断〜封印されしX〜》]]を[[プレイ]]する事は不可能な点に注意。これはカードのコストが定義されていないため。
一方、《伝説の禁断 ドキンダムX》はコストを持っているので払えるのであれば99コスト支払って召喚することができる。

**環境において [#fe185db2]
 [[DMR-19>DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」]]の発売前は、[[《無双竜機ボルバルザーク》]]と同じく強制敗北の危険性を重くみられ、大半の[[プレイヤー]]からの評価は良くなかった。それ以前に、[[封印]]を6枚外さなければならないため、速攻デッキである【レッドゾーン】に入れても、「禁断解放する前に決着がつく」と言われてしまうこともあった。この[[カード]]を高く評価する者もそこそこいたが、やはり不評の声の方が大きかった。

 しかし、[[DMR-19>DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」]]の発売直後、[[殿堂レギュレーション]]や[[ブロック構築]]はおろか[[殿堂ゼロデュエル]]でも、[[公式大会]]、非公式大会問わず《ドキンダムX》入りのデッキが席巻し、多くのプレイヤー達を驚かせた。そのあまりもの活躍ぶりに、これまた[[《無双竜機ボルバルザーク》]]同様に、《ドキンダムX》を酷評するプレイヤー達の声は一気に消えたことは言うまでもないだろう。

 [[DMR-19>DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」]]の発売直後の環境において、主にこのカードを使って暴れたデッキは、[[【レッドゾーン】]]とまさかの[[【モルト NEXT】]]の二つであった。
 [[【レッドゾーン】]]では、このカードが禁断解放するタイミングでは既に[[シールド]]が0枚になっていることが多いため、[[デメリット]]が[[デメリット]]として機能しないまま[[ダイレクトアタック]]が成立してしまう事態が多発。6枚の封印を外す手間も、連続[[侵略]]やトリガーコマンドを使えば、容易に達成できた。さらに言えば、たとえ《ドキンダムX》に敗北デメリットがなかったとしても、《ドキンダムX》が除去される状況にある時点で相手に[[ダイレクトアタック]]が通すことができない上、次の相手のターンに反撃をくらって負けてしまうことが多いため、そういう意味でも敗北デメリットがあまり機能していなかった。
 [[【モルト NEXT】]]では劣勢時の逆転手段として積まれ、相手のターン中に攻撃を受けた際に、[[S・トリガー]]で[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]か[[《熱血龍 メッタギルス》]]をバトルゾーンに出すことで《ドキンダムX》を禁断解放させ、封印によって相手の攻撃を阻止。相手の攻撃を止めた上で返しのターンに《超戦龍覇 モルト NEXT》に繋げれば、一気にカウンターでダイレクトアタックに持ち込むことができた。
 他にも、[[《オールデリート》]]を使ったデッキタイプ(詳しくは[[【オールデリート】]]参照)や、封印は外れると墓地に置かれるという性質から、《ドキンダムX》の封印を[[《百万超邪 クロスファイア》]]のコスト踏み倒しに利用するデッキなども考案されたりもした。

 また、同じDMR-19で《ドキンダムX》と相性抜群の[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]が登場。《ボルシャック・ドギラゴン》と《ドキンダムX》を使ったカウンター[[デッキ]]が考案される。[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]も火のコマンドのため、[[ダイレクトアタック]]を受けそうになった時に《ボルシャック・ドギラゴン》を[[革命0トリガー]]でバトルゾーンに出せば、禁断解放に繋がる。このカウンター型は、前述[[【レッドゾーン】]]や[[【モルト NEXT】]]にはもちろんのこと、様々なデッキで使われた。
 また、返しのターンに革命2で[[敗北回避能力]]を発揮できる[[《燃える革命 ドギラゴン》]]を出せば、そのターンは《ドキンダムX》が除去されても強制敗北が機能しないため、より安全に相手に[[ダイレクトアタック]]を決めることができる。

