#author("2019-06-10T09:02:48+09:00","","")
#author("2019-07-21T20:05:47+09:00","","")
*《キングダム・オウ&ruby(かぶと){禍武斗};/&ruby(ごうはてん){轟破天};&ruby(つくも){九十九};&ruby(がたり){語};》 [#reb0d4e9]

|キングダム・オウ禍武斗 MAS 自然文明 (9)|
|クリーチャー:グランセクト 14000|
|マッハファイター|
|T・ブレイカー|
|破天九語:このクリーチャーがバトルに勝った時、相手のシールドを9つブレイクする。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|轟破天九十九語 MAS 自然文明 (10)|
|呪文|
|各プレイヤーは、すべてのクリーチャーを自身のマナゾーンからバトルゾーンに出す。これらのクリーチャーがバトルゾーンに出ることによって起こる効果はすべて無視する。(マッハファイターなどの、そのターンの間働く能力は無視されない)|

[[DMRP-05>DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]で登場した[[グランセクト]]および[[自然]]の[[呪文]]の[[ツインパクト]]。

[[クリーチャー]]面は[[マッハファイター]]と[[破天九語]]を持ち、[[呪文]]面は各[[プレイヤー]]の[[マナゾーン]]から[[クリーチャー]]を全て[[コスト踏み倒し]]させる[[能力]]を持つ。

[[クリーチャー]]面は[[《キングダム・オウ禍武斗》]]と全く同じであるため、詳しくはそちらのページを参照されたし。[[名前>カード名]]、[[コスト]]、[[種族]]、[[パワー]]、[[能力]]の全てが同じでありながらこちらは[[呪文]]まで兼ね備えているため事実上の[[上位互換]]と言える。一応[[呪文]]であることが[[デメリット]]になる場面もあるだろうが、基本的にはこちらが使われることになるであろう。

注目すべきは[[呪文]]面で、敵味方に拘わらず全ての[[マナゾーン]]から[[文明]]も[[進化]]も関係なく[[クリーチャー]]を全て[[バトルゾーン]]に出すという豪快なもの。
この際、各[[クリーチャー]]の[[cip]]や[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に出たことによって[[トリガー]]する[[効果]]は一切使えないという特殊な条件が付く。[[常在型能力]]によって[[トリガー]]する「[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に出た時[[カード]]を1枚[[引く]]」などの[[効果]]や、([[トリガー能力]]ではなく[[状況起因処理]]だが)同[[文明]]の[[コマンド]]が出ても[[封印]]は外れる処理などが不発に終わる。これによって、[[トリガー能力]]の連鎖による[[コンボ]]の発生を未然に防いでいる。

ただし、[[注釈文]]のとおり、[[常在型能力]]をはじめとする「[[ターン]]中に機能する[[能力]]」は無視されない。特に相性が良いのは同時期に出た[[自然]]の新[[能力]]の[[マッハファイター]]であり、[[cip]]を使えず抵抗ができない相手[[クリーチャー]]を[[マッハファイター]]で襲う、という[[デザイナーズコンボ]]が組まれている。[[マナ]]から出た敵[[クリーチャー]]を[[戦闘>バトル]][[破壊]]することで、疑似[[ランデス]]をすることができる。[[スピードアタッカー]]や[[逆フュリー・チャージ]]、[[フュリー・チャージ]]も「[[ターン]]中に機能する[[能力]]」であるため、その[[能力]]を行使することができる。そのため、[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]や[[《伝説のレジェンド ドギラゴン》]]などもその[[ターン]]すぐさま[[攻撃]]することができる。

一方で、[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に出る''前''に処理される[[置換効果]]についてはそれぞれ置き換えが発生する。
[[クリーチャー]]を出す順番は[[《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》]]と同様[[ターン]][[プレイヤー]]からとなる。自分の[[ターン]]中にこの[[呪文]]を唱えて[[マナゾーン]]から自分の[[《単騎連射 マグナム》]]、または[[《龍世界 ドラゴ大王》]]+[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]を[[バトルゾーン]]に出せれば、こちらも自分は[[クリーチャー]]を大量展開して相手は大量[[ランデス]]という状況になり、[[《超九極 チュートピア》]]をこちらが最後に出せば、相手の[[マナゾーン]]だけが一切動かないという現象が発生する。

