#author("2018-11-08T01:27:43+09:00","","")
#author("2018-11-10T19:13:52+09:00","","")
*《“&ruby(ゴゴゴ){轟轟轟};”ブランド》 [#xa1be964]

|“轟轟轟”ブランド MAS 火文明 (7)|
|クリーチャー:ビートジョッキー 9000|
|マスターG・G・G:自分の手札がこのカードだけなら、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。|
|スピードアタッカー|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに火のカードがあれば、カードを1枚引く。その後、自分の手札を好きな枚数捨ててもよい。こうして捨てた手札1枚につき、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体、破壊する。|

[[DMRP-06>DMRP-06 「双極篇 第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!」]]で登場した[[ビートジョッキー]]。

新[[能力]]「[[マスターG・G・G]]」により、[[手札]]にある[[カード]]がこれ1枚だけであれば、0[[コスト]]で[[召喚]]できる。さらに、[[火]][[文明]]の[[カード]]が[[マナゾーン]]にあれば、[[cip]]により、[[カード]]を1枚引いた後、[[手札]]を好きな枚数[[捨てる]]ことで、その数だけ6000の[[火力]]を放つ。

比較的早期から[[クリーチャー]]を展開する都合上、息切れを起こしやすい[[ビートジョッキー]]の[[【速攻】]]の弱点を補ってくれるカードである。

[[能力]]で特に目を引くのは、やはり何と言っても目玉[[能力]]の[[マスターG・G・G]]。ノーコストで[[W・ブレイカー]]が飛んでくるのは[[《百万超邪 クロスファイア》]]の例を見ればわかる通り非常に強力。それが[[カード]]を1枚引きながら現れるのだから相手からすれば無視できない脅威となる。
一見すると条件はやや厳しいように見えるが、毎[[ターン]]なんらかの[[カード]]を2枚以上使用することができれば、必ずどこかでこの[[能力]]を発動する機会は訪れる。この[[カード]]が入るであろう序盤からガンガン攻めるタイプの[[デッキ]]で、そのチャンスを作るのは特に難しいことでもないだろう。

次に注目したいのは、条件を満たす事で行える[[ドロー]]とセルフ[[ハンデス]]の[[能力]]。この[[カード]]が出てくる状況下と言えば大抵の場合、手札は0枚である事が多いだろう。なので引いた[[カード]]がこの[[カード]]だった場合、即座に[[マスターG・G・G]]で[[召喚]]し、同様に[[ドロー]]する事でさらなる追撃を狙える。勿論それができなくとも、1[[ドロー]]するだけでも[[速攻>【速攻】]][[デッキ]]としては十二分に強力なものだろう。
次に注目したいのは、条件を満たす事で行える[[ドロー]]とセルフ[[ハンデス]]の[[能力]]。1[[ドロー]]は手札が枯渇しやすい[[速攻>【速攻】]][[デッキ]]としてはかなりありがたい能力。また、この[[カード]]は[[マスターG・G・G]]で召喚されることが多いため、この[[カード]]がバトルゾーンに出た時も、手札が0枚である事が多いだろう。そのため、このカードの能力でドローした[[カード]]がまたしても[[[《"轟轟轟”ブランド》]]だった場合、またして[[マスターG・G・G]]でただで[[召喚]]することができる。当然確率的にそう簡単に2枚目の《"轟轟轟”ブランド》が引けるわけではないが、覚えておいて損はないだろう、
また、[[手札]]を[[捨てる]]ことで放つ[[パワー]]6000以下の[[除去]]も侮れない。邪魔な[[ブロッカー]]や[[システムクリーチャー]]を狙い撃ちで[[破壊]]してやれる他、自分から[[手札]]を減らす事で後続の[[G・G・G]]や、[[ノー・チョイス]]のサポートも行える。

総じて、[[速攻>【速攻】]][[デッキ]]の弱点を広くカバーしてくれ、[[コンボ]][[デッキ]]にも採用可能な[[マスターカード]]の名に恥じない[[クリーチャー]]であると言えるだろう。今後の研究に期待がかかる1枚である。

-[[手札]]が少なくなればなるほど返って強みを増す都合上、[[《ニクジール・ブッシャー》]]との相性はかなり良好。[[手札]]が万全の状態であれば、たった1[[ターン]]目からこの[[クリーチャー]]と[[《ニクジール・ブッシャー》]]を並ばせる事ができる。そこから更に後続の《“轟轟轟”ブランド》を引く事ができれば、理論上は[[1ターンキル]]を達成することすら可能である。

-[[cip]]での1[[ドロー]]には[[火]]の[[マナ]]が必要だが、[[手札]]を[[捨てて>捨てる]]放つ6000[[火力]]に[[火]]の[[マナ]]は不要。これは、1[[ドロー]]の文と[[手札]]を[[捨てる]]文が「そうしたら(そうした場合)」ではなく「その後」で区切られているためである。

