#author("2018-08-17T03:46:32+09:00","","")
*《ニコル・ボーラス》 [#n5e6d60e]

|ニコル・ボーラス P 水/闇/火文明 (8)|
|クリーチャー:エルダー・ドラゴン/プレインズ・ウォーカー 7000|
|マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札から7枚選び、捨てる。|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体、破壊する。|

[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]で登場した[[水]]/[[闇]]/[[火]]の[[エルダー・ドラゴン]]/[[プレインズ・ウォーカー]]。

[[cip]]による7枚もの[[ハンデス]]と、[[アタックトリガー]]での[[確定除去]]を放つ[[能力]]を持つ。

[[cip]]による[[ハンデス]]は[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]や[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]をも上回る枚数を捨てさせることができる。[[捨てる]][[カード]]を選ぶのは[[相手]]だが、その枚数の多さからほぼオール[[ハンデス]]として機能する。後述の[[アタックトリガー]]を無視しても、ひとまず場に出しただけで一仕事は終えたといえるだろう。

[[アタックトリガー]]による[[確定除去]]もシンプルながら強力であり、既に場に出ている[[クリーチャー]]の[[除去]]は勿論、前述の[[ハンデス]]により[[マッドネス]]で出てきた[[クリーチャー]]を返しの[[ターン]]で[[除去]]できる点でも[[シナジー]]が強い。

難点は8[[コスト]]という重さと、3[[色]]により入る[[デッキ]]がある程度限定される点か。その重さ故に、[[《インフェルノ・サイン》]]や[[《煉獄と魔弾の印》]]で出す事もできない。
幸い[[コマンド]]でこそないが[[ドラゴン]]なので、[[コスト軽減]]や[[コスト踏み倒し]]の手段は豊富。特に[[《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》]]で[[《ソウル・アドバンテージ》]]を凌駕する生きた[[ハンデス]]を飛ばせるのは驚異の一言。

総じて、[[コントロール]][[デッキ]]向けの、非常に優秀なカードであると言えよう。

-[[【5色フェアリー・ミラクル】]]・[[【5色ジャックポット・エントリー】]]などでは、3[[色]]という点を利用してマナ基盤としても優秀。この文明の組み合わせは、[[《執拗なる鎧亜の牢獄》]]以来有用なカードが少なかった。

-このクリーチャーの文明色は水/闇/火だが、ハンデスと確定除去、二つの能力が共に闇文明の能力に相当する物だという点は一見すると不思議に思える。恐らく、(本家MTGでは赤に当たる)火文明の能力で[[クロスギア]]破壊や[[ランデス]]ができると[[カードパワー]]が上がりすぎ、本家の青が担当する、相手クリーチャーのコントロール奪取(相手のクリーチャーを、自分のクリーチャーのように扱うことができる)は、[[デュエル・マスターズ]]のゲーム性にそぐわないとして、再現されなかったのだろう。

-強いて言えば[[確定除去]]が[[アタックトリガー]]であるため、[[《水上第九院 シャコガイル》]]の[[エクストラウィン]]とアンチ[[シナジー]]である。[[【5色フェアリー・ミラクル】]]のミラーマッチとなった場合、8→9と繋げてこれと[[《水上第九院 シャコガイル》]]を出して以降は、これで相手の盤面を荒らしつつ[[ダイレクトアタック]]に向かって行き、エクストラウィンはオマケと割り切って[[《水上第九院 シャコガイル》]]で抱え込んだ[[シノビ]]や[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]の踏み倒し先などで相手を迎え撃つ、という展開になることもそれなりにある。

-元ネタは[[Magic:The Gathering]]に登場するドラゴン、ニコル・ボーラス。&br;《ニコル・ボーラス/Nicol Bolas》からパワーと種族を、《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker》から[[除去]][[能力]]を、両方から[[色]]と[[マナコスト]]と[[ハンデス]][[能力]]を再現している。[[フレーバーテキスト]]は《ボーラスの奴隷/Slave of Bolas》からの引用。

