#author("2018-08-12T13:57:22+09:00","","") *《オリオティス・ジャッジ》 [#s58664d9] |オリオティス・ジャッジ R 光文明 (3)| |呪文| |S・トリガー| |各プレイヤーは、自身のマナゾーンにあるカードの枚数以上のコストを持つクリーチャーをすべて、好きな順序で自身の山札の一番下に置く。| [[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]で登場した[[光]]の[[呪文]]。 持ち主の[[マナ]]の枚数以上の[[コスト]]を持つ[[クリーチャー]]を全て[[デッキボトム]]に送ってしまう。[[《制御の翼 オリオティス》]]の持つ[[常在型能力]]を[[バトルゾーン]]にいる[[クリーチャー]]全員にかけるといった趣の[[効果]]である。 [[《制御の翼 オリオティス》]]と同じく[[コスト踏み倒し]]で登場した高[[コスト]][[クリーチャー]]や、[[バトルゾーン]]に出す実質[[コスト]]が名目[[コスト]]よりも低くなりやすい[[サイキック・クリーチャー]]・[[ドラグハート・クリーチャー]]などに有効で、それらを主体とした[[デッキ]]には非常に[[刺さる]]。 性質上、元々の[[コスト]]が[[デュエル・マスターズ]]の[[山札]]枚数を超えてしまっている[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]](コスト99)や[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]](コスト71)、[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]](コスト50)等は回避のしようがない。特に[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]は敗北に直結してしまうので致命的。 [[革命編環境]]で猛威を振るう大型[[侵略]]持ち[[クリーチャー]]に対しても有効であり、[[S・トリガー]]も持つためそれらに[[シールド]]を[[ブレイク]]された際にカウンターとして発動することも狙える。 また事前に[[バトルゾーン]]に出しておく必要があった既存の[[コスト踏み倒し]][[メタ]]と比べ、[[コスト踏み倒し]]による登場を許してしまった後でも対処できるのは大きな利点である。 ただし[[効果]]の都合上、[[マナ]]が十分増えたゲーム後半では大きく弱体化してしまう。使用する際は素早く発動できるよう[[デッキビルディング]]を工夫する必要があるだろう。基本的には[[光]]を含む[[【速攻】]]か、序盤を耐えれば勝ちをほぼ確定できる[[天門ループ]]での運用が基本になるかと思われる。 [[革命編環境]]終期や[[革命ファイナル環境]]では[[コスト踏み倒し]]系に対する強力な[[メタ]]として活躍し、デッキカラーに[[光]]が含まれるならほとんどのデッキで採用されていた。特に[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]系列の[[デッキ]]はマナゾーンからの踏み倒しを行うので、このカード1枚で相手の盤面をすべて処理できることもざらであった。 革命ファイナル環境終期になると[[【5色ドギラゴン剣】]]の流行によって[[《音精 ラフルル》]]の強力さに注目が集まり、それに伴い[[S・トリガー]]呪文としての立場が若干下がった。また、[[緑単ループ]]など[[ウィニー]]中心のデッキには腐るという面も目立った。 [[新章デュエル・マスターズ]]環境初期は[[ビートジョッキー]]や[[ジョーカーズ]]など小型中心の種族がプッシュされており、それらを使ったデッキのシェアがそれなりに高くなっていたため、ますます腐る場面が増えた。 しかし、[[新章デュエル・マスターズ]]環境中期から[[【墓地ソース】]]や[[赤青レッドゾーン>【赤単レッドゾーン】]]など早期に中重量級を扱うデッキが息を吹き返したので、[[コントロール]]型の[[ジョーカーズデッキ>【ジョーカーズ】]]に採用されるなど環境に復帰した。 [[双極篇]]に入ると、[[《卍 デ・スザーク 卍》]]や[[《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》]]などの無月の門を使ったデッキや、ノーコストで[[バトルゾーン]]に出せる[[《轟轟轟ブランド》]]を使ったデッキが流行。どちらのデッキも、このカードが致命的に刺さるため、このカードの使用率はさらに跳ね上がることとなった。 -元となった[[《制御の翼 オリオティス》]]とは違い「自身のマナゾーンにあるカードの枚数&bold(){以上}」である為、相手が全ての[[マナ]]を正規に払い[[召喚]]した[[クリーチャー]](例えば3[[マナ]]の時点で[[バトルゾーン]]に出した3[[コスト]][[クリーチャー]]など)でも返しの[[ターン]]に唱えれば[[山札]]に強制送還させてしまう。