#author("2018-12-27T03:31:14+09:00","","")
#author("2019-02-14T18:55:34+09:00","","")
*《あたりポンの&ruby(すけ){助};》 [#x3a7ae24]

|あたりポンの助 SR 無色[ジョーカーズ] (6)|
|クリーチャー:ジョーカーズ 6000|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、《あたりポンの助》以外のクリーチャーのカード名を1つ選ぶ。|
|選んだ名前を持つクリーチャーの能力をすべて無視する。|

[[DMRP-04魔>DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」]]で登場した[[ジョーカーズ]]。

[[cip]]でクリーチャー名を1つ選び、そのクリーチャーの能力を無力化するというデュエマの歴史でも類を見ない能力を持つ。

具体的に言えば、この[[カード]]で指定された[[クリーチャー]]は
-[[ブロッカー]]を持っていても''[[ブロック]]に参加できない''
-[[アンタッチャブル]]を持っていても''選択できるようになる''
-[[アンブロッカブル]]を持っていても''[[ブロック]]されるようになる''
-例え[[ワールド・ブレイカー]]を持っていようとも''1枚しか[[シールド]]を[[ブレイク]]できない''
-[[解除]]・[[龍回避]]を持っていたとしても''1回の[[除去]]で[[超次元ゾーン]]に強制送還''
-[[すべてのバトルに勝つ]]を持っている[[クリーチャー]]でも''[[パワー]]さえ勝っていれば[[バトル]]で殴り倒せる''
-条件を満たしていても''[[覚醒]]や[[覚醒リンク]]ができない''

といったように、どれだけ強力な[[クリーチャー]]だろうと[[能力]]が無視され、単なるバニラ同然になってしまう。
ただし、''[[能力]]に含まれない[[注釈文]]までは無視できない''ので、例えば[[アンタッチャブル]]の(ただし、このクリーチャーを[[攻撃]]または[[ブロック]]してもよい)などを無視することはできない。
//[[G・リンク]]をした[[ゴッド]]を1枚で[[除去]]する事はできない。
//「G・リンク」自体が無視・無効となる裁定になる可能性ありなのでコメントアウトします

[[フレーバーテキスト]]から察するに、デメリット能力を持つ[[《はずれポンの助》]]を大量に[[バトルゾーン]]に展開した後にこのカードをバトルゾーンに出し、[[《ダイヤモンド・カッター》]]の如く一斉攻撃で相手にトドメを刺す[[デザイナーズコンボ]]も想定されていると思われる。[[《はずれポンの助》]]は低[[コスト]]なので揃えやすいものの、[[パワー]]が低いため[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]や[[《ハムカツ団の爆砕Go!》]]などで一網打尽にされるので注意。
-[[フレーバーテキスト]]では『「はずれ」が「あたり」に、「使えない」が「使える」ようになる』とあるが、[[《はずれポンの助》]]以外のほとんどの[[クリーチャー]]にとっては「使える」が「使えなく」なってしまう。

登場以降カウンター封じとして[[【ジョーカーズ】]]でもポツポツと使われており、無色である都合上[[【ターボゼニス】]]の隠し味として採用されることも。[[コンボ]]の始動を特定の[[クリーチャー]]に頼る[[ループ]]系統に対するメタとしても優秀。[[《ドンジャングルS7》]]による呼び出し範囲内なので、[[【緑ジョーカーズ】]]でも十分採用圏内。[[マッハファイター]]を活かしてのJチェンジで出てくれば、パワー6000を活かしてバトルによる除去ができる上に、コスト踏み倒しメタも無効化するのでその後の展開も楽になる。

-[[デュエマゴールデンリスト]]にリストアップされなかった為か、[[DMR-04 魔>DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」]]から僅か9ヶ月後の[[DMEX-03>DMEX-03 「ペリッ!!スペシャルだらけのミステリーパック」]]にて[[再録]]。

**ルール [#u3bc8606]

無視される対象はあくまで''[[バトルゾーン]]にあるクリーチャーだけ''である。この為、[[ニンジャ・ストライク]]・[[革命チェンジ]]・[[革命0トリガー]]・[[マナ召喚]]・[[代替コスト]]・[[マッドネス]]といった''「[[バトルゾーン]]以外の場所で参照される[[能力]]」までは無視できない''。
-これにより、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]・[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]を指定した場合、[[禁断解放]]と[[禁断爆発]]によって[[封印]]されることもなく、[[アンタッチャブル]]や除去耐性を無視して除去することが可能になる上に、[[《ドキンダムX》>《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の持つバトルゾーン以外の場所で機能する[[特殊敗北条件]]はそのままという完全なメタカードとなりうる。
-「バトルゾーン以外のゾーンに行った場合[[超次元ゾーン]]に戻す」と[[注釈文]]のある[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート・クリーチャー]]も、前述のように[[注釈文]]は無視の対象外かつ、仮に無視されたとしても場を離れた時点で無視が解除されるためバトルゾーンを離れた場合かならず[[超次元ゾーン]]に送還される。

