#author("2018-08-11T18:42:23+09:00","","")
*《根絶のデクロワゾー》 [#k1bd9d1e]

|根絶のデクロワゾー SR 闇/火文明 (6)|
|クリーチャー:スピリット・クォーツ 5000|
|マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。|
|このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。|
|TT−パワー3000以下のクリーチャーをすべて破壊する。その後、相手の手札を見る。相手は自分自身の手札からパワー3000以下のクリーチャーをすべて捨てる。|

[[DM-10>DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」]]で登場した[[闇]]/[[火]]の[[スピリット・クォーツ]]。
その名の通り、弱小[[クリーチャー]]を根絶する[[能力]]を持つ[[多色]][[システムクリーチャー]]。

他の[[除去]][[カード]]と[[マナ]]域が被りやすく、即効性に欠けるのがネックだが、一度起動しだしてしまえば[[パワー]]3000以下の存在を許さない。相手の[[手札]]からも落とすことが可能なので、[[パワー]]3000以下の[[カード]]の選択肢は「[[マナゾーン]]に置くしかない」という状況を作り上げることができる。

メジャーな[[シノビ]]も[[《威牙の幻ハンゾウ》]]と[[《光牙王機ゼロカゲ》]]を除けば、[[《光牙忍ハヤブサマル》]]や[[《威牙忍ヤミノザンジ》]]のような[[パワー]]3000以下が多いので、それらに対しても[[効果]]を発揮する。

ただし、小型[[クリーチャー]]を大量に採用する[[デッキ]]といえばほとんどが[[【速攻】]]であり、その[[【速攻】]]にすら[[パワー]]3000よりも上の[[クリーチャー]]が積まれるようになってしまった。これを受け、この[[クリーチャー]]は「そもそも間に合わない」上に「その得意な相手にすら、刺さる保証がない」というジレンマを抱えることとなった。不憫な一枚である。

-強力な[[能力]]を持つためか、中型の[[多色]]ながら[[コスト]]6[[パワー]]5000とステータスは控えめ。[[《スーパー炎獄スクラッパー》]]、[[《めった切り・スクラッパー》]]、[[《勝利のガイアール・カイザー》]]の射程内にあり、意外と[[破壊]]されやすい。

-単に[[ウィニー]]の対策がしたいならば[[《ボルシャック・スーパーヒーロー》]]のような[[cip]]や、[[《希望の親衛隊ファンク》]]のような[[常在型能力]]の方が利用されることが多い。やはり[[手札]]の3000以下も狙える点を活かすべきか。

-[[パワー]]3000以下の[[モヤシ]]を相手にした場合、[[火力]]で[[手札]]に戻った後に[[ハンデス]]を行うので最終的に[[墓地]]送りとなる。また、[[ハンデス]]の対象は相手のみなので、自分の[[モヤシ]]は[[手札]]に戻るだけで済む。そのため、[[《巡霊者メスタポ》]]を始めとした[[モヤシ]]への有効な[[メタカード]]である。

-登場当時、[[手札]]と[[バトルゾーン]]、双方の[[クリーチャー]]に複数干渉できる唯一の[[カード]]で、現在においても数少ない[[カード]]である。しかし、登場直後に[[ボルバルマスターズ]]が訪れ、ほとんどこの[[カード]]に日の目が当たることはなかった不遇な一枚である。

-[[《煉獄と魔弾の印》]]と相性が良い。即効性に難がある[[タップ能力]]を即座に起動でき、生きた[[呪文]]のように使える。しかし、ちまちまと[[コントロール]]を狙うよりは[[ロマノフ]]一族による[[1ショットキル]]が行われることが多い。

-[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]で[[コスト踏み倒し]]できる性質上、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]系列の[[デッキ]]に[[サザン・ルネッサンス]]などの[[ウィニー]]デッキに対する[[メタ]]として稀に採用される。同じ理由として[[【ジョーカーズ】]]に対するメタとしても採用される。
--だが、[[タップ能力]]を早期に使うということにはコスト踏み倒しで出して場に残る必要があるので、相手が[[《制御の翼 オリオティス》]]や[[《洗脳センノー》]]を出したらそれまでである。そうすると、このカードを活かすために他の汎用除去を必要とするという本末転倒な事態になりかねない。そのため、上級者には「過大評価」されているという認識を持たれることも。
--また、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]でこれを踏み倒してから相手の[[ウィニー]]を一掃することで[[ビートダウン]]を阻害できるということは、コスト踏み倒しメタによる妨害を受けず、なおかつ相手がすでにクリーチャーを[[展開]]しているという場面なので、厳密に言えば活躍の機会は後攻3ターン目に踏み倒した時に相手の反撃を防げる程度である。

-デクロワゾー(Des CloizeauxまたはDescloizite)は塩鉱長石の一種。

-漫画「[[デュエル・ジャック!!]]」では山男ノボルの[[切札]]として登場。[[能力]]でマナトの[[ウィニー]]と[[手札]]を焼き払った。連載当時は[[多色]][[カード]]が出たばかりであり、マナトは[[火力]]と[[ハンデス]]という毛色の違う[[能力]]を併せ持っている事に驚いていた。

**関連カード [#c63cd127]
-[[《デクロワゾー・ブローチ》]]

**収録セット [#x4f1c681]
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」]]

**参考 [#n1557c8d]
-[[スピリット・クォーツ]]
-[[タップイン]]
-[[タップ能力]]
-[[火力]]
-[[全体除去]]
-[[ピーピング]]
-[[パワー]]
-[[クリーチャー]]
-[[ハンデス]]