#author("2018-09-19T22:50:40+09:00","","")
#author("2018-11-13T23:26:31+09:00","","")
*《&ruby(じゃしん){邪神};&ruby(マッド){M};・ロマノフ》 [#ufdc1e5f]

|邪神M・ロマノフ P 火文明 (5)|
|進化クリーチャー:ゴッド/ダークロード/ナイト 3000+|
|Mデッキ進化−自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。表向きにした残りのカードを自分の墓地に置く。表向きにしたカードの中にクリーチャーが1枚もない場合、このクリーチャーを手札に戻し、表向きにしたカードをすべて墓地に置く。|
|メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、火か闇のコスト6以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分のマナゾーンから唱える。|
|G・リンク《邪神R・ロマノフ》または《邪神C・ロマノフ》の左横。|
|''※プレミアム殿堂''|

[[DMC-58>DMC-58 「マッド・ロック・チェスター」]]で登場した[[火]]の[[進化]][[ゴッド]]/[[ダークロード]]/[[ナイト]]。

[[マッド・ロック・チェスター]]を構成する[[ロマノフ]]一族の左側。[[Mデッキ進化]]によって出る[[ゴッド]]で、[[メテオバーン]]で[[火]]か[[闇]]の[[コスト]]6以下の[[呪文]]を1枚自分の[[マナゾーン]]から[[コスト踏み倒し]]する[[能力]]を持つ。

[[Mデッキ進化]]はこの[[クリーチャー]]専用の[[進化]]方法である。[[山札の上]]から3枚[[表向き]]にしてその中から[[進化元]]を選ぶので、通常の[[デッキ進化]]よりも遥かに不発しにくい。
さらに、[[進化]]の成否にかかわらず[[進化元]]にならなかった[[カード]]は[[墓地]]に行くため、[[墓地肥やし]]の効果も期待できる。

[[マナコスト]]は5と早期に出せ、[[スピードアタッカー]]感覚で[[マナゾーン]]の[[呪文]]を使用できる。[[進化]]の条件も通常の[[デッキ進化]]よりかなり緩いため、[[ビートダウン]]を含め様々な[[デッキ]]で活躍の可能性がある。

[[召喚]][[コスト]]が5であるため、実質1[[ターン]]早くコスト6の呪文を使用可能な点も魅力である。[[パワー]]3000の[[スピードアタッカー]]の[[マナコスト]]がおよそ3であると考えると、その[[コストパフォーマンス]]の高さが分かるだろう。

[[コスト踏み倒し]]できる6マナの[[呪文]]は多岐に渡る。[[ナイト・マジック]]の起動した[[《魔弾 ベター・トゥモロー》]]を唱えて味方を全員[[T・ブレイカー]]にしたり、[[超次元]][[呪文]]から[[《時空の探検家ジョン》]]と[[《時空の英雄アンタッチャブル》]]を出して、[[ターン]]終了時に2体とも[[覚醒]]させたりできる。定番の[[シューティングガイアール]]も可能。

この[[クリーチャー]]が[[攻撃]]するだけで[[ゲーム]]の勝敗が決まりかねない[[アドバンテージ]]を生み出すため、デッキバランスを多少ゆがめてでも色さえ合えば投入候補に挙がっていた。

恐るべき爆発力と即死性で非常に強力な[[フィニッシャー]]として活躍していたが、その[[汎用性]]と[[カードパワー]]が祟り、[[プレミアム殿堂]]に指定されることとなった。

本来[[G・リンク]]目的で作られた[[カード]]なのだが当時の活躍ではこのカードから[[超次元]][[呪文]]に繋ぎ[[シューティングガイアール]]を放つ[[ビートダウン]]、[[1ショットキル]]をするために扱われていた。他のクリーチャーとリンクすることを前提に作られたはずが単体で全く別の使い方をされているカードは他に[[《龍神ヘヴィ》]]、[[《勝利のガイアール・カイザー》]]、[[《聖霊左神ジャスティス》]]などが存在する。

今後、この[[クリーチャー]]の活躍は[[殿堂ゼロデュエル]]のような特殊な場合に限られるだろう。

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**環境において [#u567f988]
[[神化編環境]]後半の2010年1月30日、[[DMC-58>DMC-58 「マッド・ロック・チェスター」]]の発売と同時に登場。発売前から[[《憎悪と怒りの獄門》]]や[[《魔弾 ベター・トゥモロー》]]との[[コンボ]]が注目されており、[[マッドロマノフワンショット]]を生み出した。
[[神化編環境]]後半の2010年1月30日、[[DMC-58>DMC-58 「マッド・ロック・チェスター」]]の発売と同時に登場。発売前から[[《憎悪と怒りの獄門》]]や[[《魔弾 ベター・トゥモロー》]]との[[コンボ]]が注目されており、[[【マッドロマノフワンショット】]]を生み出した。