2018年6月現在の[[環境]]を意識すれば、[[【青緑コントロール】]]に入れて[[《水上第九院 シャコガイル》]]を複数体[[踏み倒し]]、相手の[[ターン]]の初めに[[ドロー]][[能力]]を解決してそのまま[[エクストラウィン]]、という使い方が有効である。[[cip]]を無視するため、[[《水上第九院 シャコガイル》]]の[[山札]]回復が無視される点も好相性。また、ひたすら[[マナブースト]]と[[手札補充]]でリソースを稼ぎ、この[[呪文]]と[[踏み倒し]]先の[[フィニッシャー]]を有効活用する専用構築の[[【轟破天九十九語】]]も成立した。
2018年6月のこのカード登場近辺の[[環境]]を意識すれば、[[【青緑コントロール】]]に入れて[[《水上第九院 シャコガイル》]]を複数体[[踏み倒し]]、相手の[[ターン]]の初めに[[ドロー]][[能力]]を解決してそのまま[[エクストラウィン]]、という使い方が有効である。[[cip]]を無視するため、[[《水上第九院 シャコガイル》]]の[[山札]]回復が無視される点も好相性。また、ひたすら[[マナブースト]]と[[手札補充]]でリソースを稼ぎ、この[[呪文]]と[[踏み倒し]]先の[[フィニッシャー]]を有効活用する専用構築の[[【轟破天九十九語】]]も成立した。

[[クリーチャー]]面は[[コスト]]の割に単独でゲームエンドに持ち込めない事が過小評価されがちだったが、[[呪文]]面が間に合わない場合に[[《ソイルピンプ・キャベッジ》]]で早出しして[[1ショットキル]]が狙える事が評価されている。

-[[《異端流し オニカマス》]]のような[[置換効果]]ではない[[コスト踏み倒しメタ]]の大半を無視して[[クリーチャー]]を着地させることができるという点も高評価につながっている。もちろん自分がこれらの[[クリーチャー]]を出して相手の[[クリーチャー]]を[[ロック]]させることはできないが、[[常在型能力]]同士を組み合わせて[[エクストラウィン]]を狙う場合はむしろ都合が良いといえる。
--しかし、先述の[[《単騎連射 マグナム》]]や[[《悪魔神バロム・クエイク》]]等はもちろんのこと、着地そのものを禁ずる[[《洗脳センノー》]]等は無視できない。これらに対するケアができるようであれば、[[コンボ]]の成功率はより高くなる。
--しかし、先述の[[《単騎連射 マグナム》]]や[[《悪魔神バロム・クエイク》]]等はもちろんのこと、[[バトルゾーン]]に出ることそのものを禁ずる[[《洗脳センノー》]]等は無視できない。これらに対するケアができるようであれば、[[コンボ]]の成功率はより高くなる。
//180617 DEL leblanc 踏み倒しを妨害するクリーチャーの名前が羅列されていましたがページ内の可読性を損ねる過剰記述として削除。記述ガイドラインより『簡潔かつ適正な量の記述を心がけてください。長けりゃ良いってもんじゃないです。』

-公式Q&Aによればこの[[カード]]と[[《キングダム・オウ禍武斗》]]は同じ[[名前>カード名]]を持つ[[クリーチャー]]でありながら別の[[カード]]として扱われるのでそれぞれ4枚ずつ[[デッキ]]に入れる事が可能である。但し[[クリーチャー]]の[[能力]]的に1枚でもあれば充分にオーバーキルになり得る性能のため[[クリーチャー]]版も4枚積む必要性は薄い。

-[[《革命類侵略目 パラスキング》]]や[[《サイバー・J・イレブン》]]を含む[[クリーチャー]]10体を[[踏み倒せ>踏み倒し]]ば、それだけで[[エクストラウィン]]が成立。また、[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]でも他の10体を下に重ねて[[エクストラウィン]]を狙うこともできる。前者は[[常在型能力]]、後者は([[進化クリーチャー]]であるため)[[召喚酔い]]のない[[アタックトリガー]]なので、[[呪文]]面に課された制約を受けない。同時に[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出す[[効果]]は厳密にはアクティブ[[プレイヤー]]から順に行うため、相手が[[常在型能力]]による[[敗北回避能力]]を発揮する[[クリーチャー]]を出す前に勝利に入れる。[[光]]か[[闇]]に限定すれば、[[《ペイント・フラッペ》]]でも良いが、[[文明]]の壁はそれなりに大きい。

