#author("2019-04-29T13:38:17+09:00","","")
#author("2019-06-10T09:32:21+09:00","","")
*《ジョット・ガン・ジョラゴン Joe》 [#rd361cea]

|ジョット・ガン・ジョラゴン Joe MAS 無色[ジョーカーズ] (9)|
|クリーチャー:ジョーカーズ・ドラゴン 12000|
|バトルゾーンに自分のジョーカーズが6体以上あれば、このクリーチャーを召喚するコストは1になる。|
|スピードアタッカー|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を表向きにして手札に加える。それらのコストの合計以下になるように、バトルゾーンにある相手のカードを好きな枚数選ぶ。相手はそれを好きな順序で自身の山札の一番下に置く。|

[[DMRP-04魔>DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」]]で登場した[[ジョーカーズ・ドラゴン]]。

[[バトルゾーン]]に自分の[[ジョーカーズ]]が6体以上並ぶことで1[[コスト]]で[[召喚]]できる、[[スピードアタッカー]]持ちの[[T・ブレイカー]]。さらに、[[cip]]で[[山札]]の上から2枚を[[表向き]]にして[[手札補充]]し、それらの[[コスト]]の合計以下の[[コスト]]になるよう割り振り[[カード指定除去]]を行う。

普通に召喚すると9[[コスト]]は重いが、[[ジョーカーズ]]が6体以上いると[[コスト]]は1に[[軽減>コスト軽減]]される。[[ウィニー]]を並べるという[[デッキ]]コンセプトである[[【ジョーカーズ】]]では6体など簡単に並ぶので、1[[コスト]]で[[召喚]]できる[[スピードアタッカー]]の[[T・ブレイカー]]という破格のスペックになる。

そして場に出すと、[[cip]]で[[山札の上]]から2枚を[[表向き]]にしたあと、相手の[[カード]]の[[コスト]]が、その[[コスト]]の合計以下になるように選び、それらの選んだ[[カード]]を[[山札の下]]に送る、という[[除去]][[能力]]を持つ。[[【ジョーカーズ】]]では捲った[[コスト]]の合計が5程度にとどまることも多いだろうが、それでも[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]や[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]が射程範囲内ということもあり、決して弱い[[能力]]ではない。また、上記の[[軽減>コスト軽減]]を合わせて[[手札]]にこの[[カード]]を貯めておけば、例え1回目は外れても2、3体目のこの[[クリーチャー]]が[[召喚]]され、[[能力]]を連続で使用することも難しくないだろう。同時期に出てきた[[《卍 デ・スザーク 卍》]]等の[[無月の門]]を持っている[[クリーチャー]]の対処にも有効。[[無月の門]][[の下]]の[[カード]]は[[コスト]]0と扱われる為、それらをはがしつつ、[[墓地]]に置かないことで再利用させないという点は非常に評価できる。さらに、それらの「[[カード]][[の下]]に〜」から始まる[[能力]]を無力化できる。

また、この[[カード]]は[[ビッグマナ]]との相性も良い。[[ビッグマナ]]の場合だと、10[[コスト]]前後の高[[コスト]][[カード]]を多数使用するので、2枚で15[[コスト]]前後捲れるというケースも多く、さらに[[コスト]]指定の割り振り火力であることから、相手がどの[[デッキ]]タイプでも強力な[[除去]]になる。
また、登場直後に[[《龍仙ロマネスク》]]が[[殿堂解除]]。
これにより、[[【5色フェアリー・ミラクル】]]でも従来より安定して早期に、このクリーチャーのような高コスト域に繋げることができるようになった。当然、これらの[[デッキ]]はこの[[クリーチャー]]の[[コスト軽減]]が使えず、多くの場合9[[コスト]]を支払って出すことになる。また、[[無色]]であるため[[《フェアリー・ミラクル》]]の[[マナ基盤]]になれないのも痛い。しかしこのように、[[ジョーカーズ]]でありながら、[[【ジョーカーズ】]]以外の[[デッキ]]タイプでも、十分に採用が考えられるカードであることは間違いないだろう。

[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]と同じく、手軽に使用できる条件を満たせない場合は腐るので、[[事故]]率を上げないように採用枚数を調整しよう。

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**環境において [#i3fd7144]

