#author("2018-07-24T09:06:57+09:00","","")
*《ジャバン》 [#l83c0098]

|ジャバン P 水文明 (3)|
|クリーチャー:サイバーロード/エイリアン 2000|
|ブロッカー|
|このクリーチャーは攻撃できない。|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から《ジャバン》を1枚選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、自分の山札をシャッフルする。|

[[DMX11>DMX-11 「大決戦オールスター12」]]で登場した[[サイバーロード]]/[[エイリアン]]。
[[cip]]で自身を[[サーチ]]できる[[ブロッカー]]。

単体で自己完結したエンジン的性質を持っており、1枚《ジャバン》があれば展開と[[サーチ]]を繰り返しどんどん《ジャバン》が増えていく、非常に面白い性質を持つ。とはいえ[[システムクリーチャー]]でもないのに[[攻撃できない]]ため、[[ブロッカー]]としてしか役割を持てず汎用性に大きく欠ける。[[パワー]]も2000と低いため[[チャンプブロック]]になりやすく、盤面での制圧力も期待できない。

同じ[[能力]]を持つ[[《若頭の忠剣ハチ公》]]や似た立ち位置にある[[《クゥリャン》]]と比べると汎用性の差は歴然である。特に[[《若頭の忠剣ハチ公》]]を見れば、[[カードパワー]]がかなり低めに設定されていることがわかる。
普通に[[手札]]の減らない[[ブロッカー]]として使うだけではあまりにも力不足なため、効果の性質や[[文明]]・[[種族]]を生かすのは必須である。単体で自己完結している故の安定性と継続した展開は魅力的であるため、展開そのものが武器となるような使い方が理想である。

[[種族]]視点で見ると[[サイバーロード]]と極めて優秀。
[[サイバー]]の展開を要する[[カード]]には[[《スーパーハッカー サイバー・クーン》]]や[[《超電磁トワイライトΣ》]]があり、いずれも相性が良い。特に後者によって[[《サイバー・J・イレブン》]]の[[エクストラウィン]]を狙う場合には[[攻撃]]の必要性が無くなるので、[[ブロッカー]]を持つ点も生きてくる。いずれも[[コンボ]][[デッキ]]になりやすいため、単体で安定した展開を行える《ジャバン》は魅力にあふれているといえるだろう。
他、[[墓地]]に溜まりやすい点、[[山札]]に戻せる点から[[《サイバー・B・バック》]]とは硬いシナジーを形成する。

近年では[[文明]]指定の[[カード]]も増えている。展開力を生かして[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]の[[シンパシー]]元などにしてみてもいいだろう。[[文明]]指定[[進化]]も増えており、[[進化]]することで打点にすることが出来るようになったため、大分腐りにくくなってきている。

他性質として、[[墓地]]に極めて溜まりやすいため、[[《復活のトリプル・リバイブ》]]を有効活用しやすい。[[《超過の守護者イカ・イカガ》]]など[[コスト踏み倒し]]射出先としても弾丸を切らさないので使いやすいだろう。

[[《サイバー・GG・ハルク》]]での[[コスト踏み倒し]]は強力。《ジャバン》が自身を[[サーチ]]するので、自然と[[コスト踏み倒し]]条件である「[[手札]]にある同名の[[クリーチャー]]」の弾丸が補充され続けることになる。
つまりは、最初の《ジャバン》が[[破壊]]されると、[[《サイバー・GG・ハルク》]]の[[コスト踏み倒し]]で[[手札]]の[[サーチ]]されていた《ジャバン》が出てきて、その《ジャバン》が能力で次なる《ジャバン》を[[サーチ]]して補充されることになり、最大で4回まで《ジャバン》が沸き続けることになる。[[山札]]に《ジャバン》を戻す手段があれば4回には留まらない。

似た立ち位置の[[カード]]に汎用性に優れた優秀な輩が多いのが鼻につくところであるが、汎用とは程遠い特殊な[[デッキ]]で独自の用途を持っている[[クリーチャー]]である。[[カードパワー]]不足感は否めない物の、自身の性質と[[種族]]・[[文明]]・[[ブロッカー]]など能力との兼ね合いは良好であるため、展開を要する[[デッキ]]では有力な安定剤、展開材料になるだろう。

**関連カード [#hb36c858]
-[[《若頭の忠剣ハチ公》]]

**収録セット [#fbcdd5d1]
-illus.[[SHURIKEN]]
--[[DMX-11 「大決戦オールスター12」]]

**参考 [#p01138ae]
-[[サイバーロード]]
-[[エイリアン]]
-[[ブロッカー]]
-[[攻撃できない]]
-[[cip]]
-[[サーチ]]