 [[新章デュエル・マスターズ環境]]以降は2コストのコスト踏み倒しメタの普及によって[[侵略]]や[[革命チェンジ]]系統のデッキでも[[コスト踏み倒し]]で出す[[クリーチャー]]の着地を阻害されることが多くなったため、禁断解放しても相手のシールドが数枚残っているケースも目立つようになった。[[【5色ドギラゴン剣】]]では[[《単騎連射 マグナム》]]、もしくは[[《音精 ラフルル》]]のおかげで比較的安全に打点として利用できるが、それらを利用しないデッキではやぶれかぶれの思いでシールドをブレイクすると、[[S・トリガー]]などで《ドキンダムX》が除去されるじたいが多発している。そうでなくても、[[ダイレクトアタック]]まで持ち込めず、《ドキンダムX》が除去される恐怖に怯えながら、相手にターンを返してしまうことも(実際にほとんどの場合除去される)。ここにきて、[[DMR-19>DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」]]の発売前の《ドキンダムX》を評価する際に、プレイヤー達が一番多く焦点を当てていた強制敗北という[[デメリット]]が重くのしかかることに。([[《無双竜機ボルバルザーク》]]という前例がいながら、発売前の《ドキンダムX》の評価が低かったのはこういうところだろう。)
 そのため、新章以降は《ドキンダムX》はコスト踏み倒しメタの影響を受けにくい上、カードプールの増加で運用しやすくなった[[【オールデリート】]]で使われることが多くなった。[[《単騎連射 マグナム》]]と[[《音精 ラフルル》]]が殿堂入りした後は、さらに[[【オールデリート】]]型が増えることに。

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**対策 [#j0c01641]


現時点で[[シールド]]が0枚になった場合、《ドキンダムX》を[[封印]]以外で[[除去]]するための有効な方法は以下のとおりである。(ただし、[[バトルゾーン]]にある非ドキンダム側の[[クリーチャー]]はすべて[[封印]]されているものとする。また一時しのぎにしかならないものについては割愛する)

+[[《斬隠オロチ》]]の[[ニンジャ・ストライク]]7&br;[[ビッグマナ]]で有効な対抗手段だが、[[殿堂入り]]
+[[《威牙の幻ハンゾウ》]]の[[ニンジャ・ストライク]]7で場の[[闇]]の[[スレイヤーブロッカー]]の[[封印]]を外し、《ドキンダムX》の[[攻撃]]を[[ブロック]]する。
+[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の[[革命0トリガー]]で[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]等をめくる。
+[[《ミラクル・ミラダンテ》]]の[[革命0トリガー]]で[[《煌龍 サッヴァーク》]]等をめくる。
+[[《怒流牙 佐助の超人》]]の[[ニンジャ・ストライク]]5から[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]の[[マッドネス]]を発動させる。
+[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]の[[Dスイッチ]]発動でコスト5以上の除去呪文を唱える。
+[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]で[[ニンジャ・ストライク]]7から召喚した[[《轟牙忍 ハヤブサリュウ》]]を[[スレイヤー]]にする。

-[[シールド追加]]ができる[[ブロッカー]]と[[S・トリガー]][[除去]]を多く積んだ相手だと不利になる。こちらが攻め手を追加すればするほど勝手に[[強制]]で弱点を晒すにもかかわらず、相手は継続して[[ブロック]]ができるため、[[禁断解放]]する頃には[[シールド]]を削り切れるという《ドキンダムX》を扱う上での旨味を活かしづらいためである。[[《魔法の玉 タルー》]]、[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]、[[《五極 ギャツビー》]]の存在と[[《ヘブンズ・ゲート》]]には十分警戒しよう。

