#author("2018-07-09T08:05:58+09:00","","") *可能であれば攻撃する [#n2ccf5bc] [[攻撃]]可能であれば(自爆することが明らかでも)必ず[[攻撃]]しなくてはならない[[デメリット]][[能力]]。この[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]を「[[強制]]アタッカー」と呼ぶことがある。 「攻撃するかわりに」起動できる能力([[タップ能力]]や[[ダイナモ]]など)は起動できない。([[ダイナモ]]は「バトルが始まる時」に適用可能) [[闘魂編]]以前は「毎ターン攻撃しなければならない」という表記だった。 また、「可能なら」という表記も少々ながら存在する。 デメリットとしては[[火]][[文明]]の[[クリーチャー]]に多く、相手に[[付与]]させて[[攻撃]]を[[強制]]させるものは[[闇]]、後述の攻撃目標を限定させるものは[[自然]]に多い。 以下にその主なバリエーションを記す。 ---- *このクリーチャーは、可能であれば毎ターン攻撃する。 [#j90c77c4] この能力を持つクリーチャーは、[[召喚酔い]]などで攻撃できない時を除き、毎ターン攻撃しなければならない。 |凶戦士ブレイズ・クロー C 火文明 (1)| |クリーチャー:ドラゴノイド 1000| |このクリーチャーは、可能であれば毎ターン攻撃する。| *このクリーチャーは、可能なら各ターン2度攻撃する。 [#l8f03070] 基本的には上と同じ。何らかの原因でターン中3度目以降の攻撃ができる場合は任意である。 |ニドギリ・ドラゴン R 火文明 (5)| |クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ハンター 5000| |各ターン、このクリーチャーがはじめてタップした時、アンタップする。| |このクリーチャーは、可能なら各ターン2度攻撃する。| *このクリーチャーが攻撃したターン、自分の他のクリーチャーも、可能であれば攻撃する。 [#idb5cf04] この能力を持つクリーチャーは、攻撃したターン、他のクリーチャーを攻撃に参加させる。 元々「[[攻撃できない]]」クリーチャーや[[召喚酔い]]などで攻撃できないクリーチャーは除く。「相手プレイヤーを攻撃できない」(クリーチャーのみ攻撃できる)クリーチャーは、攻撃目標として適正な(タップされている)相手クリーチャーがいる場合のみ、攻撃を行う。 この能力を持つクリーチャーが[[バトルゾーン]]からいなくなっても、その効果は残る。([[継続的効果]]参照) |一撃勇者ホノオ UC 火文明 (2)| |クリーチャー:ヒューマノイド 1000+| |パワーアタッカー+5000| |このクリーチャーが攻撃したターン、自分の他のクリーチャーも、可能であれば攻撃する。| //*相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのクリーチャーは可能であれば攻撃する。 *相手のクリーチャーはすべて、可能であれば攻撃する。 [#n65a885f] 相手クリーチャーに「可能であれば攻撃する」[[デメリット]]能力を与え、自滅を誘うことができる。 [[《ファントム・ベール》]]、[[《強制突撃》]]、[[《魂縛》]]などは、相手クリーチャーに「可能であれば攻撃する」デメリット能力を与える呪文である。 //[[《超獣軍隊 ゲリランチャー》]]や[[G・リンク]]時の[[《龍神ヘヴィ》]]など、特定のクリーチャーに対象を限定して[[自爆特攻]]させるタイプもある。 [[不死鳥編]]では[[闇]][[文明]]の特性であるこの[[能力]]を[[火]]の[[ヒューマノイド]]と[[ハイブリッド種族]]である[[ティラノ・ドレイク]]が一部獲得している。 [[常在型能力]]の場合、その[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]からいなくなったり、[[アンタップ]]されて条件を満たさなくなったりすると、その[[効果]]は終了する。ただし[[《S級不死 デッドゲリラ》]]のような[[トリガー能力]]の場合はそのまま継続する。 |ファントム・ベール R 闇文明 (1)| |呪文| |次の相手のターンに、相手のクリーチャーはすべて、可能であれば攻撃する。| |悪魔聖霊バルホルス VR 光/闇文明 (8)| |クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド 6000| |マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。