#author("2019-01-05T15:01:45+09:00","","")
*《&ruby(じげんはどうまほう){次元波導魔法}; &ruby(ハル){HAL};》 [#r4b947d7]

|次元波導魔法 HAL R 水文明 (4)|
|呪文|
|スーパー・S・トリガー|
|カードを2枚引く。|
|S−ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐに始める)|

[[DMRP-03>DMRP-03 「デュエル・マスターズ 新3弾 気分J・O・E×2 メラ冒険(ベンチャー)!!」]]で登場した[[水]]の[[スーパー・S・トリガー]][[呪文]]。

[[カード]]を2枚[[引く]][[効果]]を持つ。さらに、[[スーパー・ボーナス]]により、[[ターンの残りをとばす]][[効果]]を得られる[[スーパー・S・トリガー]][[呪文]]。

ついに呪文も[[ターンの残りをとばす]]ことができるようになった。
しかし、実際運用するとなると単調な[[アド]]しか得られない2[[ドロー]]で終わる事も多くないか。狙ってやるには[[スーパー・S・トリガー]]はリスクが大きい。中途半端に防御のことを考えるよりは、できうる限り[[自分]]の動きを最速で回す方がよいという考えもある。4[[コスト]]域の[[ドローソ−ス]]としては[[《デモンズ・ライト》]]、[[《レインボー・スパーク》]]や[[《サイバー・ブック》]]などより器用に立ち回れる存在も気になる。

これを[[デッキ]]に複数枚積んで安心するよりも、ピンで差したりして巧く使ってみたい。


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**ルール [#f67c404f]

[[スーパー・ボーナス]]使用時点で、[[呪文]][[能力]]が解決中のこの[[呪文]]は[[どこでもないゾーン]]にある。
さらにこの[[呪文]]を[[唱える]]前の[[シールド]]に[[城]]が[[要塞化]]されていた場合、そちらも[[S・トリガー]]を待機した状態で[[シールドゾーン]]にあることになる。
これらはいずれも''[[ターン]]をとばすと同時に[[墓地]]に置かれる''(厳密には前者はターン移行に付随する処理、後者は[[城]]が[[要塞化]]を解かれた時の[[状況起因処理]])。また、こうして[[墓地]]に置かれたことで通常[[トリガー]]する[[能力]]はすべて[[トリガー]]しない。

この[[呪文]]と同時に[[ブレイク]]された[[S・トリガー]]や[[S・バック]]持ちのカードがある場合、それらは[[手札]]にあるため、ターンを飛ばしたあとはそのまま[[手札]]に残る。同時に、待機中の[[S・トリガー]]や[[S・バック]]の効果はすべて失効するため、[[ターン]]が渡ってから続けて[[プレイ]]する、ということはできない。

一部は2017年10月6日の[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]改定によって詳しく制定されたものだが、それ以前は下記に示すように裁定上の混乱を招いていた。

#region(close,裁定の詳解と問題点)
そもそも[[テキスト]]に問題があった。

[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]によれば、呪文の効果を実行している時、呪文はいわゆる[[どこでもないゾーン]]にある。その瞬間にターンを飛ばすと、[[墓地]]に呪文を置くタイミングまで飛ばしてしまいこのカードが[[どこでもないゾーン]]に留まってしまう。([[《終末の時計 ザ・クロック》]]は[[バトルゾーン]]に出てから[[トリガー能力]]を起動するので問題が無かった)

一時期はターン飛ばしが確定した段階で《次元波導魔法 HAL》を[[墓地]]に置き、その後[[ターンの残りをとばす]]裁定になっていた。

そして、このカードの登場とともに、[[城]]の扱いにも大きな影響が出ることとなる。
発売当時の暫定裁定では、自分のシールドが何かの城で要塞化された状態で、そのシールドがブレイク→《次元波動魔法 HAL》であれば、''城はシールドゾーンにそのまま単体で残る''こととなっていた。これは城の注釈文に、(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)の一節があるからである。呪文のS・トリガーの処理は呪文の効果をすべて使うまでが処理、という事になっている。その為、S・トリガーを使ったので城を墓地に置く、というプロセス自体が飛んでしまうのである。
-流石にこの挙動には問題があると判断されたのか、「要塞化されたシールドがシールドゾーンを離れた際に城が墓地に置かれる」というプロセスは[[状況起因処理]]であるという正式裁定が改めて出された。
#endregion

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**その他 [#f02f8c01]

-上記の通り、このカードはその性能云々という議論よりも、裁定の混乱の方が話題になったといえる。

-[[《ネオ・ブレイン》]]の[[上位互換]]である。ただし、あちらはこの[[呪文]]の登場より後に[[ブレイン]]サポートを受けられるようになった。

**関連カード [#de0dfb52]
-[[《ネオ・ブレイン》]]
-[[《終末の時計 ザ・クロック》]]

**収録セット [#k681624e]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMRP-03 「デュエル・マスターズ 新3弾 気分J・O・E×2 メラ冒険(ベンチャー)!!」]]

**参考 [#nf9d1253]
-[[スーパー・S・トリガー]]
-[[ドロー]]
-[[ターンの残りをとばす]]