#author("2018-08-12T16:19:09+09:00","","")
#author("2018-08-12T20:43:32+09:00","","")
*《聖鎧亜キング・アルカディアス》 [#pf83051f]

|聖鎧亜キング・アルカディアス SR 光/闇文明 (7)|
|進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/ロスト・クルセイダー 9000|
|マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。|
|進化−自分の多色クリーチャー1体の上に置く。|
|W・ブレイカー|
|相手は、多色以外のクリーチャーをバトルゾーンに出す時、バトルゾーンに出すかわりに墓地に置く。|
|&bold(){※プレミアム殿堂}|

[[DM-26>DM-26 「極神編 第3弾 超絶VS究極(ドラゴニック・ウォーズ)」]]で登場した[[光]]/[[闇]]の[[進化]][[エンジェル・コマンド]]/[[ロスト・クルセイダー]]。

[[《聖霊王アルカディアス》]]のバリエーションの一つで、相手の[[単色]][[クリーチャー]]を封殺する強烈な[[ロック]][[能力]]を持つ。
長い歴史を誇る[[デュエル・マスターズ]]の中でも、[[《エンペラー・キリコ》]]や[[《邪神M・ロマノフ》]]と並ぶ史上最凶の[[進化クリーチャー]]といっても過言ではないクリーチャーである。

相手の[[多色]]以外の[[クリーチャー]]は[[バトルゾーン]]に出せず、直ちに[[墓地]]へ直行。範囲は[[召喚]]だけでなく[[《母なる紋章》]]や[[《インフェルノ・サイン》]]、[[《紅神龍バルガゲイザー》]]などどんな方法で出そうとしても阻止できる。

[[多色]]以外の[[クリーチャー]]を「出す『かわりに』墓地に置く」という[[置換効果]]なため、[[《アクア・サーファー》]]などの[[cip]][[能力]]は[[能力]]を使うタイミングが存在せず、何も起こらないまま[[墓地]]へ置かれてしまう。[[pig]][[能力]]を持つ[[クリーチャー]]も同様で、[[能力]]を使うことなく[[墓地]]行きとなる。また[[《邪脚護聖ブレイガー》]]などの[[セイバー]]での身代わりもできない。

[[《聖霊王エルフェウス》]]と同じく[[呪文]]に対する耐性はないが、[[バトルゾーン]][[コントロール]][[能力]]は抜群。[[《聖霊王アルファディオス》]]とは異なり、対象が相手だけなのも嬉しいところで、自分は《聖鎧亜キング・アルカディアス》のお伴となる[[単色]][[クリーチャー]]を後続として出せる。

[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]を出せば[[多色]]以外の[[クリーチャー]]および相手の全ての[[呪文]]を完全に[[ロック]]。これは比較的狙いやすく、相手の[[デッキ]]によっては[[即死コンボ]]級の体制になる。また、同じ弾の[[《アクア・ウェイブスター》]]がいれば相手の[[単色]][[クリーチャー]]を根絶でき、この[[クリーチャー]]が[[除去]]されない限り二度と戻ってこない。

[[極神編]]の他の多くの[[進化クリーチャー]]と同じく、[[進化元]]を[[エンジェル・コマンド]]ではなく[[多色]][[クリーチャー]]にとっているので、使い勝手は従来の聖霊王とはだいぶ異なる。

[[イニシエート]]や[[ガーディアン]]などの[[種族デッキ]]で、[[デッキパーツ]]として普通に入っている[[多色]][[クリーチャー]]をそのまま[[進化元]]にでき、[[エンジェル・コマンド]]をかませて[[デッキ]]を作る必要は無いのが強み。

色が合い、5→7ときれいにつながる[[《無頼聖者スカイソード》]]や[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]などのように、本来は使い捨てな[[カード]]から[[進化]]できるため、相手に常にプレッシャーをかけ続けることができた。

手軽かつ非常に強力な[[制圧]]能力を持つことから、現在は[[プレミアム殿堂]]に指定されている。この[[カード]]を目にするのは[[殿堂ゼロデュエル]]など、特殊な[[レギュレーション]]に限られるだろう。

