#author("2019-06-20T12:08:46+09:00","","")
*《ヒラメキ・プログラム》 [#qe33a2e4]

|ヒラメキ・プログラム R 水文明 (3)|
|呪文|
|自分のサイキックではないクリーチャーを1体破壊する。その後、自分の山札の上から、その破壊されたクリーチャーよりコストが1多いクリーチャーが出るまで、カードをすべてのプレイヤーに見せる。そのクリーチャーをバトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。|
|''※殿堂入り''|

[[優勝者賞]]として先行登場し、[[DMR-05>DMR-05 「エピソード2 ゴールデン・エイジ」]]に収録された[[水]]の[[呪文]]。
[[殿堂入り]][[カード]]の[[《転生プログラム》]]を彷彿とさせる[[コスト踏み倒し]][[能力]]を持ち、[[破壊]]した[[クリーチャー]]より[[コスト]]が1大きいクリーチャーを[[バトルゾーン]]へと呼び出す。

一見すると[[《転生プログラム》]]と似ているが、決して[[下位互換]]ではなく、使い方も全く異なる。
外れた[[カード]]は[[山札]]に戻るため[[ライブラリアウト]]の危険がなく、相手には撃てないため相手の[[ライブラリアウト]]を狙うこともできない。
またあちらは非[[進化]]なら何でも出せるため、あらかじめ[[山札操作]]をしておく必要があったが、こちらはコストが固定されるため、[[デッキ]]構築の段階で生贄+1コストのクリーチャーを極力絞っておく必要がある。

[[進化クリーチャー]]も出すことができるが、生贄+1[[コスト]]の進化クリーチャーが[[山札]]から出てきた時点で[[進化元]]を用意できない場合、[[クリーチャー]]を一体[[破壊]]しただけで終わってしまうということでもある。
逆に[[墓地進化]]クリーチャーに対しては、生贄をうまく選べば進化元の確保を同時に行える。

生贄としては[[コスト]]が高いが正規のコストを払って出ることが少ないクリーチャー、例えば[[《アクア・サーファー》]]などの[[S・トリガー獣]]や[[《予言者ローラン》]][[《絢爛の超人》]][[《オニウッカリ 爆マル》]]などが向く。
特に[[《予言者ローラン》]]を生贄にできれば、最速3ターン目にコスト8のクリーチャーが降臨することに。これを生かしたデッキタイプがいわゆる【ヒラメキローラン】[[【ヒラメキドレーン】]]といわれるデッキである。

また、高[[コスト]]の[[pig]]持ちクリーチャーとも非常に相性が良い。例えば[[《鬼の襲撃 モエル》]]や[[《真実の名 ナッツ・スパゲッティーノ》]]、[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]などを対象に選べば、瞬間的に複数のクリーチャーを並べることができる。上記の使い方とは違い、こちらは[[1ショットキル]]や[[即死コンボ]]を狙える。

本家[[《転生プログラム》]]と同じく色々と[[コンボ]]を考えたくなる、いかにも[[水]][[文明]]らしい[[呪文]]と言えるだろう。もちろん、本家と同様に[[《黒神龍グールジェネレイド》]]と絡めた[[コンボ]]も考えられる。

-[[サイキック・クリーチャー]]は生贄にできないが、これは[[名目コスト>サイキックコスト]]より実質コストが低いためと考えられる。妥当な調整であろう。
--ただし、[[ドラグハート・クリーチャー]]は対象にできる。[[《絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ》]]など、[[破壊置換効果]]持ちで相性のいいものもあるので覚えておいて損はない。

-[[カードイラスト]]に描かれているのは[[《スーパーハッカー サイバー・クーン》]]。

-「この[[呪文]]を[[唱える]]」ことを、俗に「ヒラメく」と言う。この表現は公式サイトや[[フレーバーテキスト]]でも用いられ、半ば公式用語化している。

-登場以来、多くの[[デッキ]]で利用されていたが、2015年6月15日付けで[[殿堂入り]]が発表された。[[【ヒラメキドレーン】]]が規制されてから[[環境]]で活躍する機会は減っており、やや意外な結果となった。[[革命編]]にて、[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]や[[《破壊者 シュトルム》]]等の[[S・トリガー獣]]が登場したことも影響しているのだろう。これらの[[クリーチャー]]をたった3コストで[[ファッティ]]に変えられるこのカードの存在が危惧されたのは想像に難しくない。

-このカードの[[殿堂入り]]は将来的な''踏み倒しが容易な能力を持った高コストクリーチャーが出る可能性''を示唆しているともいえる。このカードの[[殿堂入り]]は残念だが、それらの[[クリーチャー]]への期待も込めて好意的にとらえておきたい。
--例えば、[[サイキック]]以外にコストの名目値が高い[[超次元ゾーン]]のカードを生み出そうとした場合、「サイキックではない」としか書かれていない制限が開発上の足かせとなってしまう。

-同じように[[破壊]]した[[クリーチャー]]より[[コスト]]が1大きいクリーチャーを参照する[[《蝕王の晩餐》]]が登場した。[[リアニメイト]]は[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]が多い上に準備が必要であるため、《ヒラメキ・プログラム》の調整版のようにも見える。

-漫画「ビクトリー」では[[才場 源内]]が勝太戦で使用。[[《サイバー・G・ホーガン》]]をバトルゾーンに出したが、何を破壊したかは描かれていない。

-漫画「覇王伝ガチ!!」にて、[[大虎>赤星 大虎]]が[[友麒]]戦で使用。[[《神豚槍 ブリティッシュROCK》]]を[[破壊]]し、[[《世界の果て ターミネーター》]]を呼び出した。

-漫画「Duel Masters Rev.」にて、[[未来>虹矢 未来]]が黒澤世観戦で使用。[[《進軍する巨砲 クロムウェル》]]を[[破壊]]して[[シールド・ゴー]]を発動させ、6[[コスト]]の[[《誇り高き破壊者 ムスタング》]]につなげた。

-アニメ「ビクトリーV3」では[[勝太>切札 勝太]]や[[《裂竜の鉄槌 ヨルムンガルド》]]が使用している。

**関連カード [#bd90f81f]
-[[《転生プログラム》]]
-[[《蹴断の閃き マトリクス》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#m61e1f68]
-[[DMD-13>DMD-13 「スーパーデッキMAX カツキングと伝説の秘宝」]]&br;'''ヒラメキ連打で勝ちまくれ!'''
-[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]&br;'''わぁい、コンボー ---[[ユウヤ]]'''

**収録セット [#gb0c46ac]
-illus.[[Ishibashi Yosuke]]
--[[DMR-05 「エピソード2 ゴールデン・エイジ」]]
--[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」]]
--[[DMD-13 「スーパーデッキMAX カツキングと伝説の秘宝」]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]([[ヒーローズ・カード]])
--[[プロモーション・カード]](P10/Y11)([[アルトアート]])

**参考 [#gcca2ebd]
-[[スーサイド]]
-[[山札の上]]
-[[コスト]]
-[[クリーチャー]]
-[[見せる]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[山札]]
-[[シャッフル]]
-[[優勝者賞]]
-[[殿堂入り]]
-[[【ヒラメキドレーン】]]
-[[【ヒラメキシャコガイル】]]
-[[【ウォズレックバジュラズテラ】]]