-[[ミラーマッチ]]で《ドキンダムX》同士を扱うことになると、後に[[禁断解放]]した方が先に[[禁断解放]]された《伝説の禁断 ドキンダムX》を[[封印]]できる。ただし、両者共に[[封印]]を解放するのに特化した[[デッキ]]なため返しの[[ターン]]で簡単に解かれてしまう。
--ちなみに[[【レッドゾーン】]]が相手だと[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]でサクっとやられてしまうので、やはり[[禁断解放]]した[[ターン]]で勝負を付けることが肝心。
--お互いに[[《禁断〜封印されしX〜》]]を採用している場合に、自分のターン中に[[《オールデリート》]]で互いの[[封印]]を同時に外し尽くすと、相手の《ドキンダムX》は[[封印]]できないのに、自分の《ドキンダムX》は一方的に[[封印]]されてしまうため、負けを確定させる利敵行為にしかならない。どうしても[[《オールデリート》]]で勝ちたければ、[[《ホーガン・ブラスター》]]等で相手ターン中に唱え、非[[アクティブ・プレイヤー]]として[[禁断解放]]するしかない。

-先に登場した[[《禁断》]]を併用すれば[[封印]]した[[クリーチャー]]の解放を防ぐことができる。なお、攻撃できなくなるため、封印で相手の山札を少しは削るとはいえ最初から山札が6枚少なくこのクリーチャーを除去されると負けというハンデを背負った自分の方がやや不利という状況に陥ってしまう。頃合いを見て[[《禁断》]]を除去するか[[ダイヤモンド状態]]にする手段は用意しておきたい。

-大抵の場合相手のシールドが無くなる頃に[[禁断解放]]するので、範囲の狭い[[アンタッチャブル]]は[[革命0トリガー]]呪文の対策につけられたものだと思われる。ただし、[[《革命の防壁》]]だけは[[S・トリガー]]に注意。[[《革命の防壁》]]を使うようなデッキでこのクリーチャーを除去できる[[S・トリガー]]は少ないが、わずかでも時間を稼がれる可能性がある。[[《赤薔薇の精霊龍 ジェネラローズ》]]などコマンドを一度に複数出せるカードも多いため注意。

#region(《ドキンダムX》を除去できると勘違いしやすい&br;コスト4以下の除去呪文の代表例)
-[[《ヘブン・デ・エンドレーサ》>《龍装の悟り 天命/ヘブン・デ・エンドレーサ》]]

-[[《スパイラル・ゲート》]]
-[[《謎帥の艦隊》]]
-[[《連弾スパイラル》]]
-[[《ドンドン吸い込むナウ》]]
-[[《シンクロ・スパイラル》]]

-[[《デス・スモーク》]]
-[[《ファンタズム・クラッチ》]]
-[[《炎獄スマッシュ》]]
-[[《バブル・トラップ》]]
-[[《デッドリー・ラブ》]]
-[[《阿弥陀ハンド》]]

-[[《母なる大地》]]
-[[《父なる大地》]]
-[[《リーフストーム・トラップ》]]

-[[《魂と記憶の盾》]]
-[[《陰謀と計略の手》]]
-[[《スーパー獄門スマッシュ》]]
-[[《天界の神罰》]]

-[[《革命の水瓶》]]
-[[《革命の裁門》]]
-[[《革命の鉄拳》]]
-[[《革命の巨石》]]
-[[《宇宙一のカレーパン》]]
#endregion


-[[除去]]されてしまえば強制敗北してしまうが、この[[クリーチャー]]自身の[[コスト]]と[[パワー]]がとてつもなく大きいため、[[コスト]]や[[パワー]]を参照する[[火力]][[除去]]がメインである[[火]][[文明]]では[[除去]]することはかなり難しく、[[《百万超邪 クロスファイア》]]や[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]などの限られた[[カード]]でしか[[除去]]できない。
--[[S・トリガー]]、[[S・バック]]、[[ニンジャ・ストライク]]、[[革命0トリガー]]などの相手の[[ターン]]に使える逆転要素において[[除去]]可能な[[火]]の[[カード]]が[[DMR-19>DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」]]時点では事実上存在しない。(一応[[《空神兵ウィングライオス》]]など[[除去]]できる[[カード]]もあるが、そもそも[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]がいる時点で[[バトルゾーン]]に[[火]]の[[コマンド]]がいるはずなのでそちらを選ばれてしまう)

