#author("2019-06-08T18:15:02+09:00","","")
*《&ruby(こうしんりゅう){光神龍};スペル・デル・フィン》 [#m40f5efb]

|光神龍スペル・デル・フィン VR 光文明 (9)|
|クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 6000+|
|相手は、手札をすべてのプレイヤーに見せてプレイする。|
|このクリーチャーのパワーは、相手の手札にある呪文1枚につき+2000される。|
|相手は、呪文を唱えることができない。|
|W・ブレイカー|

[[DM-22>DM-22 「不死鳥編 第4弾 超神龍雷撃(ザ・ドラゴニック・ノヴァ)」]]で登場した[[アポロニア・ドラゴン]]。

相手の[[手札]]の常時[[ピーピング]]する[[能力]]と、それで確認出来る相手の[[手札]]にある[[呪文]]枚数に応じた[[パンプアップ]][[能力]]を持つ。
また、相手が[[呪文]]を[[唱える]]ことを禁止する[[ロック]][[能力]]を持つ。

すべての[[呪文]]を禁止する[[ロック]][[能力]]の初代。同時に相手の[[手札]]の常時[[ピーピング]]する極めて珍しい種類の能力の持ち主。

[[呪文]][[ロック]][[能力]]は非常に強力であり、[[呪文]]による[[除去]]が行えないため自身の場持ちがよい上に、[[超次元]][[呪文]]による[[サイキック・クリーチャー]]の展開や、補助[[呪文]]による[[ドロー]]・[[マナブースト]]・[[サーチ]]一切を封じることができる。相手の状況によってはゲームエンド級の制圧力を持ち、そもそも[[デッキ]]エンジンを[[呪文]]に任せている[[デッキ]]や[[呪文]]が[[攻撃]]手段になっている[[デッキ]]には天敵となりえる存在。
また、[[S・トリガー]][[呪文]]や[[革命0トリガー]][[呪文]]も封じてしまうため[[フィニッシャー]]としても強力。[[シールド]][[ブレイク]]での反撃のリスクを大きく減らすことが出来、一斉[[攻撃]]の直前に出すだけでも大きな仕事をしてくれる。

[[カードプール]]が少ない過去[[環境]]では[[除去]]はほぼ[[呪文]]便りであったため、単体でも非常に高いフィニッシュ力を誇っていた。現在でも[[呪文]][[ロック]][[能力]]が上手く刺さってしまうと致命打になることが多く、また[[プレミアム殿堂]]となった[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]を先駆けに、[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]や[[《龍世界 ドラゴ大王》]]など[[ロック]]を重ね掛けすることで完全に対処できなくすることも出来るため、脅威度はやはり高い。

また[[ピーピング]][[能力]]に関しても、直接干渉こそしないがなかなかに手堅い能力。相手の次の手や[[シノビ]]の有無を割れるため、不確定要素の少ない安定した戦略をとることができる。致命的な情報を知りえてしまったり、キーポイントなどでは情報アドバンテージがそのまま勝負の要になることもある。

このように強力な[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]であるが、その分[[コスト]]9と非常に[[重く>重い]]、簡単には[[召喚]]できない。[[マナブースト]]や[[コスト踏み倒し]]などの手段がなければ、そもそも出すことすることすらままならないだろう。逆に言えば、出す手段があれば投入を検討する価値のある[[カード]]である。
また[[種族]]が[[ドラゴン]]であるのでサポートも非常に多い。[[《爆熱DX バトライ武神》]]をはじめとした[[ドラゴン]]関連の[[コスト踏み倒し]]や[[《メンデルスゾーン》]]などの[[ドラゴン]]関連の[[マナブースト]]が多く存在するため、[[種族]]シナジーで運用性を補うことも出来る。

欠点として[[クリーチャー]]主体の[[デッキ]]には効果が薄く、[[【速攻】]]などゲーム展開の速い[[デッキ]]に対して出すことすらままならない。また、[[パンプアップ]]こそあれど[[コスト]]に対して[[パワー]]が6000と非常に低い。派生カードとして同[[文明]]同[[コスト]]に、[[ピーピング]][[能力]]及び[[パンプアップ]]を代償に素の[[パワー]]が9000になった[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]があるため、うまく使い分けると良いだろう。

登場当時から、強力な[[フィニッシャー]]として活躍し続けているカードである。[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]や[[《古代楽園モアイランド》]]共々、[[呪文]]を主体にした[[デッキ]]では必ず考慮に入れるべき1枚と言えるだろう。

-対策として、[[cip]]で[[除去]]を行う[[クリーチャー]]が挙げられる。[[《アクア・サーファー》]]をはじめとして[[《罠の超人》]]、[[《バイナラドア》]]など種類も増えているため、過去に比べれば随分対処しやすくなっている。