また、[[ランデス]]を絡めて[[マナ]]を減らす事で、[[除去]]範囲を飛躍的に広げる事ができる。 -上記のような性質から、「不正は許さない!」と発言している[[《オリオティス》>《制御の翼 オリオティス》]]自身が不正をしている、冤罪ではないのかと揶揄される事も。&br;イラストでは[[《白骨の守護者ホネンビー》]]が手痛い目にあっているが、果たして彼は本当に不正を働いていたのだろうか。([[墓地肥やし]]から[[リアニメイト]]に繋げるのによく使われる[[カード]]であるのは事実だが) -ちなみに対象を取っていないので、そのまま手打ちしただけで禁断解放した[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を場から離してデュエルに勝利することが可能。このカードが見えたら禁断解放しないプレイングも必要となる。 --互いに[[封印]]されていない[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が存在する状況で《オリオティス・ジャッジ》を撃った場合、[[《Dの禁断 ドキンダムエリア》]]や[[《禁断C マーモ》]]などで保護してやらない限り自分([[アクティブ・プレイヤー]])の負けとなる。これは「各プレイヤー」が主語の場合、必ずアクティブ・プレイヤーから優先して処理が行われるためである。 -[[《母なる聖域》]]などで1ターン早く出てきた[[《聖霊王アルファディオス》]]も山札に送れる。アルファディオスを除去できるカードは非常に限られているのでコスト3でそれが可能なのは大きい。 -上記の通り[[ランデス]]と相性がよく、お互いの[[マナ]]を大量に[[ランデス]]する[[《エクス・リボルバー・ドラゴン》]]や[[《未知なる弾丸 リュウセイ》]]と組み合わせることで軽い[[リセット]]カードにもなる。低[[コスト]]なので[[《ドリル・スコール》]]などとも組み合わせるのは難しくない。 -運良く相手ターン中に[[S・トリガー]]で[[《魔天降臨》]]を引き当てたらそれを使って、返しのターンにこのカードを使うと良い。そうすれば相手のマナも盤面もボロボロになり、後は悠々とコントロールするだけである。[[ドロマー超次元]]などで1ターンの密度を上げてワンチャンスを作りたければこれは覚えておくと良いだろう。 -アニメ「VSRF」第34話では[[切札 勝太]]が[[バサラ]]戦で使用。[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]を除去し勝負を決めようとしたが、[[置換効果]]を発動され失敗に終わった。&br;このカードは事前に[[ドラゴン龍]]経由で[[ルシファー]]から貰っていたが、使用時まで何のカードか明かされなかった。このタイミングで出るのは十中八九[[DMR-23>DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」]]の新カードであろうと考え、唐突な既存ガチカードの登場に驚いた視聴者も多いのではないかと思われる。 -このカードの登場以降、[[《シディアン・ビーティス》]]や[[《サイコロプス》]]といった類似カードも作られていった。それぞれデッキによって使い分けよう。 **関連カード [#eaf3c988] -[[《制御の翼 オリオティス》]] -[[《白骨の守護者ホネンビー》]] **[[フレーバーテキスト]] [#c18a811e] -[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]&br;&italic(){[[不正>コスト踏み倒し]]は許さない! ---制御の翼 オリオティス} -[[DMX-24>DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」]]&br;&italic(){受賞者相手でも、今後も厳しい裁きを下していきます。 ---[[制御の翼 オリオティス>《制御の翼 オリオティス》]]} -[[プロモ>プロモーション・カード]]&br;&italic(){GPでの素晴らしき激闘に、拍手!} **収録セット [#l25c8753] -illus.[[Yuukoo009]] --[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]] --[[DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」]]([[Dramatic Card]]) -illus.[[shosuke]] --[[プロモーション・カード]](P15/Y16) **参考 [#u56fc4bd] -[[S・トリガー]] -[[メタカード]] -[[コスト踏み倒し]] -[[マナゾーン]] -[[全体除去]] -[[山札の下]] -[[山札送り]]