#author("2018-07-29T14:52:05+09:00","","")
*《炎乱と水幻の裁》 [#z90043e5]
#author("2019-12-08T09:36:44+09:00","","")
*《&ruby(えんらん){炎乱};と&ruby(すいげん){水幻};の&ruby(さばき){裁};》 [#z90043e5]

|炎乱と水幻の裁 P 水/火文明 (8)|
|呪文|
|マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。|
|S・トリガー|
|相手のパワー3000以下のクリーチャーをすべて破壊する。その後、こうして破壊したクリーチャー1体につき、カードを1枚引いてもよい。|

[[DMBD-01>DMBD-01 「クロニクル・レガシー・デッキ アルカディアス鎮魂歌」]]で登場した[[水]]/[[火]]の[[呪文]]。

[[パワー]]3000以下の相手[[クリーチャー]]をすべて[[破壊]]する[[全体除去]]と破壊したクリーチャー1体につき1枚[[ドロー]]できる[[効果]]を持つ。

単純に言えば、[[《演奏と真剣のLIVE》]]の[[S・トリガー]]版。
初代である[[《炎槍と水剣の裁》]]が[[殿堂解除]]されたからこそ、カード化できたと思われる。クロニクルデッキで復帰したプレイヤーに、現在のカードパワーを見せつける1枚となるだろう
初代版の[[《炎槍と水剣の裁》]]と比べると、[[コスト]]が2重くなった代わりに[[S・トリガー]]が付き、巻き込む範囲は相手だけとなっている。
端的に言えば、[[《演奏と真剣のLIVE》]]の[[S・トリガー]]版。

現環境においては、10年前の様に[[《青銅の鎧》]]や[[《アクア・ハルカス》]]といった小型クリーチャーを展開し、小さなアドを取り合いながらゲームを進めていく……という光景はまず見られない。自身のデッキをどれだけ高速で回転させるかが重要であり、『裁く』事などまず不可能。中々厳しい1枚である。
しかし登場時の[[環境]]では、[[《炎槍と水剣の裁》]]が活躍していた頃のように「[[《青銅の鎧》]]や[[《アクア・ハルカス》]]といった小型クリーチャーを展開し、小さなアドを取り合いながらゲームを進めていく」という光景はまず見られない。環境が高速化しパワーも増したクリーチャーが相手では、[[手打ち]]で[[裁く]]事はまず不可能である。
[[クロニクル・レガシー・デッキ]]で復帰したプレイヤーに[[インフレ]]の現実を克明に見せつける1枚であり、中々厳しい立場といえよう。

自分のクリーチャーを巻き込めないというのも、この呪文の評価をイマイチにする一因。自分の[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]など強力なPIG持ちを巻き込めないのは現環境においてはマイナスポイントであろう。
「自分のクリーチャーを巻き込まない」という一見メリットに思える変更も、「自分の[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]など強力な[[pig]]持ちを巻き込む[[スーサイド]]に使えない」という点で評価を下げる要因となっている。ただ除去するだけならば[[《ハムカツ団の爆砕Go!》]]などで事足りるのも痛い。
コストが重いため[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]や[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]などで踏み倒すことも出来ない。

このように何とも言えない残念な点ばかり目立ってしまうが、それでも相手限定の3000火力が優秀なのは間違いない。それこそ[[《ハムカツ団の爆砕Go!》]]で良いのでは、というかもしれないが、現環境で多くのプレイヤーの頭を悩ませる[[《異端流し オニカマス》]]を撃退しその上手札補充できると考えると中々優秀かもしれない。
とにかく環境次第であろう。[[5色ドギラゴン剣]]に積まれる事もあり、そのようなデッキのCS優勝もある。
このように残念な点ばかり目立つが、それでも相手限定の3000火力が優秀なのは間違いない。[[システムクリーチャー]]を撃退した上で、手札補充できるのは優秀なので、環境次第では活躍が見込まれる。

-元となった呪文がコスト6なのに、それが[[S・トリガー]]がついただけで8になるというのは、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]や[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]による踏み倒しを避ける為の調整か。&br;しかし[[《テック団の波壊Go!》]]や[[《ハムカツ団の爆砕Go!》]](相手限定の3000火力の役割が被る)のようなオーバースペックなカードの存在を感じると、やはり残念なポイント。これが射程範囲内であれば、十分採用に値するカードなのだが。

-色やコスト、役割に注目すると[[《無法のレイジクリスタル》]]と重なる部分もある。環境次第ではあるだろうが、大型も射程にとらえる腐りにくさを考えるのであれば、向こうに1歩譲るか
**環境において [#ue40686b]
[[新章デュエル・マスターズ環境]]では実際これを積んだ[[【5色ドギラゴン剣】]]が[[チャンピオンシップ]]優勝を飾るなどの実績もあった。

-イラストには《天罪堕将 アルカクラウン》が描かれており、[[フレーバーテキスト]]のように曲芸を見せている様子である。
[[超天篇環境]]では環境で使われる多くの[[重量級]][[マナドライブ]][[GRクリーチャー]]が範囲に入ること、コストが8で[[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]を避けやすいことから、[[【ドルマゲドンジョリー】>【5色ジョリー】#w0aeaff6]]の防御札として考察された。[[DMBD-11>DMBD-11 「ガチヤバ4! 無限改造デッキセットDX!! ジョーのビッグバンGR」]]・[[DMBD-12>DMBD-12 「ガチヤバ4! 無限改造デッキセットDX!! ゼーロのドラゴンオーラ」]]期にはこれを入れた【ドルマゲドンジョリー】が実際に[[チャンピオンシップ]]優勝を果たしている。

**その他 [#q4f670c5]

-色やコスト、役割に注目すると[[《無法のレイジクリスタル》]]と重なる部分もある。大型も射程にとらえる汎用性を考えれば向こうに分があるが、大量に並んだウィニー相手ならばこちらに分がある。

-イラストには[[《天罪堕将 アルカクラウン》]]が描かれており、[[フレーバーテキスト]]のように曲芸を見せている様子である。またこの[[フレーバーテキスト]]は、[[《アンバー・ピアス》]]のそれのオマージュとなっている。

-[[《ゼンメツー・スクラッパー》]]は[[火]]の3コスト[[S・トリガー]]で、相手のパワー2000以下のクリーチャーに[[全体除去]]を放つ。そちらと比べると、除去できるパワーラインが1000高く[[ドロー]]がつくとはいえ悲しくなる[[コストパフォーマンス]]である。

**関連カード [#h582d01f]
-[[《炎槍と水剣の裁》]]
-[[《演奏と真剣のLIVE》]]
-[[《爆裂大河シルヴェスタ・V・ソード》]]

-[[《無法のレイジクリスタル》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#xd7df560]
-[[DMBD-01>DMBD-01 「クロニクル・レガシー・デッキ アルカディアス鎮魂歌」]]&br;'''五色の曲芸。まずは、混乱の赤と幻惑の青…。最初は刺激的ですが、すぐ楽になりますよ。 ---[[闇道化マルバス]]'''
-[[DMBD-01>DMBD-01 「クロニクル・レガシー・デッキ アルカディアス鎮魂歌」]]&br;'''五色の曲芸。まずは、混乱の[[赤>火]]と幻惑の[[青>水]]…。最初は刺激的ですが、すぐ楽になりますよ。 ---[[闇道化マルバス]]'''

**収録セット [#h308aa26]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMBD-01 「クロニクル・レガシー・デッキ アルカディアス鎮魂歌」]]

**参考 [#y9ca3898]
-[[タップイン]]
-[[S・トリガー]]
-[[火力]]
-[[全体除去]]
-[[ドロー]]