前者は[[《デビル・ドレーン》]]で自分の[[シールド]]を空にしつつ[[手札補充]]し、[[G・ゼロ]]で[[《光姫聖霊ガブリエラ》]]や[[《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》]]を[[召喚]]、[[《光牙忍ハヤブサマル》]]などで相手の[[攻撃]]を凌いで次の自分の[[ターン]]に[[《憎悪と怒りの獄門》]]を唱えて[[1ショットキル]]を行う[[デッキ]]だった。

後者は、[[《ダンディ・ナスオ》]]で[[マナゾーン]]に[[《魔弾 ベター・トゥモロー》]]を準備し、[[《青銅の鎧》]]や[[《解体人形ジェニー》]]を並べた後に《M・ロマノフ》を[[召喚]]し、《トゥモロー》を唱えて[[T・ブレイカー]]の軍団で殴り切るという戦法をとる。いずれも高い即死性を誇り、[[神化編]]の終盤に注目を集めた。

[[覚醒編]]に入ると相性のいい[[超次元]][[呪文]]を味方につけ、[[トップメタ]]だった[[【ドロマー超次元】]]、[[【超次元GENJIビート】]]らと張り合った。

2011年1月15日より[[殿堂入り]]するも、その後もこのカードを主軸にしたデッキは構想され続けた。主に[[《進化の化身》]]によって[[サーチ]]され、[[召喚]]成功直後に[[マナゾーン]]の[[超次元]][[呪文]]もしくは[[《憎悪と怒りの獄門》]]を[[メテオバーン]]で唱えてフィニッシュに繋ぐ、という[[マッドロマノフワンショット]]と[[【超次元ビートダウン】]]の間を取った形が多かったか。
2011年1月15日より[[殿堂入り]]するも、その後もこのカードを主軸にしたデッキは構想され続けた。主に[[《進化の化身》]]によって[[サーチ]]され、[[召喚]]成功直後に[[マナゾーン]]の[[超次元]][[呪文]]もしくは[[《憎悪と怒りの獄門》]]を[[メテオバーン]]で唱えてフィニッシュに繋ぐ、という[[【マッドロマノフワンショット】]]と[[【超次元ビートダウン】]]の間を取った形が多かったか。

[[エピソード1]]に入っても[[Mロマノフビート]]が根強く使われ続けた。[[《超次元シューティング・ホール》]]から[[《ガイアール・カイザー》]]を出すことが可能になったため、持ち前の[[ビートダウン]]性能はさらに磨きがかかった。さすがに《M・ロマノフ》が4枚使えた頃に比べると安定性は落ちるが、[[デッキビルディング]]と[[プレイング]]次第で多くの[[デッキ]]と互角以上に渡り合えたため、玄人好みな[[デッキタイプ]]として知られた。
[[エピソード1]]に入っても[[【Mロマノフビート】]]が根強く使われ続けた。[[《超次元シューティング・ホール》]]から[[《ガイアール・カイザー》]]を出すことが可能になったため、持ち前の[[ビートダウン]]性能はさらに磨きがかかった。さすがに《M・ロマノフ》が4枚使えた頃に比べると安定性は落ちるが、[[デッキビルディング]]と[[プレイング]]次第で多くの[[デッキ]]と互角以上に渡り合えたため、玄人好みな[[デッキタイプ]]として知られた。

[[神化編]]から[[エピソード1]]までおよそ2年2カ月の間[[環境]]にいた彼だが、遂に[[《エンペラー・キリコ》]]とともに2012年3月15日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格。[[ゴッド]]初の[[プレミアム殿堂]]である。

登場以来、このカードを使ったデッキがメタにいなかった期間はほぼなかったため、単体の[[スペック]]で見れば[[プレミアム殿堂]]も納得と言える。[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]や[[《エンペラー・キリコ》]]と並ぶ史上最凶の[[進化クリーチャー]]といっても過言ではない進化クリーチャーである。

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**その他 [#q6276c4a]
-[[バトルゾーン]]に自分の[[《薫風妖精コートニー》]]など[[マナゾーン]]のカードに文明を追加するカードがあれば、コスト6以下の好きな呪文を[[マナゾーン]]から唱えられるようになった。[[《スーパー・スパーク》]]で固まった盤面を突破したり、[[《ディメンジョン・ゲート》]]を使って[[シノビ]]を持ってきたりと、幅広い行動ができるようになる。

-このカードの[[プレミアム殿堂]]によって、[[マッド・ロック・チェスター]]の[[トライ・G・リンク]]は不可能となった。もっとも、[[《邪神C・ロマノフ》]]も[[《邪神R・ロマノフ》]]も単体で使われることが多くなったため、[[ヘヴィ・デス・メタル]]ほど深刻な状態にはなっていない。また、この点は好きな[[カード名]]を得られる[[《名も無き神人類》]]によって形としては解消された。

