#author("2018-12-15T18:31:34+09:00","","")
*《アルカディア・スパーク》 [#af86cb18]

|アルカディア・スパーク P 光/水文明 (8)|
|呪文|
|S・トリガー|
|次のうちいずれかひとつを選ぶ。バトルゾーンに自分のエンジェル・コマンドがあれば、両方を選んでもよい。|
|►相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそれを自身の山札に加えてシャッフルし、その後カードを1枚引く。|
|►相手のクリーチャーをすべてタップする。|

[[DMD-32>DMD-32 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 聖霊王の創世」]]で登場した[[光]]/[[水]]の[[S・トリガー]][[スパーク]][[呪文]]。

[[モード]]で[[《スーパー・スパーク》]]か、強化版[[《サイバー・ハンド》]]([[山札送り]])かのいずれかの[[効果]]を選んで使える。自分の[[エンジェル・コマンド]]がいれば両方を選ぶことができる。

[[S・トリガー]]付きの全体[[タップ]]は言うまでもなく強力。[[モード]]で[[除去]]が撃てる面では[[《ボルメテウス・ホワイト・フレア》]]を、色の面では[[《反撃のサイレント・スパーク》]]を、[[エンジェル・コマンド]]で2つとも使える面では[[《ヘブンズ・ダブルテイル》]]を髣髴とさせる。[[クリーチャー]][[除去]]に制限はないため、[[《支配のオラクルジュエル》]]や[[《龍脈術 水霊の計》]]では対応し切れなかった場面でも、返しの[[ターン]]の獲得に期待が持てる。

特筆すべきは[[山札送り]]を選んだ場合、否応なく相手に1[[ドロー]]を強要する点。
[[デュエル・マスターズ]]は「可能な限りできる処理は全て行う」という大原則があり、「そうした場合」ではなく「その後」であるため、実際に戻す対象を選び、他の[[ゾーン]]へ移動させたか否かは[[ドロー]]の可否に影響しない。これは[[《蒼神龍ヴェール・バビロニア》]]の[[cip]]と同じである。
したがって、無限に唱え続けることができれば[[《黒神龍ザルバ》]]同様に[[ライブラリアウト]]で勝つことができる。

デッキによっては[[《反撃のサイレント・スパーク》]]で事足る場面も多かろうが、[[無限ループ]]戦略という観点から見ると、今までの[[《光霊姫アレフティナ》]]のような立ち位置の[[フィニッシャー]]を[[S・トリガー]]として、[[除去]]してよし、[[止め>スパーク]]てよし、挙句の果てには[[ライブラリアウト]]フィニッシュしてよしという三拍子が揃った[[上位互換]]に差し替えることができる、ということを意味する。[[ループ]][[デッキ]]が抱える問題点を解消する待望の1枚となりうるのだ。

今後は[[【天門ループ】]]、[[【マーシャルエクストラウィン】]]、[[【ラララオプティマス】]]などで、防御トリガー兼フィニッシャーとして活用されていくことが見込まれる。

-[[多色]]かつ[[光]]の[[除去]][[呪文]]なので[[《聖霊王アルファディオス》]]、[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]の両方に対応できる。多くのアルカディアスシリーズに対応できる[[S・トリガー]]だが、同じ[[DMD-32>DMD-32 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 聖霊王の創世」]]で新たに登場した[[《聖霊王アルファリオン》]]には無力。
--ちなみに、[[光]]の[[S・トリガー]][[呪文]]の中では[[《聖霊王アルファディオス》]]を無条件で[[除去]]できる初の[[カード]]。

-[[【5色ドギラゴン剣】]]における防御札としても需要がある。[[マナ基盤]]になる上に除去の質も高く、1ターンを凌ぐ相手全[[タップ]]もある。さらに[[タップ]]は選んでいるわけではないので[[《異端流し オニカマス》]]を[[タップキル]]するのに有用。8コストというサイズから[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]の踏み倒し射程範囲外なのが残念なところ。

-[[《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》]]と一緒になって[[【ラララオプティマス】]]を一気に[[メタゲーム]]に押し上げた。第3回[[公認グランプリ]]では準優勝を収め、一躍有名となる。

-「相手は(中略)、その後カードを1枚引く。」なのか、「相手は(中略)、その後(自分が)カードを1枚引く。」なのか、一見不明瞭なテキストである。だが、公式サイトの裁定により[[《サイバー・ハンド》]]のように相手ドローで確定のようだ。

-何らかの事情([[アンタッチャブル]]や不在の場合)で[[山札送り]]の対象を選べなかった場合、強制[[ドロー]]前に[[シャッフル]]させると厳密にはルール違反となる。読点で区切られるまで[[山札送り]]と[[シャッフル]]が一連の処理として位置づけられているのがその理由。あくまで[[ドロー]]のみが独立処理となっている。逆に[[《光器パーフェクト・マドンナ》]]等の「バトルゾーンを離れることを置換してしまう」系の[[クリーチャー]]がいる場合、無限に唱えると常に「選んでは[[シャッフル]]」を繰り返すハメになる。大抵は最後まで完遂する前に省略が認められるだろう。

-実物の[[カード]]では[[多色]][[カード]]にもかかわらず、[[テキスト]]に[[マナ]][[タップイン]]の記述が存在しない。[[《夜露死苦 キャロル》]]や[[《青音の精霊龍 リンガール》]]のように今後[[エラッタ]]が出される案件だろう。

-[[カードイラスト]]では技を放つ[[《聖霊王アルカディアス》]]の姿が。

**関連カード [#cc605457]
-[[《ボルメテウス・ホワイト・フレア》]]
-[[《反撃のサイレント・スパーク》]]
-[[《ヘブンズ・ダブルテイル》]]
-[[《支配のオラクルジュエル》]]

**収録セット [#l400f2c0]
-illus.[[lack]]
--[[DMD-32 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 聖霊王の創世」]]
--[[DMRP-06 「双極篇 第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!」]]([[ウルトラゴールデンカード]])

**参考 [#q452ed22]
-[[タップイン]]
-[[S・トリガー]]
-[[スパーク]]
-[[モード]]
-[[山札送り]]
-[[ドロー]]
-[[タップ]]
-[[エンジェル・コマンド]]