**ルール [#w8bb7a17]
-「[[バトルゾーン]]に出す」というイベントを「かわりに[[墓地]]に置く」というイベントで置き換える[[置換効果]]である。以下、[[置換効果]]は連鎖しないという[[ルール]]に注視したい。

-[[手札]]からの[[召喚]]だけでなく、[[《インフェルノ・サイン》]]や[[《紅神龍バルガゲイザー》]]などの[[コスト踏み倒し]]で出てくる[[クリーチャー]]も[[墓地送り]]となる。

-そもそも[[バトルゾーン]]に出ていないので[[cip]]、[[pig]]のどちらも誘発しない。当然ながら[[セイバー]]など[[バトルゾーン]]のみに影響を及ぼす[[効果]]は使えない。

-[[バトルゾーン]]に[[《薫風妖精コートニー》]]がいる状態で[[《母なる紋章》]]などで[[マナゾーン]]から[[単色]][[クリーチャー]]を出す場合、[[マナゾーン]]を離れた[[クリーチャー]]は[[単色]]に戻っているため、[[多色]]扱いにならず[[墓地]]行きとなる。

-[[《黒染妃ゼノビア》]]などの[[文明追加]]で[[クリーチャー]]が[[多色]]になる場合、[[バトルゾーン]]に出るまでは[[《黒染妃ゼノビア》]]などの[[効果]]を受けていないため、[[墓地]]行きとなる。

-[[《薫風妖精コートニー》]]などと[[《黒染妃ゼノビア》]]などが両方いる場合も[[墓地]]行きとなる。「[[マナゾーン]]を離れたので[[単色]]になり、[[バトルゾーン]]に出ることができない」。

-[[《剛勇霊騎エシャロット》]]の[[O・ドライブ]]でも、[[置換効果]]は連鎖しないため、「[[手札]]から[[バトルゾーン]]に置く代わりに[[墓地]]に置く代わりに[[マナゾーン]]に置く」とはならず、[[墓地]]行きとなる。

-[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]の場合、そもそも[[バトルゾーン]]に出ることがないため、[[シールド・フォース]]は適用できず[[墓地]]に置かれる。

-逆に、[[マッドネス]]のような[[置換効果]]によって[[バトルゾーン]]に出る場合は、[[置換効果]]は連鎖しないので[[バトルゾーン]]に出すことができる。
//&br;ただ、[[マッドネス]]については不用意に[[ハンデス]]さえしなければ出てくることは滅多に無いので、あまり気にならない。

-[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]等、[[コスト]]の支払いを別のものに置き換えて[[召喚]]する[[効果]]の場合、&bold(){召喚する事自体は置換効果の影響がないため、このクリーチャーの能力に引っかかる}裁定となっている。(事務局確認日:2016/08/19)

この手のカードを使用する際は[[デュエル・マスターズ公式HP]]のQ&Aで一度確認をしておくとよいだろう。一応、ほとんどのケースで[[墓地]]行きになってしまうということは頭に入れておきたい。

----
**環境において [#j6976f08]
[[極神編]]の[[DM-26>DM-26 「極神編 第3弾 超絶VS究極(ドラゴニック・ウォーズ)」]]で登場以来、様々な[[デッキ]]で活躍。

[[聖鎧亜キング・アルカディアス]]をはじめとして、[[ギャラクシーコントロール]]、[[5色フェアリー・ミラクル]]、[[【ハイドロ・ハリケーン】]]、[[ロマネスク]]、[[イニシエート]]などの多くの[[デッキ]]で使われていた。また[[DMC-46>DMC-46 「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」]]での[[再録]]もあり、当時は入手も容易だった。
[[聖鎧亜キング・アルカディアス]]をはじめとして、[[ギャラクシーコントロール]]、[[【5色フェアリー・ミラクル】]]、[[【ハイドロ・ハリケーン】]]、[[ロマネスク]]、[[イニシエート]]などの多くの[[デッキ]]で使われていた。また[[DMC-46>DMC-46 「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」]]での[[再録]]もあり、当時は入手も容易だった。

