#author("2018-08-11T18:42:23+09:00","","")
*《光神龍スペル・デル・フィン》 [#m40f5efb]
#author("2019-12-19T12:30:18+09:00","","")
*《&ruby(こうしんりゅう){光神龍};スペル・デル・フィン》 [#m40f5efb]

|光神龍スペル・デル・フィン VR 光文明 (9)|
|クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 6000+|
|相手は、手札をすべてのプレイヤーに見せてプレイする。|
|このクリーチャーのパワーは、相手の手札にある呪文1枚につき+2000される。|
|W・ブレイカー|
|相手は、手札を表向きにしてプレイする。|
|相手の手札にある呪文1枚につき,このクリーチャーのパワーを+2000する。|
|相手は、呪文を唱えることができない。|
|W・ブレイカー|

[[DM-22>DM-22 「不死鳥編 第4弾 超神龍雷撃(ザ・ドラゴニック・ノヴァ)」]]で登場した[[アポロニア・ドラゴン]]。
相手が[[呪文]]を[[唱える]]ことを禁止する[[ロック]][[能力]]と、相手の[[手札]]の常時[[ピーピング]]、相手の[[手札]]にある[[呪文]]枚数に応じた[[パンプアップ]][[能力]]を持つ。

中でも強力なのが[[呪文]]を禁止する[[ロック]][[能力]]であり、[[超次元]][[呪文]]による[[サイキック・クリーチャー]]の展開や、[[呪文]]による[[除去]]・[[ドロー]]などのすべての行動を完全に封印することができる。また[[《アルカディア・スパーク》]]や[[《ハムカツ団の爆砕Go!》]]などの[[S・トリガー]][[呪文]]や[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]の[[Dスイッチ]]からの[[《超次元ガロウズ・ホール》]]や[[《テック団の波壊Go!》]]も封じるため、[[フィニッシャー]]としても使用される。
相手の[[手札]]の常時[[ピーピング]]する[[能力]]と、それで確認出来る相手の[[手札]]にある[[呪文]]枚数に応じた[[パンプアップ]][[能力]]を持つ。
また、相手が[[呪文]]を[[唱える]]ことを禁止する[[ロック]][[能力]]を持つ。

非常に強力な[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]であるが、その分[[コスト]]9と[[重く>重い]]、簡単には[[召喚]]できない。[[自然]]の[[マナブースト]]や、[[コスト踏み倒し]][[カード]]と組み合わせるなど工夫が必要であるだろう。幸い、[[ドラゴン]]であるので[[《メンデルスゾーン》]]や[[《龍世界 ドラゴ大王》]]や[[《偽りの王 モーツァルト》]]や[[《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》]]などの[[種族]]的な恩恵を受けることもできる。
すべての[[呪文]]を禁止する[[ロック]][[能力]]の初代。同時に相手の[[手札]]の常時[[ピーピング]]する極めて珍しい種類の能力の持ち主。

登場当時から、強力な[[フィニッシャー]]として活躍し続けているカードである。[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]や[[《古代楽園モアイランド》]]共々、[[呪文]]を主体にした[[デッキ]]では必ず考慮に入れるべき1枚と言えるだろう。
[[呪文]][[ロック]][[能力]]は非常に強力であり、[[呪文]]による[[除去]]が行えないため自身の場持ちがよい上に、[[超次元]][[呪文]]による[[サイキック・クリーチャー]]の展開や、補助[[呪文]]による[[ドロー]]・[[マナブースト]]・[[サーチ]]一切を封じることができる。相手の状況によってはゲームエンド級の制圧力を持ち、[[デッキ]]エンジンを[[呪文]]に任せている[[デッキ]]や[[呪文]]が[[フィニッシャー]]になっている[[デッキ]]には天敵となりえる存在。
また、[[S・トリガー]][[呪文]]や[[革命0トリガー]][[呪文]]も封じてしまうため[[フィニッシャー]]としても強力。[[シールド]][[ブレイク]]での反撃のリスクを大きく減らすことが出来、一斉[[攻撃]]の直前に出すだけでも大きな役割を果たす。

