#author("2018-09-06T12:22:25+09:00","","")
#author("2020-01-13T02:15:57+09:00","","")
*《&ruby(しんら){神羅};スカル・ムーン》 [#vbc66ede]

|神羅スカル・ムーン SR 闇文明 (8)|
|進化クリーチャー:ルナティック・エンペラー/ダークロード 12000|
|究極進化−自分の進化クリーチャー1体の上に置く。|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーが破壊される時、かわりに相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。|

[[DM-32>DM-32 「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾」]]で登場した[[究極進化]][[ルナティック・エンペラー]]/[[ダークロード]]。

[[破壊置換効果]]で相手[[クリーチャー]]1体を[[破壊]]することができる。
[[破壊置換効果]]を適用すればこの[[クリーチャー]]の[[破壊]]は無効となる。そのため[[スレイヤー]]や[[確定除去]]もほとんど効かず、[[バトル]]でこの[[カード]]が[[バトルゾーン]]を離れることもほぼない。

また[[置換効果]]は連鎖しないため、[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]や[[解除]]持ち[[サイキック・クリーチャー]]をはじめ、[[エターナル・Ω]]を持つ[[ゼニス]]や[[《獅子頂龍 ライオネル》]]なども普通に[[破壊]]できる。
特にこの効果で敵の[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]を破壊できればその場で勝ちが決定する。
逆に[[置換効果]]によってこの[[カード]]が[[破壊]]される場合は、自身の[[置換効果]]を適用することが出来ないため、相手のスカル・ムーンによって[[破壊]]される。

[[闇]]には[[スーサイド]]が多く、[[《邪魂創世》]][[《魔刻の斬将オルゼキア》]]などで手軽に[[アドバンテージ]]を稼ぐことができる。

[[究極進化]]ということで[[《スーパー大番長「四つ牙」》]][[《大勇者「ふたつ牙」》]]あたりが[[進化元]]になる。出したら即8[[マナ]]以上になるうえ、[[進化元]]の[[ビーストフォーク]]も[[マナ加速]]を行うものが多く、相性はいい。

弱点は[[破壊]]以外の[[除去]]。[[破壊]]にはめっぽう強いが、[[バウンス]]や[[マナゾーン]]送りなど「[[破壊]]しない[[除去]]」には耐性がない。[[闇]]や[[火]]の[[デッキ]]ならともかく、[[水]]や[[自然]]が相手のときは要注意である。[[《コーライル》]]などの[[山札]]への[[除去]]も危険。

[[フィニッシャー]]としてはかなり癖が強いので、[[専用デッキ>【スカル・ムーン】]]を組んで使ってやりたいところである。

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**破壊置換効果のルール [#w690e708]
ルールがかなりややこしい。代表的な注意点は以下(上記の再掲も含む)。

-[[置換効果]]の適用は[[任意]]だが、代わりに相手[[クリーチャー]]を[[破壊]]しない、もしくはできない場合は置換できずに[[破壊]]される。これは、置換効果の「置換した後の行動が実行できない場合、置換することはできない」ルールに基づくもの。
--ちなみにこのルールは、このクリーチャーが相手クリーチャー無しでも破壊耐性を得られる事態になってしまうことを避けるために制定されたもの。しかし、こうしたルールは、開発部含む公式側の人間にも忘れられてしまいがちで、このせいで[[《絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ》]]や[[《S級宇宙 アダムスキー》]]、[[《宇宙 タコンチュ》]]などの能力デザインに欠点を生んでしまうことになる。

-[[《光器ペトローバ》]]などの[[アンタッチャブル]]を[[破壊置換効果]]の対象にはできない。

-[[置換効果]]は連鎖しないため、相手の[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]や[[《神羅スカル・ムーン》]]も[[破壊]]できる。

-[[《不死身のブーストグレンオー》]]の「[[破壊されない]]」[[能力]]は[[置換効果]]ではないため、[[破壊]]されずに場に留まる。この場合、[[置換効果]]は問題なく使用されているため、スカル・ムーン自身も場に残る。