| |ブロッカー| |相手のクリーチャーはすべて、可能であれば毎ターン攻撃する。| |このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。| |このクリーチャーがブロックした時、バトルの後、このクリーチャーをアンタップする。| |イガルス・ドラグーン UC 火文明 (5)| |クリーチャー:ティラノ・ドレイク 4000+| |パワーアタッカー+2000| |W・ブレイカー| |相手のターンにこのクリーチャーがタップされていれば、相手のクリーチャーはすべて、可能であれば攻撃する。| *相手のクリーチャーは可能であれば〇〇を攻撃する。 [#i20576f4] [[相手]][[クリーチャー]]に[[攻撃]]を強制させる上に[[攻撃]]先も指定させる[[能力]]。 後述の「攻撃クリーチャーは、可能であれば○○を攻撃する」との融合版と言える。 ただし[[攻撃]]先が[[アンタップ]]されている、などで[[攻撃]]できない状態であれば[[攻撃]]しなくてもよいケースがほとんどなので、一概に先の攻撃強要よりも強いとは限らない。 |龍神ヘヴィ P 闇文明 (5)| |クリーチャー:ゴッド/ドラゴン・ゾンビ 5000+| |このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、カードを1枚引き、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。| |G・リンク《破壊神デス》または《龍神メタル》の左横| |このクリーチャーがリンクしている時、相手のクリーチャーはこのクリーチャーを可能であれば攻撃する。| |超獣軍隊 ゲリランチャー SR 自然文明 (6)| |進化クリーチャー:ゲリラ・コマンド/侵略者 11000| |進化−自分の自然のクリーチャー1体の上に置く。| |侵略−自然のコマンド| |W・ブレイカー| |このクリーチャーが、相手のターン中にタップしていて、そのターンまだ攻撃されていなければ、相手のクリーチャーは可能ならこのクリーチャーを攻撃する。| *すべてのクリーチャーは、可能であれば攻撃する。 [#tcd5ea3c] 敵味方問わず、すべてのクリーチャーが攻撃しなければならない状態を作り出す。[[常在型能力]]である場合が多い。 |爆裂オトコダ・マー UC 火文明 (4)| |クリーチャー:フレイム・コマンド 4000| |すべてのクリーチャーは、可能であれば攻撃する。 | *攻撃クリーチャーは、可能であれば○○を攻撃する。 [#lec9752e] 相手の[[クリーチャー]]の攻撃目標を限定させる。なお、この[[能力]]は''攻撃すること自体は強制しない''。詳細は後述。 [[テキスト]]が紛らわしいため、[[《瞬撃の大地 ザンヴァッカ》]]のように「もし[[攻撃]]するのであれば」という表記がされることもある。 開発陣が強制攻撃と区別させるために試行錯誤しているのか、[[エピソード2]]頃から[[テキスト]]が時折変更されており、登場時期によって表記がバラバラである。 -この[[能力]]を[[ブロッカー]]風にして[[キーワード能力]]化したのが[[ガードマン]]である。 |戦いの化身(バトル・トーテム) R 自然文明 (5)| |クリーチャー:ミステリー・トーテム 4000| |''このクリーチャーがバトルゾーンにある間、相手の攻撃クリーチャーは、可能であればミステリー・トーテムを攻撃する。''| |陽動の面(デコイ・スタイル) ヒッヒー UC 自然文明 (2)| |クリーチャー:ビーストフォーク號 2000| |''相手のクリーチャーが攻撃する場合、可能であればこのクリーチャーを攻撃する。''| |瞬撃の大地 ザンヴァッカ R 自然文明 (8)| |クリーチャー:ガイア・コマンド 5000| |S・トリガー| |ガードマン| |このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、タップしてもよい。| |''相手のクリーチャーは、もし攻撃するのであれば、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。''| |獣軍隊X ゲリラフガン VR 自然文明 (7)| |クリーチャー:ゲリラ・コマンド/イニシャルズ 7000| |W・ブレイカー| |このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このクリーチャーをタップしてもよい。