#author("2019-02-03T04:26:16+09:00","","")
*《ジョット・ガン・ジョラゴン Joe》 [#rd361cea]

|ジョット・ガン・ジョラゴン Joe MAS 無色[ジョーカーズ] (9)|
|クリーチャー:ジョーカーズ・ドラゴン 12000|
|バトルゾーンに自分のジョーカーズが6体以上あれば、このクリーチャーを召喚するコストは1になる。|
|スピードアタッカー|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を表向きにして手札に加える。それらのコストの合計以下になるように、バトルゾーンにある相手のカードを好きな枚数選ぶ。相手はそれを好きな順序で自身の山札の一番下に置く。|

[[DMRP-04魔>DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」]]で登場した[[ジョーカーズ・ドラゴン]]。

[[バトルゾーン]]に自分の[[ジョーカーズ]]が6体以上並ぶことで1[[コスト]]で[[召喚]]できる、[[スピードアタッカー]]持ちの[[T・ブレイカー]]。さらに、[[cip]]で[[山札]]の上から2枚を[[表向き]]にして[[手札補充]]し、それらの[[コスト]]の合計以下の[[コスト]]になるよう割り振り[[カード指定除去]]を行う。

普通に召喚すると9[[コスト]]は重いが、[[ジョーカーズ]]が6体以上いると[[コスト]]は1に[[軽減>コスト軽減]]される。[[ウィニー]]を並べるという[[デッキ]]コンセプトである[[【ジョーカーズ】]]では6体など簡単に並ぶので、1[[コスト]]で[[召喚]]できる[[スピードアタッカー]]の[[T・ブレイカー]]という破格のスペックになる。

そして場に出すと、[[cip]]で[[山札の上]]から2枚を[[表向き]]にしたあと、[[相手]]の[[カード]]の[[コスト]]が、その[[コスト]]の合計以下になるように選び、それらの選んだ[[カード]]を[[山札の下]]に送る、という[[除去]][[能力]]を持つ。[[【ジョーカーズ】]]では捲った[[コスト]]の合計が5程度にとどまることも多いだろうが、それでも[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]や[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]が射程範囲内ということもあり、決して弱い[[能力]]ではない。また、上記の[[軽減>コスト軽減]]を合わせて[[手札]]にこの[[カード]]を貯めておけば、例え1回目は外れても2、3体目のこの[[クリーチャー]]が[[召喚]]され、[[能力]]を連続で使用することも難しくないだろう。同時期に出てきた[[《卍 デ・スザーク 卍》]]等の[[無月の門]]を持っている[[クリーチャー]]の対処にも有効。[[無月の門]][[の下]]の[[カード]]は[[コスト]]0と扱われる為、それらをはがしつつ、[[墓地]]に置かないことで再利用させないという点は非常に評価できる。さらに、それらの「[[カード]][[の下]]に〜」から始まる[[能力]]を無力化できる。

また、この[[カード]]は[[ビッグマナ]]との相性も良い。[[ビッグマナ]]の場合だと、10[[コスト]]前後の高[[コスト]][[カード]]を多数使用するので、2枚で15[[コスト]]前後捲れるというケースも多く、さらに[[コスト]]指定の割り振り火力であることから、[[相手]]がどの[[デッキ]]タイプでも強力な[[除去]]になる。
また、登場直後に[[《龍仙ロマネスク》]]が[[殿堂解除]]。
これにより、[[【5色フェアリー・ミラクル】]]でも従来より安定して早期に、このクリーチャーのような高コスト域に繋げることができるようになった。当然、これらの[[デッキ]]はこの[[クリーチャー]]の[[コスト軽減]]が使えず、多くの場合9[[コスト]]を支払って出すことになる。また、[[無色]]であるため[[《フェアリー・ミラクル》]]の[[マナ基盤]]になれないのも痛い。しかしこのように、[[ジョーカーズ]]でありながら、[[【ジョーカーズ】]]以外の[[デッキ]]タイプでも、十分に採用が考えられるカードであることは間違いないだろう。