登場当初の環境には[[マナゾーン]]の枚数を参照する形式の[[コスト踏み倒し]][[メタ]]があまり存在しなかったため主流の地位であったが、その方式のコスト踏み倒しメタそのものである[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]の登場によって数を減らした。[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]の[[ジョラゴン・ビッグ1]]目当てに投入使用にも初期型の[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]は[[《オッケーBros.》]]などのアンタップ能力を持つクリーチャーが優先された。
登場当初の環境には[[マナゾーン]]の枚数を参照する形式の[[コスト踏み倒しメタ]]があまり存在しなかったため主流の地位であったが、その方式のコスト踏み倒しメタそのものである[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]の登場によって数を減らした。[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]の[[ジョラゴン・ビッグ1]]目当てに投入使用にも初期型の[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]は[[《オッケーBros.》]]などのアンタップ能力を持つクリーチャーが優先された。

[[DMRP-07>DMRP-07 「双極篇 第3弾 †ギラギラ†煌世主と終葬のQX!!」]]発売直前の環境でも[[《燃えるデット・ソード》]]が優先されていたが、[[DMEX-04>DMEX-04 「夢の最&強!!ツインパクト超No.1パック」]]期になると相手の[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]起点となるクリーチャーを除去して出鼻を挫けることから[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]のミラーマッチ対策要因として1枚から2枚程度挿されるようになった。

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-[[効果]]が判明した当初は、「この[[クリーチャー]]の[[コスト]]は1になる」という[[コスト軽減]]条件の[[テキスト]]不備から、「[[《ヘブンズ・フォース》]]に対応するのではないか」などの様々な運用法が考案された。また、[[カード指定除去]]に関する曖昧なテキストが「捲った[[カード]]の[[コスト]]の合計以下の枚数になるように選ぶ」とも解釈できることから、一時期話題を呼んだ。
--しかし後に前者の[[効果]]は[[エラッタ]]が出され、[[コスト軽減]]であることが明確なテキストになった。後者の[[効果]]も、「捲った[[カード]]の[[コスト]]の合計以下の[[コスト]]になるように選ぶ」という裁定が出された。当然、現在のテキストと裁定でも十分強い。

-[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]登場以降はどんな[[クリーチャー]]からでも[[【ジョーカーズ】]]は打点を簡単に形成できるようになったため、逆に言えば原則として打点にならない[[《はずれポンの助》]]を大量に投入する構築にすると、この[[カード]]の[[コスト軽減]]元を通常より簡単に用意でき、元々3打点を持っている点に合理的な意味を与えることができる。[[《夢のジョー星》]]を加えると増えた[[クリーチャー]]から[[マナ]]などを伸ばせてさらに速度が増すだろう。

-似た[[効果]]を持つ[[《無法伝説 カツマスター》]]と比較すると、[[コスト]]指定になっているだけでなく、捲る[[カード]]も1枚減っている。しかし[[山札の下]]に送るので、相手に[[墓地]]を利用されない点はこの[[クリーチャー]]の利点。

-[[ジョーカーズ]]軸の[[【シャコガイル】]]に利用する場合は2枚の[[手札補充]]が[[《水上第九院 シャコガイル》]]に貢献する。単体では[[山札]]削りとしてはささやかだが、1[[コスト]]で[[召喚]]できる性質を活かして連打すると良いだろう。いざというときは[[1ショットキル]]にも計画変更できるので汎用性が高い。

-[[【デ・スザーク】]]との対面では自軍の[[クリーチャー]]が[[除去]]の連打により並びづらく[[コスト軽減]]を活かし辛いことから意外と[[腐る]][[カード]]である。ただ、溜めこんだ[[手札]]を使って終盤に一気に盤面を揃えると、相手の[[《卍 デ・スザーク 卍》]]を再利用が困難な[[ゾーン]]に飛ばすことができる。

-この手の[[効果]]では珍しく、捲った[[カード]]は全て[[手札]]に加える。そのため、対象になる[[カード]]が存在せず、[[除去]]が不発になった場合でも、無駄になることはない。

-[[進化元]]の[[カード]]は特性が完全に無視されているため、[[進化元]]は[[コスト]]0として扱われることになる。そのため[[カード指定除去]]でありながら[[退化]]させずに[[進化元]]ごと[[進化クリーチャー]]を完全に[[除去]]できる[[カード]]である。