-[[置換効果]]の適用は[[任意]]だが、代わりに相手[[クリーチャー]]を[[破壊]]しない、もしくはできない場合は[[破壊]]される。

-同じ[[パワー]]の[[クリーチャー]]と[[相打ち]]になった場合、相手の[[クリーチャー]]を[[破壊置換効果]]の対象にして場に留まることが可能。&br;これは「[[破壊]]され''る''時」というタイミングが実際に[[クリーチャー]]が[[墓地]]に置かれる前であり、相手の[[クリーチャー]]はまだ場にいるからである。

-[[《奈落の葬儀人デス・シュテロン》]]などの「場を離れ''た''時」「[[破壊]]され''た''時」の[[能力]]で破壊されそうになった場合、その[[クリーチャー]]は既に場を離れているため、[[破壊置換効果]]の対象にすることはできない。
--その手の[[クリーチャー]]が[[《フォース・アゲイン》]]などですぐに場に戻ってきた場合には[[破壊置換効果]]の対象にできる。しかし、再び[[破壊]]効果が実行されていたちごっこになる。

-[[《アポカリプス・デイ》]]などで複数の[[クリーチャー]]を一気に[[破壊]]する場合、[[破壊]]処理を行う前に[[破壊置換効果]]の対象を選ぶため、[[破壊]]を免れることができる。[[置換効果]]の対象となった[[クリーチャー]]を[[破壊]]した後、[[アクティブ・プレイヤー]]から[[破壊]]する順番を選んで通常の[[破壊]]処理を行う。

-互いのスカル・ムーンが[[相打ち]]になった場合、両プレイヤーともに[[置換効果]]による[[破壊]]を行うことができる。適用する順番は[[アクティブ・プレイヤー]]からだが、[[アクティブ・プレイヤー]]が非アクティブ・プレイヤーのスカル・ムーンを[[破壊]]しても、非アクティブ・プレイヤーはストックされていた[[置換効果]]を適用することができる。
--つまり、互いの場にスカル・ムーンしかいなければ、両方のスカル・ムーンが破壊されることになる。

-[[スレイヤー]][[クリーチャー]]との[[バトル]]に勝った場合、[[バトル]]によって[[スレイヤー]][[クリーチャー]]が[[破壊]]され[[墓地]]に送られた後で[[スレイヤー]]を処理する。

-負けた場合、[[バトル]]による[[破壊]]に対し[[置換効果]]を適用できる。まず[[バトル]]した[[クリーチャー]]または他の[[クリーチャー]]を[[破壊]]し、その後で[[スレイヤー]]を処理する。
--そのため、[[バトル]]した[[スレイヤー]][[クリーチャー]]の他に[[破壊]]を置換できる相手[[クリーチャー]]がいなければ、[[バトル]]の勝敗に関わらず、その後に解決される[[スレイヤー]]での[[破壊]]を免れることはできない。

-《神羅スカル・ムーン》が[[パワー]]0になって[[《不死身のブーストグレンオー》]]を[[破壊]]し続けた場合、[[ループ]]になりゲームがそこでストップされてしまう。よって、《神羅スカル・ムーン》の[[プレイヤー]]が[[破壊置換効果]]を諦めない限り、ゲームはやり直しとなる。
--[[破壊]]を免れる[[能力]]が自己完結しているもの([[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]など)は[[パワー]]0になっても問題なくゲームは続行される。
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**その他 [#nc1270be]
-[[《憤怒の猛将ダイダロス》]]や[[《死神戦鬼ベル・ヘル・デ・バラン》]]など、[[任意]]で自分の[[クリーチャー]]を[[破壊]]できる[[クリーチャー]]と組み合わせると、疑似的に毎[[ターン]][[確定除去]]を放てる状態になる。とは言え、狙うのはやや厳しいものがあるか。
//-[[《不死身のブーストグレンオー》]]の「[[破壊されない]]」は[[置換効果]]ではない。よって、スカル・ムーンが[[破壊]]されるかわりに[[《不死身のブーストグレンオー》]]を[[破壊]]する場合、両方の[[能力]]が適用され、スカル・ムーンも[[《不死身のブーストグレンオー》]]も[[バトルゾーン]]に残る。