-発売前から[[《魔弾 ベター・トゥモロー》]]を使用した[[1ショットキル]]のデッキが考案されていた(>[[Mロマノフビート]])。構築次第では[[《憎悪と怒りの獄門》]]による1ショットキルも可能など、非常に攻撃的な性能を持つ。(>[[【マッドロマノフワンショット】]])&br;公式サイトでも[[DMC-58>DMC-58 「マッド・ロック・チェスター」]]に[[自然]]文明を加え、[[マナブースト]]からこの[[カード]]に高速で繋げ、このカードと[[《魔弾 ベター・トゥモロー》]]で大量[[ブレイク]]を狙う改造例が紹介されている。
-発売前から[[《魔弾 ベター・トゥモロー》]]を使用した[[1ショットキル]]のデッキが考案されていた(>[[【Mロマノフビート】]])。構築次第では[[《憎悪と怒りの獄門》]]による1ショットキルも可能など、非常に攻撃的な性能を持つ。(>[[【マッドロマノフワンショット】]])&br;公式サイトでも[[DMC-58>DMC-58 「マッド・ロック・チェスター」]]に[[自然]]文明を加え、[[マナブースト]]からこの[[カード]]に高速で繋げ、このカードと[[《魔弾 ベター・トゥモロー》]]で大量[[ブレイク]]を狙う改造例が紹介されている。

-[[アタックトリガー]]で[[《大地と永遠の神門》]]を使用して、そのターン中に[[マッド・チェスター>マッド・ロック・チェスター#MC]]を完成させることも可能だった。[[《邪神C・ロマノフ》]]や[[闇]][[文明]]の[[クリーチャー]]を[[メテオバーン]]することが出来ればなお良い。

-[[火]]文明には比較的珍しい[[墓地肥やし]]を行えるカードでもあるため、そのような[[墓地]]利用を必要とするデッキでも活躍が見込める。唱える呪文がなくても最悪擬似[[スピードアタッカー]]として運用できるのは、他の墓地肥やしにはない利点といえる。

-[[チャージャー]][[呪文]]の派生、[[Evoチャージャー]]登場には間違いなくこの[[クリーチャー]]の存在が関係しているだろう。元々この[[カード]]と[[チャージャー]]の相性は良く[[マナ]]が減らない[[コンボ]]が出来上がっていた。実際[[DMC-58 「マッド・ロック・チェスター」]]には[[《クリムゾン・チャージャー》]]を唱え、[[マナ]]を減らさずに[[除去]]を行う[[デザイナーズコンボ]]が組み込まれている。

-仮に現在に至るまで[[プレミアム殿堂]]になっていなかったとしたら、[[《龍覇 イメン=ブーゴ》]]から[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]を[[装備]]することによって、前述のコスト6以下の好きな呪文を唱えられる[[コンボ]]が簡単に実現してしまう。やはりこのカードの[[プレミアム殿堂]]は然るべきことであろう。

-一般発売前に公式に記載されたテキストでは「火か闇のコスト6以下の呪文を1枚」が「このクリーチャーと同じ文明を少なくとも一つ持つ呪文を1枚」と誤植されていた。掲載されていたカード画像では上記のテキストだった。

-初の[[闇]][[文明]]入りではない[[ダークロード]]である。そして、[[火]]文明に関係のある[[種族]]は付いていない。

-単体性能がどのゴッドよりも高く、なおかつ[[G・リンク]]を必要としない強さを持つことから「他のどの神(ゴッド)よりも神らしい」という評価を受ける1枚。

-漫画「SX」で[[ザキラ]]が[[アダム]]戦で使用。登場直後に[[《邪神C・ロマノフ》]]との[[G・リンク]]を果たし、その能力で[[《魔弾 クリティカル・デストロイヤー》]]を唱えてブロッカー2体を粉砕するなど暴れまわるが、デュエルマスターに覚醒した[[アダム]]の[[起源神]]と[[《黒月の古城 オリジナル・ハート》]]のコンボには勝てず、[[起源神]]の攻撃によって破壊される。

**リンク対象 [#ja9c1f10]
-[[《邪神R・ロマノフ》]]
-[[《邪神C・ロマノフ》]]

**関連カード [#g3652fbb]
-[[《邪眼皇ロマノフI世》]]
 
**収録セット [#y0f6e8f7]
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DMC-58 「マッド・ロック・チェスター」]]

**参考 [#t721645b]
-[[ゴッド]]
-[[ダークロード]]
-[[ナイト]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[Mデッキ進化]]
-[[メテオバーン]]
-[[アタックトリガー]]
-[[火]]
-[[闇]]
-[[コスト]]
-[[呪文]]
-[[マナゾーン]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[唱える]]
-[[G・リンク]]
-[[ロマノフ]]
-[[プレミアム殿堂]]
-[[マッド・ロック・チェスター]]
-[[Mロマノフビート]]
-[[マッドロマノフワンショット]]
-[[【Mロマノフビート】]]
-[[【マッドロマノフワンショット】]]