#author("2018-08-17T20:32:43+09:00","","") *《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》 [#reb0d4e9] |キングダム・オウ禍武斗 MAS 自然文明 (9)| |クリーチャー:グランセクト 14000| |マッハファイター| |T・ブレイカー| |破天九語:このクリーチャーがバトルに勝った時、相手のシールドを9つブレイクする。| |轟破天九十九語 MAS 自然文明 (10)| |呪文| |各プレイヤーは、すべてのクリーチャーを自身のマナゾーンからバトルゾーンに出す。これらのクリーチャーがバトルゾーンに出ることによって起こる効果はすべて無視する。(マッハファイターなどの、そのターンの間働く能力は無視されない)| [[DMRP-05>DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]で登場した[[グランセクト]]および[[自然]]の[[呪文]]の[[ツインパクト]]。 [[クリーチャー]]面は[[マッハファイター]]と[[破天九語]]を持ち、[[呪文]]面は[[各プレイヤー]]の[[マナゾーン]]から[[クリーチャー]]を全て[[コスト踏み倒し]]させる[[能力]]を持つ。 [[クリーチャー]]面は[[《キングダム・オウ禍武斗》]]と全く同じであるため、詳しくはそちらのページを参照されたし。名前、[[コスト]]、[[種族]]、[[パワー]]、[[能力]]の全てが同じでありながらこちらは呪文まで兼ね備えているため事実上の[[上位互換]]と言える。一応[[呪文]]である事が[[デメリット]]になる場面もあるだろうが基本的にはこちらが使われる事になるであろう。 注目すべきは[[呪文]]面で、敵味方に拘わらず全ての[[マナゾーン]]から[[文明]]も[[進化]]も関係なく[[クリーチャー]]を全て[[バトルゾーン]]に出すという豪快なもの。 この際、各クリーチャーの[[cip]]や[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に出たことによって[[トリガー]]する効果は一切使えないという特殊な条件が付く。[[常在型能力]]によって[[トリガー]]する「[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に出た時[[カード]]を1枚引く」などの効果や、([[トリガー能力]]ではなく状況起因処理だが)同[[文明]]の[[コマンド]]が出ても[[封印]]は外れる処理などが不発に終わる。これによって、[[トリガー能力]]の連鎖による[[コンボ]]の発生を未然に防いでいる。 ただし、注釈文のとおり、[[常在型能力]]をはじめとする「[[ターン]]中に機能する能力」は無視されない。特に相性が良いのは同時期に出た[[自然]]の新能力の[[マッハファイター]]であり、[[cip]]を使えず抵抗ができない相手[[クリーチャー]]を[[マッハファイター]]で襲う、という[[デザイナーズコンボ]]が組まれている。[[マナ]]から出た敵獣を戦闘破壊することで、疑似[[ランデス]]をすることができる。[[スピードアタッカー]]や[[逆フュリー・チャージ]]、[[フュリー・チャージ]]も「[[ターン]]中に機能する能力」であるため、その[[能力]]を行使することができる。そのため、[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]や[[《伝説のレジェンド ドギラゴン》]]などもそのターンすぐさま攻撃することができる。 一方で、[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に出る&bold(){前}に処理される[[置換効果]]についてはそれぞれ置き換えが発生する。 [[クリーチャー]]を出す順番は[[《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》]]と同様ターンプレイヤーからとなる。自分のターン中にこの[[呪文]]を唱えて[[マナゾーン]]から自分の[[《単騎連射 マグナム》]]、または[[《龍世界 ドラゴ大王》]]+[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]を[[バトルゾーン]]に出せれば、こちらも自分は[[クリーチャー]]を大量展開して相手は大量[[ランデス]]という状況になり、[[《超九極 チュートピア》]]をこちらが最後に出せば、相手の[[マナゾーン]]だけが一切動かないという現象が発生する。 