#author("2019-01-09T11:24:58+09:00","","")
*《&ruby(あお){蒼};き&ruby(だんちょう){団長}; ドギラゴン&ruby(バスター){剣};》 [#i950be7c]

|蒼き団長 ドギラゴン剣 LEG 火/自然文明 (8)|
|クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 13000|
|革命チェンジ―火または自然のコスト5以上のドラゴン|
|T・ブレイカー|
|自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。|
|ファイナル革命―このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストの合計が6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを好きな数、自分のマナゾーンまたは手札から選び、バトルゾーンに出す。|

[[DMR-21>DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」]]で登場した[[火]]/[[自然]]の[[メガ・コマンド・ドラゴン]]/[[革命軍]]/[[ハムカツ団]]。

[[《燃える革命 ドギラゴン》]]が[[多色]]化した姿であり、[[《百族の長 プチョヘンザ》]]と同じく初の[[多色]][[レジェンドカード]]。 
[[革命チェンジ]]と自分の[[多色]][[クリーチャー]]全てを[[スピードアタッカー]]化する[[能力]]、そして[[マナゾーン]]と[[手札]]から[[非進化]]の[[多色]][[クリーチャー]]を複数[[コスト踏み倒し]]する[[ファイナル革命]]を備えている。

一つ目の[[能力]]は[[火]]か[[自然]]の[[コスト]]5以上の[[ドラゴン]]からの[[革命チェンジ]]。抜群の奇襲性を誇る[[《勝利のガイアール・カイザー》]]もこの圏内にいる。[[《二族 ンババ》]]などの同色のクリーチャーから[[革命チェンジ]]で出せる5コストのドラゴンから、最速で3[[ターン]]目にチェンジでき、とても強力。これは[[《百族の長 プチョヘンザ》]]や[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]にも同じ言える。しかし、[[DMRP-04魔>DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」]]で[[《“龍装”チュリス》]]が登場し、このクリーチャーはあちらよりも安定して、3ターン目に[[革命チェンジ]]で出せるようになったため、より強力さが増した。

次いで二つ目は、自軍の[[多色]][[クリーチャー]]に[[スピードアタッカー]]を付与する[[能力]]。[[《闘竜山脈マグマハンマー》]]と全く同じ[[能力]]だが、そちらと違い範囲内に自身が収まっているため、対象が他にいなくとも単純に[[T・ブレイカー]]と合わせて高い[[パワー]]で蹂躙できる。[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]にバトルで勝てるパワーラインであり、[[《百族の長 プチョヘンザ》]]の[[全体除去]]にも引っ掛からない。
が、やはりその真髄は後述の[[ファイナル革命]]と組み合わせることで凄まじい猛攻を可能とする点にある。

目玉[[能力]]の[[ファイナル革命]]は、登場時に[[コスト]]の合計が6以下になるよう非[[進化]][[多色]][[クリーチャー]]を[[手札]]か[[マナゾーン]]から好きな数[[コスト踏み倒し]]するというもの。[[コスト]]合計が6以下であれば良いので、[[コスト]]2の[[多色]]を3体出す、といったこともできる。踏み倒した[[クリーチャー]]はすべて、この[[クリーチャー]]の[[効果]]で[[スピードアタッカー]]になるので、[[攻撃]]に参加できる他、そのまま[[革命チェンジ]]のリレー元にしてやったりすることも可能。

[[ファイナル革命]]の[[能力]]と[[スピードアタッカー]][[付与]]により、[[S・トリガー]]や[[ニンジャ・ストライク]]などのカウンター札を相手が持っていなければ、そのまま総攻撃で、ゲームエンドに持ちこんでしまえる。[[革命編]]の[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]に継ぐ、環境の高速化を生みだしたカードとされている。

出せる[[クリーチャー]]の制約がややキツいが、[[コスト]]6以下にはかの[[《龍仙ロマネスク》]]がいるほか、[[文明]]が一致している[[《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》]]の存在も見逃せない。
特に後者は、[[マナゾーン]]から更なる後続を呼び、それが[[多色]]ならこちらの[[能力]]で[[スピードアタッカー]]を付与して打点を稼ぎ、[[pig]]持ちなので[[除去]]されにくいといった特性を持つ。
似たようなことは[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]等の[[多色]]かつ[[クリーチャー]]を[[コスト踏み倒し]]させる[[能力]]を持つ者でも可能。

