#author("2018-08-23T10:09:28+09:00","","")
*《暗黒鎧 ダースシスK》 [#w001f4d8]
#author("2018-10-30T14:59:46+09:00","","")
*《&ruby(あんこくがい){暗黒鎧}; ダースシス&ruby(ケー){K};》 [#w001f4d8]

|暗黒鎧 ダースシスK VR 闇文明 (5)|
|クリーチャー:ダーク・ナイトメア/イニシャルズ 5000|
|このクリーチャーの召喚コストを支払う時、かわりに自分のクリーチャーを1体破壊し、自分の山札の上から1枚目を墓地に置き、自分の手札を1枚捨ててもよい。|
|このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、このクリーチャーと同じ名前のクリーチャーをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。|

[[DMR-21>DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」]]で登場した[[闇]]の[[ダーク・ナイトメア]]/[[イニシャルズ]]。
自分の[[クリーチャー]]1体と[[山札]]の上から1枚と[[手札]]1枚を[[代替コスト]]にする[[能力]]を持つ。

[[山札]]と[[手札]]は[[ゲーム]]開始時から存在するため、[[クリーチャー]]さえ出せれば即座に出せる。闇の1[[コスト]][[クリーチャー]]を出せれば、それを[[代替コスト]]にして1[[ターン]]目に登場することも可能。

また、1番目の[[能力]]で[[コスト]]として[[墓地]]に落とした《暗黒鎧 ダースシスK》を2番目の[[能力]]で[[リアニメイト]]できる。序盤から[[パワー]]5000の[[クリーチャー]]が複数用意できるのは心強い。

[[代替コスト]][[能力]]は早めに登場させる以外にも、他の[[カード]]を出したついでに出すことを可能にする。その[[カード]]が[[墓地]]利用[[能力]]や[[破壊]]に反応する[[能力]]を持っていれば[[コンボ]]が成立する。
例えば同弾の[[《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]なら、自分の[[クリーチャー]]を[[コスト]]にする事で[[パワー低下]]を放ち、[[ターン]]の終わりにそちらを[[リアニメイト]]することが可能。
//[[《暗黒導師ブラックルシファー》]]ならば、[[破壊]]を[[墓地回収]]に置き換えることで[[破壊]]と[[ディスカード]]のデメリットを帳消しにできる。さらにそちらの豪快な[[墓地肥やし]]によって《暗黒鎧 ダースシスK》を[[リアニメイト]]できる確率が大幅に上昇する。
//[[《暗黒導師ブラックルシファー》]]ならば、[[破壊]]を[[墓地回収]]に置き換えることで[[破壊]]と[[ディスカード]]の[[デメリット]]を帳消しにできる。さらにそちらの豪快な[[墓地肥やし]]によって《暗黒鎧 ダースシスK》を[[リアニメイト]]できる確率が大幅に上昇する。
//置換効果の連鎖にあたるので不可

ただし、[[クリーチャー]]1体と[[手札]]1枚を失うのは無視できない[[ディスアドバンテージ]]である。それだけの[[コスト]]を払って[[リアニメイト]]した《暗黒鎧 ダースシスK》は[[能力]]を一切持たない[[準バニラ]]で[[W・ブレイカー]]すら無いため、決して何も考えずに出していい[[クリーチャー]]とは言えない。

使うならやはり[[マナコスト]]を支払わずに[[カード]]を移動させられる点を活かしたい。出せば3~6枚の[[カード]]が[[墓地]]を行き来するので、それらに反応する[[能力]]を持った[[カード]]と組み合わせるのは必須だろう。

以上の様に単体での性能は貧弱だが、他の[[カード]]との組み合わせ次第で思わぬ[[コンボ]]が生まれる可能性もある。変則的な[[スーサイド]]戦略や[[コンボデッキ]]を考える際には覚えておきたい1枚と言えるだろう。

-[[代替コスト]]の処理は、読点で一旦それぞれ区切られる。1体[[破壊]]されたのを確認してから、[[トップデック]]を[[墓地送り]]し、それを確認してから[[ディスカード]]を行う。したがって、不確定情報であった[[トップデック]]が何だったかを確定させてから[[捨てる]]カードを選べることになる。[[【バッシュギヌス】]]等[[リアニメイト]]戦術では、必要パーツのダブリを防ぐために必要なテクニックとなる。