2018年6月現在の環境を意識すれば、[[【青緑コントロール】]]に入れて[[《水上第九院 シャコガイル》]]を複数体踏み倒し、相手のターンの初めに[[ドロー]][[能力]]を解決してそのまま[[エクストラウィン]]、という使い方が有効である。[[cip]]を無視するため、《シャコガイル》の[[山札]]回復が無視される点も好相性。また、ひたすら[[マナブースト]]と[[手札補充]]でリソースを稼ぎ、この呪文と踏み倒し先のフィニッシャーを有効活用する専用構築の[[【轟破天九十九語】]]も成立した。 クリーチャー面は[[コスト]]の割に単独でゲームエンドに持ち込めない事が過小評価されがちだったが、[[呪文]]面が間に合わない場合に[[《ソイルピンプ・キャベッジ》]]で早出しして[[1ショットキル]]が狙える事が評価されている。 -[[《異端流し オニカマス》]]のような[[置換効果]]ではない[[コスト踏み倒し]][[メタ]]の大半を無視して[[クリーチャー]]を着地させることができるという点も高評価につながっている。もちろん自分がこれらのクリーチャーを出して相手のクリーチャーを[[ロック]]させることは出来ないが、[[常在型能力]]同士を組み合わせて[[エクストラウィン]]を狙う場合はむしろ都合が良いといえる。 --しかし、先述の[[《単騎連射 マグナム》]]や[[《悪魔神バロム・クエイク》]]等はもちろんのこと、着地そのものを禁ずる[[《洗脳センノー》]]等は無視できない。これらに対するケアができるようであれば、コンボの成功率はより高くなる。 //180617 DEL leblanc 踏み倒しを妨害するクリーチャーの名前が羅列されていましたがページ内の可読性を損ねる過剰記述として削除。記述ガイドラインより『簡潔かつ適正な量の記述を心がけてください。長けりゃ良いってもんじゃないです。』 -公式Q&Aによればこの[[カード]]と[[《キングダム・オウ禍武斗》]]は同じ名前を持つクリーチャーでありながら別の[[カード]]として扱われるのでそれぞれ4枚ずつ[[デッキ]]に入れる事が可能である。但しクリーチャーの能力的に1枚でもあれば充分にオーバーキルになり得る性能のためクリーチャー版も4枚積む必要性は薄い。 -[[《革命類侵略目 パラスキング》]]や[[《サイバー・J・イレブン》]]を含むクリーチャー10体を踏み倒せば、それだけで[[エクストラウィン]]が成立。また、[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]でも他の10体を下に重ねて[[エクストラウィン]]を狙うこともできる。前者は[[常在型能力]]、後者は([[進化クリーチャー]]であるため)[[召喚酔い]]のない[[アタックトリガー]]なので、呪文面に課された制約を受けない。同時にクリーチャーをバトルゾーンに出す効果は厳密にはアクティブプレイヤーから順に行うため、相手が常在型能力による[[敗北回避能力]]を発揮するクリーチャーを出す前に勝利に入れる。[[光]][[闇]]に限定すれば、[[《ペイント・フラッペ》]]でも良いが、文明の壁はそれなりに大きい。 -[[G・リンク]]および[[リンク]]した時の[[能力]]は無視されない。[[ヘヴィ・デス・メタル]]を全て踏み倒すのも一興か。 -無視されるかされないかの基準は原則として、バトルゾーンに着地した後で処理するか、着地する前に処理するかで判断すればよい。それを踏まえた上で「[[ターン]]中に機能する能力は有効である」と付け加えれば混乱は減る。 -同時に複数のクリーチャーがバトルゾーン出るケースなので、この場合も例外ではなく、1体1体出す順番を決めて順次着地させる。 -「各プレイヤー」が主語なので、出す順番を決めるのはそのクリーチャーの持ち主に決定権がある。 -[[置換効果]]の適用基準が対戦相手の[[マナゾーン]]の枚数に依存する[[《獣軍隊 ヤドック》]]は、1体1体着地しようとする度にチェックが入る。チェックが入り、一度適用対象となってしまったクリーチャーは以後マナゾーンから動くことはなくなる。 -キングダム・オウ禍武斗と轟破天九十九語のこのカード1枚自体がデザイナーズコンボになっており、呪文面でこのクリーチャーを出す事で強制的にマッハファイターで倒す相手クリーチャーを呼んで破天九語の効果でシールドを割り、場を制圧し次のターン相手に確実にトドメを刺すことができる。無論呪文側で使ったカードは呪文として処理される為、別のキングダム・オウ禍武斗をあらかじめマナに貯めておく必要があり複数持ちが基本になる。