-[[呪文]]を唱えることはできないが、[[S・バック]][[呪文]]の場合、[[コスト]]として[[手札]]に加える[[シールド]]を[[墓地]]に送ることは可能。[[呪文]]を唱えてはいないためエリア移動は起こらず、[[手札]]に残る。
--上手くいけば[[《フレイムランス・トラップ》]]や[[《シャロウ・オペレーション》]]の[[S・バック]]で[[シールド]]の[[《疾封怒闘 キューブリック》]]を[[墓地]]に置く芸当も可能。最も[[《疾封怒闘 キューブリック》]]の[[トリガー]][[解決]]の前に、[[S・バック]][[呪文]]を[[唱える]]ことになるため、やはり[[呪文]]を[[唱える]]ことができず[[手札]]に残る。
---しかし、2017年10月6日の[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]更新に伴い、禁止されている状態ではコストを払うことができなくなったため、上記の抜け道は封じられた。

-[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]が使用できた頃は、この[[クリーチャー]]と[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]を並べて相手を[[ロック]]する強力な[[コンボ]]が可能だった。この[[コンボ]]は原作においても[[Y(イエスマン)]]が[[白凰]]に対して使用している。

-以前は[[《ゴースト・タッチ》]]など、[[手札]]を見ないで選び捨てさせる[[カード]]は、この[[クリーチャー]]の[[ピーピング]][[能力]]によって見ながら選ぶことができたが、9/23の[[《ブルー・モヒート》]]の裁定に伴い、''この[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]にいても、[[手札]]を見ないで選ぶことになった。''
// 9/26 DM事務局確認

-[[DMX-11>DMX-11 「大決戦オールスター12」]]で登場した[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]と非常に似通ったスペックであり、有力な対抗馬。こちらは[[手札]]の[[ピーピング]]ができるのが利点だが、あちらは安定した高い[[パワー]]とサポートを受けやすい[[種族]]を持つ点で上回る。[[インフレ]]によって[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]などの[[パワー]]6000〜8000以下を対象とする[[火力]]持ち[[クリーチャー]]の増加、また[[コマンド・ドラゴン]]のサポートが多くなってきたこともあり、現状あちらに出番を譲ることがどちらかといえば多い。
--後に登場した[[《S級不死 デッドゾーン》]]や[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]や[[《撃髄医 スパイナー》]]などのクリーチャーはパワー9000の[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]を破壊することも可能に。[[火力]]耐性の優位性が揺らいできたことにより、[[ピーピング]]が可能なこのクリーチャーも活躍の場が広がってきている。
---[[【青黒ハンデス超次元】]]などでは、相手が[[手札]]に[[呪文]]が2枚以上あれば《光神龍スペル・デル・フィン》の[[パワー]]が10000を超えるため、[[《S級不死 デッドゾーン》]]1枚では[[破壊]]されなくなる。このように、[[パンプアップ]]能力の関係で[[呪文]]が多いデッキへの刺さり方は《光神龍スペル・デル・フィン》のほうが強烈であることが多い。一方で[[グッドスタッフ]]相手では火力耐性のなさが露呈することが多く、仮想敵を見据えてどちらを使うか吟味すると良いだろう。
--後に出てきた[[《ドンジャングルS7》]]の[[cip]]によって基礎パワーの低さのおかげで[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]や[[《古代楽園モアイランド》]]と違って逆に[[コスト踏み倒し]]対象に。 [[【チェンジザドンジャングル】>【チェンジザダンテ】#z4a9a3be]]、[[【黒緑ドンジャングル】]]で大いに活躍している。

-最初期の[[アポロニア・ドラゴン]]の1枚である。

-名前はプロレスラーの「スペル・デルフィン」からか。「[[ゲームジャパン>GAME JAPAN]]」では、「[[スペル>呪文]]・出る・FIN」と呼ばれていた。

-漫画「デュエル・マスターズ FE」では[[Y(イエスマン)]]が使用。[[《魔龍バベルギヌス》]]で[[墓地]]から[[リアニメイト]]し、[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]と共に[[白凰]]に[[ロック]]をかけた。漫画「フラッシュ」ではホークが使用している。

-[[DMBD-05>DMBD-05 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 究極のバルガ龍幻郷」]]では新イラストで収録。イラストレーターは同じだが、初収録から''12年''も経ったために別のイラストレーターが手掛けたように見られた。時代の重みを感じさせられる1枚である。

**関連カード [#rd57f6d1]
-[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]
-[[《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》]]

-[[《古代楽園モアイランド》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#ze583bb8]
-[[DMBD-05>DMBD-05 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 究極のバルガ龍幻郷」]]&br;'''[[ドラゴン]]が支配できるのは目に見えるモノだけではない。魔力のような、目に見えない力すらも、[[ドラゴン]]は自分の支配下とする。'''

**収録セット [#k6d88e04]
-illus.[[Okera]]
--[[DM-22 「不死鳥編 第4弾 超神龍雷撃(ザ・ドラゴニック・ノヴァ)」]]
--[[DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」]]
--[[DMBD-05 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 究極のバルガ龍幻郷」]](新規イラスト)
-illus.[[hippo]]
--[[DMC-46 「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」]]

**参考 [#y9d00674]
-[[アポロニア・ドラゴン]]
-[[ピーピング]]
-[[呪文]]
-[[パンプアップ]]
-[[ロック]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[【牙デルフィン】]]
-[[【キング・アルカディアス】]]
-[[【5色フェアリー・ミラクル】]]