[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]と同じく、手軽に使用できる条件を満たせない場合は腐るので、[[事故]]率を上げないように採用枚数を調整しよう。

-[[効果]]が判明した当初は、「この[[クリーチャー]]の[[コスト]]は1になる」という[[コスト軽減]]条件の[[テキスト]]不備から、「[[《ヘブンズ・フォース》]]に対応するのではないか」などの様々な運用法が考案された。また、[[カード指定除去]]に関する曖昧なテキストが「捲った[[カード]]の[[コスト]]の合計以下の枚数になるように選ぶ」とも解釈できることから、一時期話題を呼んだ。
--しかし後に前者の[[効果]]は[[エラッタ]]が出され、[[コスト軽減]]であることが明確なテキストになった。後者の[[効果]]も、「捲った[[カード]]の[[コスト]]の合計以下の[[コスト]]になるように選ぶ」という裁定が出された。当然、現在のテキストと[[裁定]]でも十分強い。

-[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]登場以降はどんな[[クリーチャー]]からでも[[【ジョーカーズ】]]は打点を簡単に形成できるようになったため、逆に言えば原則として打点にならない[[《はずれポンの助》]]を大量に投入する構築にすると、この[[カード]]の[[コスト軽減]]元を通常より簡単に用意でき、元々3打点を持っている点に合理的な意味を与えることができる。[[《夢のジョー星》]]を加えると増えた[[クリーチャー]]から[[マナ]]などを伸ばせてさらに速度が増すだろう。

-似た[[効果]]を持つ[[《無法伝説 カツマスター》]]と比較すると、[[コスト]]指定になっているだけでなく、捲る[[カード]]も1枚減っている。しかし[[山札の下]]に送るので、[[相手]]に[[墓地]]を利用されない点はこの[[クリーチャー]]の利点。

-[[ジョーカーズ]]軸の[[【シャコガイル】]]に利用する場合は2枚の[[手札補充]]が[[《水上第九院 シャコガイル》]]に貢献する。単体では[[山札]]削りとしてはささやかだが、1[[コスト]]で[[召喚]]できる性質を活かして連打すると良いだろう。いざというときは[[1ショットキル]]にも計画変更できるので汎用性が高い。

-[[【デ・スザーク】]]との対面では自軍の[[クリーチャー]]が[[除去]]の連打により並びづらく[[コスト軽減]]を活かし辛いことから意外と[[腐る]][[カード''である。ただ、溜めこんだ[[手札]]を使って終盤に一気に[[盤面]]を揃えると、[[相手]]の[[《卍 デ・スザーク 卍》]]を再利用が困難な[[ゾーン]]に飛ばすことができる。

-この手の[[効果]]では珍しく、捲った[[カード]]は全て[[手札]]に加える。そのため、対象になる[[カード]]が存在せず、[[除去]]が不発になった場合でも、無駄になることはない。

-[[進化元]]の[[カード]]は特性が完全に無視されているため、[[進化元]]は[[コスト]]0として扱われることになる。そのため[[カード指定除去]]でありながら[[退化]]させずに[[進化元]]ごと[[進化クリーチャー]]を完全に[[除去]]できる[[カード]]である。

-同様に[[封印]]も[[コスト]]0であるため[[相手]]の[[《禁断〜封印されしX〜》]]の[[封印]]をまとめて剥がし無理矢理[[禁断解放]]させることもできる。ただし[[ジョーカーズ]]の場合この[[クリーチャー]]が出ている時点でそこそこ並んでいるはずなので[[《あたりポンの助》]]などによる[[封印]]対策は必要。そこを超えられれば勝利は目前だろう。

-[[《龍世界 ドラゴ大王》]]の[[ロック]]に引っかからず[[《偽りの王 モーツァルト》]]の[[cip]]で[[破壊されない]]が[[相手]]の[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]の[[ロック]]に引っかかり、[[相手]]の[[《偽りの王 モーツァルト》]]の元で[[攻撃できない]]という、初の[[ジョーカーズ]]である。