態々クリーチャー側のみの[[《キングダム・オウ禍武斗》]]が存在するのも、資産力の乏しい子供でも高レアリティのツインパクト版が1枚だけでもコンボを決められる様にする為だと思われる。 ---- **漫画・アニメ等での扱い [#g7df566c] -アニメ「デュエル・マスターズ!」2話では[[カブト鬼]]が[[ボルツ]]戦で使用した。 #region(close,詳細) 《轟破天九十九語》により、自身の[[マナゾーン]]からは[[《ナ・ハナキ・リー》]]4体、[[《ボントボルト》]]2体、[[《一番隊 ルグンドド》]]、[[《ワ・タンポーポ・タンク》]]2体、[[《ルツパーフェ・パンツァー》]]を出し、ボルツの[[マナゾーン]]からは[[《一番隊 チュチュリス》]]、[[《“魔刃”戦車 ゴーディオ》]]、[[《“破舞”チュリス》]]、[[《ランド覇車 ガンブルマン》]]、[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]、[[《ドリドリ地底車 ドカパンク》]]がバトルゾーンに出た。ボルツの[[マナゾーン]]を空にした上で[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]た[[マッハファイター]]で[[クリーチャー]]を全滅させ、ボルツの[[マナ]]、[[バトルゾーン]]、[[シールド]]を全て0枚にしている。 #endregion -アニメ「デュエル・マスターズ!」15話では[[カブト鬼]]が[[ボルツ]]戦で使用した。 #region(close,詳細) 《轟破天九十九語》によりカブト鬼の[[マナゾーン]]から確認できるだけでも[[《ナ・ハナキ・リー》]]3体、[[《ボントボルト》]]、[[《ルツパーフェ・パンツァー》]]、《キングダム・オウ禍武斗》、[[《ハイパー・ギガタック》>《ハイパー・ギガタック/ギガタック・ハイパー・トラップ》]]を出し、[[ボルツ]]のマナゾーンからは確認できるだけでも[[《グレイト“S-駆”》]]、[[《轟車 “G-突”》]]、[[《ランド覇車 ガンブルマン》]]、をバトルゾーンに出した。同話では[[カブト鬼]]が[[切札 ジョー]]戦では[[《ドルツヴァイ・アステリオ》]]の能力で[[マナブースト]]する時このカードが[[マナゾーン]]に置かれ、《キングダム・オウ禍武斗》([[DMRP-05>DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]版)を召喚。[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]に攻撃しバトルに勝利して[[破天九語]]を決めた。 #endregion -続く16話では《轟破天九十九語》を唱えた。 #region(close,詳細) カブト鬼のマナゾーンからは[[《ワ・タンポーポ・タンク》]]3体と[[《ナ・ハナキ・リー》]]3体と[[《タマタンゴ・パンツァー》]]と[[《一番隊 ルグンドド》]]2体と[[《ドルツヴァイ・アステリオ》]]2体と《キングダム・オウ禍武斗》([[DMRP-05>DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]版)、ジョーのマナゾーンからは[[《オッケーBros.》]]と[[《ヤッタレマン》]]と[[《パーリ騎士》]]と[[《バッテン親父》]]と[[《カツラデランス》>《カツラデランス/「アフロ行きま〜す!!」》]]と[[《アイアン・マンハッタン》]]と[[《ゲラッチョ男爵》]]をそれぞれバトルゾーンに出す。[[マッハファイター]]で[[クリーチャー]]へ攻撃し、ジョーの[[マナ]]、[[シールド]]を全て0枚、バトルゾーンには[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]のみという状況にまで追い込んだ。 #endregion ---- **関連カード [#h435cc9b] -[[《キングダム・オウ禍武斗》]] **収録セット [#se5beb5e] -illus.[[Mikio Masuda]] --[[DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]] **参考 [#ue66f351] -[[グランセクト]] -[[マッハファイター]] -[[T・ブレイカー]] -[[破天九語]] -[[各プレイヤー]] -[[クリーチャー]] -[[マナゾーン]] -[[コスト踏み倒し]] -[[ツインパクト]]