[[【モルト NEXT】]]では素で[[スピードアタッカー]]を持つ[[《リュウセイ・ジ・アース》]]や[[cip]]で6000[[火力]]と[[マナ加速]]をする[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]が選択肢か。

[[S・トリガー]]などのカウンターでこの[[カード]]を[[除去]]されると、[[多色]][[クリーチャー]]の[[スピードアタッカー]]は失われるので、[[トリガー]]への耐性はない。この点は[[《風の1号 ハムカツマン》]]など素で[[スピードアタッカー]]を持つ[[クリーチャー]]を踏み倒すか、[[《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》]]で[[《ビシット・アメッチ》]]を出すなどの方法である程度はカバーできる。

[[火]]と[[自然]]の強みを上手く同居させた[[クリーチャー]]であり、スタートダッシュの加速力はもちろん、頭数を増やして戦線の強化にも使え、劣勢時には[[ブロッカー]]を複数踏み倒し防御固めなど、序盤から終盤にかけて非常に多彩な動きをもたらす優秀な[[クリーチャー]]である。フィールドの先陣を切り、戦況を覆していくその姿はまさに「団長」といったところか。

-その強力なスペックは[[殿堂ゼロデュエル]]でも余裕で通用し、それどころか大半の殿堂カードが霞んでみえるほどの活躍を見せる。4枚投入ができる[[《フェアリー・ギフト》]]を[[《“龍装”チュリス》]]に使うことで最速2ターン《ドギラゴン剣》でバトルゾーンに出し、4枚投入された[[《音精 ラフルル》]]や[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]をバトルゾーンに出して、そのまま即座に決着をつけることもできるため、かなり脅威である。その強さは、殿堂ゼロの代表格である[[【キクチパトロール】]]以上と言われることも。もちろん、周辺パーツが殿堂カードばかりであることも大きいだろうが、[[殿堂ゼロデュエル]]の猛者たちは、通常環境でしか戦ったことがない者よりは《ドギラゴン剣》の恐ろしさを感じとったことであろう。

-場合によっては自軍場数ゼロ・[[相手]][[シールド]]無傷といった状況も単体で覆すほどの圧倒的突破力、他の[[カード]]との組み合わせで攻めにも守りにも転じられる[[汎用性]]の高さなどから、登場以来[[殿堂入り]]の筆頭候補として度々[[プレイヤー]]の口からその名が挙がる[[カード]]だが、未だに[[殿堂入り]]には至っていない。《“龍装”チュリス》が登場してからは、かつての凶悪カードである[[《無双竜機ボルバルザーク》]]よりも強いと言われることも多くなり、誰もが[[殿堂入り]]を濃厚視し、中には「むしろ殿堂入りすべき」という声も上がったが、2018年7月14日に殿堂入りしたのはこのカードと相性がいい[[《次元の霊峰》]]と[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]の2枚であり、結局このカードは殿堂入りしなかった。&br;かつて似たような立場にあった[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]や[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]などが健在であるように、シリーズを象徴するような主役級[[カード]]を[[殿堂入り]]に指定してしまうのは製作側にとって好ましくない選択なのだろう。
--その代わりと言ってか[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]]や、前述した[[《次元の霊峰》]]、[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]など、ドギラゴン系列[[デッキ]]の脇を固めるような汎用[[カード]]がかなりの頻度で[[殿堂入り]]に指定されているが、このような措置を好ましく思わないプレイヤーは少なくない。登場から2年以上たっても環境のトップに君臨するほどの強力なカードでありながら、主役級のカードであるがために、なかなか[[殿堂入り]]しない状況は、[[《無双竜機ボルバルザーク》]]を髣髴される(あちらは結局[[プレミアム殿堂]]行きになってしまったが)。とはいえ、かつての[[《無双竜機ボルバルザーク》]]よりかは環境を圧巻しておらず、《ドギラゴン剣》を使わないデッキでも《ドギラゴン剣》を使ったデッキ以上に大会で成果を挙げていることも珍しくない。

-[[デッキタイプ]]の多さでも有名な[[カード]]。時代ごとの優秀なパーツと組み合わせて長く生き残っている[[カード]]である。かつての[[禁>《無双竜機ボルバルザーク》]][[止>《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]龍のようにならなければよいが。