**バージョン [#k973f4eb]

-[[シークレットカード]]版が存在し、なんと''全文[[禁断文字]]で書かれている。''[[カード名]]の一部に[[禁断文字]]が採用されているカードとしては[[イニシャルズ]]が存在するが、[[カード名]]全文および[[テキスト]]に[[禁断文字]]が採用されたのは[[プロモ>プロモーション・カード]]版[[《禁断》]]に続き2枚目。
--またこちらの面は[[カードイラスト]]も僅かに異なり、通常版はエフェクトが赤を基調にしたデザインであるのに対し、[[シークレットカード]]版のエフェクトは金色を基調にしたデザインである。
--この[[シークレットカード]]版はこれまで登場したシークレットカードの中でもぶっちぎりの封入率の低さを誇り、数カートンに1枚あるかないかである。一応公式大会で使用できるとはいえ知らない人からするとトラブルを招く原因になりかねない意味合いも含めての封入率を低くしているものだと思われる。
--初めて情報が出たのが、アニメ「VSR」第30話であったが、その際に公開されたのがこの[[禁断文字]]版の[[シークレットカード]]だった。コロコロコミック2015年9月号で公開された[[禁断文字]]版[[《禁断》]]のおかげでアルファベット対応表は概ね完成していたものの、文字が細かく、一部の文字が隠れていたため解読は進まなかった。その後、コロコロコミック2015年12月号にて[[禁断文字]]版の[[シークレットカード]]の詳細が公開され、解読がほぼ完了した。ただし「6」以外のアラビア数字に対応する禁断文字が公表されなかったため、2015年12月15日の新殿堂ポスターの公表、およびコロコロコミック2016年1月号の発売まで、どこまで呪文[[アンタッチャブル]]が有効なのか最後まで明らかにされなかった。

-[[DMR-21>DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」]]ではシークレットカードになった。[[《禁断〜封印されしX〜》]]の面は金箔が大量に貼ってあり、《伝説の禁断 ドキンダムX》の面は3D加工がされており、まるでドキンダムXが槍を投げたかの様に見える。しかしこの3D加工されたカードはかなりペラペラであるため、使用の際にはサイドローダーなどで保護するのが無難だろう。また、カードの薄さから[[ブースターパック]]の[[サーチ]]を誘引させかねないとして、タカラトミーを非難する声もある。ただ、大体はパックはレジに置いてある事が多いので簡単にはサーチする事はできない。
--なお、さすがに[[DMR-21>DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」]]版の[[禁断文字]]仕様は用意されていないようだ。[[禁断文字]]版はアニメ「VSRF」でのみ登場する。ただいつか出るかもしれない。

-2015年全国大会「デュエルマ☆スターカップ」日本一決定戦の景品として、[[禁断文字]]版の金銀銅の[[メタルカード]]仕様が制作される。従来のメタリックプレートを用いた表彰楯を実戦で使用できるようにしたものであり、''世界にそれぞれ1枚しか存在しない''。
--余談だが、それぞれ「ド金ダム」「ド銀ダム」「銅キンダム」という愛称がある。

**背景ストーリーにおいて [#ged79cac]

[[背景ストーリー>革命編背景ストーリー]]ではランド大陸がつくられる以前に封印されていたクリーチャーとして登場。[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]の野望の為に封印を解放され、解放直後は無数の槍を降らした。その槍は貫かれた者を封印する性質を持ち、[[革命軍]]はおろか[[侵略者]]たちも次々と封印していった。最終的に革命編で倒されることはなくさらに、黒幕である《ギュウジン丸》を槍を投げて刺殺した。[[革命軍]]も[[侵略者]]もすべて蹴散らしてランド大陸を暗黒大陸へと変えてしまい、革命編は一旦バッドエンドで終わりを迎える。超全集には「来季もまだまだ暴れるらしい」と書いており、その通り[[革命ファイナル>革命ファイナル背景ストーリー]]でも中期まで暴れ続けた。