-[[青緑コントロール]]や[[オールデリート]]などの[[呪文]]に依存した[[デッキ]]に対しては非常に[[刺さる]]。それらの[[デッキ]]を使用する場合は、この[[カード]]への対策を用意するべきだろう。
--逆に[[呪文]]比率の低い[[デッキ]]、[[【速攻】]]などの速い[[デッキ]]に対してはあまり効果がない。特に[[【ジョーカーズ】]]など速度も高く呪文も必要最小限で、[[サーチ]]や大量[[ドロー]]のおかげで[[ピーピング]]するまでもなく必要[[カード]]が揃っていることが明白な事態になることがざらなデッキには極めて脆い。
[[カードプール]]が少ない過去[[環境]]では[[除去]]はほぼ[[呪文]]便りであったため、単体でも非常に高いフィニッシュ力を誇っていた。現在でも[[呪文]][[ロック]][[能力]]が上手く刺さってしまうと致命打になることが多く、また[[プレミアム殿堂]]となった[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]を先駆けに、[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]や[[《龍世界 ドラゴ大王》]]など[[ロック]]を重ね掛けすることで完全に対処できなくすることも出来るため、脅威度はやはり高い。

-対策として、[[《罠の超人》]]や[[《バイナラドア》]]や[[《堕魔 ドゥポイズ》]]などの[[cip]]で[[除去]]を行う[[クリーチャー]]が挙げられる。
また[[ピーピング]][[能力]]に関しても、直接干渉こそしないがなかなかに手堅い能力。相手の次の手や[[シノビ]]の有無を割れるため、不確定要素の少ない安定した戦略をとることができる。致命的な情報を知りえてしまったり、キーポイントなどでは情報アドバンテージがそのまま勝負の要になることもある。

-ただし、[[S・バック]]の[[コスト]]として[[手札]]に加える[[シールド]]を[[墓地]]に送ることはどの[[S・バック]][[呪文]]でも可能。したがって、[[《フレイムランス・トラップ》]]や[[《シャロウ・オペレーション》]]の[[S・バック]]で[[シールド]]の[[《疾封怒闘 キューブリック》]]を[[墓地]]に置く芸当も可能。[[《疾封怒闘 キューブリック》]]の[[トリガー]][[解決]]の前に、[[S・バック]][[呪文]]を[[唱える]]ことになるため、《スペル・デル・フィン》の[[効果]]で[[唱える]]ことができず、[[手札]]に残る。
このように強力な[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]であるが、その分[[コスト]]9と非常に[[重く>重い]]、簡単には[[召喚]]できない。[[マナブースト]]や[[コスト踏み倒し]]などの手段がなければ、そもそも出すことすることすらままならないだろう。逆に言えば、出す手段があれば投入を検討する価値のある[[カード]]である。
また[[種族]]が[[ドラゴン]]であるのでサポートも非常に多い。[[バルガ>《紅神龍バルガゲイザー》]]系や[[《爆熱DX バトライ武神》]]をはじめとした[[ドラゴン]]関連の[[コスト踏み倒し]]や[[《メンデルスゾーン》]]などの[[ドラゴン]]関連の[[マナブースト]]が多く存在するため、[[種族]]シナジーで運用性を補うことも出来る。

-[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]が使用できた頃は、この[[クリーチャー]]と[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]を並べて相手を[[ロック]]する強力な[[コンボ]]が可能だった。この[[コンボ]]は原作においても[[Y(イエスマン)]]が[[白凰]]に対して使用している。
欠点として[[クリーチャー]]主体の[[デッキ]]には効果が薄く、[[【速攻】]]などゲーム展開の速い[[デッキ]]に対して出すことすらままならない。また、[[パンプアップ]]こそあれど[[コスト]]に対して[[パワー]]が6000と非常に低い。派生カードとして同[[文明]]同[[コスト]]に、[[ピーピング]][[能力]]及び[[パンプアップ]]を代償に素の[[パワー]]が9000になった[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]があるため、うまく使い分けると良いだろう。