| |''相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。''| |自分のマナゾーンにカードが6枚以上あれば、自分のシールドゾーンにあるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える。| |このクリーチャーが破壊された時、自然のコスト6以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。| ---- **[[よくあるルールの勘違い]] [#b20f586b] *攻撃可能から攻撃不可能へ [#qe87cb01] 時折、「可能であれば攻撃しなければならないのだから、(自分から)攻撃可能な状況から攻撃不可能な状況には(可能であれば)してはいけない」といった考え方を持つ人がいるが、''勘違い''である。 この[[能力]]は、可能であれば[[攻撃]]しなければならないというだけであって、可能であれば必ず[[攻撃]]できる状況にしなくてはならないという[[能力]]ではない。 よって、上記にも記載されている通り、[[《光線人形ストリウム》]]等を使って[[攻撃]]できる状態から[[攻撃できない]]状態にするということは可能。 *強制攻撃と攻撃できない [#b4125f2d] 「可能であれば攻撃する([[強制]])」と「[[攻撃できない]](禁止)」が同時に適用されている場合、&bold(){禁止が優先される。} [[《予言者マリエル》]]がバトルゾーンにある状態で[[《強制突撃》]]を唱えても、パワー3000以上のクリーチャーは攻撃できない。 同じように、[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]に[[《マキシマム・ディフェンス》]]を[[クロス]]させた場合、《凶戦士ブレイズ・クロー》は攻撃できない。 *攻撃目標 [#b35b56e9] [[《戦いの化身》]]や[[《戦祭の化身》]]などに表記される、「相手の[[攻撃クリーチャー]]は、可能であれば(○○を)攻撃する」は、''攻撃を強制させる効果ではなく、攻撃目標を限定させるだけ''の[[能力]]である。そのため、相手には[[攻撃]]しないという選択肢も存在する。 よく目にする可能であれば攻撃する、特に[[《龍神ヘヴィ》]]を代表とする、[[攻撃]]目標を限定した上で[[攻撃]]を[[強制]]させる[[能力]]とはまた違うので注意が必要。[[《龍神ヘヴィ》]]等の目標限定かつ[[強制]][[攻撃]]能力と併用した場合はそちらが優先される。 |戦いの化身(バトル・トーテム) R 自然文明 (5)| |クリーチャー:ミステリー・トーテム 4000| |このクリーチャーがバトルゾーンにある間、相手の攻撃クリーチャーは、可能であればミステリー・トーテムを攻撃する。| ---- **その他 [#xc8e73cc] -[[《光線人形ストリウム》]]のような「このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のクリーチャーはこのターン中、攻撃することができない」能力を持つクリーチャーに攻撃させると、「可能であれば攻撃する」状態から免れることができる。 -この類の[[能力]]は[[ダイヤモンド状態]]の[[クリーチャー]]でもモロに影響を受ける。[[ダイヤモンド状態]]はこれらの[[能力]]よりも強い「[[攻撃できない]]」を解消するという、「可能であれば攻撃する」→「[[攻撃できない]]」→「[[ダイヤモンド状態]]」→「可能であれば攻撃する」の三すくみが出来上がっている。ちなみにすべて一度に持った場合、「可能であれば攻撃する」が最も優先される。 **参考 [#lf692d1a] -[[用語集]] -[[攻撃]] -[[ガードマン]] -[[ダイヤモンド状態]] -[[攻撃できない]] -[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]] -[[《ニドギリ・ドラゴン》]] -[[《一撃勇者ホノオ》]] -[[《ファントム・ベール》]] -[[《悪魔聖霊バルホルス》]] -[[《イガルス・ドラグーン》]] -[[《龍神ヘヴィ》]] -[[《超獣軍隊 ゲリランチャー》]] -[[《爆裂オトコダ・マー》]] -[[《戦いの化身》]] -[[《陽動の面 ヒッヒー》]] -[[《瞬撃の大地 ザンヴァッカ》]] -[[《獣軍隊X ゲリラフガン》]]