-パワー9000も地味に役立ち、自身の能力で[[タップイン]]させて[[殴り返し]]に来た[[《卍 デ・スザーク 卍》]]と相打ちを取れる。これに加えて[[《紅の猛り 天鎖》]]でリソースを確保することで、[[【“轟轟轟”ブランド】]]の明確な不利対面である[[【デ・スザーク】]]に対抗可能。

-[[ビートジョッキー]]2つ目の[[マスターカード]]である。背景ストーリーで[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]に敗れた[[《“罰怒”ブランド》]]が修行を経て手に入れた新たな姿。そのため《“罰怒”ブランド》とは同一人物の設定。

-[[Wizards of the Coast]]の真木孝一郎はこのカードの登場直後の時期に自身のツイッターで「1人では戦えない、アルゼンチン代表のサッカー選手であるリオネル・メッシのようなもの」という内容の評し方をしていた。ちょうどその頃は2018FIFAワールドカップの開催中であったため、時事ネタに絡めた格好となった。[[参考>https://twitter.com/tcg_maki/status/1011768557070213120]]

-[[火]]のトップレアの[[速攻>【速攻】]][[クリーチャー]]が、同じ[[レアリティ]]で帰ってくるというパターンは[[《ZEROの侵略 ブラックアウト》]]のものと似ている。他にも、全体的に黒く変化したデザインやイラストのポーズ、ピーキーになった速攻性能、アニメでは複数枚同時で登場など、あちらとは共通点が多い。

-効果判明から登場までの間、このカードの評価はそれほど高くなかった。手札を1枚消費するごとに1体に6000火力というのがささやかで、能動的に手札を削るという行為が[[《プラチナ・ワルスラS》]]や[[《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》]]による手札補充に慣れていた、[[新章デュエル・マスターズ環境]]での感覚が抜けきらないプレイヤーにあまり評価されなかった。ところが実際に登場すると、様々な[[【速攻】]]・[[中速]]の出張パーツになる上に、2ターンキルを現実的に行えるというデュエマの歴史を変える速度から環境に定着した。

-アニメ「デュエル・マスターズ!」では[[ボルツ]]が[[ゲジスキー]]戦で使用。[[手札]]0の状態から4連続の[[今引き]]によって4体出し、一気に逆転勝利した。&br;演出面では、ストーリー上の[[《“罰怒”ブランド》]]が複数存在しないためか、他の3体が分身のような姿になっていた。また、[[ボルツ]]の「1000回ブッ叩く」の宣言通り、[[ダイレクトアタック]]時には高速連続パンチを[[ゲジスキー]]にお見舞いした。
-アニメ「デュエル・マスターズ!」では[[ボルツ]]が[[ゲジスキー]]戦で使用。[[手札]]0の状態から4連続の[[今引き]]によって4体出し((実際のデュエルでは確率的にはほぼありえないため、視聴者からの批判が多い。実際、これを使われた[[でんでん]]も「インチキでんでん!」と言っている。))、一気に逆転勝利した。&br;演出面では、ストーリー上の[[《“罰怒”ブランド》]]が複数存在しないためか、他の3体が分身のような姿になっていた。また、[[ボルツ]]の「1000回ブッ叩く」の宣言通り、[[ダイレクトアタック]]時には高速連続パンチを[[ゲジスキー]]にお見舞いした。
--アニメ15話でも4連続召喚を決めていた。しかし、なぜかその後のシーンで手札が4枚もあった。恐らく作画ミスだろう。
--声を担当するのは[[《“罰怒”ブランド》]]と同じく林大地氏。ちなみに分身の一部の声は[[キラ]]や[[《ヤッタレマン》]]でお馴染みの豊永利行氏が担当している。

**関連カード [#yd3ec9f8]
-''Prev''
--[[《“罰怒”ブランド》]]
-[[《“GoGo”ブランド》]]

-[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]
-[[《勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス》]]
-[[《大噴火グレイト・プルーム》]]
-[[《威牙の幻ハンゾウ》]]

**収録セット [#b4be9e88]
-illus.[[Yuukoo009]]
--[[DMRP-06 「双極篇 第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!」]]

**参考 [#sbf12847]
-[[ビートジョッキー]]
-[[マスターG・G・G]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[マナゾーン]]
-[[火]]
-[[カード]]
-[[ドロー]]
-[[手札]]
-[[捨てる]]
-[[火力]]
-[[マスターカード]]
-[[【速攻】]]
-[[【“轟轟轟”ブランド】]]
-[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]
-[[【赤黒“轟轟轟”ブランド】]]
-[[【轟轟轟ステージュラ】]]
-[[【轟轟轟モルト】>【グレンモルトビートダウン】]]

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***公式Q&A [#t316d5c8]
<Q.手札がない時に、墓地にこのクリーチャーがあり、バトルゾーンに[[《死皇帝ハデス》]]があります。「マスターG・G・G」を使用してコストを支払わずにこのクリーチャーを召喚することができますか?
A.いいえ、「マスターG・G・G」はこのカードが手札に唯一のカードであることを必要とする能力です。墓地にある場合はこのカードが手札にないので使用することができません。