-実用性は今のところ未知数だが、[[《薫風妖精コートニー》]]等で[[マナゾーン]]を[[染色>文明追加]]すると範囲と組み合わせがさらに広がり、[[コスト]]1の[[クリーチャー]]を最大6体まで出すこともできる。[[マナ]]を[[多色]]にできる上に[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]で[[革命チェンジ]]元を用意できる[[《龍覇 イメン=ブーゴ》]]ならばあるいは、と言った所か。

-グランプリ3rdにおいて、[[《予言者カティノ》]]や[[カティノカード]]の名前の由来としてもお馴染みである[[Wizards of the Coast]]スタッフのチャーリー・カティノ氏に同じくウィザーズスタッフで解説の真木孝一郎氏が「強くしすぎた[[カード]]は何かあったりする?」という質問をした際、カティノ氏は''全く躊躇う事なく''この[[カード]]を挙げた。
--また、他にも放送中に寄せられた質問への返答で、開発初期のドギラゴン剣の[[ファイナル革命]]はなんと''7[[マナ]]の[[クリーチャー]]''まで出せていたという事実が明らかとなった([[Deadman]]曰く、[[スタートデッキ>DMD-29 「革命スタート・デッキ 勝太の疾風速攻」]]の[[切札]]である[[《DXブリキング》]]を出せるようにするため)。もし本当にその[[能力]]で出ていたとしたら……考えるだけでも恐ろしい。

-[[カードイラスト]]をよく見ると、咥えている剣には[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]のように文字が刻まれている。文字はそれぞれ『[[竜>《燃える革命 ドギラゴン》]]』『[[星>《熱血星龍 ガイギンガ》]]』『[[紅>《龍覇 グレンモルト》]]』『[[王>《武闘将軍 カツキング》]]』『[[鬼>《黄金世代 鬼丸「爆」》]]』『[[勝>《ガイアール・カイザー》]]』と読む事ができる。これはそれぞれエピソードシリーズ以降の主役及び歴代の勝太の[[切札]]を髣髴とさせる文字だが、果たしてどういう意味が込められているのだろうか。

-漫画では[[うつぼみかづら]]によって使用不可能になった[[《燃える革命 ドギラゴン》]]のカードが[[ハム神様>カツドン]]の力を得て復活した姿である。若干お調子者な性格で、勝太や[[ハムカツ]]達に呆れられたり冷たくあしらわれたりすることも。

-アニメ「VSRF」では[[カツえもん]]が持っていた「鎧だけが印刷された[[カード]]」と[[《燃える革命 ドギラゴン》]]が融合して生まれた新たな[[勝太>切札 勝太]]の[[切札]]。登場回の次の話では[[《DXブリキング》]]からの[[革命チェンジ]]で登場した。[[ファイナル革命]]によって[[《風の1号 ハムカツマン》]]と[[《刀の3号 カツえもん》]]を踏み倒し、[[ハムカツ団]]を集合([[ボスカツ]]はいなかったが)させ、一斉攻撃で勝利に導いた。

**関連カード [#h97e0e18]
-[[《エヴォル・ドギラゴン》]]
-[[《レッツ・ドギラゴン》]]
-[[《燃える革命 ドギラゴン》]]
-[[《行くぜ団長!ドギラゴン》]]
-[[《宿命のドギラゴン銀刃》]]
-[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]
-[[《ドギラゴン・フォーエバー》]]
-[[《伝説のレジェンド ドギラゴン》]]

-[[《闘竜山脈マグマハンマー》]]

**収録セット [#t6ddda5e]
-illus.[[NAKAMURA 8]]
--[[DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」]]
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]](新規イラスト)

**参考 [#mb8acff3]
-[[クリーチャー]]
-[[メガ・コマンド・ドラゴン]]
-[[革命軍]]
-[[ハムカツ団]]
-[[革命チェンジ]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[付与]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[ファイナル革命]]
-[[非進化]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[レジェンドカード]]
-[[シークレットカード]]
-[[【ドギラゴン剣3キル速攻】]]
-[[【赤黒ドギラゴン剣】]]
-[[【赤青ドギラゴン剣】]]
-[[【白青赤ドギラゴン剣】]]
-[[【青黒赤ドギラゴン剣】]]
-[[【青赤緑ドギラゴン剣】]]
-[[【5色ドギラゴン剣】]]
-[[【霊峰ドギラゴン剣】]]
-[[【トゥリオドギラゴン剣】]]
--[[【誕生ドギラゴン剣】>【トゥリオドギラゴン剣】#birtheye]]
-[[多色]]
-[[火]]
-[[自然]]