-2番目の[[能力]]は正規の[[コスト]]を支払うほか、[[S・トリガー]]を[[付与]]して出した時などにも使える。

-[[代替コスト]]の支払いは[[置換効果]]であるため、[[《光器パーフェクト・マドンナ》]]などを[[破壊]]対象に選んだ場合そちらは[[墓地]]に置かれてしまう。

-[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]と同じく、正規の[[コスト]]を払えなくても、[[代替コスト]]が支払えれば[[召喚]]扱いで[[バトルゾーン]]に出せる。&br;ただし、[[代替コスト]]で要求されることすべてを実行できなければ置換できないため、自分の[[クリーチャー]]が1体もいない、もしくは[[手札]]が1枚もないようなときには[[代替コスト]]を支払うことを選択して[[召喚]]はできない。
--[[召喚]]しようとしている自身を[[代替コスト]]で[[手札]]から[[捨てる]]こともできない。

-この[[クリーチャー]]を出す時に、場にある《暗黒鎧 ダースシスK》を[[破壊]]すると、[[山札]]や[[手札]]から落とした場合と同様すぐに場に戻ってくる。&br;[[《革命魔龍 キル・ザ・ライブ》]]と組み合わせた時のように、ノー[[コスト]]で[[ディスカード]]を行いたい場合もあるため、覚えておくと良いだろう。

-[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]の[[進化元]]としても優秀。ノー[[コスト]]で場に出つつ[[アタックトリガー]]で[[唱える]]ための[[呪文]]を用意できる。&br;単に[[クリーチャー]]を1体[[破壊]]してこの[[クリーチャー]]と入れ替えただけでは頭数は増えないが、[[リアニメイト]][[能力]]を利用したり、[[ドラゴン]]を[[破壊]]して[[《黒神龍グールジェネレイド》]]を呼び出したりすると一度に[[進化元]]を揃える事ができる。
--ただしタイミングの関係上、この[[クリーチャー]]の[[能力]]で最初に[[ドラゴン]]を[[破壊]]し、その後の[[墓地肥やし]]で[[《黒神龍グールジェネレイド》]]を落としても、その[[《黒神龍グールジェネレイド》]]は[[リアニメイト]]できないので注意。

-[[破壊]]されることでより強力な[[クリーチャー]]へと変化する[[《爆竜兵ドラグストライク》]]系列や[[エグザイル・クリーチャー]]との相性はなかなかのもので、中でも[[《神聖牙 UK パンク》]]との噛み合わせは最高。[[種族]]は合わないが、[[ドロン・ゴー]]の誘発と[[リアニメイト]]のための[[墓地肥やし]]を一度に行ってくれる。
--難易度は高いが、この[[カード]]2枚と「[[神]]」の[[エグザイル・クリーチャー]]一式、そして[[ディスカード]]用の札2枚を[[手札]]に用意できれば、[[《神豚 ブータンPOP》]]の[[マナコスト]]だけで一気に最終形態まで[[ドロン・ゴー]]できる。

-[[ナイト]]の中では最も早く出せる[[クリーチャー]]。1[[ターン]]目に出せれば[[《魔弾バクレツ・ストライク》]]や[[《幽騎士ブリュンヒルデ》]]に繋げる事ができる。&br;前者の場合、決めるのは難しいが[[能力]]で2体目のダースシスKを[[リアニメイト]]できれば、2[[ターン]]目に[[W・ブレイカー]]を2回叩き込む事も可能となる。後者は[[進化クリーチャー]]のため、この[[クリーチャー]]を出すのが2[[ターン]]目の頭でも同じ事ができる。

-[[【墓地ソース】]]では2ターン目に[[《戦略のD・H アツト》]]か[[《【問2】ノロン↑》]]のどちらか1体を場に出し、その効果で[[《一なる部隊 イワシン》]]を1枚捨て、このカードの代替コストでさらに3枚墓地を肥やせば、そのまま[[《百万超邪 クロスファイア》]]を[[G・ゼロ]]によって召喚可能。
--このカードが2枚以上並ぶというシチュエーションになれば、キルターンは最速で3ターンとなる。墓地からこのカードを蘇生する場合は《イワシン》を絡めてその分余分に墓地を肥やすと《クロスファイア》のG・ゼロで参照する墓地のクリーチャーの数が足りなくなるということはなくなる。しかし先攻ならこの時点で手札が0枚になってしまうため、除去を受けるとジリ貧になってしまうので、このコンボは一長一短と言える。
--「デュエル・マスターズグランプリ5th」でベスト64に入賞した墓地ソースには2枚投入されており、恐らく高速[[墓地肥やし]]のために採用されたのだと思われる。