選ばれた[[クリーチャー]]はあくまで能力が無視されるだけでありテキストが無くなるわけではないため、[[《解放の女傑 ドラクロワ》]]や[[《ナメナメ・ナメコー》]]などの[[バニラ]]サポートは受けられない。

指定できるのは[[クリーチャー]]だけである。なので、[[クロスギア]]や[[D2フィールド]]を無効化したり、[[最終禁断フィールド]]をただの邪魔者にしたりする事はできない。
また、[[クリーチャー]]の[[能力]]が対象であり、自身の[[能力]]以外による[[パワー]]の増減や[[種族]]及び名前の[[付与]]などは無効にできない。
//また、「クリーチャー自身が持っているテキスト」である能力が対象であり、[[呪文]]や[[クロスギア]]などで新たに付与される[[能力]]までは無効にできない。
//現在は裁定が変更され能力を付与できない。公式Q&Aもそのように更新された。

[[4枚以上デッキに入れることができる]]能力を持つクリーチャーを無効化しても、デッキ構築のルール違反となって敗北することはない。公式サイトのQ&Aでは、「デッキ構築のルールはゲーム開始前にチェックされます。ゲームの途中でデッキ構築ルールと異なる状況になったとしても問題はありません。」とある。

「選んだ名前を持つ」クリーチャーを対象にするため、''指定された名前を含む[[クリーチャー]]全てが対象になる。''(2018年2月2日付公式HPのQ&Aに掲載)
この為、例えば[[《禁断》]]を選択すると、[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]やその配下の[[イニシャルズ]]達まで対象になってしまう。このように他のクリーチャーの名前を完全に含むクリーチャーについては[[《原罪の悪魔龍 グルデムボウ》]]のページを参照。

[[《あたりポンの助》]]自身が対象になった場合、その発生源である無視する能力も消えてしまう矛盾が発生するが、そのような場合は無視が優先され結果として自身が[[バニラ]]になるだけとなる。
-例) [[《あたりポンの助》]]が[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]を宣言した後、自身に[[《竜装 ムシャ・レジェンド》]]を[[クロス]]、[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]の名前を得た場合はそれ以降[[クロス]]している[[《あたりポンの助》]]自身の能力はないものとして扱われ、[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]の能力は無視されなくなる。

「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる[[能力]]を持つため[[ジョラゴン・ビッグ1]]で[[能力]]を使う事ができる。ただし選んだ[[クリーチャー]]の能力を[[能力]]を無視する[[能力]]は[[cip]]とは別の[[能力]]であるため、''[[クリーチャー]]の名前を選ぶだけで何も起こらない''。

**その他 [#v847c954]

-アニメ「デュエル・マスターズ(2017)」46話では、増えすぎた[[《はずれポンの助》]]のために作られた里の主として登場。担当声優は[[ナレーターの助]]と同じ高木渉氏。[[古今 プリ人]]とのデュエマで、[[切札 ジョー]]はこの[[カード]]1枚と[[《はずれポンの助》]]39枚という極端な[[デッキ]]構成を強いられる事になったものの、前述の[[デザイナーズコンボ]]を完成させ勝利した。

-アニメ「デュエル・マスターズ!」21話では[[切札 ジョー]]が[[シンタロー]]戦で使用。[[《おテントさん》]]の[[Jチェンジ]]で登場し、[[《超宮城 コーラリアン》]]の[[ブロッカー]]を無力化しシールドを2つブレイクした。
なお、この[[Jチェンジ]]の際に「チェンジよのう〜」と発言している。
(劇中では「コーラリアン」としか指定しなかったが、実際の対戦では[[フルネームで指定しなければ効果がない。>《原罪の悪魔龍 グルデムボウ》]])