-以前は[[《ゴースト・タッチ》]]など、[[手札]]を見ないで選び捨てさせる[[カード]]は、この[[クリーチャー]]の[[ピーピング]][[能力]]によって見ながら選ぶことができたが、9/23の[[《ブルー・モヒート》]]の裁定に伴い、&bold(){この[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]にいても、[[手札]]を見ないで選ぶことになった。}
登場当時から、強力な[[フィニッシャー]]として活躍し続けているカードである。
[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]や[[《古代楽園モアイランド》]]共々、[[呪文]]を主体にした[[デッキ]]では必ず考慮に入れるべき1枚と言えるだろう。

**ルール [#j5969962]
-かつては[[S・バック]][[呪文]]は、唱えることは出来なくとも[[S・バック]]の[[コスト]]となる行為を行うことが出来た。具体的には、[[手札]]に加える[[シールド]]を[[墓地]]に送ることは可能であった。この場合、[[コスト]]は支払っていても[[呪文]]を唱えてはいないため、エリア移動は起こらず[[手札]]に残る。
--上手くいけば[[《フレイムランス・トラップ》]]や[[《シャロウ・オペレーション》]]の[[S・バック]]で[[シールド]]の[[《疾封怒闘 キューブリック》]]を[[墓地]]に置く芸当も可能であった。ちなみに[[《疾封怒闘 キューブリック》]]で《光神龍スペル・デル・フィン》を[[バウンス]]しても、[[トリガー]][[解決]]の前に、[[S・バック]][[呪文]]を[[唱える]]ことになるため、やはり[[呪文]]を[[唱える]]ことができず[[手札]]に残る。
---しかし、2017年10月6日の[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]更新に伴い、禁止されている状態ではコストを払うことができなくなったため、上記の抜け道は封じられた。

-以前は[[《ゴースト・タッチ》]]など、[[手札]]を見ないで選び捨てさせる[[カード]]は、この[[クリーチャー]]の[[ピーピング]][[能力]]によって見ながら選ぶことができたが、[[《ブルー・モヒート》]]の裁定変更に伴い、''この[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]にいても、[[手札]]を見ないで選ぶことになった。''
// 9/26 DM事務局確認

-[[DMX-11>DMX-11 「大決戦オールスター12」]]で登場した[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]と非常に似通ったスペックであり、有力な対抗馬。こちらは[[手札]]の[[ピーピング]]ができるのが利点だが、あちらは安定した高い[[パワー]]とサポートを受けやすい[[種族]]を持つ点で上回る。[[インフレ]]によって[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]などの[[パワー]]6000〜8000以下を対象とする[[火力]]持ち[[クリーチャー]]の増加、また[[コマンド・ドラゴン]]のサポートが多くなってきたこともあり、現状あちらに出番を譲ることがどちらかといえば多い。
--後に登場した[[《S級不死 デッドゾーン》]]や[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]や[[《撃髄医 スパイナー》]]などのクリーチャーはパワー9000の[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]を破壊することも可能に。[[ピーピング]]が可能なこのクリーチャーも活躍の場が存在する。
**環境において [#jf8df04e]
[[不死鳥編]]で登場。単体で高いフィニッシュ力を持つ[[クリーチャー]]であり、当時は大型[[フィニッシャー]]は稀有な存在だったため重宝された。[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]の[[プレミアム殿堂]]から間もなくの登場であり、その立ち位置に入れ替わる形でプレイヤーに浸透していった。

