#author("2018-11-16T13:28:26+09:00","","") *&ruby(やまふだお){山札送};り [#xd2017f0] [[カード]]を持ち主の[[山札]]に置く[[効果]]のこと。 もっとも狭義には「[[バトルゾーン]]にある」「相手の[[カード]]を」[[山札]]に送るもの、すなわち[[除去]]を指す。 このページでは主に[[除去]]としての山札送りについて解説する。 |コーライル C 水文明 (5)| |クリーチャー:サイバーロード 2000| |このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の山札の一番上に置く。| #hr |サイバー・W・スパイラル SR 水文明 (9)| |クリーチャー:サイバー・コマンド 11000| |このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを2体まで選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加えてシャッフルする。| |このクリーチャーはブロックされない。| |W・ブレイカー| この[[効果]]の強い点は、相手が確実に[[ディスアドバンテージ]]を被る点である。 通常なら[[破壊]]がその性能を持つのだが、破壊は特に[[闇]]が得意とする[[墓地]]利用に使われたり、[[pig]]を発動させてしまったりする可能性がある。一方で山札送りはこれらを回避して[[除去]]することができることから、しばしば[[破壊]]よりも強力な[[除去]]として挙げられる事がある。 また、他の[[ゾーン]]に比べて狙った[[回収]]が難しいのも優秀。[[《ダーク・リバース》]]に対する[[《ディメンジョン・ゲート》]]のように、[[山札]]からの[[回収]]、すなわち[[サーチ]]は他の[[回収]]よりもかかる[[コスト]]が高い上、[[カードタイプ]]も限られやすい。 強いて弱点を挙げるとすれば、[[ドロー]]さえしていればそのうち[[手札]]に加わるので、どんな[[デッキ]]でも再利用の可能性があるところだろう。 また、相手は[[山札]]を回復してしまうため、[[ライブラリアウト]]を狙う[[デッキ]]とは基本的に相性が悪い。 **山札送りの種類 [#uc78ca74] [[山札]]には[[カード]]の順序があるため、山札の「どこに」送るかで性質が若干違ってくる。 「[[山札の上]]送り」→「送ってから[[シャッフル]]」→「[[山札の下]]送り」の順に再利用されにくい。 ***[[山札の上]]送り(デッキトップバウンス) [#bda77787] 最も再利用されやすいタイプ。[[除去]]した[[カード]]は返しの[[ターン]]の[[ドロー]]で相手の[[手札]]に帰ってくるため、時間稼ぎとしては[[手札]][[バウンス]]とあまり変わらない。 一方で、[[相手]]の[[ドロー]]を固定できるという点は他の2タイプにはない利点。相手が新しい[[カード]]を引く時間が遅れるほか、[[腐って>腐る]]いる[[カード]]を対象に撃てば[[バウンス]]以上に[[テンポアドバンテージ]]を削ぐ事ができる。連発してやれば一種の[[ドロー]][[ロック]]となる。 また、ささやかながら[[山札操作]]に対するメタにもなる。 ***[[山札]]に送ってから[[シャッフル]]させる [#p41d9031] [[山札]]のどこに送られたかがランダムとなり、[[手札]]に戻ってくるタイミングが予測しづらい。運次第では[[山札の上]]や[[山札の下]]に置かれることもある。 送った[[カード]]だけでなく山札全体が[[シャッフル]]されることから、[[除去]]と同時に[[山札操作]]に対する大きなメタにもなる。 [[《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]などでシャッフルすることが禁止されている場合、相手は山札の好きな位置にカードを置く事ができる。 ***[[山札の下]]送り(デッキボトムバウンス、ボトム送り) [#oe1300e6] 最も再利用されにくいタイプ。相手は[[ライブラリアウト]]寸前でしか同じ[[カード]]を再利用できない。他のカードゲームにおける「追放」や「除外」に近いと言ってもいい。 ただし、[[《カツラデランス》>《カツラデランス/「アフロ行きま〜す!!」》]]などのように山札の一番下を利用するカードも少しずつだが増えてきているため、過信は禁物。 [[山札]]を[[シャッフル]]された場合、このタイプの優位性は多少削がれてしまう。また、このタイプだけ[[山札操作]]に対するメタ性能がほとんどない。 **その他 [#tfbfca51] -山札送りによる[[全体除去]]は厳密には1枚ずつ順番に山札に置かれるという裁定である。よって、[[《オリオティス・ジャッジ》]]でクリーチャーを[[山札]]の一番下に置かれた場合、[[《ヤッタレ総長》]]の能力によって1枚ずつ参照できる(2018/2/22事務局正式回答)。 -強力な[[除去]]であることを配慮してか、[[《サイバー・ハンド》]]や[[《キャロルの空中ライブ》]]のようにその場での[[ドロー]]を許すことで[[ディスアドバンテージ]]を軽減させるものもある。 -[[《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]や[[《アクア・リアクター》]]など、一番上や一番下以外の特定位置にカードを送るものもある。 -この効果は[[水]]や[[無色]](特に[[ジョーカーズ]])に多く見られる。 **主な山札送り [#n9e61a14] (文明ごとにそれぞれ、クリーチャー➡︎呪文➡︎その他、の順で記載) 無色 -[[《「無情」の極 シャングリラ》]] -[[《双魔左神ディーヴォ》]] -[[《マキシマム・ザ・ジョニー》]] -[[《ゴールデン・ザ・ジョニー》]] -[[《ジョット・ガン・ジョラゴン Joe》]] -[[《燃えるデット・ソード》]] -[[《ドツキ万次郎》]] -[[《バイナラドア》]] -[[《デック・ザ・デッキー》]] -[[《最終兵ッキー》]] -[[《ポクチンちん》]] -[[《ザンジェットW7》]] -[[《無情秘伝 LOVE×HATE》]] -[[《トンギヌスの槍》]] -[[《タイム・ストップン》]] -[[《アリゾナ・ヘッドショット》]] -[[《フットンダ/ネルネ・ネルネルネ》]] -[[《キング・ザ・スロットン7/7777777》]] 光 -[[《制御の翼 オリオティス》]] -[[《絶対の畏れ 防鎧》]] -[[《オリオティス・ジャッジ》]] -[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]] 水 -[[《コーライル》]] -[[《超神星ネプチューン・シュトローム》]] -[[《サイバーX・ザナドゥ》]] -[[《蒼世神 ADAM》]] -[[《偽りの名 イージス》]] -[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]] -[[《サイバー・ハンド》]] -[[《サイバー・W・スパイラル》]] -[[《龍脈術 水霊の計》]] 闇 -[[《時空の封殺ディアス Z》]] -[[《オールデリート》]] 火 -[[《サイコロプス》]] 自然 -[[《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]] 多色 -[[《破獄のマントラ ゾロ・ア・スター》]] -[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]] -[[《完璧問題 オーパーツ》]] -[[《メガ・ドラゲナイ・ドラゴン》]](一連の効果で擬似的に) -[[《キャロルの空中ライブ》]] -[[《アルカディア・スパーク》]] -[[《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》]] など。 **参考 [#ka82e672] -[[用語集]] -[[除去]] -[[山札]] -[[山札の上]] -[[山札の下]]