--[[革命編]]背景ストーリーにおいて、登場した主役の種族である[[革命軍]]と[[侵略者]]、そして黒幕である《ギュウジン丸》は全て彼が一人で倒しきってしまった事になる。ラスボスのみならず[[主役>《燃える革命 ドギラゴン》]]も[[真っ青>《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]である。
--[[革命編]]背景ストーリーにおいて、登場した主役の種族である[[革命軍]]と[[侵略者]]、そして黒幕である《ギュウジン丸》は全て彼が一人で倒しきってしまった事になる。
--因みにその《ドキンダムX》を封印した存在については不明。《ドキンダムX》自体にもまだ不明な点がかなり多い。

**その他 [#fe185db2]

-上述のように、このカードの評価は発売前と発売後で全く逆であるため、その有様は「手のひら禁断解放(「手のひら返し」と、禁断解放時にカードをひっくり返す動作をかけている)」という言葉で表現されることに。この言葉は自虐にも使われ、その後も、発売前と発売後で[[カード]]の評価が一変したときに用いられることになる。

-[[背景ストーリー>革命編背景ストーリー]]においては《ドキンダムX》は[[革命軍]]を危機的状況に陥らせたクリーチャーだが、革命軍の[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]や[[《燃える革命 ドギラゴン》]]とはゲームにおいて、上述のとおり同じデッキに入るほど相性がいい。さらに[[革命ファイナル]]で登場した[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]](こいつも[[革命軍]])も、《ドキンダムX》と一緒にデッキに投入されることがある。背景ストーリーの設定とゲームにおける扱いのギャップが大きい一例となっている。

-余談だが、この[[カード]]の登場により、殴り手を[[超次元ゾーン]]に依存する事なく[[ノンクリーチャー]][[デッキ]]を組む事が可能になった。先述の通り、[[《オールデリート》]]で[[《禁断〜封印されしX〜》]]をこの[[クリーチャー]]に[[禁断解放]]すれば勝利。ただし相手も[[《禁断〜封印されしX〜》]]を採用しているとその限りではない。

-[[パワー]]は99999でありながらも[[ワールド・ブレイカー]]ではないのが珍しい。

-[[カード名]]の由来は「VSR」でも強調されている通り、胸の鼓動の「ドキンドキン」「ダムダム」という音と、[[DM]]と[[kindan>《禁断》]]を合わせた『DkindanM』の意だろう。字面がよく似ている「キングダム」との関連性はないと思われる。
--漫画版では[[バサラ]]が命名。その名前の独特な響きからか[[ルシファー]]には「個性的な名前」と評された。

-初版のシングルカードは高い時では2000円を超え、シークレット版は1万円の大台に乗ったことがある。しかし2度の再録を経て価格は下落。特に[[DMEX-01>DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]で再録されたころには供給過多になったのか、2017年12月頃には[[DMEX-01>DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]版の美品が100円で取引されるなど、封入率の低さでプレイヤーを困らせていた頃には考えられない事態となった。デザイン上デッキに2枚以上入れることができないカードなので仕方がないことだろう。

-コミックス・『デュエル・マスターズ バトルアリーナ決勝編』によると、この[[カード]]1枚の開発には6ヶ月もの月日がかかったらしい。たった1枚に6ヶ月もの開発期間をかけたのはなんと''デュエマ史上初''とのこと。&br;[[種族]]が存在せずこれまでにない[[カードタイプ]]やその[[能力]]を持ち、[[カード名]]の由来の通り[[デュエル・マスターズ]]というゲームの常識を真っ二つに割る特性を持つこと、ただでさえ強力な[[【レッドゾーン】]]や[[【モルト NEXT】]]をさらに強化できてしまうこと、そして[[封印]]が実質最上位クラスの[[除去]]であることが理由だと思われる。