-[[カード名]]は《''ジョット・ガン・ジョラゴン Joe''》であり、《''[[ジョット・ガン・ジョラゴン]]''》ではない。[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]と[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]の違いと同様、''Joeも名前に含まれる''ので要注意。

-アニメでは「デュエル・マスターズ(2017)」43話で初登場。[[《煌龍 サッヴァーク》]]によって、[[切札 ジョー]]の[[ドラゴン]]に対する憧れが爆発して作られた。担当声優は[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]と同じ小林親弘氏。
--モチーフは、TVの西部劇のガンマンキャラ(ジョニーの元になった人物)のライバル。彼の「全ての銃が味方だ。貴様はどの銃で風穴を開けられたい」と言うセリフに影響され、「色んな銃を使いこなすガンマン」というテーマによって作られている。
--また名前についても、「[[自分]]が[[ドラゴン]]を作るときは、[[ジョー>切札 ジョー]]の[[ドラゴン]]だから"ジョラゴン"」と名付けると前々から決めていたようであり、[[ジョー>切札 ジョー]]は[[自分]]だけの[[ドラゴン]]だということを喜んでいた。
--[[シャチョー]]戦では[[バトルゾーン]]にある[[《ヤッタレマン》]]、[[《バッテン親父》]]、[[《パーリ騎士》]]、[[《バイナラドア》]]、[[《ツタンカーネン》]]、[[《ゲラッチョ男爵》]]によって[[コスト軽減]]して[[召喚]]。[[山札の上]から[[《王盟合体 サンダイオー》]]と[[《ソー爺さん》]]をめくり、[[シャチョー]]の[[《貝獣 ホタッテ》]]と[[《浪費する者 シキゴイ》]]と[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]を[[山札の下]]に送った。
--その後の45話では[[ぴょんこ姫]]戦で使用。[[バトルゾーン]]にある[[《ヤッタレマン》]]2体、[[《ヘルコプ太》]]、[[《パーリ騎士》]]、[[《バイナラドア》]]、[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]によって[[コスト軽減]]して[[召喚]]。[[山札の上]]から[[《王盟合体 サンダイオー》]]と[[《超Z級 ゲキシンオー》]]をめくり[[ぴょんこ姫]]の[[《針柩医 ゼントヨウ》]]2体と[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]と[[《瓶炎医 レバー》]]を[[山札の下]]に送り、そのまま[[ぴょんこ姫]]に[[ダイレクトアタック]]をした。なお、ジョラゴンに対して[[ぴょんこ姫]]は「何だわさその落書き?」[[ラビット大佐]]は「初めて見る[[カード]]」と評していた。
--その後の47話でも[[切札 ジョー]]が[[カバまろ]]戦で使用。[[バトルゾーン]]にある自らの[[《ヤッタレマン》]]、[[《カメライフ》]]、[[《パーリ騎士》]]、[[《東大センセー》]]、[[《The ラー漢》]]、[[《目玉坊ちゃんズ》]]、[[《ハクション・マスク》]]によって[[コスト軽減]]して[[召喚]]。[[山札の上]]から[[《王盟合体 サンダイオー》]]と[[《バイナラドア》]]をめくったことにより[[カバまろ]]の[[《マファリッヒ・タンク》]]と[[《タマタンゴ・パンツァー》]]を[[山札の下]]へ送った後、[[カバまろ]]に[[攻撃]]し[[カバまろ]]の[[シールド]]を3枚[[ブレイク]]した。

**関連カード [#cf10a0ae]
-''NEXT''
--[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]

-[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]

**収録セット [#zd9942b3]
-illus.[[切札ジョー]]
--[[DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」]]

**参考 [#w9b7e98f]
-[[ジョーカーズ・ドラゴン]]
-[[バトルゾーン]]
-[[ジョーカーズ]]
-[[召喚コスト]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[山札の上]]
-[[表向き]]
-[[手札補充]]
-[[コスト]]
-[[カード]]
-[[山札送り]]
-[[マスターカード]]
-[[エラッタ]]
-[[カード指定除去]]

-[[ジョット・ガン・ジョラゴン]]