#author("2018-08-11T20:51:18+09:00","","") *《メテオレイジ・リザード》 [#je7589c9] |メテオレイジ・リザード C 火文明 (6)| |クリーチャー:メルト・ウォリアー 5000| [[DM-17>DM-17 「転生編 第4弾 終末魔導大戦(ジ・オーバーテクノクロス)」]]で登場した[[メルト・ウォリアー]]。 全カード中でも稀に見る酷い[[スペック]]の[[バニラ]]である。 分かりやすい例を挙げれば、[[【赤単レッドゾーン】]]に入る[[《轟速 ザ・マッハ》]]や[[【モルト NEXT】]]に入る[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]にコストパフォーマンスで劣る。 [[6マナ以上優位の法則]]を見るに、[[コスト]]6であれば通常は7000の[[パワー]]に[[W・ブレイカー]]が付いてくるのだが、この[[クリーチャー]]はそれよりも[[パワー]]が2000も低い上にW・ブレイカーまで消えてしまっている。 同じ6マナ以上優位の法則に当てはまっていない[[《紅神龍グリムゾンサンダー》]]、[[《ハンドレッドバレル・ドラゴン》]]は少なくともW・ブレイカーはついているが、このカードはW・ブレイカーどころか[[パワーアタッカー]]すらついていない。 [[W・ブレイカー]]があれば、とりあえず[[シールド]]を2枚割れる[[アタッカー]]として使えるのだが、それすらできない点で他の多くの[[準バニラ]]に水をあけられてしまっている。 あの[[《シザー・アイ》]]、[[《汚れた者スケルトンソルジャー》]]といったカードを圧倒するだけのスペックを持ったカードであり、[[《ガウレザル・ドラゴン》]]、[[《アクア・マスター》]]といった強豪と比較しても十分に争える。 登場当初から多くのカードに対してあからさまな[[下位互換]]だった。 [[《スクリューヘッド・リザード》]]を初めとして[[上位互換]]、[[完全上位互換]]が非常に多く、[[下位互換]]の代表的[[クリーチャー]]である。6マナでこのカードと同等かそれ以上のパワーを持ちながら[[メリット]]まで併せ持つクリーチャーも多数存在するので、このカードの酷い下位互換ぶりがよく分かる事だろう。 さらに追い討ちをかけるかのように、[[戦国編]]からは単色カードの急激なインフレにより、5マナ5000でメリット付きクリーチャーが数多く登場するようなった。 ただでさえ[[バニラ]][[クリーチャー]]は冷遇されている所に追い打ちをかけるようなこの仕打ちであり、[[デュエルマスターズ]]史上最弱[[クリーチャー]]との呼び声も高かった。ただ、[[ファンデッキ]]での採用が僅かながらあったので出番が皆無かと言えばそうでは無かった。 多くの[[クリーチャー]]の中でも最低辺の[[スペック]]ではあるが、そのお陰で[[《シザー・アイ》]]のような[[ネタカード]]としての位置を確固たるものにしている。その意味ではその他大勢の凡百な[[バニラ]]・[[準バニラ]]よりは遥かに報われた存在だろう。 もっとも、このような[[カード]]は愛するしか存在意義を見出すことができないため、今後このような[[スペック]]の[[カード]]が登場しないことを願いたいものである。 -[[DMR-07>DMR-07 「エピソード2 ゴールデン・ドラゴン」]]にて、「カードに能力が書かれていない」クリーチャーをサポートするカードが現れた。このカードは[[火]]の[[バニラ]]で2番目に[[パワー]]が高いが、1コスト上にパワー2万越えの[[《激竜王》]](全文明通算1位)や1マナ軽い[[《爆裂ホット・フィンガー》]]が存在するため、そちらにお株を奪われがちでもある。 -[[バニラ]]では唯一となる[[コスト]]6なので、[[《ヒラメキ・プログラム》]]を撃つことで[[バニラ]]サポートの[[《神聖祈 パーロック》]]になれるという微かな希望が見えてきた。[[《駱駝の御輿》]]を2体ほど並べておけば2[[コスト]]で[[召喚]]できるため、余った[[マナ]]からでも閃きやすい。もっとも、そこまでする程の価値があるかは甚だ疑問ではあるが。 -[[《シザー・アイ》]]他の[[進化]]できない4コスト3000クリーチャーが低スペックの代表的存在だが、それらはすべて[[闇]]・[[水]]の[[文明]]補正で低パワー化している面があるため、[[火]]文明のこのカードよりはある意味マシと言える。&br;しかし[[メルト・ウォリアー]]は[[進化クリーチャー]]に[[《巨大神ハウルスク》]]がいるので上記のカードとは[[スペック]]はともかく[[種族]]で勝っている。&br;とは言ったものの、どちらにしろ実戦で使えるスペックではない。 -コストが6なのにパワーが5000という設定は、[[《ドラグライド》]]や[[《ブルーザー・ドラゴン》]]が5マナ5000というサイズに何かの[[デメリット]]がついていたことに由来するのだろう。しかし、そうだとしても最古のエキスパンションに既に[[《ボルシャック・ドラゴン》]]という見本があったはずである。 -[[《ファンタジー・フィッシュ》]][[《雷珠の求道者ラ・バルザ》]]等このカードより[[コスト論]]で損してるカードは存在するが、それらは効果が思わぬ局面で有利に作用する場合があるためで、このカードはバニラゆえ有効活用法が見出しづらいのが評価を下げる理由になっている。 -一応出た当初は[[火]][[文明]]唯一の[[パワー]]5000[[バニラ]]であったが、それでも[[コスト]]が無駄に高いため唯一性を強調するにはいささかスペックが低すぎる。 -全体的にカードパワーが低い[[DM-17]]の中でもひときわ目立つ。さらに、[[コモン]]であるためによく当たるのもこのカードの凶悪な点である。 -[[デュエル・マスターズ]]において最弱のカードの候補であったが[[DM-39]]でこの[[カード]]や[[《シザー・アイ》]]ですら真っ青になるようなスペックの[[《封魔ジャックス・ピッコロ》]]が登場した。ちなみに絵師はともに[[Mikio Masuda]]氏である。 -雄々しい[[フレーバーテキスト]]が印象的だが実際の[[スペック]]との落差の激しさから当てたプレイヤーに強く印象に残ってしまってい、「[[カードパワー]]が闘争本能に及ばない。」「闘争本能は底辺を争う方向で激しい。」「燃えさかる豪火にくべるしかないクズカード」「このカードを使って勝ちに行くプレイヤーの闘争本能の激しさに及ばない。」等ネタにされ悪い意味で目を引くカードである。 -使いにくいカードを強引にフォローするカードファイルでは、パワー型と分類され「安心のパワー!S(ソーサー)ヘッド・リザードの控えってのはナイショね。」という説明文が書かれていた。だが、当時の環境ですら5000は安心できる数値ではなく、この説明文自体が[[下位互換]]であることを示している。 --なお、《ソーサーヘッド・リザード》というカードは存在しない。[[《ソーサーヘッド・シャーク》]]と[[《スクリューヘッド・リザード》]]を混同したのだろう。 **[[フレーバーテキスト]] [#ucce16a6] -[[DM-17>DM-17 「転生編 第4弾 終末魔導大戦(ジ・オーバーテクノクロス)」]]&br;'''燃えさかる業火ですら、その闘争本能の激しさには及ばない。''' **収録セット [#p2e4ee60] -illus.[[Mikio Masuda]] --[[DM-17 「転生編 第4弾 終末魔導大戦(ジ・オーバーテクノクロス)」]] **参考 [#na87e1f3] -[[メルト・ウォリアー]] -[[バニラ]] -[[下位互換]] -[[完全下位互換]] -[[ネタカード]]