[[極神編]]の段階でも十分に強力だったが、[[単色]][[カード]]を推進する[[戦国編]]に入ると、さらにその凶悪さを発揮し始める。

[[神化編]]期の2009年12月19日、[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]などとともに、ついに[[殿堂入り]]。相手に出された場合、とりあえず眼前の一体を潰せば[[回収]]されない限り出てこないので、対処はしやすくなった。戦略の中心にしにくくなったものの、それでも出せれば十二分に強い[[カード]]なので、[[多色]][[クリーチャー]]を扱った[[コントロール]]ではなお使用された。

[[神化編]]末期の2010年5月15日、[[プレミアム殿堂]]入りが決定。前回[[殿堂入り]]したばかりであるため、いかにこの[[カード]]が[[メタ]]で活躍していたかがわかる。これにて数々の[[単色]][[デッキ]]を苦しめてきたキング・クイーンロック(いわゆる夫婦ロック、王妃ロック)は消滅した。ちなみに、[[進化クリーチャー]]初の[[プレミアム殿堂]]である。

この[[カード]]が存在する[[環境]]では、[[【速攻】]]以外の全[[デッキ]]が「[[単色]][[クリーチャー]]に頼らない[[除去]]手段」を多めに積むことを要求された。

また[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]などの[[呪文]][[ロック]]を横に並べられるとれるとそれらも大半は通用しなくなるので[[デッキ]]によっては完全に詰むことになる。

一応、[[《戦攻竜騎ドルボラン》]][[《執拗なる鎧亜の牢獄》]]など一部の[[カード]]で対抗できたものの、殆どが[[バウンス]]関連で時間稼ぎにしかならないことが多かった。

そのため、この[[カード]]も含め[[除去]]手段を多く持つ[[闇]]入りの[[デッキ]]が[[メタ]]を占めるのは必然な流れであった。[[デッキビルディング]]の幅を狭めてしまったという意味でも、この[[カード]]の[[プレミアム殿堂]]化は相応しいものだったと言える。

----
**その他 [#xb8e6267]
-[[《アストラル・リーフ》]][[《超竜バジュラ》]]などの歴代凶悪[[進化クリーチャー]]さえも[[殿堂入り]]で留まっていたことを考えると、この[[クリーチャー]]の決定力、[[環境]]への影響がよくわかる。[[進化元]]の幅が広いことも一因だろう。&br;[[単色]][[クリーチャー]]を根絶するゲームエンド級の能力を持ちながらも、7[[マナ]]と特段重くなかったことも問題であった。後に登場する[[ロック]]効果を持った[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]や[[《龍世界 ドラゴ大王》]]はコストがどちらも10を超え、[[《単騎連射 マグナム》]]は自分のターン限定といった調整がなされている。それだけこの[[クリーチャー]]の[[コストパフォーマンス]]が異常だったという事であろう。

-その一方、対である[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]の方は[[殿堂入り]]すらしていない。[[単色]]の[[呪文]]主体[[デッキ]]ではまだまだ注意が必要。その[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]の[[フレーバーテキスト]]から故人となったことが読み取れる。[[プレミアム殿堂]]への皮肉だろうか。さらにはすでに[[故人となった>プレミアム殿堂]]というのに、[[DMX-12>DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」]]の[[《お騒がせチューザ》]]の[[フレーバーテキスト]]の選択肢にも登場している。

-その後、クイーンと共に[[ゴッド・ノヴァOMG]]の[[《邪帝右神 ブロック・パーティー》]]として復活。どちらも闇[[エンジェル・コマンド]]なので[[《ウェディング・ゲート》]]で同時に出して再婚、なんてこともできる。[[イラストレーター]]も同じ[[Norikatsu Miyoshi]]氏である。

-[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]および[[《龍世界 ドラゴ大王》]]の[[ロック]]はこの[[クリーチャー]]と同じ[[置換効果]]方式である。偶然か否か、どちらもキング(前者は[[種族]]名、後者は「大王」の形で)の名を冠している。