-[[《暴走龍 5000GT》]]との相性も非常に良い。これ1枚で[[《暴走龍 5000GT》]]の召喚コストを3少なくすることができる上に、元々[[《暴走龍 5000GT》]]自体自軍のウィニーを巻き込む性質があるので、巻き込まれるはずであったクリーチャーを自ら破壊するだけのことという意味でデメリットが緩和できる。[[《暴走龍 5000GT》]]を利用する場合においては[[【墓地ソース】]]版[[《フェアリー・ギフト》]]とも呼べる働きを示すことがあり、盤面や手札に余裕のある中盤以降の展開でこそ光るカードと言えよう。

-[[リアニメイト]]の条件はあくまで「同じ名前の[[クリーチャー]]」であり、名前追加によってその範囲は広がる。例えば何らかの方法で[[cip]]解決前に[[《竜装 ムシャ・レジェンド》]]を[[クロス]]できた場合、[[墓地]]にある《暗黒鎧 ダースシスK》と[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]をすべて[[バトルゾーン]]に出せる。解決前に[[進化]]した場合は一番上に置かれた[[クリーチャー]]の名前を参照する。&br;破壊された時に[[進化クリーチャー]]をも出せる[[クリーチャー]]と合わせる事で出した《ダースシスK》を進化元に出したクリーチャーを墓地から出すことが出来る。もっとも墓地肥やしは必須だが。[[《凶鬼07号 ジャバランガ》]]などが合わせやすいところか。
--名前参照を行う能力全般に言えることかもしれないが、この手の能力は効果解決前に状態が変わると非常に面倒になる。上記のような「名前が変わる」に加えて、「[[破壊]]された場合」や「[[封印]]された場合の処理」がそれぞれ違うので、プレイする時は注意しよう。
++効果解決前に[[破壊]]された場合
---[[破壊]]される直前、つまり最後に持っていた[[クリーチャー]]名を参照し、該当する[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出す。つまり、[[《暗黒鎧 ダースシスK》]]自身が[[破壊]]された場合は[[進化]]等によって名前が変わっていた場合を除き、自身も戻ってくる。
++効果解決前に[[封印]]された場合
---[[封印]]された場合、「元々[[バトルゾーン]]にいなかった扱い」となるため、[[クリーチャー]]名が参照できず不発となる(2017年5月14日暫定回答)。同じ[[デッキ]]に採用することは極めて難しいが、例えばこの[[クリーチャー]]の採用先として有名な[[【バッシュギヌス】]]で使用されているギミックなどで[[《ドキンダム・アポカリプス》]]を出すと、「ダースシスKを全員呼び出して全員[[封印]]」するか「ダースシスKを先に[[封印]]して復活を諦めるか」の二択となり、「[[封印]]されていないダースシスKを[[墓地]]から用意する」ということはできない。

-[[代替コスト]]なので[[《聖霊王アルファリオン》]]等でコストを増加させられても無視することができる。また[[召喚]]なので[[《聖霊王アルファディオス》]]や[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]等で封じられる反面、[[《洗脳センノー》]]で封じられることはない。

-上記にもあるように単体での性能は貧弱だが、[[【バッシュギヌス】]]においては[[《凶鬼34号 バッシュ》]]をノーコストで[[破壊]]する起爆剤として活躍していた。

-名前は映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場する、暗黒面のフォースを信奉する者たちを指す「シス」と、彼らが名前の頭に「[[ダース>《夢幻騎士 ダースレイン》]]」を冠する事が由来だろう。

**関連カード [#uc8ad79e]
-[[《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》]]
-[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]
-[[《ジョルジュ・バタイユ》]]
-[[《ニクジール・ブッシャー》]]

-[[《ステニャンコ》]]

**収録セット [#s117e548]
-illus.[[Mikio Masuda]]
--[[DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」]]

**参考 [#c0880160]
-[[ダーク・ナイトメア]]
-[[イニシャルズ]]
-[[代替コスト]]
-[[スーサイド]]
-[[墓地肥やし]]
-[[捨てる]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[リアニメイト]]