当初はプレイヤーたちが騒然としたと伝わる。当時は[[除去]]はほぼ[[呪文]]便りであったため、《光神龍スペル・デル・フィン》の居座り能力は非常に高く[[フィニッシャー]]として高く評価されていたという。
[[《インフェルノ・ゲート》]]がまだ現役であり、《光神龍スペル・デル・フィン》が[[墓地]]に落ちてさえいれば早期かつ何度でも[[コスト踏み倒し]]で場に出すことが可能だった。[[【除去ガーディアン】]]などはこの手法で[[フィニッシャー]]を確保していたという。
また[[《大勇者「ふたつ牙」》]]から[[マナブースト]]して《光神龍スペル・デル・フィン》を出す[[【牙デルフィン】]]も誕生。
[[《インフェルノ・ゲート》]]で出せる[[フィニッシャー]]として、[[マナブースト]]後の大型[[フィニッシャー]]として、[[コントロール]]から[[ビートダウン]]まで広く活躍出来た。

[[極神編]]では[[《龍仙ロマネスク》]]が猛威を振るい、[[【ターボロマネスク】]]の[[フィニッシャー]]として採用された。また[[《龍仙ロマネスク》]]を導入した[[光]]入りの[[【連ドラ】]]も組まれ、そちらにも投入された。
この頃から、強力な[[グッドスタッフ]]を組むことが可能になり、登場したばかりの[[《フェアリー・ミラクル》]]を使った[[【5色デッキ】]]が生まれ、[[フィニッシャー]]としてつかわれた。
さらに[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]が登場。組み合わせれば突破が非常に難しい[[ロック]]となり、一種の即死ギミックとしておそれられた。
反面で[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]や[[《龍神ヘヴィ》]]が登場したことにより、[[クリーチャー]]効果によって[[破壊]]する手段が増え、単体の分には対策はしやすくなった。

[[戦国編]]では、主に上記[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]との組み合わせを使った[[【ギャラクシーコントロール】]]や、[[【5色フェアリー・ミラクル】]]で活躍した。
反面で、[[《威牙の幻ハンゾウ》]]が登場したことで、単体の対処はさらにしやすくなった。さらに[[戦国編環境]]後半から[[ビートダウン]]が強化され、対ビートダウン性能の低さ故に評価を下げた。もっとも、[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]との組み合わせは脅威視され続けた。

[[神化編]]では[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]が[[プレミアム殿堂]]。
[[《エンペラー・キリコ》]]が登場。そちらの[[コスト踏み倒し]]先として[[【エンペラー・キリコ】]]の初期型から投入された。そして[[《ボルシャック・クロス・NEX》]]の登場を機に[[【星域キリコドラゴン】]]に派生すると、ワンショットの詰め要員と強力な[[ドラゴン]]シナジーにより、大いに活躍した。

[[覚醒編]]に突入すると[[超次元呪文]]が登場し、それらの[[メタ]][[カード]]して注目が集まる。
[[【超次元ダーツ】]]が考案されると、それの[[フィニッシャー]]として活躍。《光神龍スペル・デル・フィン》以外をすべて[[呪文]]で[[デッキ]]を構成し、[[超次元呪文]]から出した[[サイキック・クリーチャー]]に[[《転生プログラム》]]を打つことで、確実に《光神龍スペル・デル・フィン》を[[コスト踏み倒し]]することが可能だった。
[[《時空の不滅ギャラクシー》]]が登場すると[[【不滅オロチ】]]が誕生。[[《斬隠オロチ》]]の[[コスト踏み倒し]]先、そして4枚使えた[[《再誕の社》]]の[[マナブースト]]先の[[フィニッシャー]]として暴れた。
[[サイキック・クリーチャー]]も増え[[超次元呪文]]を使った[[グッドスタッフ]]が組まれるようになると、[[超次元呪文]]を大量に投入した[[環境]][[デッキ]]達への[[メタ]][[カード]]として重宝された。

[[エピソード1]]では、新[[カード]]により[[《エンペラー・キリコ》]]が復活を果たす。新型の[[【星域キリコドラゴン】]]にも続投され、[[S・トリガー]]封じの詰め要員として大いに活躍した。
また[[《ドンドン吸い込むナウ》]]が登場すると[[《ミラクルとミステリーの扉》]]が頭角を現し始め、初期の[[【ミラクルとミステリーの扉】]]に[[コスト踏み倒し]]先として投入された。