-[[G・リンク]]および[[リンク]]した時の[[能力]]は無視されない。[[ヘヴィ・デス・メタル]]を全て[[踏み倒す>踏み倒し]]のも一興か。

-無視されるかされないかの基準は原則として、[[バトルゾーン]]に着地した後で処理するか、着地する前に処理するかで判断すればよい。それを踏まえた上で「[[ターン]]中に機能する[[能力]]は有効である」と付け加えれば混乱は減る。

-同時に複数の[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]出るケースなので、この場合も例外ではなく、1体1体出す順番を決めて順次着地させる。

-「各[[プレイヤー]]」が主語なので、出す順番を決めるのはその[[クリーチャー]]の持ち主に決定権がある。

-[[置換効果]]の適用基準が対戦相手の[[マナゾーン]]の枚数に依存する[[《獣軍隊 ヤドック》]]は、1体1体着地しようとする度にチェックが入る。チェックが入り、一度適用対象となってしまった[[クリーチャー]]は以後[[マナゾーン]]から動くことはなくなる。

-《キングダム・オウ禍武斗》と《轟破天九十九語》が、つまりこの[[カード]]1枚自体が[[デザイナーズコンボ]]になっており、[[呪文]]面でこの[[クリーチャー]]を出すことで強制的に[[マッハファイター]]で倒す相手[[クリーチャー]]を呼んで《破天九十九語》の[[効果]]で[[シールド]]を割り、場を制圧し次の[[ターン]]で確実にトドメを刺すことができる。無論[[呪文]]側で使った[[カード]]は[[呪文]]として処理されるため、別の《キングダム・オウ禍武斗》をあらかじめ[[マナ]]に貯めておく必要があり複数持ちが基本になる。わざわざ[[クリーチャー]]側のみの[[《キングダム・オウ禍武斗》]]が存在するのも、資産力の乏しい子供でも高[[レアリティ]]の[[ツインパクト]]版が1枚だけでも[[コンボ]]を決められるようにするためだと思われる。
-《キングダム・オウ禍武斗》と《轟破天九十九語》が、つまりこの[[カード]]1枚自体が[[デザイナーズコンボ]]になっており、[[呪文]]面でこの[[クリーチャー]]を出すことで強制的に[[マッハファイター]]で倒す相手[[クリーチャー]]を呼んで[[破天九語]]の[[効果]]で[[シールド]]を割り、場を制圧し次の[[ターン]]で確実にトドメを刺すことができる。無論[[呪文]]側で使った[[カード]]は[[呪文]]として処理されるため、別の《キングダム・オウ禍武斗》をあらかじめ[[マナ]]に貯めておく必要があり複数持ちが基本になる。わざわざ[[クリーチャー]]側のみの[[《キングダム・オウ禍武斗》]]が存在するのも、資産力の乏しい子供でも高[[レアリティ]]の[[ツインパクト]]版が1枚だけでも[[コンボ]]を決められるようにするためだと思われる。

-アニメ「デュエル・マスターズ!」では[[カブト鬼]]が[[切札]]として使用している。
「[[切札 ジョー]]vs[[ミノガミ]]」(2戦目)では[[カブト鬼]]から受け取ったこのカードを[[ミノガミ]]が使用。
《キングダム・オウ禍武斗》を召喚し、[[マッハファイター]]で[[《バツトラの父》]]に攻撃し、[[破天九語]]を決めた。
--また、50話で[[ミノマル]]に託された[[マスターカード]]の中で唯一、[[ツインパクト]]の呪文側を使用していない。

**関連カード [#h435cc9b]
-[[《キングダム・オウ禍武斗》]]
-[[《ハザード・オウ禍武斗/禍武斗の轟印》]]
-[[《暴命天 バラギアラ/ガイアの目覚め》]]
-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《マナの長老 ジョウモン爺/枯れ葉マナ隠し》]]

**収録セット [#se5beb5e]
-illus.[[Mikio Masuda]]
--[[DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]

**参考 [#ue66f351]
-[[グランセクト]]
-[[マッハファイター]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[破天九語]]
-[[クリーチャー]]
-[[マナゾーン]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[無視する]]
-[[ツインパクト]]
-[[ツインパクト化]]

-[[カブト鬼]]
-[[ガイアハザード]]

-[[【轟破天九十九語】]]