**関連カード [#hda99b64]
-[[《はずれポンの助》]]
-[[《夜のポンの助》]]
-[[《メタルポンの助》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#x1b68024]
-[[DMRP-04魔>DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」]](通常版)&br;'''私のおかげで「はずれ」が「あたり」に、「使えない」が「使える」ようになるとは、よかったのう〜。 ---あたりポンの助'''
-[[DMRP-04魔>DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」]]([[シークレット版>シークレットカード]])&br;'''[[はずれポンの助>《はずれポンの助》]]は、いくらでも並べられるけど、所詮は「はずれ」。どれだけいても役立たず。しかし、そこにあたりポンの助が登場すると・・・・・・一気に大軍勢となるのだ!!'''
-[[DMEX-03>DMEX-03 「ペリッ!!スペシャルだらけのミステリーパック」]]&br;'''大あたりー! おめでとうであるーー! ……だが、これ以上の大あたりがあるとのウワサである。 ― あたりポンの助'''

**収録セット [#qd936567]
-illus.[[KOUSAKU]]
--[[DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」]]
-illus.[[KAWA102]]
--[[DMEX-03 「ペリッ!!スペシャルだらけのミステリーパック」]]

**参考 [#v217df93]
-[[ジョーカーズ]]
-[[打ち消し]]
-[[無視する]]

**公式Q&A [#ge52c661]
<Q.「能力をすべて無視する」とはどういうことですか?
A.そのカードに書かれているルールテキストをないものとして扱うということです。テキストボックスが一度白紙になるとイメージしてください。「W・ブレイカー」などのブレイカー能力もなくなります。
<Q.手札にある選ばれた名前を持つクリーチャーの革命チェンジやニンジャ・ストライクは使えなくなるのですか?
A.いいえ、使うことができます。ゾーンを指定せずにクリーチャーと言う場合はバトルゾーンに存在するクリーチャーのことを指します。バトルゾーンに出る前に何かさせる能力は使うことが可能です。
<Q.手札にある選ばれた名前を持つ進化クリーチャーは出せますか?
A.はい。進化もバトルゾーンに出る方法をバトルゾーンに出る前に決定する能力ですので、名前を指定されていても出すことは可能です。また、召喚酔いがないというルールは、進化クリーチャーというカードタイプが持つ事実ですのでなくなることはありません。
<Q.選んだ名前を持つクリーチャーに、呪文やクロスギアなど他の効果によって能力を得たり与えられたりしていた場合、それは無視されますか?
A.はい、クリーチャーが呪文やクロスギアなど他の効果によって能力を得たり与えられたりしていた場合、それはクリーチャーの能力となりますので無視されます。(「ブロッカー」や「スピード・アタッカー」得たり与えられた場合、それはクリーチャーの持つテキストの一部とみなします。)
ただし、パワーの増減や、クリーチャーに関する特性を定義するもの(文明を追加したり、ブロックされない状態にしたり、破壊されなくしたり)はテキストとして得ているわけではないので無視されません。
<Q.《あたりポンの助》で《ボルメテウス・武者・ドラゴン》を指定した後、《あたりポンの助》に《竜装 ムシャ・レジェンド》をクロスして名前に《ボルメテウス・武者・ドラゴン》を追加しました。どうなりますか?
A.《ボルメテウス・武者・ドラゴン》である《あたりポンの助》のテキスト自体が無視されます。それ以降《あたりポンの助》はテキストのないカードとして扱われ、例え新たに《ボルメテウス・武者・ドラゴン》がバトルゾーンに出たとしても、《あたりポンの助》のテキストが無視されているので《ボルメテウス・武者・ドラゴン》が無視されることはありません。
<Q.《あたりポンの助》で指定した名前を、《名も無き神人類》の中央G・リンク360で指定した場合どうなりますか?
A.中央G・リンク360の能力は先にカード名を得てからリンクする能力ですので、名前を得た時点でカードのテキストが無視されリンクは行われません。その後も名前は得たままですので、《あたりポンの助》がいる限り再び中央G・リンク360を使うことはできません。
<Q.デッキに12枚の《はずれポンの助》が入っています。《あたりポンの助》で《はずれポンの助》を指定した時、「4枚より多くデッキに入れることができる」というテキストがなくなるとデッキが不正になりますか?
A.いいえ、デッキ構築上のルールはゲーム開始前にチェックされます。ゲームの途中でデッキ構築ルールと異なる状況になったとしても問題はありません。
<Q.このカードで選ぶカード名は実在するカードでなければいけませんか?
A.はい。このカードで選ぶカード名は実在するカードでなければいけません。 ただし、一度選んだらそれを名前に持つカードすべてに適用されることになります。 例えば、《禁断》を選んだ場合、《伝説の禁断 ドキンダムX》などの能力もすべて無視されることになります。
(更新日:2018.02.02)