-[[シナジー]]の塊とも言えるほど非常に強力な[[能力]]を合わせ持ち、初登場が非常に当たり辛い[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]のb枠ホイルという事もあって、[[シングルカード]]市場での相場は発売当初から高止まりし、結果的に収録パックの[[箱買い]]よりも高くついてしまう事態も散見される。流通量の絶対数がそもそも少ないこと、それでいて使うなら複数投入が必須であること、[[コラボカード]]ゆえに今後の[[再録]]が望めないことが主な理由である(一応[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]及び[[《その子供、凶暴につき》]]の前例はあるが、可能性が低いことに変わりはない)。このカードを採用するデッキが、[[【5色デッキ】]]とその派生に留まっていることは不幸中の幸いだろう。
--このような状況と、革命ファイナル時期での高騰が重なり、デュエマ他TCG問わず、代表的な高額カードとしても知られている。
--[[再録]]や[[殿堂入り]]が成されない限り、このような状況は続くだろう。仮に[[再録]]されても流通数が伸びなければ相場はあまり下がらず、逆に再録分の方が高額になってしまう([[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]が一例である)という逆転現象が起きてしまう可能性もあり、難しい問題ではある。
--その後[[DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]にて&bold(){1BOXに1枚だけ封入されているUGCとして、まさかの、そして待望の[[再録]]を果たした}。[[ブロック構築]]では使用できず、収録も5種類の中からランダムかつ低確率であるものの、通常エキスパンションでの[[再録]]である事から、相場の暴騰が止まる事も期待される。
//-[[デュエマ]]では[[シナジー]]の塊とも言えるほど非常に強力な[[能力]]を合わせ持ち、初登場で非常に当たり辛い[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]のb枠ホイルという事もあって、[[シングルカード]]市場での相場は発売当初から高止まりし、2017年4月現在も留まる事を知らず上がり続けている程。[[箱買い]]より高くついてしまう事もザラで安くても6千円、場所によっては&bold(){1万の大台を超えている}。流通量の絶対数がそもそも少ない上、使うなら複数投入が必須である点と、[[コラボカード]]ゆえに今後の[[再録]]が望めない点がマイナス(一応[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]及び[[《その子供、凶暴につき》]]の前例はあるものの、カード名と種族に原典のものを使用している以上可能性はそれらより低い)。&br;[[色]]と[[シナジー]]を持たない[[種族]]の関係上、[[【5色デッキ】]]や[[【5色ジャックポット・エントリー】]]くらいでしか採用されないのは不幸中の幸いだが、逆に言えばそれらを組むためには血眼でボーラスを探し当て、それを手に入れる為に必死に働かなければならないだろう。
//--このような状況と、革命ファイナル時期での高騰が重なりデュエマ他TCG問わず代表的な高額カードとして有名になっており、「ポケモンカードゲーム」のSRリーリエなど7千円代以上で高騰するカードがこのカードが結びつけられるなどこのカードの存在感を表している。
//--[[再録]]や[[殿堂入り]]が成されない限り、このような状況は続くだろう。仮に[[再録]]されても流通数が伸びなければ相場はあまり下がらず、逆に再録分の方が高額になってしまう([[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]が一例である)という逆転現象が起きてしまう可能性もあり、難しい問題ではある。

**[[フレーバーテキスト]] [#h1c7fbcc]
-[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]&br;'''ニコル・ボーラスは手下と犠牲者を区別しない。'''

**収録セット [#if968d45]
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]
--[[DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]](ウルトラゴールデンカード)

**参考 [#qfb399d1]
-[[エルダー・ドラゴン]]
-[[プレインズ・ウォーカー]]
-[[タップイン]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[ハンデス]]
-[[アタックトリガー]]
-[[確定除去]]
-[[クローシス・カラー]]