[[エピソード2]]になると[[ゼニス]]が登場し、[[ビッグマナ]]もとい[[ファッティ]]環境に最盛期が訪れる。
ところが、[[ファッティ]]の[[フィニッシャー]]枠として[[ゼニス]]があまりにも強力であったため、立ち位置が競合してしまった《光神龍スペル・デル・フィン》は一気に採用率を落とすことになる。[[《「祝」の頂 ウェディング》]]や[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]は[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]を[[除去]]することが可能であり、天敵となる存在だった。
[[ファッティ]]プッシュにより数多高[[コスト]][[ドラゴン]]やそのサポートが登場するも、やはり立ち位置が競合してしまう。中でも[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]は確定[[除去]]を持った天敵であり、[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]と合わせて[[【ミラクルとミステリーの扉】]]の枠をも奪われてしまった。

また、派生[[カード]]である[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]が登場。そちらは[[ピーピング]]や[[パンプアップ]]がない代わりに素の[[パワー]]が高く、この頃から増えていた[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]などの[[火力]]持ち[[クリーチャー]]への耐性で、採用率に不利をとった。
この頃は[[覚醒編]]以降の[[超次元]]中心の[[環境]]の遷移となる時期でもあり、[[クリーチャー]]主体の[[環境]]が推し進められていたのも大きい。

[[ドラゴン・サーガ]]になると[[ビートダウン]]環境はさらに顕著になり、[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]など[[パワー]]6000〜8000以下を対象とする[[火力]]持ち[[クリーチャー]]も台頭。[[呪文]][[ロック]]の需要は[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]に奪われがちであった。

[[革命編]][[革命ファイナル]]に突入すると[[侵略]]、[[革命チェンジ]]の登場により、[[環境]]の高速化が一気に進んだ。
反面で[[革命編]]後期あたりから[[革命0トリガー]]や[[D2フィールド]]の登場により[[ビートダウン]]を受け止める手段も一気に増加。[[コントロール]][[デッキ]]の開発も進んだ。

[[《S級不死 デッドゾーン》]]や[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]や[[《撃髄医 スパイナー》]]などのクリーチャーはパワー9000の[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]を破壊することも可能に。[[火力]]耐性の優位が揺らいだことで、[[ピーピング]]が可能な《光神龍スペル・デル・フィン》も活躍の場が広がった。
また、[[【青黒ハンデス超次元】]]などでは、相手が[[手札]]に[[呪文]]が2枚以上あれば《光神龍スペル・デル・フィン》の[[パワー]]が10000を超えるため、[[《S級不死 デッドゾーン》]]1枚では[[破壊]]されなくなる。[[パンプアップ]]能力の関係で[[呪文]]が多いデッキへの刺さり方は《光神龍スペル・デル・フィン》のほうが強烈であることが多く、《光神龍スペル・デル・フィン》も需要を伸ばした。もっとも、一方で[[グッドスタッフ]]相手では火力耐性のなさが露呈することが多いため選択ではある。

そして基礎[[パワー]]の低さのおかげで後に出てきた[[《ドンジャングルS7》]]の[[cip]]の[[コスト踏み倒し]]対象に。 [[超天篇]]になって[[【チェンジザドンジャングル】]]、[[【黒緑ドンジャングル】]]で大いに活躍している。

登場から[[覚醒編]]までは[[ファッティ]]の[[フィニッシャー]]として、[[覚醒編]]以降は[[呪文]]への[[メタ]][[カード]]として、非常に長い活躍を続けている実力者である。
単体で高いフィニッシュ力を持つ重量級[[クリーチャー]]の先駆者の一人でもあり、[[環境]]における大型[[フィニッシャー]]歴史を語るにおいても欠かせない存在といえるだろう。