-《聖鎧亜キング・アルカディアス》を[[呪文]]に頼らず単体で[[除去]]できる[[クリーチャー]]は
--[[《悪魔神王バルカディアス》]]
--[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]
--[[《偽りの王 モーツァルト》]]
--[[《魔天聖邪ビッグディアウト》]]
--[[《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》]]
--[[《偽りの王 ハチャトゥリアン》]]
--[[《禁断の轟速 レッドゾーンX》]]
--[[《百族の長 プチョヘンザ》]]
--[[《悪革の怨草士 デモンカヅラ》]]
--[[《メガ・ドラゲナイ・ドラゴン》]]([[進化元]]は[[退化]]して残る)
--[[《悪魔神バロム・クエイク》]]
--[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]
などが存在する。

-[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]のb枠で[[再録]]されているが、[[殿堂解除]]とは相成らなかった。[[単色]]がプッシュされる[[環境]]で単色を否定するこの[[クリーチャー]]はあまりに凶悪すぎる為、「[[闇]]入りの[[デッキ]]でなければ[[除去]]が厳しい為、必然的に[[デッキビルディング]]の幅を狭めてしまう」という[[プレミアム殿堂]]の理由を考えれば妥当な話ではある。
--一応[[《カモン・レジェンド》]]や[[《超電磁 パックE》]]で[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]を開封してこのカードを当てれば、その試合中に限り使うことはできる。しかし狙って当てるのはかなり難しい。
--後に[[調整版]]である[[《闇鎧亜キング・アルカディアス》]]が登場。本人の復活はまたしても遠のく事となった。

-他[[種族]]を兼ねる最初の[[ロスト・クルセイダー]]の一つでもある。

-[[デュエル・マスターズ]]の[[光]]の[[クリーチャー]]で人間的な顔の[[イラスト]]は珍しい。[[DM-26>DM-26 「極神編 第3弾 超絶VS究極(ドラゴニック・ウォーズ)」]]の[[シークレットカード]]の一つとして[[アルトアート]]のバージョンがあり、こちらは完全に顔が鎧で覆われている。天使のような羽もついており、正統派なアルカディアス系といった趣を感じさせる。

-漫画「FE」では[[イエスマン>Y(イエスマン)]]が[[白凰]]戦で切札として使用。[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]と併せて白凰の行動を封じたが、既に場に出ていた[[《聖霊王アルカディアス》]]に破壊された。&br;その後「SX」では白凰が使用し、[[サプライズ猿飛]]の[[《威牙の幻ハンゾウ》]]を封じて[[フィニッシャー]]となったが、[[白凰]]が使用することは珍しいようで、[[天地>天地 龍牙]]には「これってイエスマンの[[切り札]]じゃ(ないのか)!?」と言われた。

-アニメでは「ゼロ」の11話から白凰の新たな切り札として登場している。

**関連カード [#g2e02b58]
-[[《聖霊王アルカディアス》]]
-[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]
-[[《邪帝右神 ブロック・パーティー》]]
-[[《闇鎧亜キング・アルカディアス》]]

-[[《ダブル・リボルバードラゴン》]]
-[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]
-[[《龍世界 ドラゴ大王》]]
-[[《単騎連射 マグナム》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#lde962c4]
-[[DM-26>DM-26 「極神編 第3弾 超絶VS究極(ドラゴニック・ウォーズ)」]]&br;'''[[神に叛きし者達の王>《聖霊王アルカディアス》]]と、[[神のしもべ>ロスト・クルセイダー]]。二つの相反する存在が今ひとつになる!} 

**収録セット [#y38210ae]
-illus.[[Norikatsu Miyoshi]]
--[[DM-26 「極神編 第3弾 超絶VS究極(ドラゴニック・ウォーズ)」]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]
-illus.[[hippo]]
--[[DMC-46 「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」]]

**参考 [#u4c24ed1]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[ロスト・クルセイダー]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[タップイン]]
-[[多色]]
-[[クリーチャー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[バトルゾーン]]
-[[置換効果]]
-[[墓地]]
-[[ロック]]
-[[シークレットカード]]
-[[殿堂入り]]
-[[プレミアム殿堂]]
-[[聖鎧亜キング・アルカディアス]]