-同様に[[封印]]も[[コスト]]0であるため相手の[[《禁断〜封印されしX〜》]]の[[封印]]をまとめて剥がし無理矢理[[禁断解放]]させることもできる。ただし[[ジョーカーズ]]の場合この[[クリーチャー]]が出ている時点でそこそこ並んでいるはずなので[[《あたりポンの助》]]などによる[[封印]]対策は必要。そこを超えられれば勝利は目前だろう。

-[[《龍世界 ドラゴ大王》]]の[[ロック]]に引っかからず[[《偽りの王 モーツァルト》]]の[[cip]]で[[破壊されない]]が相手の[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]の[[ロック]]に引っかかり、相手の[[《偽りの王 モーツァルト》]]の元で[[攻撃できない]]という、初の[[ジョーカーズ]]である。

-[[カード名]]は《''ジョット・ガン・ジョラゴン Joe''》であり、《''[[ジョット・ガン・ジョラゴン]]''》ではない。[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]と[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]の違いと同様、''Joeも名前に含まれる''ので要注意。

-アニメでは「デュエル・マスターズ(2017)」43話で初登場。[[《煌龍 サッヴァーク》]]によって、[[切札 ジョー]]の[[ドラゴン]]に対する憧れが爆発して作られた。担当声優は[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]と同じ小林親弘氏。
--モチーフは、TVの西部劇のガンマンキャラ(ジョニーの元になった人物)のライバル。彼の「全ての銃が味方だ。貴様はどの銃で風穴を開けられたい」と言うセリフに影響され、「色んな銃を使いこなすガンマン」というテーマによって作られている。
--また名前についても、「自分が[[ドラゴン]]を作るときは、[[ジョー>切札 ジョー]]の[[ドラゴン]]だから"ジョラゴン"」と名付けると前々から決めていたようであり、[[ジョー>切札 ジョー]]は自分だけの[[ドラゴン]]だということを喜んでいた。
--デュエマでは[[シャチョー]]戦、[[ぴょんこ姫]]戦、[[カバまろ]]戦で使用。いずれも[[コスト軽減]]を利用して[[召喚]]し、[[能力]]発動まで繋げている。ダイレクトアタックを決めた45話の[[ぴょんこ姫]]戦では、[[ぴょんこ姫]]から「何だわさその落書き?」と言われており、[[ラビット大佐]]は「初めて見る[[カード]]」と話していた。

**関連カード [#cf10a0ae]
-''NEXT''
--[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]

-[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]

**収録セット [#zd9942b3]
-illus.[[切札ジョー]]
--[[DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」]]

**参考 [#w9b7e98f]
-[[ジョーカーズ・ドラゴン]]
-[[バトルゾーン]]
-[[ジョーカーズ]]
-[[召喚コスト]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[山札の上]]
-[[表向き]]
-[[手札補充]]
-[[コスト]]
-[[カード]]
-[[山札送り]]
-[[マスターカード]]
-[[エラッタ]]
-[[カード指定除去]]

-[[ジョット・ガン・ジョラゴン]]
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公式Q&A
>Q.''《ジョット・ガン・ジョラゴン Joe》''のコストが1になる能力はどのゾーンにあっても有効ですか?
A.いいえ、この能力は召喚する時に有効な能力です。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/library/rule/qa/dmrp04m-0002/]]

>Q.最後の能力で選ぶ相手のカードはどのように選べばよいですか?
A.バトルゾーンにある相手のカードのコストの合計が、表向きにした自分の山札の上の2枚のカードのコストの合計以下になるように選びます。例えば、表向きにした2枚のコストが5と3であった場合、バトルゾーンの相手のコスト2と3と3のカードを選ぶことができます(5+3=2+3+3=8)。また、封印やクリーチャーの下にある特性の無視されたカードはコストを0として扱いますので何枚でも選ぶことができます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/library/rule/qa/dmrp04m-0002/]]

>Q.''《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》''で山札の上2枚を手札に加える時、[[《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]が含まれていました。コストをいくつとして数えたらよいですか?
A.ツインパクトカードを参照する時は、適正なカードタイプのうち好きな方を選ぶことができます。この場合コストは呪文側の3としてもクリーチャー側の7としても数えることができます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/dmsd04-0001/]]

>Q.自分の''《ジョット・ガン・ジョラゴン Joe》''が破壊される時に、手札から[[《ワイルド・シールド・クライマックス》]]を捨てることはできますか?
A.はい。名前に《ジョット・ガン・ジョラゴン》を含んでいるので可能です。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/library/rule/qa/dmrp06-0013/]]