#author("2018-07-15T16:29:03+09:00","","")
#author("2019-07-28T16:51:48+09:00","","")
*《フォーチュン・スロット》 [#ifc7d180]

|フォーチュン・スロット C 水文明 (4)|
|呪文|
|S・トリガー|
|自分の山札の上から4枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中から、クリーチャーを1体、呪文を1枚、クロスギアを1枚、城を1枚、手札に加えてもよい。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。|

[[DM-31>DM-31 「戦国編 第4弾 戦国武闘会(グレイテスト・チャンピオン)」]]で登場した[[水]]の[[手札補充]]用[[S・トリガー]][[呪文]]。

[[山札]]を[[表向き]]にして、その中から[[DM-31>DM-31 「戦国編 第4弾 戦国武闘会(グレイテスト・チャンピオン)」]]までに存在する4種類の[[カード]]、すなわち[[クリーチャー]]、[[呪文]]、[[クロスギア]]、[[城]]を1枚ずつ[[手札]]に加えられる。
4枚全てを加える事は滅多にないが、1枚も補充出来ない事は起こり得ない。

[[クリーチャー]]とそれ以外のカードを、3:1や2:2程度にする通常の構成ならば、高確率で最低2枚は引くことが可能。[[コスト論]]的には2枚引ければ充分であり、3枚引ければ御の字といったところである。

もちろん低確率ながら1枚しか引けない事も起こり得るのだが、その場合も4枚から1枚を選択出来るため、完全に2ドローの劣化とは言えない。使ってみて初めてわかるタイプの強さを持つカードであると言えよう。

これまでのほとんどの[[ドロー]]呪文は[[《エナジー・ライト》]]や[[《トリプル・ブレイン》]]と言った、定番[[ドローソース]]の採用率の壁をことごとく越えられていないが、このカードは中々の期待株と言える。

なるべく4種のカードを万遍なく使用したデッキで使いたいが、そもそも[[クリーチャー]]や[[呪文]]の合計が過半数を割る[[デッキタイプ]]はほとんどない。
城かクロスギアのどちらかをコンセプトの中心に使うデッキならば、「2枚はほぼ確実に、運良ければ3、4枚引ける」と言った、中々の性能を発揮するため、[[《サイバー・ブレイン》]]の後釜一番手として、一考に値する。

また、普通の[[デッキ]]でも採用は充分に検討出来る。[[山札]]を4枚掘り進んでカードを選択するため、[[《ネオ・ブレイン》]]などよりも狙ったカードを加えられる可能性が高い。

一見、ギャンブル性も高く不安定に見えるが、堅実に[[手札]]の質を高めてくれるカードである。相手に見せる事を厭わなければ、デッキによっては[[《ネオ・ブレイン》]]よりも選択肢が多く、時に3枚以上ドロー出来るカードとなる。

その他、各種[[シノビ]]等「持っている事が重要である」タイプも、引きやすくなる上、相手に心理的な[[ロック]]も掛けられる。[[ハンデス]]が怖い時は[[マッドネス]]を選び、[[ハンデス]]対策も可能。

**環境において [#m4626e6c]
登場当初は「良くて[[《ネオ・ブレイン》]]程度の[[効果]]」と酷評されていたが、程なくして2枚[[手札]]に加えることが容易な上に[[山札の上]]4枚から選べる性能が一定の評価を受けた。だが、それでも不安定なため賛否の分かれるカードであった。

2011年1月15日に[[《サイバー・ブレイン》]]の[[プレミアム殿堂]]によってこのカードが注目され、多くのデッキで使用された。

だがその約11ヶ月後の[[DMR-03>DMR-03 「エピソード1 ガイアール・ビクトリー」]]で[[《ドンドン吸い込むナウ》]]が参入すると、現在に至るまで居場所を奪われがちな状況が続くことに。あちらは1枚しか手札に加えられないものの[[バウンス]]も行えるという[[汎用性]]の高さがウリ。もちろんこちらは加えられるカードの数で勝る為、劣化ではない。それでも、単純な[[手札補充]]が評価され、このカードの守備範囲内である[[《ノーブル・エンフォーサー》]]が使われていた[[ドラゴン・サーガ環境]]までは、まだまだそこそこ見るカードであった。

**ルール [#j3c7fd8d]
-[[表向き]]にした[[カード]]4枚が3種類(例:[[クリーチャー]]、[[呪文]]、[[クロスギア]])だった場合、必ず該当する3枚を[[手札]]に加えるか、1枚も加えずに[[山札の下]]に置くか選ばなければならない。

-当然だが、後に登場した[[D2フィールド]]は[[手札]]に加えられない。

**その他 [#r2338524]
-性質上、[[呪文]]と[[クロスギア]]を満遍なく使う[[《光器マリアンナ》]]や[[《蒼狼スペルギア・ファントム》]]の[[デッキ]]にはすんなり入るだろう。

-[[《スペース・クロウラー》]]と似たような[[スペック]]である。あちらは[[ブロッカー]]であるため守備にも使えるが、こちらは4枚見るのが前提な上、2枚以上加えられる可能性も有るため一長一短。[[コントロール]]デッキに差してみても良い働きをする。

-[[《サイバー・ブレイン》]]の[[プレミアム殿堂]]によってこのカードが注目され、多くのデッキで使用されている。

-現時点では[[《ドンドン吸い込むナウ》]]に居場所を奪われがち。あちらは1枚しか手札に加えられないものの[[バウンス]]も行えるという汎用性の高さがウリ。もちろんこちらは加えられるカードの数で勝る為、劣化ではない。

-当然だが、後に登場した[[D2フィールド]]は[[手札]]に加えられない。

**関連カード [#c8488e7b]
-[[《龍素遊戯》]]
-[[《サイバー・ブック》]]

**収録セット [#p8b4e068]
-illus.[[Mar]]
--[[DM-31 「戦国編 第4弾 戦国武闘会(グレイテスト・チャンピオン)」]]
--[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]

**参考 [#t321f258]
-[[S・トリガー]]
-[[山札の上]]
-[[見せる]]
-[[クリーチャー]]
-[[呪文]]
-[[クロスギア]]
-[[城]]
-[[手札補充]]
-[[山札の下]]