-アニメ「VSR」で[[社長]]が[[禁断文字]]を解析した結果によると「このカードの使用者が敗北した場合、このカードと共に消滅する」とあるらしい。おそらく[[特殊敗北条件]]をアニメではそう判断しているようだ。
--その為、このカードと使用者の消滅を回避するには、社長がやったようにデュエル自体を強制的に終了させる以外にないらしい。
-また、「デュエマTV!!」ではこのクリーチャーのダイレクトアタックを受けると再起不能になるという設定付けがされていた。使う側も使われる側も無事では済まないカードである。

-[[バサラ]]の切札としての存在感を示す他、彼が登場しない「VSRF」19話(※ショートアニメ3本立て)でも、単独の[[キャラクター]]として大暴れ。このドキンダムの声は神奈延年氏が担当している。劇中ではセルと3Dの両方の作画で登場したほか、本編後のデュエマクリーチャーズ劇場でも登場というドキンダム尽くしの回であった。&br;なお、この話はかの国民的アニメ「サザエさん」及び「ドラえもん」のパロディ。そしてこの回の脚本は、実際に双方のアニメの脚本も担当している小林英造氏である。
--続く20話でも、制作段階のアニメのCGパートに登場。最初は[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]との戦闘シーンだったのを変更され、夫([[ドギラゴン剣>《蒼き団長 ドギラゴン剣》]])を見送る妻という役に変わっていた。またしても女性扱いである。ちなみにこのシーンは同話終盤に劇中で放送される「本編」には登場しない(他の収録もそうだが)。

-漫画『VS』9巻のオマケ漫画では「やっと封印から解放された」と言って東京都内で遊びまくっていたが、巨体に任せて悪気なしに破壊行為に及んでいた。勝太達に叱責されて社会のために動こうとするが、またも無茶を働いたため、オチとして再び封印された。

-アニメ『デュエル・マスターズ!!』の「[[切札 ジョー]]vs[[バサラ]]」で2年半ぶりの登場。[[《リベレーション・オブ・ジ・エンド》]]で[[禁断解放]]されるが、あまりのパワーに地球が崩壊してしまった。

-強烈なインパクトのある[[効果]]と背景を持ったこの[[カード]]だが、一体一体が星を滅ぼす力がある上になんと''約378億体居る''と言われ、「VSRF」22話において、このクリーチャーでさえ従える[[究極神を自称するクリーチャー>《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]が存在するという衝撃の事実が発覚した。尚、この[[クリーチャー]]の体は大量のドキンダムXが変形した繭に包まれており、非常に巨大である。


**関連カード [#k1004137]
-[[《禁断》]]
-[[《禁断のドキンダム》]]
-[[《禁断の影 〜ドキンダム・ソウル〜》]]
-[[《禁断機関 VV-8》]]
-[[《ドキンダム BLACK》]]
-[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]
-[[《ドキンダム・アポカリプス》]]

-[[《勝利のプリンプリン》]]
-[[《神帝スヴァ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#id8bc01c]
-[[DMR-19>DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」]]&br;'''禁断の力が世界を終わらせる。'''
-[[DMR-21>DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」]]&br;'''真の禁断はその先に……'''

**収録セット [#ledc9d9a]
-illus.[[MITSUAKI MATSUMOTO]]
--[[DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」]](FL1b/FL1)(FL1b秘/FL1)
--[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」]](2b/98)
--[[DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」]](新規イラスト 3D加工)(秘1b/秘1)
-illus.[[NAKAMURA 8]]
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]](66b/80)

**参考 [#c023f60e]
-[[種族]]
-[[禁断クリーチャー]]
-[[禁断解放]]
-[[封印]]
-[[トリガー能力]]
-[[アンタッチャブル]]
-[[特殊敗北条件]]
-[[状況誘発]]
-[[常在型能力]]
-[[パワー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[ロック]]

-[[殿堂入り]]
-[[ドキンダム]]

-[[禁断レジェンドカード]]
-[[シークレットカード]]
-[[禁断文字]]

-[[【黒サソリス】]]
-[[【オールデリート】]]
--[[【ネオンクスデリート】]]