-[[コスト踏み倒し]]先としても歴史が深く、[[環境]]上でも[[《紅神龍バルガゲイザー》]]、[[《母なる大地》]]、[[《インフェルノ・ゲート》]]、[[《魔龍バベルギヌス》]]、[[《獰猛なる大地》]]、[[《母なる紋章》]]、[[《転生プログラム》]]、[[《ミラクルとミステリーの扉》]]、[[《斬隠オロチ》]]、[[《エンペラー・キリコ》]]、[[《ホーガン・ブラスター》]]、[[《ドンジャングルS7》]]と共闘している。ここまでの数となると彼くらいのものだろう。
--上記の[[カード]]の12枚のうち6枚が[[プレミアム殿堂入り]]、4枚が[[殿堂入り]]している。《光神龍スペル・デル・フィン》絡みのものは一部であるとはいえ、[[ファッティ]]の[[コスト踏み倒し]]がいかに強力であったが伺える。


**他のカードとの関係 [#be5e0fa2]
-対策として、[[cip]]で[[除去]]を行う[[クリーチャー]]が挙げられる。[[《アクア・サーファー》]]をはじめとして[[《罠の超人》]]、[[《バイナラドア》]]など種類も増えているため、過去に比べれば随分対処しやすくなっている。

-[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]が使用できた頃は、この[[クリーチャー]]と[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]を並べて相手を[[ロック]]する強力な[[コンボ]]が可能だった。この[[コンボ]]は原作においても[[Y(イエスマン)]]が[[白凰]]に対して使用している。

**その他 [#k11b395f]
-[[DMX-11>DMX-11 「大決戦オールスター12」]]で登場した[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]と非常に似通ったスペックであり、有力な対抗馬。こちらは[[手札]]の[[ピーピング]]ができるのが利点だが、あちらは安定した高い[[パワー]]とサポートを受けやすい[[種族]]を持つ点で上回る。

-最初期の[[アポロニア・ドラゴン]]の1枚である。

-名前はプロレスラーの「スペル・デルフィン」からか。「[[ゲームジャパン>GAME JAPAN]]」では、「[[スペル>呪文]]・出る・FIN」と呼ばれていた。

-漫画「デュエル・マスターズ FE」では[[Y(イエスマン)]]が使用。[[《魔龍バベルギヌス》]]で[[墓地]]から[[リアニメイト]]し、[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]と共に[[白凰]]に[[ロック]]をかけた。漫画「フラッシュ」ではホークが使用している。

-[[DMBD-05>DMBD-05 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 究極のバルガ龍幻郷」]]では新イラストで収録。イラストレーターは同じだが、初収録から''12年''も経ったために別のイラストレーターが手掛けたように見られた。時代の重みを感じさせられる1枚である。

**関連カード [#rd57f6d1]
-[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]
-[[《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》]]

-[[《古代楽園モアイランド》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#ze583bb8]
-[[DMBD-05>DMBD-05 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 究極のバルガ龍幻郷」]]&br;'''[[ドラゴン]]が支配できるのは目に見えるモノだけではない。魔力のような、目に見えない力すらも、[[ドラゴン]]は自分の支配下とする。'''

**収録セット [#k6d88e04]
-illus.[[Okera]]
--[[DM-22 「不死鳥編 第4弾 超神龍雷撃(ザ・ドラゴニック・ノヴァ)」]]
--[[DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」]]
--[[DMBD-05 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 究極のバルガ龍幻郷」]](新規イラスト)
-illus.[[hippo]]
--[[DMC-46 「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」]]

**参考 [#y9d00674]
-[[アポロニア・ドラゴン]]
-[[ピーピング]]
-[[呪文]]
-[[パンプアップ]]
-[[ロック]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[牙デルフィン]]
-[[5色フェアリー・ミラクル]]
-[[【牙デルフィン】]]
-[[【キング・アルカディアス】]]
-[[【5色フェアリー・ミラクル】]]
- [[【チェンジザドンジャングル】>【チェンジザダンテ】#z4a9a3be]]
-[[【黒緑ドンジャングル】]]

-[[呪文メタ]]