-[[パワー]]は12000と高めだが、[[パワー]]は11000以下の方が[[能力]]を使いやすかったかもしれない。もっとも、[[パワー]]12000の[[クリーチャー]]とは[[相打ち]]になるので、それほど気になることではないだろう。

-登場当初は[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]を[[SF>シールド・フォース]]の上から破壊できるという効果が注目された。しかし実際は[[破壊]]以外への耐性が無い事の不安定さ、[[究極進化]]特有の使いにくさが目立ち、それほど活躍できなかった。一時はシングル価格が高騰したが、ギャラクシーの[[殿堂入り]]とこのカードの[[再録]]で現在ではかなり安価になっている。
-登場当初は[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]を[[SF>シールド・フォース]]の上から破壊できるという効果が注目された。しかし実際は[[破壊]]以外への耐性が無い事の不安定さ、[[究極進化]]特有の使いにくさが目立ち、それほど活躍できなかった。一時はシングル価格が高騰したが、[[再録]]もあったことで現在ではかなり安価になっている。

-[[サイクル]]中最も多く[[再録]]されているため、集めやすい。そのため、[[DM-32>DM-32 「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾」]]の神羅の中では一番馴染み深い[[カード]]かもしれない。

-スカル(Skull)は骸骨の意。

-[[DM-32>DM-32 「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾」]]の神羅[[サイクル]]の[[フレーバーテキスト]]は「月が(の・に)〜とき、〜。」の形となっているが、この[[カード]]だけはその形から外れている。

-[[DMC-66>DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」]]に[[再録]]された際、[[フレーバーテキスト]]が[[DMC-64>DMC-64 「コロコロ・レジェンド・7 ムービー・ダイナマイト」]]のものとまったく一緒になっている。普通は[[ヒーローズ・カード]]でないと会話文は話さないので、恐らくはミスだろう。

-漫画「SX」では[[パッション]]の真の[[切札]]として登場。[[《邪魂創世》]]なども駆使して[[白凰]]を追い詰めた。なお、[[召喚]]の際に何から[[進化]]させたのかは不明。&br;番外編では[[神月 ミカド]]が使用。[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]も使い[[切札 勝利]]を苦しめた。

デュエマTVではダイキが使用。上記の「[[置換効果]]は連鎖しない」点を活用して[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]の置換効果を発動させなくして勝利した。
-デュエマTVではダイキが使用。上記の「[[置換効果]]は連鎖しない」点を活用して[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]の置換効果を発動させなくして勝利した。

**[[サイクル]] [#ecfdf92a]
[[DM-32>DM-32 「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾」]]の[[スーパーレア]]の[[究極進化]][[クリーチャー]]。いずれも[[種族]]に[[ルナティック・エンペラー]]を持つ。
-[[《神羅サンダー・ムーン》]]
-[[《神羅ブリザード・ムーン》]]
-''《神羅スカル・ムーン》''
-[[《神羅ドラグ・ムーン》]]
-[[《神羅トルネード・ムーン》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#ccad9273]
-[[DM-32>DM-32 「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾」]]&br;'''衛星上の異変に気付いた時、神羅たちはその怒りで本来の力を取り戻した。'''
-[[DMC-64>DMC-64 「コロコロ・レジェンド・7 ムービー・ダイナマイト」]]、[[DMC-66>DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」]]&br;'''すべてを死の色に染め上げろ!!――[[神月ミカド>神月 ミカド]]'''

**収録セット [#kfda07f3]
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DM-32 「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾」]]
--[[DMC-64 「コロコロ・レジェンド・7 ムービー・ダイナマイト」]]
--[[DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」]]

**参考 [#k6030999]
-[[ルナティック・エンペラー]]
-[[ダークロード]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[究極進化]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[破壊置換効果]]
-[[確定除去]]
-[[【スカル・ムーン】]]